東京六稜倶楽部のご案内

内容:

—–次回の講演—–
【第187回】平成30年7月19日(木)
「自動車のデザインと将来のモビリティ」
中村史郎さん@81期
株式会社 SHIRO NAKAMURA DESIGN ASSOCIATES
代表取締役
≪講演内容≫
44年間にわたる自らの経験を通して、自動車デザインについて文化・技術・経済等の様々な視点から解きほどくとともに、100年の一度の変革と言われる将来のモビリティについて語る

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—–これからの講演—–
【第188回】平成30年8月16日(木)
「麻疹ウイルスと人 –日常・地球・進化−」
竹田 誠さん@98期
国立感染症研究所部長
≪講演内容≫
麻疹(ましん・はしか)は、伝染力が非常に強く、時として命にかかわる恐ろしいウイルス感染症です。途上国では、感染者の数十人にひとりが、先進国でも感染者の数百人にひとりが命を落とします。非常に優れたワクチンが開発されているにもかかわらず、現在でも、特に途上国では、赤ちゃんや子供の主な死亡原因のひとつです。世界保健機関(WHO)や国連は、麻疹を天然痘やポリオに次いで撲滅可能かつ重大な感染症ととらえて、大掛かりな麻疹排除活動を続けています。そんな中、日本は、2007年頃までは「麻疹を輸出する国」との国際評価を受け、先進国としては、対策が大きく遅れた国でした。2008年以降の徹底した対策の強化によって患者数は一気に減少して、なんと2015年にWHOから「麻疹が排除されている国」と認定されるに至りました。しかし、麻疹の伝染力は凄まじく、海外からの渡航者を発端とした小規模な流行が今でも毎年繰り返されています。さて、実は、犬や牛にも麻疹があります。それぞれ、ジステンパー、牛疫と呼びます。さらに海の哺乳動物であるイルカやアザラシにも麻疹があります。いずれの場合も、致死率は非常に高いです。麻疹の病原体である麻疹ウイルスは、農耕を始めた頃、牛の麻疹(牛疫)ウイルスが人に感染し、そこから進化したウイルスと考えられています。本講演では、麻疹とは一体どのような病気であるのか。お子さんやお孫さん、そしてわれわれが、日常気をつけることは何であるのか。世界の麻疹対策が目指すものとは。そして、麻疹ウイルスは哺乳動物進化の中で、どこからやってきたのか。そんなお話しを致します。

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【第189回】平成30年9月20日(木)
「短歌朗読――無常の風に抵抗して」
辰巳泰子さん@96期
歌人
≪講演内容≫
私が短歌を作り始めたのは13歳の秋。きっかけは、国語の予習をしていて、あすから短歌の単元だなぁ、どうせなら自分で作ってみようという気になったのでした。6年ばかり独学でしたが、19歳のとき、「短歌人」という結社に入会し、高瀬一誌先生に付きました。23歳で第一歌集『紅い花』を上梓し、この歌集は、短歌の芥川賞といわれる現代歌人協会賞を、当時としては最年少で受賞することができました。受賞を受けて思ったことは、文学賞の受賞作家として、発言する手形を手に入れたということでした。実社会における通行手形です。そしてこの手形が、世の中を助けることに結びつくのがいいと考えていました。ところがまもなく、離婚によってシングル・マザーとなり、自身の名誉や地位や財産を押し上げていく才覚などさっぱり無かったことに直面し、ただただ、子育てと実作の傍ら、教材制作や塾の講師や、身の上をなるべく侮られないお固い方面の在宅勤務やアルバイトで、口に糊せざるを得ませんでした。まさに「貧しさに耐えつつ生きて或る時はこころいたいたし夜の白雲」(佐藤佐太郎)というふうでした。2001年に転機が訪れ、朗読の活動を始めることになりました。岡井隆さんにお声をかけていただき、岡井さんのカルチャースクールで短歌朗読を初体験してから、自分なりにもっと深められるのではないかと思うようになりました。都内のライブハウスを中心に、10年ぐらいソロライブを続け、そのなかで、「安達ケ原」や「平家物語」といった古典を戯曲化し、手がけたりもしました。2013年以降、家族が病に倒れたのをきっかけに英語の勉強を始め、2016年には「古今和歌集」から101首の英語超訳「The Natural Beauty」が完成しました。そうこうするうち母が亡くなり、しばらくは、連句に夢中でした。無常の風に、抵抗してーー。

当日は、思春期の読書であった『風姿花伝』の一節と絡めながら、短歌朗読をさせていただきます。

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【第190回】平成30年10月18日(木)
「わが国の防災:昔と今とこれから ― レジリエントな社会をめざして」
中島正愛さん@82期
鹿島建設(株)顧問・(株)小堀鐸二研究所代表取締役社長
≪講演内容≫
地震雷火事親父・・・日本は自然災害のデパートと言われるほどに、古来さまざまな自然災害に見舞われてきました。しかしながら私達の先人達は、これら災害と共生するという考えの下に、多種多様な技術や知恵を磨き上げ、わが国繁栄の基盤を作ってくれました。災害の程度は、地震など災害を引き起こす自然現象の大きさだけではなく、それを受ける社会の災害に対する弱さ、これを脆弱性と呼びます、にも左右されます。21世紀の日本は、地震活動が活発になり、また極端気象と呼ばれる風水現象も激化し、一方で高度稠密社会がもたらす極度の相互依存が、ひとたびことが起きたときに次々と綻びをみせるという脆弱性も増すなど、巨大災害が起きやすい状況にあります。さて災害にどう備えるのでしょう。一般に、それは「予防」「予測」「対応」という三つの因子からなります。洪水に備えて堤防を作る、地震に備えて耐震補強するなどが「予防」の典型例で、これは防災の王道です。雨レーダを使っての雨警報は「予測」の例で、予測に応じてダム貯水を事前に放流するなど、災害を察知して先手が打てます。そして「対応」、道路をどの順番で復旧させてゆくかなど、災害が起こってしまったときの被害を最小限に留めるための作戦を考えるものです。20世紀の防災では、堤防に代表される予防がその中核をなしていました。また1990年代以降、観測計測技術の発展に伴い予測も磨かれてきました。そして東日本大震災の大津波と超高域被害を受けて、巨大な津波が来ると予防や予測にいくら努めても、社会を無傷に留めることは難しいことが明らかになりました。そこで、傷を受けても機能の低下を最小限に食い止めそして速やかな回復を実現するための対応の重要性がますます認識されるようになりましたが、これは最近「レジリエンス」という名前で呼ばれます。私の発表では、わが国を巡る幾多の災害のなかで、それがひとたび起これば社会に及ぼす影響が最も計り知れない地震災害を取り上げ、1995年の阪神淡路大震災から現在に至るまで、わが国が「予防」「予測」「対応」においてどのような技術を開発しそれを実践に移してきたかを概観するとともに、社会としての「レジリエンス」確保や、また企業「レジリエンス」に深く関わるBCP(Business Continuity Plan)の実現に向けた最近の動向を紹介したいと思います。

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以後の講演予定

回数 日付 演題 講師 詳細
第191回 11/15
(木)
「未定」 掛谷嘉則さん@81期
株式会社不動産システム研究所 代表取締役
白馬ハイランドホテルを経営
時間: いずれの日も11:30~14:00(開場11:00)を予定
場所:
※銀座ライオン6階「ライオン銀座クラシックホール」は改装が行われるため、2018年1月より1年間、下記に日程・会場が変更になります。

日程:毎月第三木曜日
場所:「THE BAGUS PLACE
〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-6 銀座Velvia館 B1F
03-5524-3991

参加費: 2,500円
東京六稜会「東京六稜倶楽部」事務局:
 牧 武志@73期 、 山上 芳昭@79期
東京六稜会Facebookグループ:
https://www.facebook.com/groups/tokyorikuryo/

東京六稜倶楽部 講演録

演題演者
【第186回】6月「仮想通貨から冥銭まで ~~貨幣の不思議とブロックチェーンの謎~~」 岡田仁志さん@96期
【第185回】5月「認知症を知り、予防をしよう」 森 惟明さん@65期
【第184回】4月「偽善者としてのオバマ前大統領」 大野和基@85期
【第183回】3月「JTのM&A」 新貝康司さん@86期
【第182回】2月「楽天イーグルス創設物語(完全編) ~球団創業から日本シリーズ優勝まで~」 佐野憲一さん@98期
【第181回】1月「阿呆のすすめ」 ひろさちやさん@67期
【第180回】12月「食の科学、あれこれ」 小城勝相さん@78期
【第179回】11月「人工知能と人間」 北橋忠宏さん@69期
【第178回】10月「目からウロコ!ピアニカってこんなに凄い!」 松田 昌さん@77期
【第177回】9月「<空っぽ>の想像力」 竹山 聖(Kiyoshi Sey TAKEYAMA) さん@85期
【第176回】8月「北野高校の現在と近未来像」 恩知忠司さん@大阪府立北野高等学校長
【第175回】7月「カジノを含むIR(統合型リゾート)施設は日本でどう実現する?」 中山行輝さん@80期
【第174回】6月「六十の手習いで経済学博士に -私の生涯学習-」 佐藤達男さん@75期
【第173回】5月「公共交通のわかりやすい案内」 中村豊四郎さん@81期
【第172回】4月「日本初の公立楽器博物館の20年~生きている博物館への挑戦~」 嶋和彦さん@86期
【第171回】3月「人生一度きりだからこそ ~ミャンマーの無医村でクリニックと菜園を運営して~」 名知仁子さん@外部講師
【第170回】2月「北野高校倫理の時間に学んだ私の原点」 有働由美子さん@99期
【第169回】1月「50歳目前でスタートした自宅料理教室を日本一のサロンに成長させるまで」 若林三弥子さん@88期
【第168回】12月「リアルタイムメディアはなにができるか」 八木啓代さん@92期
【第167回】11月「世界と日本、そして人  -研究者の立場から-」 江見俊彦さん@65期