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    昭和24,5年頃の踊り歌
    ホヽ北中の校長殿
    作詞者不詳
     


    一 ホヽ北中の校長殿
    東大哲学チトむつかしい
    それを見ている北中生
    わかる様にと民主主義
    二 ホヽ北中のシエンコ野郎
    絶村はなさない出席簿
    それを見ている北中生
    トンコは出来ない此の時間
    三 ホヽ北中のドンキ殿
    ゾル靴ガタガタやり出すが
    それを見ている北中生
    何が何だかわからない
    四 ホヽ北中のハナクソさん
    ハナクソまるめてペッチャンよ
    それを見ている北中生
    ハナクソほじくりハナクソ
    五 ホヽ北中の生臭坊主
    頭を光らせピカピカ
    それを見ている北中生
    御経を上げてなむあみだ
    六 ホヽ北中のチャカ野郎
    自慢たらたらうぬぼれる
    それを見ている北中生
    ふんぞり返って講義聞く
    七 ホヽ北中のタマゴさん
    ワッカリッマッカと眼鏡取る
    それを見ている北中生
    卵を茶化してワッハッハッ
    八 ホヽ北中のガマさん
    ”あっ”といってはやりなおす
    それを見ている北中生
    消ゴム買うのにヒマがない
    九 ホヽ北中の豆ダヌキ
    一、二、三、四、五、六は聞きずらい
    それを見ている北中生
    あてられては出来ません
    十 ホヽ北中のマーチャン
    いつも講義はマンマンディ
    それを見ている北中生
    コックリコックリ夢の国
    十一  ホヽ北中のカレヤン
    目はパチクリと口とんがらせ
    それを見ている北中生
    速記練習にもって来い
    十二  ホヽ北中のロバさん
    遺伝学の研究だ
    それを見ている北中生
    Mの日取りに余ねんない
    十三  ホヽ北中のダッシュさん
    生徒の代講に窓ぎわへ
    それを見ている北中生
    内職するのにもって来い


    「踊り歌」
    井原節三(62期)

    六二会に出席するにつけ諸兄の御発展をうかがい、在校中の面影を思い浮べ、変らぬ友情を感じつゝ当時の思い出の一つとして先輩・同輩より受けついで来た、踊り歌などを書きとめて見ました。


    参考●六稜六二会『一里冢』〜卒業二十五周年記念文集〜 pp.19-20 (1975)
    Last Update: Feb.26,1998