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ミナミ千日前に馳せる思い
- 土井陽子【どい・ようこ】六稜64期。(旧姓松本陽子・愛称:おまつ)
劇作家の夫、土井行夫氏と死別後、1989年頃より本格的な脚本家として活動し始め、着実に作品を発表。テレビでは『部長刑事』、舞台では『いだてん一 代』を皮切りに『けむり太平記』『大原御幸異聞』など数々の名作がある。
今年になって初めての小説『舞い舞い虫独り奇術』を発表。明治の世相を浮き彫りにしながら、大阪ミナミの千日前を舞台に、奇術師から質屋となって生き抜く 逞しくも哀しい女の半生が淡々と描かれている。「なにわもの」を得意とするパワ-溢れる彼女…今月の六稜WEBは、そんな女流作家の心意気に迫ります。
●INDEX
プロロ-グ | |
第1幕: | チビの軍国少女 |
第2幕: | まさかの「北野」に |
第3幕: | 学問と無縁の大学時代 |
第4幕: | 私の夫が死ぬなんて |
第5幕: | 芝居の脚本を書いて~痛感した 「北野の絆」 |
第6幕: | 初めての小説『舞い舞い虫独り 奇術』 |
エピローグ |
収 録●Aug.28,2001
阪急グランドビル19F「関西文化サロン」にて
取 材●河渕清子(64期)、奈木進(66期)、小林一郎(78期)
谷卓司(98期)、矢野修吉(101期)
協 力●「紅艶隊」…(64期の北村芙佐子、中尾耀子、森武子)
中井正明(64期、なにわことばのつどい代表世話人)
Update : Oct.23,2001