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09月03日 2020年度・六稜同窓会147周年総会のご報告

六稜同窓会147周年総会は、新型コロナウイルスの影響を考慮し、

残念ながら中止とさせていただきました。

2019年度・六稜同窓会146周年総会のご報告

2019年(令和元年)10月27日(日)、北野高校に おいて、六稜同窓会146周年総会が開催されました。 幹事は、100期(1988年(昭和63年)卒業)が担当 しました。当日は、秋晴れのさわやかな天候に恵 まれ、約200名の同窓生を迎えて、盛会のうちに お開きとなりました。総会の運営に当たり、アドバ イスをいただきました99期の先輩方及び事務局に は、厚く御礼申し上げます。

【第1部 総会】
<挨拶,祝辞及び活動報告>
第1部の総会は、多目的ホールにおいて、行われ ました。  在校生オーケストラ部により、北野高校校歌「六 稜の星のしるしを」や葉加瀬太郎「情熱大陸」など、 力のこもった素晴らしい演奏が披露されました。  司会の徳岡浩二総務委員長(92期)による開会 の辞の後、野村正朗同窓会会長(82期) からご挨拶がありました。目下の同窓 会活動として、創立150周年記念事業 に向けて、2020 年(令和 2年)2月ま でに教育施設設備の拡充予定、社会貢献事業の内 容及び記念式典の概要を取り決めること、吉野彰 氏(78期)のノーベル化学賞受賞を受けて、本校に おいて記念講演会を開催することなどが検討され ているとのことでした。
続いて、名誉会長の萩原英治校長先 生から祝辞を賜りました。北野高校は、 文部科学省により、WWL(ワールド・ワ イド・ラーニング)コンソーシアム構築支 援事業における拠点校に指定され、イノベーティブ なグローバル人材を育成するための支援を受けると ともに、剣道部、山岳部及び陸上部が近畿大会に 出場し、陸上部員1名がインターハイの砲丸投げ部 門で4位に輝くなど、北野高校の文武両道の伝統 が脈々と引き継がれているとのお話がありました。
その後、常任理事の紹介をはさみ、笹川忠士事務 局長(74期)から活動報告がありました。六稜同窓会 の会計収支が4年連続で単年度の黒字決算を達成 したこと、新入会員として131期318名を迎え、同窓 会員は通算で4万人を超えたこと、会員親睦、学校 支援及び社会貢献の各分野において、幅広い同窓 会活動が展開されていることなどが報告されました。

<卓話>
司会は多田裕史くんが務め、ユー モアを交えながら卓話者である牛尾 知雄くんの人となりが紹介されまし た。牛尾くんは、北野高校を卒業後、大阪大学工 学部に進学し、大阪大学大学院工学研究科博士課 程を修了しました。アメリカ航 空宇宙局(NASA)マーシャル宇 宙飛行センター研究員として 活動した後、大阪大学大学院 工学研究科准教授、首都大学 東京教授を経て、2019年(令和 元年)に大阪大学大学院工学研究科教授に就任しま した。本日は、「ゲリラ豪雨を瞬時に把握~フェーズ ドアレイ気象レーダーの研究開発」の題目で講演が されました。これまでの気象レーダーでは、雲の大 きさなどの観測に5 ~10分間を必要としていたとこ ろ、積乱雲などは10分で大きく成長するため観測 スピードが追い付いていなかったのですが、牛尾く んを中心とするグループが開発した最新のフェーズ ドアレイ気象レーダーによれば、観測時間が10 ~ 30秒に短縮され、何分後にどの場所で雨が降るか を予測でき、数分程度の非常に短い時間で生成す るゲリラ豪雨の予測につながるデータを提供できる ようになるとのことでした。これらの研究開発によ り、近年頻発する豪雨災害に対して安心安全な社会 を構築することができれば、これほど素晴らしいこ とはないと感じ入った次第です。今後も、牛尾くん には我々の社会に役 立つ研究を継続され ることをお祈りして います。  講演の終了後、牛 尾くんと3年生の時 にクラスメイトであった森下玲子さんから花束贈呈が され、質疑応答の際のマイク係を務めた大中絵里さ んとともに、牛尾くんとの記念撮影が行われました。

【第2部 懇親会及び131期歓迎会】
<オープニング>
第2部の懇親会及び131期歓 迎会は、六稜会館3階ホールに おいて、行われました。
司会は佐藤栄哲くんと森仁美さんが務めました。 お二人とも元気一杯に自己紹介をした後、最年長91 歳の金津博直さん(59期)による乾杯のご発声とと もに開宴となりました。その後、新たに同窓会会員 となった131期を代表して、大森裕梨香さん及び中林 彩佳さんら4名の方からご挨拶をいただきましたが、 それぞれ若くてフレッシュですがすがしく、31年後の 六稜同窓会の幹事は安泰であると確信しました。

<アトラクション>
今回の懇親会のテーマは「笑顔(smile)」です。ア トラクションでは懇親会史上初めての試みであるラ イブペインティングが行われましたが、その実演者 である武内祐人くんが「I wish you are always smiling. (笑顔がたくさん見つかりますように)」とのテーマ でイラストを描いていることに由来するものです。
武内くんが上記の テーマで描く笑顔の 動物や子どもたちのイ ラストは、雑貨アイテ ムや広告などで多数使 用され、2015年(平成 27年)からは小学2年生国 語の教科書(東京書籍)の表紙にも採用されていま す。武内くんは、普段は静かな場所で90分程の時 間をかけてライブペインティングを行うのですが、 本日は、少々騒がしい場所で40分のショートバー ジョンで描いてくれました。BGMを背景に、急ピッ チで汗びっしょりとなりながら、白地のカンバスに かわいらしい動物のイラストを描いていく武内くん に皆さんの視線が集まり、中には写真や動画を撮 影される方もいらっしゃるなど、注目度は抜群でし た。完成した折りには拍手喝さいとなり、会場は 大いにわき上がりました。

<お楽しみ抽選会>
毎年恒例のお楽しみ抽選会では、多数の賞品が 提供されました。北浦力くんが経営する北浦酒店 のお食事券、中井美紀さん提供の阪神タイガースT シャツ、西野香苗さん夫婦が経営する北海道網走 のオーベルジュ「ノーザンロッジカント」ペア宿泊 券、本庶元くんのお父様でノーベル医学・生理学 賞を受賞された本庶佑さん直筆のサイン色紙、そ して、武内くんが先程完成させたライブペインティ ングの作品などです。当選された方々は大変喜ば れ、とりわけ武内くんの作品が当たった方は、作 品の前で武内くんと一緒に記念撮影されるなど、 会場の雰囲気は最高潮に達しました。皆さん、本 当に笑顔でお楽しみ抽選会に参加されていました。

<エンディング>
来年度の幹事学年の紹介では、桝井貞次さんと 古木賀子さん(ともに101期)からご挨拶がありまし た。桝井さんからは、ラグビーワールドカップで活 躍した日本代表のようにワンチームとなって100期 から101期にボールをつなげていきたいとの意気込 みが語られました。
校歌斉唱では、高校 時代にハンドボール部で 活躍した美人で美脚の辻 本ゆき子さんが特注のタ クトで指揮を執り、昨年の100期同期会でも演奏し た大谷歩くんがピアノ伴奏を担当し、在校時にコー ラス部に所属していた坂田渉くんにリードされなが ら、全員で歌い上げました。
次は、毎年恒例の 応援エールです。今 年は、高校時代にソ フトボール部であった メンバー 8 名が応援 エールを行いました。道家祐子さんを筆頭に、喜多 悦子さん、木村知子さん、上田留美子さん、伊藤由 紀さん、加賀久美子さん、戸下智子さん、有森るみ さんが、これまた特注のオリジナルTシャツを着用 して、応援エールを切り、会場の皆さんも「フレーフ レー北野」と手拍子を送りました。会場全体が、先 輩も後輩もなく、一体となったと感じる瞬間でした。
最後に、早嶋茂同窓会副会長(87期) から、懇親会へのお褒めの言葉と、懇 親会のテーマどおり皆さんが笑顔で懇 親会から帰宅することを確信したとの 総括をいただきました。そして、全員で記念撮影 を行い、無事に閉会となりました。
来年以降も六稜同窓会が盛大に開催されること を祈念するとともに、改めて諸先輩方及び事務局の 皆様に御礼申し上げます。なお、最後になりました が、100期の皆さんには、大変忙しい中、献身的に 準備に参加していただき、本当にありがとうござい ました。今回の準備の過程は、私にとって大変心に 残るものとなりました。また機会があれば、ぜひ集 まりましょう。その時を心より楽しみにしています。       文責・中川博文(100期) 写真・岡田文夫(100期)

2018年度・六稜同窓会145周年総会のご報告

秋晴れの爽やかな天候に恵まれた平成30年10月 28日(日)、六稜同窓会145周年総会が開催されま した。幹事を務めたのは我々 99期。一年間じっく りと準備を重ね、当日は239名の同窓生をお迎えし、 トラブルなく会を遂行することができました。様々 なアドバイスをいただきました事務局と98期の先 輩方には感謝を申し上げます。

【第一部総会】  司会の徳岡 浩二総務委員 長(92期)によ る開会の辞に 続き、吹奏楽 部現役の皆さ んが素晴らし い演奏を披露。大先輩である手塚治虫先生の代表 作『鉄腕アトム』の主題歌や、『UFO』『魅せられて』 『シクラメンのかほり』『襟裳岬』などの名曲メドレー に会場が大いに沸きました。
続いて上田成之助同窓会会長(80 期)からのご挨拶では、六稜同窓会 の会費収支が3年連続で単年度の黒 字決算を達成することができたとい う報告が。しかしながら、母校の発展に寄与する ための基金のうち『教育環境整備基金』が大変苦し い状況にあるため、会員様から継続的な支援をい ただきたいというお話がありました。
名誉会長の恩知忠司校長先生から 賜った祝辞では一年生の陸上部員が国 民体育大会に砲丸投げで出場し日本一 に輝いたというお話があり、会場からどよめきが。 北野高校の文武両道の精神が、今でも引き継がれ ていることが伝わるエピソードでした。
その後、同窓会常任理事の紹介をはさみ、笹川 忠士事務局長(74期)から事務活動報告がありまし た。2018年3月の卒業生317名を新た に会員に迎えたこと、若い方にも同窓 会に参加していただくためのプロジェク トチームを作ったこと。さらに、150周 年記念行事についても話をされ、学校、PTAと連 携しながら企画を練っていきたいとのことでした。

【卓話】
司会は99期の笹川顕子さんが務め、今回の卓話 者である水口裕之さんをご紹介。水口さんは北野 高校を卒業後、大阪大学薬学部に入学。卒業後は 同大学大学院薬学研究科博士課程を修了され、国 内外で研究員として活動された後、2008年に大阪 大学大学院薬学研究科教授に就任されました。こ の日は『遺伝子、ウイルス、iPS細胞と“くすり”』をテー マに講演。遺伝子の基礎的な説明から、遺伝子と ウイルスを “くすり”にする遺伝子治療、ウイルス療 法の現況、iPS細胞の医薬品開発への応用に関す る研究動向について分かりやすくお話ししてくださ いました。また、血液がんの治療に光明をもたら した “CAR-T 細胞療法 ”といった遺伝子療法の実例 解説もありました。
終了後は、水口さんと 陸上部で同期だった孫美 穂さんから花束の贈呈が。 「阪大生の間では年の割 にイケメンだと言われてい るそうです」という孫さん の一言に会場から笑いが起こりました。ちなみに、 卓話からひと月も経たない11月22日、水口さんた ちの研究グループが人のiPS細胞から小腸の一部を 育てることに成功したことが新聞で取り上げられま した。飲み薬は小腸で吸収され、肝臓を経て全身 に行き渡ります。すなわちiPS細胞で再生した小腸 は新薬開発の際、治療効果を調べるのに大きく貢 献するそうです。

【第二部懇親会】
卓話終了後、六稜会館3階ホールに場所を移して の懇親会、司会は99期の三好鉄弥さんと堀口由紀 さんが担当。そして、最年長91歳の羽間平安さん(58 期)による高らかな乾杯のご発声ととも に開宴となりました。懇親会は新たに 同窓会会員となった130期の歓迎会で もあります。新会員を代表し、花田毅 己さんが「素晴らしい先輩方が築いてこられた同窓会 の一員として頑張っていきたい」と挨 拶されました。若い皆さんのパワーで、 今後も同窓会を盛り上げていってい ただくことを期待します。

〈アトラクション〉
今回、我々 99期が掲げた企画テーマは『北野流、 変わるものと変わらないもの』。公立高校ながら独 自の路線を貫く北野高校。もちろん、時代ととも に変わるものはあれど、戦前から連綿と受け継が るものも数多くあります。それらを後輩たちにも伝 えていきたいという思いをテーマに込め、アトラク ションを企画しました。
まずは、今回の懇親会を牽引してくれた、毎日 放送で人気帯番組のチーフプロデューサーなどを 務める村田元さんの編集によるスライドショー『相 変わらずで145年』を上映。このスライドでは “春 の球技大会 ”“水泳大会 ”“体育大会 ”“断郊競争 ”な ど北野高校でずっと変わらないものを、現在から 戦前まで、卒業アルバムの写真で遡るという手法 で紹介。各時代における十三のトピックスを挟み、 時代にマッチした音楽挿入するという演出がスライ ドをいっそう盛り上げていました。
スライドショーの後は歓談をはさみ、次の企画『北 野高校あるあるランキング』へ。こちらは、第一部 の総会前にあらかじ め取らせていただい た「北野高校で一年間 のうち一番しんどかっ た思い出は何?」など 3問のアンケートの回答の票数を、ランキング形式 で紹介するというもの。そして、各問とも3位から 1位まで紹介した後は、アンケートに答えていただ いた方対象の抽選会を実施。プレゼントは、北野 高校で使われているのと同じ縄跳びやラジオ体操 のCD、我らが99期の有働由美子さん著「ウドウロ ク」、手塚治虫先生のグッズなどを用意。少し遊び 心の効いた抽選会となりました。
〈お楽しみ抽選会〉
毎年恒例のお楽しみ抽選会はまず、北新地 「ちょいとBar 山田屋」マスターの山田功一さん提 供によるビールと高級缶詰の “ちょい飲みセット”を 2名様にプレゼント。
次に、兵庫県の但馬を拠点に宿の集客アドバイ ザーとして活躍する松本裕子さんが用意した“米(武 勇田)”、“但馬の海の幸セット”、“但馬牛「但馬玄」 セット”を計5名様に。当選された方は両手を挙げ て喜ばれるなど、会場は熱気で包まれました。

〈エンディング〉
次期幹事学年の 紹介では、100期の 方々 4 名が登壇さ れ中川博文さんが 「来年もいい総会、 懇親会を開催でき るよう準備を進めてまいります」と意気込みを語られ ました。
校歌斉唱では、在校時にバンドでキーボードを 担当していた鵜飼 裕子さんが指揮を とり、オーケストラ 部出身の川上泰隆 さんがピアノ伴奏を 担当。そして、バン ドでボーカルを担当 していた前田裕美さんの美しい歌声にリードされ ながら全員で歌い上げました。
さて、こちらも毎 年恒例の応援エール。 今 年 は、 様 々 な 運 動部出身のメンバー が 有 志となり『エー ル戦隊!ゴオウエン ジャー』を結成。メンバーはラグビー部出身の山田 功一さん、野球部出身の辰巳知行さん、バレーボー ル部出身の木村直照さん、合気道部出身の太田嘉 幸さん、陸上部出身の生田研一さん。各部のユニ フォームをまとった5名のエールに合わせ、会場の 皆さんも「フレーフレー北野」と手拍子。全員がひ とつになったひとときでした。
最後に野村正朗同窓 会副会長(82期)から、 懇親会へのお褒めの 言葉と、来年の幹事 100期への激励をいた だきました。そして、全 員で記念撮影をし無事閉会。
来年以降も同窓会が盛大に開催されることを祈 念するとともに、改めて、同窓会事務局の皆様、諸 先輩方、当日お手伝いいただいた99期の皆様にお 礼を申し上げます。 ※99期生は旧姓で表記させていただいています。
文・濱野希世(99期) 写真・加治木一彦(99期)

2017年度・六稜同窓会144周年総会のご報告

平成29 年10月29日、台風22 号による暴風雨のため六稜同窓会144 周年総会・懇親会は開催が危ぶまれましたが、午前10 時30 分に決行となり急ピッチで準備に移りました。やがて受付には悪天候にも関わらずご来場者の列ができ、多少のキャンセルはあったものの北野高校多目的ホールでの総会には246 名が、六稜会館での懇親会には247 名と今年も多くの同窓生が集いました。その会場の熱気が台風を吹き飛ばしたようで、「生き延びる」どころか、驚きや笑顔に満ちた大盛況の一日となりました。

第一部【総会】

台風の影響で定刻からやや遅れましたが、徳岡浩二総務委員長(92期)の開会の辞に続き、在校生オーケストラ部が見事な演奏を披露。もし暴風雨警報が発令されたら生徒は即下校せねばならなかったので無事最後まで演奏して貰えたこと自体が吉兆です。

上田成之助同窓会会長(80期)のご挨拶では、会計収支が2年連続で単年度黒字の目標を達成したとのお話があり、六稜会報への協賛広告や任意の寄付の増加が大いに寄与していることへの謝意を示されました。

続いて同窓会名誉会長である恩知忠司北野高校校長先生から祝辞を賜りました。初の総会ご出席に緊張されながらも、六稜会報69 号に寄稿された通り「第一志望」で校長に着任した本校が6年後に控える150周年に向けて、準備に貢献したいとのお言葉がありました。

役員紹介に続く笹川忠士事務局長(74期)の同窓会活動報告では、2年連続の黒字達成を受けて、以前に取崩した基金へ繰入返済できたとのご説明がありました。またトークリレーなど会員間交流行事の活発化や母校支援の状況の紹介とともに、150周年記念行事への提案募集を呼びかけられました。

[ 卓話]

総会後半は98期学年理事の岩崎日出雄さんの司会で始まりましたが、おもむろに赤いドローンが飛来し、客席全体を記念撮影して卓話の露払い。今回の卓話者は中田兼介さんです。中田さんは京都大学理学部で動物生態学を研究し、現在は京都女子大学教授でクモ研究の第一人者として活躍しておられます。この日は「クモの生き方と私たち」と題してご講演頂きました。

「真の知識は愛に導く」とのワーズワースの言葉を引きつつ、とかく嫌われがちなクモを「好きになってほしい」との想いから、珍しいクモの写真が続々と映写され、「クモは七種類の糸を使い分ける」「網は毎日張り替える」「繁殖方法の色々」など興味深い生態が紹介されました。さらに強靭なクモの糸を模した人工合成糸の実用化が近いことなど、クモの有用性についても解説頂きました。中田さんの軽妙で親しみやすいトークも相まって、クモ愛に溢れるお話に一同引き付けられました。クモのファンは確実に増えた筈です。終了後の花束贈呈をお願いした実父の中田洋さん(69 期)が「親は子どもが何歳になっても心配なものですが、今日の話の内容も面白く聞いて安心しました」と述べられたのは心温まる光景でした。

第二部【懇親会開始】

大雨の中を六稜会館に移動しての懇親会。司会は佐野憲一さんと大黒裕佳子さんです。開会に先立ちここでも参加者全員での記念撮影。そして乾杯のご発声は今年も最年長98歳の阿部源三郎さん(50期)から頂戴し、意気軒高に開会を宣言されました。

この懇親会は新たに同窓会会員となった129 期生の歓迎会でもあり、7名が参加してくれました。橋本拓未さんが緊張の面持ちで「温かく見守って」とご挨拶されましたが、直近の国政選挙では全員が投票したそうです。頼もしい後輩達ですね。

[ 総会初(?)、フラッシュモブ]

さて、毎年の懇親会のメインイベントである幹事期によるアトラクション。場内の照明を暗転し、佐瀧麻希さんのピアノ生演奏に乗せて、戦前から戦後、そして新校舎の現在へと本校144年間の各時代を象徴する写真で紡いだ約2分間の映像がスクリーンに映し出されました。司会の大黒さんのナレーションで映像のエンドロールを迎えると、大きな拍手が沸き起こりました。

ところが、これでアトラクション終了かと誰もが思った矢先に再びピアノの調べが。するとスクリーン脇に立つ同窓会スタッフジャンパーの男性(筆者)がスポットライトを受けてオフマイクで出し抜けに「One Day More 一日を生き延びた~」と歌い出し、続いて会場のほぼ対角のステージ下でマイクを持った別の男性が「巡り合えたのに~」と歌うと場内は意外な展開にざわめき出しました。さらに次々と歌い手が現れステージに上り、フラッシュモブ形式でミュージカル「レ・ミゼラブル」の楽曲「ワンデイモア」の大合唱になると会場は次第に手拍子の渦となりました。

「会場全体で盛り上がり、楽しめるものを!」というアトラクションの趣旨をMCでご説明した後、「勝手にアンコール」曲は今号巻頭で上田会長からご紹介があった「徴収の歌」です。同窓会の永続を願って年会費納入を呼びかける歌詞をスクリーンに映して、会場全体で合唱しました。

98 期の総会実行委員会は、その半分以上の時間をアトラクションの練習に費やしました。歌い手の中に歌を職業にしている人は誰もいません。この年齢になって仲間達と出し物を創り上げる貴重な経験と思い出を頂き、一同感謝しております。

<98ミュージカルカンパニー:( )内は役名>

横畠俊夫(ジャンバルジャン)、足立毅(マリウス)、山田真由美(コゼット)、小川葉子(エポニーヌ)、竹村和久(アンジョルラス)、赤井知之(ジャベール)、谷卓司(テナルディエ)、山口あゆ美(テナルディエ夫人)、守本麻紀(民衆)、浅野美子(民衆)井上耕作(旗

手)、佐瀧麻希(ピアノ)、坂口敏子(歌唱・振付指導)※敬称略

[メイキング・オブ『徴収の歌』]

実は最初から年会費納入率向上を訴えることを目指した訳ではありません。素人集団のフラッシュモブで楽しんでもらえるか自信が持てず、やはり「聴くだけ」ではなく皆さんに一緒に「歌って」参加して頂く企画が必要だと考えたものの、誰もが知っている六稜に縁のある歌(しかも校歌以外で!)となると選曲は難題です。違和感を抱きつつ暫定的に「鉄腕アトム」のテーマを合唱曲に選んで数ヶ月が経過。やがてフラッシュモブの練習を重ねてメンバー間に自信が芽生え、そして厚かましくなりました( 笑)。そうなると2曲目は参加型でも「アンコール曲」としたい!ならば同じくレミゼの代表曲「民衆の歌」しかない!と実行委員長の独断で宗旨替えしたのです。とはいえ問題は歌詞です。我ら六稜人は「大東の邦の運命」が「青春の肩」に掛かっていた訳ですが、同窓会で「屍を越えて明日のフランスを拓いて」も仕方無いので、ここは母校と同窓会の未来を支える凱歌でなければと考えた次第。総会幹事を経験して痛感したのは、「先立つ物」の重要性です。そうなると「民衆」は自然と「徴収」となって替え歌が降臨したのでした。

[ドラフト会議式大抽選会]

恒例の大抽選会は宮崎県でフリーアナウンサーとして活躍中の前田晶子さんが、台風による航空便の欠航により長時間かけて陸路で大阪入りして華やかに進行してくれました。前田さんが宮崎県綾町観光大使を務めているご縁で調達できた「宮崎牛と綾ぶどう豚セット」や「綾切子」ぐい呑みなど極上の特産品が賞品です。予め賞品を紹介した上で各自が、金・銀・銅・プラチナの各賞投票箱に抽選券を入札するドラフト会議方法で会場を盛り上げました。

[ 恩師のエールで大団円へ]

次期幹事学年の紹介では99期の方々11名が登壇され、学年理事の渡邊英美さんが来年の総会に向けてこつこつと準備していきます、と意気込みを披露してくれました。

懇親会のフィナーレは例年、校歌合唱からエールに続く流れです。本来なら幹事学年がエールの口上をするところ、私達はあろうことかそれを恩師の鎌田俊一先生(81 期)にお願いしました。98 期は先生が本校で初めて3年間のクラス担任を受け持たれた学年であるとのご縁があり、「私達の50歳の門出に」と無理を承知での依頼です。校歌の口上も先生に発声して頂き、元オーケストラ部指揮者の坂田泰史さんがタクトを振り、その隣で鎌田先生の応援団の振り付けがシンクロするという力強い演出に、校歌の歌声が元気に呼応しました。そして先生の渾身のエールには感激でした。

最後に中締めのご挨拶として、野村正朗同窓会副会長(82期)から、懇親会の盛り上がりへの賛辞と当番期98期への労いや来年の当番期99 期への激励も頂戴しました。そして「徴収の歌」を歌った98 期に来期以降の継続的会費納入への期待のお言葉も!

この頃には幸い雨も上がり、台紙に挟んだ全体写真と綾町の日向夏ジュースを全員の方にお土産としてお配りして無事終了。家路に着くご参会の皆さんの笑顔に幹事期一同、安堵しました。

[ 明日に向かって]

今回の幹事期として六稜同窓会の良き伝統を先輩方から継承し、そこに新しい息吹を吹き込んで次代の後輩へ伝えたいと願い「スマイル&サプライズ」というテーマを設けました。驚きと笑顔があふれ会話が弾む楽しい会にすれば、来年の参加者が増えるのではと期待してのことです。そのために新しい試みや参加型の催しを織り込もうとしました。至らぬ点も多々あったかと思いますが何卒ご容赦ください。ご来場の皆様方に少しでもお楽しみ頂けたのなら望外の喜びです。そして、何よりも150 名を超える同期生が集まり協力して大きな行事に取り組む充実感を味わう機会を与えてくれた、六稜同窓会総会50歳当番期制の慣習に感謝しています。

最後に幹事期の前例の無い申し出や冒険的なアイデアにもご理解ご協力頂き、お任せ下さった同窓会事務局の皆様に御礼申し上げます

横畠俊夫(98 期)

2016年度・六稜同窓会143周年総会のご報告

平成28年10月30日の日曜日、穏やかな天候に 恵まれ六稜同窓会が開催されました。259名の同 窓生の出席でした。今年は我々97期が担当の年 にあたり、事務局と96期の先輩方からアドバイ スをいただき100人態勢で当日の業務を行いまし た。アドバイスのおかげで大きなトラブルなく当 日の進行が完遂でき、事務局と先輩方には改めて 御礼申し上げます。

北野高校吹奏楽部の現 役の皆さんの素晴らしい 演奏で同窓会は始まりま した。総会は総務委員長 の徳岡浩二さん(92期) が司会を担当。会長の上 田成之助さん( 80 期) から挨拶がありました。 同窓会の現状として、平 成27年度に会計収支の 単年度の黒字化の達成、 会報への協賛・会費納入 の増加、などの紹介があ りました。同窓会活動の 報告として、在校生の支援として平成28年 7 月 にセミナーハウスに冷房施設を設置しました。在 校生の強い希望があり設置しましたが、好評との ことです。第一土曜日に開催しているトークリレ ーは 7 月に142回の開催となり、延べの参加者は 1 万人を超えました。同窓生だけでなく一般の 参加も多く、有意義なものとなっています。六稜 会館で開催されている六稜カルチャー講座が開催 されていることも紹介されました。

名誉会長の向畦地昭雄 校長先生から現役生の活 動報告がありました。体 育大会に懸命に取り組む 現役生と練習中にケガを した女子生徒の紹介があ りました。ギプスがある と綱引きに参加できないので、ギプスを削って参 加したエピソードや各クラブの活動状況の報告も ありました。六稜の伝統で勉学だけでなく運動も 積極的に取り組む。昔と変わらず、現役生の一所 懸命物事に取り組む状況と六稜魂がわかりました。

同窓会常任理事の紹介 の後、事務局長の笹川忠 士さん(74期)より活 動報告がありました。観 梅会、トークリレー、カ ルチャー講座、ゴルフ期 別対抗・クラブ対抗などの定例行事に1960人の参加がありました。国際 交流基金など、基金の紹介。常任理事会と理事会 の運営の紹介がありました。若い世代の交流の場 も作り盛り上がったそうです。

総会の終了後、卓話となりました。卓話の司会 は相原智彦さん(97期)が担当し、卓話の演者 の竹田潔さん(97期)を紹介しました。竹田潔 さんは北野高校を卒業後、大阪大学医学部に入学。 当時の第三内科に入局し内科医として研修後、免 疫の研究を始めました。体内に侵入してくる微生 物に対して認識・攻撃・排除するシステムが免疫 で、これが機能することによって細菌やウイルス などの感染症に対峙することができます。竹田さ んは腸管、とくに小腸や大腸の免疫に特化して研 究されています。腸内細菌は以前から知られてい ましたが、培養することが難しく未知の世界でし た。これらの腸内細菌を特殊な条件で培養して、 体内でどのような機能があるのか研究しています。 消化管の炎症疾患として潰瘍性大腸炎やクローン 病 が あ り ま す が、 腸内細菌叢の変化 が分かった、食事 内容の変化も疾患 にかかる方が増え た原因ではないか、 と 解 説 し ま し た。慢性関節リウマチ、アレルギー、動脈硬化症でも 腸内細菌叢の変化が見られ、動物の実験で発症す る原因もわかってきました。免疫のシステム、炎 症の発症機序が解明されれば治療にも役立つと考 えられ、将来につながる研究を話してもらいまし た。基礎医学の研究は時間がかかり労力のかかる 業務ですが、解明とともに臨床応用できることも あり、多くの患者さんの恩恵になる可能性があり ます。

卓話の後、六稜会館 3 階ホールで懇親会が開 催されました。司会は97期の清水潤三さん、志 村美代子さんが担当しました。最年長の阿部源三 郎さん(50期)の乾杯音頭で開宴となりました。 今年卒業した128期の皆さんの紹介がありました。 理事の吉松良さんから SNS などを通じて同窓会 を盛り上げていきたいとの挨拶がありました。続 いてアトラクションは田中千晶さん(97期)の バリ舞踊でした。田中さんはバリ舞踊家で、大阪 外国語大学インドネシア語学科を卒業し、インド ネシアと関わる仕事に就き、その後舞踊の道に入 られました。普段見る機会の少ないバリ舞踊を披 露してもらいました。おたのしみ抽選会は JTB の 旅行券、USJ のチケット、食事券など様々用意されました。次期幹 事である98期の紹 介では、今年と変 わらぬ同窓会を行 いたいという決意 表明もあり来年度 も期待大です。校 歌斉唱の指揮は泉佳伸さん、ピアノ伴奏は伊東美 恵子さん(ともに97期)が行いました。エール は長谷川正一さん(97期)が行いました。

閉会の辞は副会長の野村正朗さん(82期)か らお褒めの言葉をいただき、苦労が報われました。 来年以降も伝統ある同 窓会が盛大に開催される ことを祈念いたします。 改めてご協力いただいた 皆さんに感謝申し上げます。   稲本 望(97期)

06月20日 2015年度・六稜同窓会142周年総会のご報告

 平成27年10月25日、晴天にも恵まれ、六稜同総会142周年総会が母校北野高校の多目的ホールにおいて盛大に行われました。今年度の幹事は96期が担当させていただきました。我々96期の在学中は、現在は神戸空港につながるポートアイランドにおいて神戸ポートアイランド博覧会が開催され、また東京ディズニーランドの開園がありました。我々の世代は後にバブル世代といわれた年代でもありました。そんな96期が110名以上集まり、受付、誘導、会場設営、警備などの様々な役割を分担し、同窓会総会の運営のお手伝いをさせていただきました。

[第一部 総会]
 午後1時、徳岡浩二総務委員長(92期)の開会の辞のあと、恒例の在校生オーケストラ部による演奏がありました。校歌「六稜の星のしるしを」に続き、映画「もののけ姫」より「アシタカせっ記」、ヨハンシュトラウス「ラデツキー行進曲」が演奏され、華やかに総会の幕が上がりました。
 演奏の後、上田成之助同窓会会長(80期)からご挨拶がありました。その中で上田会長は、同窓会の厳しい財政状況を説明され、六稜会報への協賛広告、会員からの任意の寄付金の受付を始めたことを紹介されました。また同窓会費は六稜会館の維持運営、在校生への助成金、国際交流活動支援などにも使われるため、更なる会費納入向上にも言及されました。また北野の校是である「文武両道」の武の部分である一部の運動部が廃部・休部の危機にあることにも触れられました。
 次に、六稜同窓会名誉会長である向畦地昭雄北野高校校長先生よりご祝辞をいただきました。向畦地校長先生は、平成27年4月より母校の校長として赴任され、現在の普通科、文理学科の募集が来年度より文理学科のみの募集になること、また昨年度から文部科学省よりスーパー・グローバル・ハイスクールの指定を受け、多彩な取り組みがなされていることを紹介され、特に英語教育においては、英語をツールとして使えるようになるためにネイティブ・スピーカーであるスーパー・イングリッシュ・ティーチャーによる授業が行われているということを紹介されました。また部活動においても近畿大会、全国大会に在校生が出場し活躍していることを紹介されました。
 続いて、役員・常任理事の紹介の後、笹川忠士事務局長(74期)より、同窓会の活動について報告がなされました。その中で、会長の挨拶にもありました同窓会の財政状況について会報65号への広告、任意の寄付があったことを報告され、また同窓会行事に年間延べ1500人の参加があったこと、教育環境の整備や国際交流、クラブ活動など母校への支援を行っていることを報告されました。また8年後の150周年に向けての検討を始めていることや、インターネットで商品を購入される際には六稜WEBを介してamazonから購入すると手数料が六稜同窓会へ寄付されることも紹介されました。
 引き続き、恒例である幹事期96期による卓話が行われました。今年の卓話者は現在近畿大学文芸学部准教授である小森健太朗さんです。小森さんは北野高校在学中の16歳で江戸川乱歩賞の最終候補にノミネートされ、この記録は今なお最年少記録として残っているそうです。高校卒業後は東京大学文学部哲学科を卒業、これまで多くの執筆、論評をされています。
 当日の卓話は「高校時代の江戸川乱歩賞候補ノミネートと、ミステリ研究の最前線について」と題して行われました。高校時代の思い出として、高校の売店で原稿用紙を大量に購入したところ小説でも書くのかと驚かれたこと、また高校の文芸部を舞台にした自身の小説が北野高校の文芸部がモデルであること、在学中は体育で困ったこと、小峰元氏の小説の中に小森さんが取り上げられていること、ノミネートされた小説は高校1年生の冬休みの2週間で書き上げたこと、黒岩涙香が翻案した「幽霊塔」の原作を突き止めたこと、北野高校の図書室が自身の小説家としての原点であることなどを楽しくお話しされました。
 卓話終了後には、同期の吉田晶子さんから花束の贈呈があり、第一部総会は終了しました。

[第二部 懇親会及び127期歓迎会]
 第一部の総会の後は、場所を六稜会館に移して懇親会及び127期の歓迎会が盛大に行われました。司会を担当してくれたのは秋田和孝さんと中谷みさこさんです。
 まずは当日出席者の最高齢者である50期の阿部源三郎さんから乾杯のご発声をいただきました。阿部さんは司会者よりも元気かつハリのあるお声で、高らかに乾杯のご発声をされました。しばしの歓談の後、新たに六稜同窓会に加わった127期の紹介が行われました。この日は2人が登壇され、新たに同窓会員となられた気持ちを語られました。
 その後、アトラクションとして「クイズ 96期生 約100人に聞きました」が行なわれました。景品はホテル食事券、金箔入り清酒・梅酒セット、六稜グッズなどです。
 1問目は「あなたにとってバブル時代を象徴するものは?」の第3位(答え、株)、2問目は「あなたにとって北野高校の思い出と言えば?」の第5位(答え、先生)、3問目は「あなたにとって北野高校出身の有名人と言えば?」の第2位(答え、橋下徹氏)をそれぞれ答えるものでした。
 あと特別賞として、前同窓会会長である山本雅弘さん(71期)より、森繁久彌さんがテレビ対談された番組「森繁對談」のDVDを提供していただきました。山本さんとジャンケンをするなど参加者の方々も大いに盛り上がり、楽しんでいただけたものと思います。
 その後、次回同窓会総会の当番幹事期である97期の斎藤晴雄さんから来年の同窓会総会の抱負が述べられました。97期は毎年100人規模での同期会をされており、次回は我々よりもさらにすばらしい同窓会総会にしていただけるものと楽しみにしております。
 懇親会も大詰めを迎え、高木和祟さんの指揮、吉田晶子さんのピアノ伴奏により参加者全員で校歌を斉唱したあと、司会を務めた秋田和孝さんによりエールが行われました。
 最後に、野村正朗同窓会副会長(82期)より閉会のご挨拶をいただき、先輩のありがたみ、伝統の中にも多くの同窓会員が集まる、楽しい同窓会にしていこうと話され、三本締めで懇親会を締められました。
 今回、この歴史と伝統のある六稜同窓会総会の運営を手伝わせていただきましたことは大変光栄なことであるとともに、長い年月を経て再び同期が結束し、一つのことを成し遂げる機会を与えてくださったことに感謝申し上げます。また、お世話になりました事務局の方々にも深くお礼申し上げます。至らなかった点も数多くあったと思いますが、お許しいただければと存じます。最後になりましたが、六稜同窓会142周年総会にご参加いただき、私共とともに総会を盛り上げてくださいました皆様に心よりお礼を申し上げて、同窓会総会の報告とさせていただきます。

<96期 高橋 務>

12月17日 2014年度 六稜同窓会141周年総会のご報告

 2014年10月26日(日)、秋晴れの日和に恵まれ、六稜同窓会141周年の総会が母校の多目的ホールにおいて盛大に開催されました。昨年は140周年記念ということで中之島の中央公会堂で開催されましたので、ホームグラウンドとも言える母校に戻っての同窓会総会の開催は2年ぶりということになります。
 今年の幹事は95期生が担当させていただきました。私たち95期生は、伝統ある北野高校の歴史の中でも、空前にして絶後、受験者が募集定員に満たない、所謂「定員割れ」として、当時はちょっとした話題になったものでした。その95期の同期が約90名集まり、受付や誘導、会場設営など、様々な役割を分担して運営のお手伝いをさせていただきました。

【第一部 総会】
 午後1時、徳岡総務委員長の開会の辞の後に、恒例により在校生吹奏楽部の演奏が行われました。校歌「六稜の星のしるしを」に続き、「ド演歌エクスプレス」と題して、「兄弟仁義」、「津軽海峡冬景色」など、昭和を彩る懐メロメドレーが、そして最後はヨハンシュトラウスの「ラデッキー行進曲」が演奏され、華やかに総会のオープニングを飾りました。
 演奏の後、上田成之助同窓会会長からのご挨拶がありました。その中で上田会長は、昨年の140周年記念総会を経て、今回は150周年に向けての第一歩であると位置づけた上で、厳しい財政状況の中、同窓会運営の更なる効率化に取り組んでいることを紹介されるとともに、この春からはクラブOBOG委員会を立ち上げ、グラブに在籍した方の縦糸横糸のネットワークを活用し、同窓会活動をさらに盛り上げていく取組みを始めたことを紹介されました。
 次に、六稜同窓会名誉会長である原田恵子北野高等学校校長から、ご祝辞をいただきました。その中で原田校長は、本校が今年、文部科学省からスーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)の指定を受けたことを紹介されました。そのSGHの取組みの中の課題発表において、本校生徒は、スーパーバルーン(風船)による高度3万メートルからの写真撮影に取組んでいたそうなのですが、その熱心さのあまり、校長先生としては、時にハラハラすることもあったそうです。こうしたエピソードも含め、生徒の皆さんが、今も本校の歴史と伝統を受け継いで、頑張っている様をお話いただきました。
 続いて、74期の笹川忠士事務局長より、この1年の同窓会の活動について報告が行われました。その中で笹川事務局長は、同窓会の厳しい財政状況の改善を図るべく、六稜会館の休館日を増やしたことや、館内照明のLED化等の取組みについて紹介されました。また、会館催事委員会によるトークリレー、広報委員会による会報作成、クラブOBOG委員会の発足、FR委員会による大学生就活支援活動、また、陸上、水泳、囲碁などの学校の部活動に対する激励金の贈呈など、活発な活動を行っている同窓会の現状についての報告も行われました。なお、本報告に対する質問等はありませんでした。
 総会の締めくくりは、恒例の、幹事期である95期同期生による卓話です。今年の卓話を担当しましたのは、大阪で高島クリニックを開業しておられる高島正広さんです。高島さんは、高校時代はテニス部で活躍され、現在、大阪府観光局の医療ツーリズム研究機関の代表として、各国との医療交流を推進しており、また、11月1日より、パスツール研究所の臨床免疫治療研究センター室長に就任されます。当日の卓話は「生き生き人生 ピンピンコロン」と題して、高齢化社会における予防医学の重要性を分かり易く説明してくれました。健康で豊かな老後を迎えるためにも、また、増え続ける医療費を抑制していくという観点からも、予防医学は極めて重要であり、そのためのアンチエイジング・抗加齢という概念を、具体的な例や数字などを示しながら話を進めてくれました。この総会出席者の皆さん方も、非常に興味をそそられたご様子で、この後も高島さんの周りには、常に人垣ができていました。
 卓話終了後は、95期の朝田さんからの花束贈呈があり、いつもは冷静な医師である高島ドクターも、照れることしきりでした。
 以上午後2時40分に、第一部総会は滞りなく終了しました。

【第二部 懇親会】
 第一部の総会の後は、場所を六稜会館に移し、雰囲気もガラッと変わって、皆様お楽しみの懇親会が、合計約200名の方の出席を得て、午後3時過ぎから盛大に開催されました。
 司会を担当してくれましたのは95期の池田貴彦さんと藤井武嗣さんのお二人です。二人ともこの日のために、皆さん方に少しでも喜んでもらおうと、様々な企画を考えてきました。
 懇親会の皮切りは、本日出席者の中の最高齢者、95歳の阿部源三郎さん(50期)の乾杯でした。阿部さんは乾杯のご挨拶の中で、こうして毎年最高齢で出席できることの喜びを謝するとともに、この会に出席し続けることが、こうして元気でいられることの秘訣であると、いつもながらのハリのある声で、高らかに乾杯のご発声をいただきました。
 しばらくの歓談の後、午後3時40分頃には、今年新たに六稜同窓会に加わったメンバーの紹介が行われました。この3月に卒業したのは126期生320名ということだそうですが、この中から、この日は7名が参加してくれました。慣れないこの場の雰囲気に呑まれながらも、それぞれ一人ひとりが思いを述べてくれました。若い力でこれからの六稜同窓会を盛り上げていってもらいたいものです。大いに期待しましょう。
 さて、この後は皆様お楽しみの抽選会の時間です。司会の二人が様々な趣向を凝らしてくれました。特に圧巻だったのは、賞品のプレゼンターとして、「タンバリンズ」の3人組が登場したことです。もちろん、彼女たちは95期の同期生の有志(徂徠千代子さん、朝田由佳さん、萩森由佳さん)です。抽選会のスタートに先立ち、この3人により、加齢な、いや、華麗なタンバリンさばきの「舞」が披露されました。皆この日のために、指に「タンバリンだこ」ができるくらい練習を重ねてきましたが、その甲斐もあって息はピッタリ、最後のドヤ顔までがキマッてました。また、彼女たちが心を込めて渡してくれる賞品も、意外性のある(つまり、自分のお金なら、まず買わないだろうと思われる)各種ギフト券でした。一例を言えば、「あの日に帰りたい賞」として「エステのギフト券」や、「第二の人生を新天地で賞」として、「月の土地権利書」など様々。度肝を抜くプレゼンターから、次々に披露される奇抜な賞品に、参加者の方々も、大いに盛り上がり、楽しんでいただけたことと思います。
 抽選会で盛り上がった後は、来年度の同窓会を仕切っていただく96期の皆さんの紹介を行い、来年に向けた熱い思いと抱負を述べてもらいました。今年もうすでに12名の方が参加されているということで、われわれ95期を凌ぐ、素晴らしい同窓会にしていただけることと楽しみにしております。
 懇親会も大詰めを迎え、90期の応援団の増田昭雄さんのエールに合わせて、校歌を斉唱しました。来賓の皆様、大先輩の皆様も立ち上がって、参加者全員で声を合わせ、宴の締めを飾る大合唱となりました。
 最後は、六稜同窓会野村正朗副会長(82期)からご挨拶を頂戴しました。野村副会長は、この141周年総会・懇親会が盛会のうちに終了できたことに対して出席者各位に感謝の意を述べるとともに、次回142周年もこの場の皆さんが、またこの場に集うことができるよう会場に向けて力強く呼びかけられて、午後4時20分に、懇親会はお開きとなりました。
 歴史と伝統のある本校におきまして、同窓会総会の運営を担当するというのはある意味気を遣う、骨の折れることであることは否めません。しかし、私たちは本校の卒業生であることに誇りを持っていますし、また、本校の卒業生でよかった、と思うことを、幾つも経験してきました。
 その母校に対して50歳を迎えた節目の年、社会の中核として公私に亘り最も活躍している、そんな年に同窓会総会の運営を手伝わせていただけるというのは光栄なことであり、改めて同期の結束を固めることができたことに、今は感謝しています。
 今後も、歴史と伝統の重さを踏まえながらも、変えるべきものは変えていく、守るべきものは大切に守っていく、そうした勇気と気概を持ちながら、先輩方から渡されたバトンを確実に後輩に引き継いでいくことを心掛けたいと思っています。
 最後に、至らないわれわれを見て、内心ハラハラしていたのではないかと思われる、六稜同窓会事務局の皆様方に心からのお礼を申し上げて、六稜同窓会141周年総会のご報告とさせていただきます。

<95期 松本 幸久>
                 

12月11日 2013年度 母校創立140周年記念式典のご報告

母校創立140周年記念式典のご報告

今年の六稜同窓会総会は、創立140周年記念総会として11月2日
土曜日大阪市中央公会堂にて行われました。

好天のもと、約500名が参加されました。開演前には、重要文化財
でもある荘厳でノスタルジックな会場内を写真撮影をされる方も
見られました。

第1部総会は、1階大集会室にて行われました。現役オーケストラ部
による久石譲作品の演奏が、会場のバロック風の内装とあいまって、
参加者を優雅に迎え入れました。
記念講演は、大阪ガス株式会社 代表取締役 尾崎裕さん(80期)
を招き、大阪人気質と本校の伝統的精神が、自社の企業マインドに
つながっているとのお話を頂きました。
第2部は、3階の中集会室にて行われました。西水佳代さん(94期)
のピアノ演奏で参加者の気分も和やかになり、乾杯、歓談を経て、
交流の場が盛り上がっていきました。校歌斉唱での大合唱で大盛り
上がりのうちに終了しました。

詳細は六稜会報第62号(平成26年3月発行予定)にてお伝えします。

<担当幹事期 94期>

08月29日 2012年度 六稜同窓会139周年総会のご報告

2012年度 六稜同窓会139周年総会のご報告

2012年10月28日(日)、良いお天気に恵まれますように…との願いは叶わず、
小雨模様で始まった六稜同窓会139周年総会が、北野高校多目的ホールで開催
されました。総会出席者は、50期から124期までの225名。幹事学年の93期は
「ホスピタリティ」を合い言葉に、総勢94名で総会の運営をさせていただき
ました。

【第1 部 総会】
 多目的ホールで同窓生を迎えるのは、現役のオーケストラ部(38名)による
モーツァルトです。 司会の徳岡浩二総務委員長(92期)より開会の辞が述べ
られ、再びオーケストラ部による演奏が会場を穏やかに包み込んでいきます。
 山本雅弘同窓会会長(71期)から、会館催事委員会のアーカイブ部会による
展示企画「六稜の文化勲章受章者」のパネル展示(先輩5 名の北野高校時代の
写真と受賞内容など)についてのご紹介と、2013年1 月に各クラブのOB・OG
の情報交換の場を設けることなど、“よってたかって状態”でみんなが集う場
として、楽しく意義のある場にしていくことが同窓会のテーマであるとのお話
がありました。
 次に、六稜同窓会名誉会長の楠野宣孝校長からご祝辞をいただくとともに、
2011 年度より始まった「科学の甲子園」で、北野高校の成績が全国48校中
総合9 位(筆記競技は2 位)だったこと、2012 年大阪府大会2 連覇を達成し、
2013年3 月末に行われる全国大会に出場するという現役生の活躍ぶりをご紹介
いただきました。
  続いて、笹川忠士事務局長(74期)から同窓会の活動が紹介されるとともに、
2011年に96歳でお亡くなりになった書道の阿部醒石(本名・俊一)先生墨蹟碑の
除幕式が、11月3 日に行われる旨、報告されました。
 総会の大詰めは、広告クリエイティブディレクター/コピーライターの小霜
和也さん(93期)による卓話「あなたを無意識に動かすもの」です。小霜さんは、
ただ商品を売るのではなく、それを生活文化にまで高めようというセオリーで
広告を制作されており、彼が手がけた広告から「ご当地グルメ」、「B 級グルメ」
という文化が生まれています。これまで培ってきた広告の世界を土台に、心理学
や人の本能といったものに踏み込みながら、「ストレスのない人生を送るために」
といったテーマで展開するお話に、会場のみなさんもおおいに興味を持って楽し
んでおられました。

【第2 部 懇親会】
 六稜会館3 階ホールに場所を移動して行われた懇親会及び124期歓迎会は、238名
の参加となりました。司会は、93期の赤坂尚子さん(元・剣道部)と高田義弘さん
(元・野球部)。本日最高齢(93歳)・阿部源三郎さん(50期)は、総会3 日前の
園遊会で、天皇皇后両陛下、秋篠宮紀子さまからお言葉をかけていただいたという
エピソードをユーモアたっぷりにご披露くださり、パワーあふれるご発声で、一同、
気持ちよく乾杯させていただきました。
  阿部先輩に触発された、124期の吉田覚さん(元・サッカー部)の挨拶は、初々
しさが好評で、同窓会活動への期待も高まります。若くしては老人と交わり、老い
ては青年と交わるという「忘年の交」が、ここ六稜同窓会では実践されています。
 前回の懇親会で、参加者に配る記念品費用を東日本大震災へのお見舞金としたこと
を引き継ぎ、今回も「六稜同窓会139周年総会一同」として、お見舞金5 万円を、93
期の学年理事・清重剛男さんから山本会長に託しました。ここで突然、山本会長から
お呼びがかかったのが、会長と同姓同名の124期・山本将弘さん( 1 字違い)です。
いずれは同窓会会長に…との抜擢に会場一同、大いに湧きました。 続くお楽しみ
抽選会で見事1 等を引き当てられたのは、同窓会初参加という山本隆造さん( 63 期)
で、戦時中、府立北野中学校において空襲の犠牲になられた62期の故・中島先輩がい
らした防空壕を見た生き証人であるとおっしゃっていました。
 次期幹事を代表して西畑宏昭さん(94期)から、次回の140周年記念総会に向けての
意気込みが語られたあと、恒例のエールは93期応援部の中村雅一さん、校歌のピアノ
伴奏をオーケストラ部の山田良江さん、コーラス部の田中慎一郎さんが指揮をとって、
エールと校歌の1 番、2 番、5 番を来賓、大先輩の皆様も立ち上がって、参加者全員
での熱唱となりました。
 「次回の記念大会での再会を期して、1 年間ストレスなく過ごしましょう」と上田
成之助同窓会副会長(80期)が閉会の辞を述べられ、万歳三唱もあざやかに無事お開
きとなりました。
         ◆◆◆
 戦時中に使用され、銃弾が当たってへこんだヘルメットを永い間見つめていらした
先輩から、戦友や戦争のことなどいろいろ教えていただいた会館地下ギャラリーの警備
担当者の話を聴き、また、六稜会館の1 階サロンに展示された「六稜の文化勲章受章者」
を拝見するなど、母校の偉大さ、先輩方から引き継いだことを後輩たちに引き継いで
いくことの大切さを、改めて感じました。

(93期 桐野尚子)

つづいて開催された小霜和也氏(93期)の卓話「あなたを無意識に動かすもの」につい
ては六稜会報第60号P.5-6をご参照ください。
 
(六稜同窓会 総務委員会)

10月30日 2011年度 六稜同窓会138周年総会のご報告

2011年10月30日(日曜日)、時折、小雨が降ったりやんだりのあいにくの空模様の下、母校の多目的ホールで、「六稜同窓会138周年総会」が開催され、284名の同窓生が参加しました。今年、当番として幹事を務める92期は同期生の3割近い人数の129名が参加し、受付や案内、警備、記録、医療などの役割を分担しました。

【第1部 総会】
午後1時、司会の富田昌宏総務委員長(78期)の紹介を受けて、そろいの紺色のTシャツに身を包んだ在校生・吹奏楽部の演奏で総会は幕を開けました。1曲目は楽しく軽やかな「ユーロビート・ディズニーメドレー」、2曲目は顧問の佐々木信明先生の指揮による「マゼランの未知なる大陸への挑戦」です。勇壮なメロディが会場を包みました。
冒頭のご挨拶で山本雅弘会長(71期)は「本校は他校に比べ、同窓会活動が非常に活発です。“よってたかって状態を作る”という方針のもと、さらに組織を充実させようということで、従来は月、水、金に開いていた事務局を今年4月からは、月曜日から金曜日までの毎日オープンにしました。また、学年理事にはいずれかの委員会に所属してもらうようにして、みんなの力で、大きな形になるように運営しています。実生活とは少し離れたところで、これからの人生の糧になるような同窓会活動を目指しています。また、在校生の支援も大きな柱であり、これからも在校生が文武両道に長けた活躍ができるように、FR(フレッシュ六稜)委員会などを通じて支えて行きたいと考えています」と話されました。
また、名誉会長の楠野宣孝校長は「本年4月に着任しましたが、府立高校のリーダーとして『伝統と実力を誇る北野高校』を実感しています。最近も、陸上部の女子生徒が国体に出場して100メートルハードルで全国9位に入ったほか、『科学の甲子園』大阪府予選で優勝し、来年3月の全国大会出場を決めるなど、文武両道を実践しています。同窓会におかれましても、在校生への励まし、ご支援をお願いします」と祝辞を述べられました。
笹川忠士事務局長(74期)からは同窓会の最近の活動が紹介され、トークリレーの実施状況や、東日本大震災の募金を行い127万1000円を寄付したこと、手塚治虫さんの同期の林久男さん(59期)から、手塚さんと一緒に制作された自筆の本10冊を寄贈して頂き、会館地下ギャラリーで展示していることなどが報告されました。
会場から「同窓会費を5年間、納めていない人には会報を送らないようにしたそうだが、そうすると亡くなった時に連絡が来ないのではないか?」との意見が出され、事務局長から「この方針は昨年6月の理事会で決めたが、その結果、会費の増収に結びつきました。ただ、反対のご意見もあるので、理事会で検討を続けてまいります」との答えがありました。
続いての卓話は、幹事当番年度の92期から東京大学法学部教授の石川健治さんの登場です。「現代憲法学の鬼才」とも呼ばれ、著作の難解さや授業時間の長さでも知られる新進気鋭の憲法学者です。
石川さんはまず、高校時代の思い出話で会場の笑いをとります。子どもの頃、お父さんのお勤めの関係で転校を繰り返したため、「人生は旅である」を実感してきたとのこと。旅と言えば「舟」。そこで「舟のメタファー」というテーマで話したい、ということで本題に入ります。「ガバナンス」の語源はラテン語の「gubernare」。「舟を操る」という意味だそうです。つまり、テーマは政治、政府のお話です。
「日本の政治はなぜ短命政権が続くのか?それは憲法の構造がそうなっているからである。」現実の政治状況と、憲法に込められた政治観念との関係について、時折、黒板にキーワードを記しながら、話が展開していきます。結構、難解な話ではあるのですが、やわらかい語り口で会場を引きつけて、あっと言う間の1時間でした。
同窓会総会でこのテーマで話すことを決めてから、「予行演習」として大学で講義してみたら、3カ月かかったとのこと。それを1時間にまとめるのに結構、苦労されたようでした。
講演終了後、今回92期の大量動員を成し遂げた、最大の功労者・新田周子さんから石川さんに花束が贈られ、会場は大きな拍手に包まれました。
ところで、石川さんは高校の「政治・経済」の教科書(三省堂)も執筆しているのですが、残念ながら、その教科書は北野高校では使われていません。そんな話もしたかったそうですが、「時間が足らなくて・・」と残念がっていました。

【第2部 懇親会】
総会に続き、午後3時過ぎからは六稜会館3階のホールで「138周年懇親会及び123期歓迎会」が開かれ、300名が参加しました。司会は92期の永田真悟さんと西良里香さん。永田さんは首に大きな蝶ネクタイをつけての登場です。
参加者中の最高齢者、93歳の谷本義雄さん(49期)のお元気な「乾杯!」のご発声で、懇親会は和やかに始まりました。
さて、しばし歓談後、ある録音テープが会場に流されました。当番幹事の92期が高校2年生の時、田中和之君らが呼びかけ、毎日放送ラジオの「ヤングタウン」(通称ヤンタン)にみんなでリクエスト葉書を出し、なんと北野高校校歌が並みいる歌謡曲を蹴落として見事1位になり、実際にオンエアされました。その時の放送の録音テープが最近になって見つかったのです。懐かしい思い出とともに、高校生の頃のイタズラ心と遊び心を呼び醒まされる思いでした。
続いて、2011年3月卒業の新しい同窓会会員の123期の18人が壇上に。代表して笹倉康平さんが「楽しいパーティにしたいので、よろしくお願いします」と挨拶しました。
さていよいよ、恒例の福引抽選会です。今年の1等は「ハワイ旅行・・・の足しにして頂く商品券2万円」ということで、なんと同窓会総務委員長の富田昌宏さん(78期)に当たりました。2等以下も様々な年代の皆様に当たり、会場は大いに盛り上がりました。
なお、今年は参加者全員への記念品の配布を取りやめ、その相当額の5万円を東日本大震災の義援金として寄付することとし、会場の拍手でご了承を頂きました。
次回幹事は93期の皆さんです。高田義弘さんら23名が壇上にあがり、「今年の幹事の92期の動員力に負けずに、来年は今年以上に素晴らしい同窓会にします。乞うご期待下さい」と力強く決意を語りました。
最後に応援団OBの矢野茂樹さん(92期)の指揮で、校歌の1、2、5番を皆で斉唱。力強い掛け声と歌声が会場に響き渡りました。そして、上田成之助副会長(80期)の「また来年の10月にお会いできることを楽しみに」との閉会の辞に続き、「フレー!フレー!北野!」の2本締めで、懇親会は終了しました。

(92期 安田卓生)