東京六稜倶楽部のご案内

内容:

—–次回の講演—–
【第220回】令和3年4月17日(土)
『ファン・ゴッホとその手紙 ー画才もない不適応者を世界的画家に育てた家族たちの遺産ー』
圀府寺 司さん@88期
(大阪大学文学研究科教授)
≪講演内容≫
どれほど歴史的意義があろうと、ほとんどすべての私信は歴史には残りません。書き手も受け手も公表を望まず、自らの手で歴史の闇に葬るからです。ただ、ごく稀に、歴史の女神の手元が狂って残ってしまう私信があります。ファン・ゴッホの手紙がそのひとつです。ここでは『ファン・ゴッホの手紙I, II 』(新潮社 2020)を個人全訳する中であらためて感じたことをお伝えしようと思います。

「炎の人」、「天才」、「孤高の画家」、「狂人」… 過去百年余りの間、美術界やアート関連市場はファン・ゴッホという画家にこのようなイメーシを付与してきました。過去の伝記も、映像作品も、手紙の翻訳さえも「不遇の天才」「孤高の画家」といったイメージを補強するように生産されてきました。しかし、ファン・ゴッホには天賦の画才などありません。彼にあったのは克服しがたい社会的不適応と、人の役に立ちたいというの強靭な意志、そして、この不適応者を支え続けた家族たちでした。歴史の女神の手元を狂わせ、生き恥晒した膨大な私信を後世に残すことになったのは、家族たちの思いに他なりません。「孤高」などではなかった画家ファン・ゴッホの家族の肖像を描き出します。

本講演の開催は、オンラインで行われます。ご注意ください。

14時 講演開始
☆13時30分をめどに入室を完了してください。
☆13時50分会議開始。
☆定刻前でも入室可能です。

本講演URL・参加方法に渇しては、各期常任理事にお問い合わせください。

同窓生以外で参加希望の方は承認が必要ですので、下記アドレスにご連絡お願いします。
東京六稜俱楽部事務局長  牧 武志(take_maki@jcom.home.ne.jp

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—–これからの講演—–
【第221回】令和3年5月15日(土)
『主婦ほどクリエイティブな仕事はない!』
山口 あゆ美さん@98期
(着物着付け教室サロン・ド・ヴィーヴル主宰)
≪講演内容≫
専業主婦として家事と3人の子育てに全力投球の日々のかたわら、20年前にママ友生徒1人から始めたフラワーアレンジメントの自宅教室。次第に、テーブルコーディネート、お料理、ホームパーティー、メイク、着物の着付け、歴史散歩・・と自分の好きなこと、得意なことをベースにコンテンツを増やし、企画・運営・集客・準備・片付けまですべて一人でこなしつつ、のべ4500人もの人々をお迎えする自宅教室となった。「サロン・ド・ヴィーヴル~暮らしのサロン~」と名付けた教室のコンセプトは「主婦はおうちの太陽。主婦の毎日のルーティンワークを合理的に、楽しみながらすることで、自分も家族も幸せになる。」というもの。

2019年、50歳の節目を機に、20年続けた自宅教室を休止。子育ての終了やコロナもあり、改めて自分のこれまでとこれからを見つめ直す時間となった。2021年3月、2年間の休止を経て、人生100年時代の後半に向け、今後は「着物」を通じて日常を楽しむことを提案すべく「着物着付け教室サロン・ド・ヴィーヴル」としてリスタート。

常に主婦業を軸足に、これからの人生の第二章も楽しく生き生きと過ごしていきたい、一主婦の奮闘記。

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【第222回】令和3年6月26日(土)
『ウナギの完全養殖の実用化を目指して』
 田中秀樹さん@88期
(近畿大学水産研究所教授(魚類繁殖生理学))
≪講演内容≫
ウナギは日本の食文化に欠くことのできない食材ですが、国内消費量の99%以上を養殖に依存しています。ウナギは川や湖など淡水で育つ魚ですが、産卵は日本列島から遠く離れたマリアナ諸島西方海域で行われます。孵化した仔魚はレプトセファルスと呼ばれる透明な柳の葉のような形態の幼生となって北赤道海流に運ばれて黒潮源流にたどり着き、約半年かけてシラスウナギと呼ばれる稚魚となり、日本列島など東アジアの生息場所に来遊するのです。ウナギ養殖の元種となる種苗はすべて河口付近で採集された天然のシラスウナギが用いられており、現在のウナギ養殖は「完全養殖」ではありません。近年、漁獲されるシラスウナギの量が著しく減っているためウナギ養殖に必要な種苗の確保が課題となっており、一日も早い「完全養殖」の実用化が望まれています。

ウナギの完全養殖を目指す研究は古くから行われ、北海道大学で1973年に人工孵化に成功しました。ところが、孵化した仔魚は、それまでに種苗生産に成功していたマダイやヒラメなどと同様の方法では全く育てることができず、20年以上、大きな進展は見られませんでした。その間、地道な研究を続けていた国の水産研究所において、1996年にサメの卵を材料とした液状の飼料でウナギの仔魚を成長させうることが発見され、2002年に初めてシラスウナギまで育てることに成功しました。その後、2010年には人工飼育した親から生まれた卵をシラスウナギに育てる、いわゆる「完全養殖」も達成されましたが、実用的なコストでの大量生産ができないため、この技術は現在も実験室レベルに留まっており、実用化されていません。その原因として、ウナギの完全養殖実現のための各ステップに様々な困難が残されていることが挙げられます。

近畿大学水産研究所では、これまでにクロマグロだけでなく多くの海産魚の完全養殖を世界に先駆けて達成し、実用化してきた実績があります。国の研究所で開発されたウナギの種苗生産技術に近畿大学水産研究所の実用化のノウハウを融合させ、ウナギの完全養殖実用化を実現することを目指しています。

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以後の講演予定

回数 日付 演題 講師 詳細
223 7/ 仮題『三浦按針と徳川家康』 藤田浩一さん@77期
(物流コンサルタント)
時間: いずれの日も11:30~14:00(開場11:00)を予定
場所:
日程:毎月第三水曜日
銀座ライオン7丁目店 6階「ライオン銀座クラシックホール」
東京銀座・GINZA SIXとなり
Tel.03-3571-2590
参加費: 2,500円
東京六稜会「東京六稜倶楽部」事務局:
 牧 武志@73期 、 山上 芳昭@79期
東京六稜会Facebookグループ:
https://www.facebook.com/groups/tokyorikuryo/