【オンライン特別講演】「西芳寺庭園枯山水に魅せられて、世界へ」

小林 竑一さん@76期(アーバンデザイナー、ランドスケープアーキテクト)

<講演要旨>

1. 北野での日々を思い出しながら、まず私の人生と仕事を紹介します。
2. 現在情熱を傾けていること: ロシアのシベリアに造園予定の日本庭園と、館山市と姉妹都市の関係にあるワシントン州の都市ベリングハム(の中央図書館)に造られる日本庭園
3.日本庭園とは
4. 1942年に開設されたカリフォルニア州にあった日系人のマンザナー(強制)収容所の中の日本庭園マンザナーの日本庭園

<略歴>

アーバンデザイナー、ランドスケープアーキテクトとして、米国ワシントン州シアトルに拠点を置き50年以上実務に就いてきました。現在はシアトルを拠点とする「小林デザイン」の代表として主に市民団体を支援するボランティアをしています。

1945年に母の疎開先の鳥取で生まれ、その後大阪に家族とともに戻りました。北野高校で3年間を過ごし、1964年に京都大学に進みました。京都大学では日本庭園と日本の最新の造園について5年間学び、日本庭園、歴史、文化への関心を広げました。1969年にカナダのバンクーバーに技術移民として赴き、カリフォルニア大学バークレー校大学院で修士号を取得し、アメリカ各地の大学で教鞭をとりました。また、中国の蘇州、上海、深圳で5年余り計画と設計のディレクターをし、中東諸国およびインド周辺の大規模開発プロジェクトのマスタープラニング、ブランディング、プロジェクトプログラミングを手がけました。2004年には、ワシントン大学に所属していたことで国際日本庭園協会と東京日本庭園協会と協力して、シアトルで第4回国際日本庭園シンポジウムを主催する機会を得ました。