【227回】11月「ミッション:コロナ禍における求心力」

Ⅰ.日時 2021年11月20日(土)14時00分~15時30分
Ⅱ.場所 Zoomによるインターネット開催
Ⅲ.出席者数 71名
Ⅳ.講師 IMG_0223岩田松雄さん@89期 (株式会社 リーダーシップ コンサルティング代表取締役社長 / 元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者)

1982年に日産自動車入社。製造現場から財務に至るまで幅広く経験し、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ役員を経て、2000年(株)アトラスの代表取締役。3期連続赤字企業を再生。2005年には「THE BODY SHOP JAPAN」の代表取締役社長。店舗数を107店から175店舗に売上げを約2倍にする。2009年、スターバックスコーヒージャパン(株)のCEO。「100年後も輝くブランド」に向けて、次々に改革を実行し、業績を向上。2013年に(株)リーダーシップ コンサルティング設立。UCLAのAlumni 100 Points of Impactに選出
Ⅴ.演題 「ミッション:コロナ禍における求心力」
Ⅵ.事前宣伝 コロナ禍でリモートワークが中心となり、企業には遠心力が働いています。今だからこそ、企業の存在理由である「ミッション」の重要性が増しています。ミッションとは何か?ミッション作成のヒントさらに、なぜスターバックスの店舗の人たちが生き生きと楽しそうに働いているのか、熱く語ります。まとめとしてリーダーに求められることをお話しします。
Ⅶ.講演概要 紹介者は同期の白石俊己さん。学生時代の岩田さんはスポーツ万能でした。北野高校時代のエピソードを紹介しますと、サッカー大会ではエースストライカーで優勝、バレーボール大会ではエースアタッカーとして準優勝、断行競走では8位に入賞されています。硬式野球部の2年生の時には4番バッターでキャプテンでした。
ビジネス時代には経営者として様々な大企業で数々の成功を収めてこられました。
現在はビジネス時代の経験を元に、リーダー育成教育の仕事をされています。
10年前から執筆活動を開始され、多数の著書を出版してこられました。今ではビジネス書部門のベストセラー作家としても広く知られています。

代表著書
「ついていきたい」と思われるリーダーになれる51の考え方
ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由
いままでの経営書には書いていない新しい経営の教科書(最新刊)

 

1.自己紹介

高校大学時代は野球部の練習に明け暮れていた。当時の北野高校の野球部では、高校生ながら中間管理職の苦労を味わうことになった。私がキャプテンになった時は、さぼってばかりの部員やら後輩からの突き上げやら、いろんな問題を抱えていた。初めて抜擢されたリーダーの役割は本当に苦しくて辛いものだった。あの頃に苦労した経験が今の私のリーダーシップの原点となっている。

 

2.今の世の中で何が起こっているのか

世界的な新型コロナウィルス感染症の大流行で、誰もが自粛生活を強いられる世の中になった。これまでの約2年間で、友達との交流も勉強するのも仕事をするのも在宅で行うのが主流に変わり、人と人とは物理的に分断されてしまっている。人と人とのつながりが遠く希薄になるように、人と企業とのつながりも遠く希薄になってしまった(コロナ禍における遠心力)。コロナ禍が終息したとしても、リモートワークという働き方はこのまま定着して残るだろう。こういう時代だからこそ、企業には人を惹きつける強い求心力(ミッション=存在理由)の重要性が増している。

 

3.ミッション

ミッションへの気付き:私たちは何のために働くのか

・日産時代、新入社員の自己紹介で、働くのに何か目標を持つべきだと考えて「社長を目指して頑張る」と宣言したが周りからは失笑された。そのうち社内に経営理念がないことに気付く。
・駅前の二つのハンバーガーショップで働くバイトさん達のやる気が正反対だった。その時、楽しそうに働くバイトさんと嫌そうに働くバイトさんの違いは、二つのお店のマネージメントの違いに原因があると思った。これが経営に興味を持つきっかけだった。
・米国のビジネススクール(MBA)で2年間マネージメントを学んだ。マーケティングやファイナンスなど効率的にお金を儲ける経営の知識や技術は学んだが、何か物足りず、心の飢餓感が残った。ハンバーガーショップで働くバイトさん達の違いで見てきたように、本当のマネージメントとは人を理解しないと成り立たないという考えが頭から離れなかったからだ。経営者には経営の知識や技術(理)と同じように、人というもの(情)を理解することが必要だと感じて、東洋哲学書(論語・孟子・老子)や安岡正篤先生の本をむさぼるように片端から読み漁ることで心のバランスをとっていた。
・43歳の時、初めて社長に就任した。(上場企業アトラス)最初の社長就任演説では、私の経営方針を示すためにビジネススクールで学んだ経営手法(企業価値・キャッシュフローなど)を元にしゃべったが、目の前の社員達は無反応だった。その時に、こんな内容では社員の心が動かないことに気付いて、毎朝の朝礼では誰にでもわかるように話す内容を変えてみた。これにより私の経営方針や考え方(働く姿勢や価値観や企業の方向性)が、社員全員に理解され社内全体に浸透していった。
・「企業は誰ために存在するのか」を議論する時、一般的には「株主のため」と言われる。「企業は株主のもの」であり「経営者の使命は株主に雇われて会社の利益を最大化させること」と言われるが、私にはいまひとつ腑に落ちなかった。
・ザ・ボディショップの社長になった時、天の啓示のように「企業というのは事業を通じて、世の中を良くするためにある。」と気付いた。
・企業にはそれぞれミッションがあって、そのミッションを成し遂げるため、企業は存在する。しかし利益が上がらなければ会社は継続できない。一般に企業はどれだけ利益を上げられるかで企業価値が評価されるために、企業の目的は少しでも多くの利益を上げる事とされるが、それは間違っていると思う。つまり「本当の企業の目的はミッションを達成することであって、利益とはミッション達成のために必要な手段に過ぎない」と私は考えている。

 

企業のミッション(経営理念):企業は世の中を良くするために存在する

・リーダー(経営者)にとって必要なものは、ミッション(存在理由、何を達成したいのか)とビジョン(方向性、将来あるべき姿)とパッション(情熱)と言われる。どれが欠けても成立しないが、一番大切なのがミッション(使命感)である。
・登山家に例えると、登山家のミッションは「山に登る」こと、ビジョンは「5年後に富士山に登る」というイメージできる姿。あるビジョンを達成したら次のビジョン「10年後にエヴェレストに登る」が生まれてくる。ビジョンによって変わってくるのがバリュー(行動指針)で、ここでは山の登り方となる。富士山なら「みんなで歌を歌いながら登る」エヴェレストなら「無酸素で登る」など。

 

ミッションはなぜ大切か

・原理原則を示す:社会は常に大きく変化する。全てのケースを事前に想定したマニュアルは作れない。その時に必要となるのがブレない指針である原理原則。
・共通のゴールを示す:会社はいろんな価値観を持った人たちの集まり。だからこそ、目印となる明確なゴール(共通の理念)を示して同じ方向に向かわせる。ミッションで会社をまとめる。
・共鳴した人を集める旗印となる:ミッションに共鳴した人が入社してくる。最初から方向性が同じ人が集まりやすくなる。
・モラルが上がる:ミッションとは崇高なもの、それが実現できていると社員が感じると、モラルがとても高くなり愛社精神が強まる。結果として離職率も下がる。

 

事例研究:スターバックス

スターバックスの場合、スタッフ3万人のうちほとんどがアルバイトで成り立っているが、社内にミッションを行き渡らせることで、みんなが強い愛社精神を持つようになった。そして離職率が極端に低くなった。その結果、アルバイトでも70時間以上のトレーニングが受けられるようになり、お客様に対して素晴らしい接客が提供できる企業へと変わっていった。

 

個人のミッション(使命):人は世の中の役にたつために、この世に生かされている

・あなたがこの世に生かされている理由が使命であり、この使命を考え続けることが大切。
・ミッションとは志である。与えられた人生において己のためだけでなく、多くの人々のために、そして世の中のために大切な何かを成し遂げようとする決意である。
・個人のミッションを考えるとき、自分にとっての3つの要素「好きなこと」「得意なこと」「何か人の役にたてること」を考えることがヒントになる。「好きなこと」とは情熱をもって取り組めること、「得意なこと」とは世界一になれること、「人の役に立てること」ができればその対価として収入が得られる。企業の利益と同じように、継続するためにお金は必要。
・そしてその3つの要素「好きで得意で人のためになること」すべてが当てはまることをヒントに個人のミッション(使命)を考えて欲しい。
・自分の本質(強みや弱み)というものは、意外と自分では分かっていないことが多い。自分の周りの身近な人、家族でも良いので、周りからの自分自身についてフィードバックを謙虚に受けると自分のことが分かってくる。

 

・わたし個人のミッションを考えた時、それは経営者(リーダー)教育だった。
・一つの大きなきっかけは東日本大震災だった。あの時の東電の対応や政府の対応を見た時、日本にはもっと良いリーダーや経営者が必要だと思った。震災の直後には、被災者を助けようと、学生さんを中心としたボランティアの人たちが大勢集まったし日本中から多くの支援物資が集まった。しかし現地には適切に取りまとめる人(リーダー)が居なくて、せっかくの善意(人材と物資)が充分には生かされていなかった。日本には良いフォロワーは多いのに良いリーダーが非常に少ない事実を目の当たりにした時、リーダー教育の必要性を痛感した。
・私は私の大切な身近な人たちとの死別をきっかけに、自分の死について考えた。人は死ぬとき「自分はこういうことを成し遂げた」という証を残したいと思う。その生きた証こそがミッションだと思う。
・「使命」とは、「自分の命をどう使うのか?」という意味だ。命の使い方はいろいろあるが世の中のために使って欲しいと思う。

 

4.まとめ

・そもそも「働(はたら)く」の語源は「傍(はた)を楽(らく)にする」といわれている。(諸説あり)
・「しごと」というのは「仕事(つかえること)」と書くが、「志事(しごと)」であるべきだと思う。「志事」を通して自分の志(こころざし)(ミッション)が達成できる、そんな仕事を選ぶべきだと思う。
・ミッションは「好きで・得意で・人のためになること」をヒントに考え続けて頂きたい。
・定年後の第二第三の人生を考えるとき、是非ともこの考え方を参考にして頂きたいと思う。

 

5.質疑応答(敬称略)

中山亜委(116期):私は企業内で新規事業のインキュベーション(新規事業の開発)の仕事をしています。新しいアイデアを事業化する時のリーダーシップについて教えてください。

回答)①経営学的に解説しますと、新規事業のリーダーには「根回し親父とチャラ男」の組み合わせが最適だといわれています。根回し親父とは社内に多くの人脈を持った人物、チャラ男とは外部に色々ネットワークを持った人物を示します。
しかし、私は新規事業で一番大切なのはアイデアでもお金でもなくトップ(リーダー)の執念だと思います。一般的に新規事業で成功できるのは千に三つと言われています。起業とは0から1を創り出すことで、実は相当難しいことなのです。ですから様々な問題が起こった時、リーダーには「石にかじりついてでも新規事業を成功させる」という強い思い『執念』がなければ到底成功しません。執念の強い人(リーダー)は実はちょっと変わった人が多くて組織を率いる能力はありません。リーダーの傍らに人をまとめるのが得意な参謀的な存在を置くことで健全な組織を運用できるようになります。
②次に人集めですが、ビジネスでは人材のダイバーシフィケーション(多様化・多角化)が重要です。よく間違いやすいのが、男女比率や年齢分布が偏らないよう頭数だけ揃えてしまうこと(見た目のダイバーシフィケーション)で、これをやると返って生産性が下がります。大切なのは人の中身のダイバーシフィケーションです。つまり人の考え方にダイバーシフィケーションを持たせることです。たとえ全員が女性でも構いません。いろいろな考え方を持った人たちの組織の方が新しいものを生み出す力があります。
③リーダーの資質についてですが、私はその気になれば誰もがリーダーになれると思っています。リーダーシップの条件適合理論を勉強してみて下さい。良きリーダーとは状況(目的・環境・構成メンバーなど)に応じてリーダーシップの型(トップダウン型・支援コーチング型・目標達成型・参加型)を使い分けることが出来る人です。しかし全部の型を使い分けられるような人はいません。ですから会社の状況や進行段階に応じてリーダーそのものを交代させていくのです。ベンチャー企業の初期の段階でしたら、かなり強い思い入れを持ったトップダウン型のリーダーを任命したらいかがでしょう。頑張って下さい。

 

瀬戸馨(85期):最初にミッションを決めてから行動を起こすのでしょうか?それともまず行動してみた結果や状況によってミッションを変えるのでしょうか?

回答)ミッションとは自分たちの存在理由ですからそんなに簡単に変わるものではありませんし滅多に変えてはいけません。会社というのは環境に応じて経営の戦術・戦略をどんどん変えていかないと生き残れません。つまりビジョン(方向性とか将来あるべき姿)を変えるのです。それに伴ってバリュー(行動指針・価値観)も変わってきます。
ただ、会社を創業してから長い時間が経って社会の価値観など環境が大きく変わってしまったら、ミッション自体を見直す頃合いと言えるでしょう。
そして個人のミッションは「好きなこと、得意なこと、役に立つこと」を元に考えます。人の好きなことや得意なことは変わっていきますから、それはその時に応じてミッションを進化させれば良いと思います。

 

西尾大次郎(66期):日本の偏狭な政治社会の中で、他国に比べて日本がどんどん弱体化しています。今の日本の政治家にはどんな理念が欠けていると思いますか?

回答)政治の問題は政治家だけの責任ではなく有権者の責任でもあります。リーダーとして日本を強い国に導く旗(ミッション)をたてられるような政党や人物がいたとしても、有権者がその旗(理念)を理解して支持しなければ、選挙で選ばれることはありません。日本の選挙制度においては国民全体のレベルを上げなければ立派なリーダーが生まれることはありません。根本的な解決策として日本の教育(特に歴史教育やリーダー教育)そのものを変えていく必要を感じます。

 

小泉透(89期):定年を迎えて社会的関わりが離れだしている人のミッションは何だと思いますか?

回答)ミッションとは人それぞれに考えるべきだし、正解は無いと思いますが、私たちの世代(60代)のミッションは、現役の時の知識や経験を次の世代に残してあげることだと思います。そうすれば世の中のためになるだけでなく、自らが生きた証を後世に残すことが出来ます。
「人は徐々に歳を取って徐々に存在理由(ミッション)がなくなっていくから死んでゆくのだ」と私は思います。極端な言い方になりますが、ミッションがなくなればただ朽ちるのみ、存在理由が無くなればもう死ぬしかないわけです。ですから、私は第二の人生をただ漫然と過ごすのではなく、死ぬ直前まででもミッションを持ち続けて社会に貢献したいですし、何歳になってもそれに向けて努力し続けたいと思っています。

 

金澤幸彦(89期):私が就職した頃は、ほとんどの人が大企業志向を持ち、一つの会社でキャリアステップ(職業経験を積む)して出世を目指すのが一般的でした。会社に対する忠誠心が重んじられる価値観の中で、岩田さんのようにいったん入社した大企業から出てしまって外資系企業を渡り歩くようなキャリアステップは、当時の日本では極めて勇気のいる行為だったはずです。そのフットワークの良さの原動力は何でしょうか?

回答)私は「いろんな企業を渡り歩いた岩田さん」と紹介されることが多いですが、予め将来を見据えて計画的に転職を繰り返したわけではありません。実際の転職には複雑な事情がいろいろ絡みますが、簡潔にまとめると、一所懸命に目の前の仕事に打ち込んでいたら次のチャンスが巡ってきたので勤務先を変えた、の繰り返しでした。それに私の得意なことは業績の悪い会社を短期間で立て直すことでしたから、立て直しが終わった会社に何年も籍を置くようなことはしませんでした。
一番悩んだのは最初の転職の時でした。経営者になるという自分自身の夢を叶えるためとはいえ、大企業(日産)に籍を置くメリットを捨てて、将来の保証もないまま、頼れるのは自分の実力のみでしたから相当の覚悟が必要でした。私はどんな時でも必死で勉強しましたし、努力して修羅場をくぐり抜けてきました。失敗と成功の経験を積み重ねることで、徐々に経営者としての実力と実績が周りから認められ、社長として誘われるようになりました。後半はヘッドハンティング会社を通して色々な企業から声がかかるようになりました。

 

白石俊己(89期):ザ・ボディショップ社長からスターバックス社長へ移った経緯を話してください。

回答)会社を移るのにはタイミングがあります。ザ・ボディショップの社長に就任して一年目にリーバイスから声がかかりましたが、ザ・ボディショップの業績がようやく上がり始めたころでしたので、他社からの誘いを引き受けるような無責任なことはできませんでした。ザ・ボディショップの社長に就任した時にかかげた目標「4年で売り上げ2倍(実際には2倍以上)」を達成できたタイミングでたまたま誘われた先の会社の1つが、リーマンショックで業績が低迷していたスターバックスでした。もしタイミングが違っていたら、スターバックスではなくリーバイスで働いていたでしょうし、スターバックスの次は、日本マクドナルドの立て直しに貢献していたかも知れません。

 

白石俊己(89期):リーダー教育とは具体的にどのような活動をされていますか?

回答)2013年に(株)リーダーシップ コンサルティングを設立しました。ビジネススクールの非常勤講師(立教大学ビジネススクールで5年、現在は早稲田大学ビジネススクール)、企業の管理職向け研修会、講演活動(中高生から大学生向け、社会人向け、官公庁・自衛隊など)を行っています。いくつかのベンチャー企業では社長業のコーチングや、社外取締役員や顧問として株式上場の手伝いをしています。オンラインでは経営塾を主催しています(登録会員は1000人以上)し、フェイスブックのフォロワー約2万人に向けて毎日欠かすことなくメッセージを発信しています。

 

岩本祐一(89期):私たちの年代は定年退職後の生き方について悩む年ごろです。私と同じ年齢の岩田さんが会社経営の仕事から退いて第二の人生として人材育成の仕事へと方向転換された考え方について教えてください。

回答)最近は人生100年時代と言われます。私は人生を3つの期間に分けて、最初の30年は勉強期間、次の30年はビジネス期間として、その後の60歳からの残りの人生はどうしようか考えました。そのヒントを貰いたくて、半年間、東京大学EMP(executive management Program)を受講して、各分野の超一流といわれる先生方の授業を受けました。専門外でしたが理科系の最先端の学問にも触れて、非常に興味を持ちました。それでも60歳を過ぎた私がこれから新しく学ぶ分野では世の中の役には立てないと悟りました。今の年齢で自分だけにできるミッションは何だろうか?自分にとって好きで得意で人のためになって継続できること(少しでも報酬を得られること)は何か?を考えた時、それが人材教育でした。人は定年期を迎えると、いろいろな道楽(衣装道楽・食い道楽・ゴルフ道楽など)を究めたりしますが、私が選んだのは人道楽(ひとどうらく=人を育てること)と言えます。この道楽は社会の役に立ちますし、私の生き甲斐でもあります。

 

【記録:野田美佳(94期)】

Ⅷ.資料 中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY
【リーダーの条件①】カリスマ性も能力もいらない!元スタバCEOが説く、リーダーに不可欠な要素とは!?