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‘六稜ニューヨーカー’ カテゴリーのアーカイブ

フラワーカーペット

ヨーロッパへそ日記【第2話】


▲オープニング 市庁舎の上より

ブリュッセル一番の観光名所といえばやはり「グランプラス」でしょう。Grand Place とはフランス語で大広場という意味です。約110m×70m。美しい市庁舎、そしてかつての華麗なギルドハウスに囲まれたこの広場はあのヴィクトル・ユー ゴーが「世界で最も美しい広場」と絶賛したほどです。1998年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

この美しい広場がより一層華やかになるのが、2年に一度開催される「フラワーカーペット」です。今年はちょうどその年で8月中旬に開催されました。


▲花びらは直接石畳の上に敷き詰められる

「花の絨毯」ということですが、まさに広場一面に花が敷き詰められ、模様が描かれます。毎回テーマがあり、今年は「中世の錬金術」で幾何学模様、星型が組 み合わされたデザイン。ちなみに2000年はベルギー土産でも有名なレース模様、2004年は街でよくみかける建築様式のアールヌーボーなど、ベルギーと 関わったテーマが多いです。

花はゲント産のベゴニアで、約60万本が一晩かけて手作業で敷き詰められます。生花のため開催期間は4日間のみ。できたてほやほやを観たくてオープニング の日に行ってきました。

とても大きいために市庁舎の上から全体を観るのがおすすめです。荘厳なグランプラスに広がる色鮮やかな絨毯に感動しました!


▲横から見ても美しい

星型の部分はくるくるまわって、緑色の部分には芝生が、茶色い部分には木枝が敷かれています。

オープニングセレモニーで花火があがると聞き、どこにあがるのか上ばかり見ていたら、花の中から花火がボンボンあがってびっくり。。。まさに「花・火」で した。

実は2年前、このフラワーカーペットを観るツアーの添乗をすることになっていました。でも直前に体調を壊してしまい来られなかったのです。その時はまさか 2年後にここに住んで、花の絨毯を見ることになるとは想像もしていなかったですが。

次回のフラワーカーペットは2008年。今度はどんな模様でしょうか?皆さんも機会があればぜひ訪れてみてください!

ベルギー

ヨーロッパへそ日記【第1話】


▲小便小僧のジュリアン君


▲市庁舎にはベルギー国旗とEU旗

▲世界遺産のグランプラスにて

六稜同窓生の皆さん、初めまして!
ベルギーに暮らして5ヶ月になる坂本です。

「へそ日記って???」と思われた方が多いと思います。ベルギーはその地理的条件からヨーロッパの中心、心臓、またはおへそと表現されることがあります。というわけでこのベルギー便りを「ヨーロッパへそ日記」と題しました。これからベルギーの様子、ヨーロッパの様子を私なりに皆さまにお伝えしていきますので、楽しんで頂ければ嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。

ベルギーといえば皆さん何を思い出しますか。ビール、チョコレート、ワッフル、それとも小便小僧でしょうか。

ではベルギーに来たことがある方はいらっしゃいますか?
たぶんお隣のフランスやドイツに行かれたことがあっても「ベルギーには行ったことがないわ」という方が多いのではないでしょうか。今日はこの国について少しご紹介します。

【ベルギー王国】
面積は約3万平方kmで四国より少し大きいぐらい。

小さな国ですが、なんと公用語は3言語!
北部はフラマン語(オランダ語)、南部はフランス語、そして人口は少ないですがドイツ語圏もあります。

首都はブリュッセル。
ここではフラマン語とフランス語の2言語表示ですが、主にフランス語が話されています。そしてブリュッセルはヨーロッパの首都でもあります。EU本部があり、NATO、WCOなどの機関もあるため世界各国の人々が集まる国際都市です。なので、街中では英語もよく聞こえてきます。

私が添乗員になったとき、ヨーロッパ研修がありましたが、イギリスでもフランスでもドイツでもなくここベルギーでした。というのも、この国にはゲルマンとラテンという2つの民族・文化が存在しているからです。ヨーロッパを知るにはまずベルギーへ、ということでした。

さすが「おへそ」なだけあって、他のヨーロッパ諸国へもアクセスが抜群です。ちょっと車を走らせれば、列車に乗れば、すぐにオランダ、フランス、ドイツ、ルクセンブルクへ。「じゃあ夕食はフランスで」なんていうことも可能です。

というふうに、小さいけれどたくさんの歴史・民族・文化が詰まった国というのがベルギーに暮らしてみての印象です。

では今日はこの辺で。
どうぞこれからよろしくお願いします!

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