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2007年のバックナンバー

Joyeux Noel!

ヨーロッパへそ日記【第14話】
今日はクリスマスです。

ヨーロッパが一番美しく飾られる時。12月になるとすぐに世界遺産のグランプラスも家の前の通りもイルミネーションでいっぱいになりました。

▲グランプラスのイルミネーション

▲このバルコニーを飾ります!
▲こんなリースができました!
ベルギーでのクリスマスを過ごすのは2回目ということで、今年は私も家のバルコニーを飾ってみようとクリスマスリースを作ってみました。

クリスマス市で見つけたモミの木のリースに、松ぼっくりやオーナメントをつけてできあがり!
ピカピカ光る電球をまいて、バルコニーに飾りました。

こちらではツリーもリースも本物のモミの木を使うことがほとんどです。私も本物を買ったのは初めてでしたがとても良い香りがしました。

日本ではキャンドルを飾ることもほとんどありませんでしたが、ベルギーに来てからはプレゼントでもらう機会があったり、お店にも綺麗なキャンドルがたくさ ん並んでいるのでつい買ったり。
ベルギー人のおうちに行くと、どこもツリーやリース、キャンドルなどで素敵な雰囲気になっていてさすがです。

2007年もあと1週間ですね。

いつもへそ日記を読んで下さっている方、今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

▲お店で飾りつけを探す人たち


▲クリスマス市で。持っているのはホットワイン


▲キャンドルを囲んでのクリスマスディナー

ノーカーデー

ヨーロッパへそ日記【第13話】


▲大通りに車がない!!
ブリュッセルでは1年に1回日曜日に「ノーカーデー」という日があります。 この日は車の運転禁止!二酸化炭素の排出を減らし、環境について考えようという日です。 代わりに地下鉄やバス,路面電車など公共交通機関は無料になります。

パトカー・救急車・消防車などの緊急車両、タクシー、引越しなど事情があって許可をもらった一般車だけは通行可能です。

車のない広い道路にここぞとばかり現れるのが大量の自転車、ローラーブレード、たまに馬!

ベルギー人はこんなにみんな自転車を持っていたんだ~と驚かされるほど。普段もですが、自転車は車と同じように道路を走る交通ルールなので、車がないこの 日でも歩行者はやっぱり信号を守る必要はあります。

そしてこの日は街のあちこちでいろんなイベントが行われました。路上でのコンサートやパフォーマンス,市場もでます。王宮広場には芝生が敷き詰められ、牛 や馬、羊などがやってきて牧場風景に。お天気にも恵まれたのでピクニックを楽しむ人々で賑わっていました。

ブリュッセルは小さい街といってもベルギーの首都、同時にEUの首都で、車の量は大変多く渋滞もしょっちゅうです。もし東京でノーカーデーがあったらどう なるんでしょう。ちょっと想像がつきません。


▲あっちもこっちも自転車だらけ


▲屋台も出てお祭りのよう

十二単を着ました

ヨーロッパへそ日記【第12話】

海外で生活すると、面白いことに日本にいたときより伝統文化に触れる機会が多くなったりします。大使館の文化センターではベルギー人向けにお茶や生け花な どのデモンストレーションなども度々行われます。

来月は着物の着付けショーがあるのですが、今回一足お先に十二単を体験させて頂くことになりました。

着物を着るのはもう成人式以来でしょうか。袴姿から順に着ていきカツラまで、だいたい40~50分かかりました。帯や紐を結ばれるたびに、どんどん気も引 き締まっていく感じです。十二単は肩にずっしりと重く、歩くのも大変でしたが、昔の人はこれで動いてたと思うと本当に驚きです。

このあいだゆかたを着る機会があり、行事が終わった後そのままブリュッセルを歩いたのですが、通りでもカフェでもベルギー人は皆振り返ってびっくりしてい ました。素敵な衣装だと声をかけてくれる人も多かったですが、十二単を見たら仰天でしょうね。

十二単という滅多にできない貴重な体験を、不思議なことにヨーロッパでできて嬉しかったです。

ヨーロッパ脱出?

ヨーロッパへそ日記【第11話】


▲ナイアガラ。この船に乗っていざ滝壺へ!

▲広大な国立公園の眺め

▲トロント

▲ボストンの夜景

▲アメリカで同級生と再会!

ヨーロッパはもちろん好きですが、まとまったお休みがあると違う文化圏に行きたくなります。去年の夏休みはニューヨークとカナダのオタワ・モントリオール に行きましたが、今年もまたアメリカ大陸へと飛びました。今回はトロントとボストンです。

ヨーロッパからアメリカ大陸の東海岸側へは大西洋を越えて6~7時間のフライトです。日本から行くよりは近いですね。9月上旬ベルギーはもうかなり寒い日 が続いていたので、カナダに着いてその暑さに驚きました。とはいっても27度ぐらいで日本の暑さに比べればこれも随分涼しいはずですが、ベルギーの気候に 慣れていると「なんて夏らしいんだ!」と嬉しくなりました。

ベルギーには高い建物はないので、久々に大都会の高層ビル群を見て感激!上ばかり見すぎて首が痛くなりましたが。。。

カナダでは有名なナイアガラの滝と、広さが東京都の7倍もあるアルゴンキン国立公園にも足を延ばし大自然も満喫しました。カナダの象徴、メープル(楓)の 葉が赤く染まり始めて綺麗でした。

ボストンに行った最大の目的は高校時代の親友に会うことです。初瀬さんは現在タフツ大学院に留学中。高校1年生でクラスメイトになって以来もう13年の付 き合いです。年月が経って、お互い外国で住んで、久しぶりの再会でも、まるで高校時代に大阪の梅田で会っているような感覚になります。

同じくこの夏からハーバードビジネススクールに留学している同級生にも会うことができ、頑張っている姿に刺激を受けました。

アメリカは街中の至る所に国旗が掲揚されているのがとても印象的でしたが、ベルギーも最近国旗が目立ちます。というのもベルギーは内政が混乱していて、次 期首相も3ヶ月間決まらないまま、北(オランダ語圏)と南(フランス語圏)の分裂まで叫ばれている状況なのです。ベルギーの存続を願う人たちが家の窓に旗 を掲げ始めました。

アメリカやカナダに比べたらとても小さな国土のベルギーですが、歴史も文化も政治も濃くて複雑だと、旅から戻って改めて思いました。

革命記念日と独立記念日

ヨーロッパへそ日記【第10話】


▲凱旋門とトリコロール煙


▲パリ祭の花火

残暑お見舞い申し上げます。

日本はとても暑い日が続いていると聞きました。ベルギーはもう秋(冬?)のようで肌寒い毎日です。太陽が恋しくて南フランスに行ってきましたが、セミの声 を久しぶりに聞き、日本の夏を懐かしく思い出しました。
今になって気づいたのですがブリュッセルにはセミはいないんです!

この夏は家族が来ました。ちょうど7月14日のフランス革命記念日(パリ祭)、7月21日のベルギー独立記念日(ナショナルデー)という2カ国の祝日にあ たる滞在でした。

パリ祭は私も初めて体験しました。
学生時代にパリに住んでいた頃はテレビで眺めているだけだったので。

フランス国旗が飾られたシャンゼリゼ大通りをサルコジ大統領がパレードした後、軍隊や戦車が行進、その上空を空軍機が飛びます。今年は特別にEU全加盟国 の軍隊の行進もありました。

夜はエッフェル塔の花火を観にいきました。バックミュージックには「007」「スーパーマン」「ハリーポッター」などアメリカ映画の音楽が多く使われてい てフランスにしてはちょっと驚きましたが、花火はとても綺麗でした。


▲ベルギーナショナルデー

▲街はすごい賑わい!

ベルギーのナショナルデーは、ブリュッセルの街中に国旗が飾られ、多くの屋台が並びます。軍のパレードはフランスに比べると小規模ですが、こちらも赤・ 黒・黄の3色の煙を出して空軍機が飛びました。夜は王宮広場での花火を鑑賞しました。

花火と言えば日本の技術ですが、最近はヨーロッパの花火も見応えがあると実感した夏でした。


▲国旗を持って

▲ベルギーの花火
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