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	<title>東京六稜倶楽部 &#187; 2022年度</title>
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		<title>【240回】12月「半導体とエレクトロニクスのこれから」</title>
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		<pubDate>Sun, 06 Nov 2022 07:05:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

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		<description><![CDATA[内田　建さん＠101期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年12月17日（土）14時00分～15時28分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>82名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>内田　建さん＠101期 （東京大学 大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻 教授）</p>
<p style="padding-left: 30px;">1989年　大阪府立 北野高校卒業<br />
1993年　東京大学 理学部 物理学科卒業.<br />
1995年　東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻修了<br />
1995年　株式会社 東芝（研究開発センター）入社<br />
2008年　東京工業大学 大学院理工学研究科 電子物理工学専攻（准教授）<br />
2012年　慶應義塾大学 理工学部 電子工学科（教授）<br />
2018年　東京大学 大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻（教授）</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「半導体とエレクトロニクスのこれから」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>スマートフォンやスマートウォッチをはじめとして、私達の身のまわりには半導体を使った製品が数多くあります。これらの製品は現在の生活に欠かせないものであり、また2〜3年後にはさらに優れた性能の製品が登場するという期待を抱かせます。最近では、デジタル技術を用いてビジネスなどを変革するデジタルトランスフォーメーション（DX）が世界的に推進され、そのコア技術となる半導体の重要性がさらに増大しています。DXにおいて、半導体に求められる機能はより高度化・複雑化し、その応用分野は拡大し続けています。本講演では、半導体やナノスケール材料を用いたエレクトロニクス技術のこれからについて、センシング技術や新しい計算技術（量子コンピュータ、AI）の観点を含めて、お話したいと思います。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>　東京大学大学院修了後、日本が半導体分野で世界と鎬を削っていた時代に東芝に入社して、開発に携わってきたが、日本は現在世界に最先端半導体の開発では遅れをとってしまっている。<br />
　半導体はスマートフォン、パソコンの演算処理、記憶装置、撮像素子、発電素子、通信などに使われる形で、身のまわりにあふれており、半導体無しではもはや生活が成り立たない時代になってきている。銅などの導電体と石英SiO2などの絶縁体の間の性質を持つ半導体は、枯渇しない資源であるシリコンで作ることができる。半導体では電流が良く流れる状態(1)とほとんど流れない状態(0)があり、それを外からかける電圧などで制御できることから、デジタル信号処理に使われ、現在のマルチメディア・デジタル革命の基盤となっている。半導体の小型化による大容量・高速化は、車の自動運転やAI利用などの高度な応用につながっている。半導体産業の世界市場は現在約80兆円を超える規模で日本の国家予算に匹敵する。1988年時点では、日本は世界の半導体の50％のシェアを持っていたが、現在は10％にまで下落してしまった。その経緯について個人的な見解をお話する。<br />
　半導体素子の微細化で世界のトップグループを走っていた日本の半導体素子の製造技術は、32nm (2009年)レベルを最後に、以降の開発を中断した。現在世界の最先端は３nm技術とよばれる技術レベルに入っている。2010年頃はIntelが量産化技術の革新をリードし優れた製品を世に出していた。しかし、近年は各社が自社用の半導体を設計し、半導体製造の専門会社に製造を委託する時代となった。アップルはM1、M2などの半導体を設計し、ファウンドリーに製造を任せる手法を採用し、ファウンドリー大手のTSMC（台湾）が現在では受託生産の世界シェアの60％を握っている。半導体の供給元が限られているため、供給難が起き、特定の会社・地域に依存した半導体不足が国際問題化している。米国・中国が5兆円規模の新規投資を行う計画を進めているが、日本でも大きな投資を行い新たに最先端の製造技術を構築し生産体制を作ることを目指すなどの機運が盛り上がっている。半導体復興の機運の高まりにより、学生にも以前より関心を持ってもらえるようになってきている。一つの工場を作るのに1兆円を優に超える資金が必要なので、投資側にはリスクが大きく投資判断は難しい。<br />
　半導体は、米国内の電話網を支えていた真空管の故障対応負担に代わる技術として、壊れにくい信号増幅器としてトランジスタが登場したのがきっかけであった。電子あるいは正孔を情報媒体とする半導体は、不純物を入れることで電流量を調整し、外部電圧で情報媒体の量を変調することで信号の増幅ができる。また、トランジスタ構造を小さくすることで高速化ができ、集積度を増すことができるため、継続的な技術開発で、性能をどんどん良くできるという特長がある。２年で大きさを0.7倍にすることで、過去30年間にわったって、トランジスタ数を2年毎に2倍にする形で性能向上を達成し続けることがでた。いわゆる、有名なムーアの法則である。サイズの微細化は量産化当初の10ミクロンサイズから現状の数10ナノメートルまで、この30年で1/1000になった。5nm世代のApple M1 Chipでは300億個を超えるトランジスタが集積化され、高い機能を実現している。トランジスタ内部のシリコンの厚さも6nmにまで薄くなってきている。<br />
　ではなぜ、日本は最先端半導体の開発で遅れをとってしまったのか？<br />
　現在の５nm世代は中で使われるトランジスタのサイズではなく、性能ベースでの象徴的数字となっている。半導体トランジスタを小さくし続けたことで、もはやサイズを小さくしても速くならないというレベルになった。このため原子サイズの大きなGeをSi中に導入して、Siトランジスタの性能を上げる「歪技術」の重要性が日本でも指摘され開発されてきた。Intelは2003年にGeを混合したSiGe層をゲートの下に入れるのではなく横に入れること、さらに横からSiを引っ張るのでなく、押し付ける配置にする方法で性能を改善する技術を開発・量産化することに成功した。<br />
　絶縁膜を薄くし過ぎるとトンネル効果で電流が漏れてしまうため、絶縁膜を従来のものより誘電率がより高い材料に置き換え、さらにゲート電極の材料も変更するという二つの新技術をIntelが45nmレベルで一気に開発・量産化に成功した。日本はこの技術の量産化に間に合わず、その結果、世界の半導体製品と日本の半導体製品とに性能の差ができてしまった。日本でも、これらの技術開発では独創的かつ先駆的な研究成果が多くあげられていたが、当該技術を量産化することには成功しなかった。その後、トランジスタの立体構造化・量産化の面で再び技術的に立ち遅れてしまった。<br />
今後の方向として、Siに代わり一原子レベルの厚さであるグラフェン(原子層材料)の積層技術にも期待がかかっている。積層・異種技術の混載・実装技術の今後の発展が国際的競争の場となると想われる。今後、半導体は演算だけでなく自立電源を備え、センサーとして働き、能動的に情報を取得するシステムとしての機能が重要となる。車の自動運転やAI利用など拡がりが大きい。またSi,Ge以外のあらゆる元素の利用可能性が模索されている。Internet of Things（IoT）では、半導体センサーで情報を取り込み、スマートウォッチなど自分で処理するシステムの開発も多方面で展開されている。<br />
　研究室では、低分子センサー（ガスセンサー）の小型化による未病診断や高齢化社会での看護・在宅医療、農業・工場でのモニタリング・生産管理等への拡がりを見据えた研究を展開している。糖尿病とアセトン、肝疾患とアンモニア、口腔内細菌と水素の関係を半導体技術でモニターすることで健康管理を広げる手法などにも注目している。量子コンピュータでは50ｍKでの量子ビット操作が必要であり、極超低温での半導体動作の検証などにも挑んでいる。日本のキャッチアップのための開発に向けて、多項目・時系列センシング技術やデータセンタでの計算能力増強などを目指したいと考えている。</p>
<h2><strong>質疑応答</strong></h2>
<p>家さん　80期</p>
<p>Q：　半導体製作はシリコンウェーファーに塗布したフォトレジストにステッパーで回路パターンを露光するというのが基本だと想っていたが、ウェファーサイズ、露光装置光源など現状はどうなっているのか？</p>
<p>A：　シリコンウェーファーはサイズとしては12インチが現状で450 mm が次の目標。露光装置は３nm世代と言っているが実際に加工している寸法はもっと大きい。また、パターンをエッチング処理で細くするなどの技術も使っている。極紫外光源を使っている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　原子サイズに近づいていて、微小化に依存したムーアの法則は限界を迎えるのでは？</p>
<p>A：　トランジスタを小型化するのは限界にきているので、縦に重ねて改良という方向を目指しているが、ゆくゆくは限界になる可能性もある。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　台湾のファウンドリーメーカーは、インテル等の技術をこなしているのか？</p>
<p>A：　製造技術としてはインテルより、最先端のファウンドリーの方がリードしている面もある。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>林さん　75期</p>
<p>Q：　半導体製造では日本が遅れを取ったが、今後センサー技術が大事とのお話。そこでも微細化がカギになるのか？　ファウンドリーが大事なのか？</p>
<p>A：　Image Sensorでは国内の会社がリードしているが、ファウンドリーも興味を持っている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>間嶋さん　101期</p>
<p>Q：　1兆円を超える投資が半導体工場の設立に必要なのは、なぜか？</p>
<p>A：　パターン転写のためのリソグラフィー装置が高額で、その他の製造装置も大変高額。また工場全体をクリーンルームにする必要もあり、極めて高額となる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>家さん　80期</p>
<p>Q：　リソグラフィーではニコンやキャノンは今でもトップか？</p>
<p>A：　オランダの会社が液浸技術などで優れた開発を行い、世界をリードしている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: right;">（講演録作成　家正則　80期）</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td>なし</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>【239回】11月「HSC（ひといちばい敏感な子）の理解と支援について」</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5820</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5820#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 11 Oct 2022 01:40:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5820</guid>
		<description><![CDATA[明橋　大二さん＠90期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年11月12日（土）14時00分～15時45分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>50名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>明橋　大二さん＠90期 （真生会富山病院心療内科部長）</p>
<p style="padding-left: 30px;">1959年 大阪府箕面市生まれ。<br />
1978年 大阪府立北野高校卒業。<br />
1985年 京都大学医学部卒業。<br />
その後、国立京都病院内科、名古屋大学付属病院精神科勤務<br />
1994年 真生会富山病院心療内科勤務。<br />
専門：精神病理学、児童思春期精神医療<br />
現在、児童相談所嘱託医、ＮＰＯ法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長、一般社団法人ＨＡＴ共同代表。富山県虐待防止アドバイザー、富山県いじめ問題対策連絡会議委員、南砺市政策参与。<br />
ＴＶ出演として「情報ライブミヤネ屋」「世界一受けたい授業」「報道ステーション」など。<br />
著書に『なぜ生きる』『子育てハッピーアドバイス』『見逃さないで！子どもの心のＳＯＳ』『みんな輝ける子に』『ＨＳＣの子育てハッピーアドバイス』（以上１万年堂出版）など。<br />
翻訳書『ひといちばい敏感な子（ＨＳＣ）』（青春出版社）、「ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき」（青春出版社）。<br />
子育てハッピーアドバイスは、シリーズで５００万部を超えるベストセラーとなっている他、韓国、中国、台湾、タイ、ベトナムにて翻訳出版されている。</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「HSC（ひといちばい敏感な子）の理解と支援について」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>ＨＳＣ（Highly Sensitive Child：ひといちばい敏感な子）は、2002年、アメリカの心理学者エレイン・アーロン氏によって提唱され、日本には2015年、拙訳「ひといちばい敏感な子」によって初めて紹介された。その後、この概念は急速に子育て支援、教育現場に広まり、いまや発達障害と並んで、子ども支援になくてはならないものとなっている。ＨＳＣが大人になるとＨＳＰ（Highly Sensitive Person)となるが、これは「繊細さん」などとしてマスコミでも紹介され、ここ数年一気に日本に広まった。ＨＳＣ／ＨＳＰは、病気や障害ではなく、持って生まれた特性であり、人間の多様性の一つである。ＨＳＣ／ＨＳＰを知ることが、人が生きやすい社会を考えることにつながる。今回はＨＳＣの理解と支援について紹介させて頂き、皆様のご意見を賜りたいと思います。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>１．HSCとは</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">最近出てきた子育て支援には無くてはならない概念。不登校の生徒のうち、8割がHSCといわれている。<br />
✓身体が刺激に敏感<br />
✓ささいな変化によく気が付く<br />
✓まぶしい光、騒音、臭いにおいにノックアウト<br />
✓空気が悪いのが苦手<br />
✓痛いのが苦手<br />
✓すぐ驚く<br />
✓他人の気分に影響される<br />
✓ものすごく人に気を遣う<br />
✓よく気が付く<br />
✓弱い者には優しい<br />
✓豊かで複雑な内面世界を持っている<br />
✓芸術や自然に深く感動する<br />
✓変化が苦手</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>２．HSCについて</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">✓育て方でなるものではなく、持って生まれた性格、気質。<br />
✓病気や障がいではなく、持って生まれた性格。従い、「治す」ものではない。その子らしさを生かし、伸ばしていくのがHSCの子育て。<br />
✓HSCの割合は人口の15％～20％で5人に1人の割合。地域や人種の差はなく男女の比率も同じ。<br />
✓HSCは発達障がい（特に、自閉スペクトラム症）とは異なる。感覚的に敏感なところは似ているが、一番の違いは、人の気持ちを汲むことが得意か苦手か（発達障がいの場合、コミュニケーションが苦手なため、人の気持ちや空気を読むことも苦手。HSCは人の気持ちが分かり過ぎる）。発達障がいとの合併というのはあり得るが（特にADHD：注意欠如・多動症）、自閉スペクトラム症とHSCの合併は、ゼロではないが極めて稀。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>３．HSCの4つの特徴（DOES）</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">アーロン氏は、チェックリスト２３項目中１３項目が該当すれば、おそらくHSCであろうといっている。最近は、以下４つの特徴（DOES）に該当すればHSCといわれている。<br />
✓D（Depth）：深く考える→慎重派。人の気持ちや能力をよむ力がある<br />
✓O（Overstimulation）：過剰に刺激を受けやすい→疲れやすい<br />
✓E（Empathy、Emotion）：共感力が高く感情の反応が強い→ミラーニューロンの活動が活発<br />
✓S（Subtlety）：ささいな刺激を察知する</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>４．HSCには刺激を求めるタイプの子もいる</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">HSS:High-Sensation Seeking(刺激探求型)<br />
✓HSSも持って生まれた性格<br />
✓HSSはHSCとは独立した別の特性</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>５．HSCとHSS</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">HSCには、HSSの子とHSSではない子がいる<br />
✓HSSでHSC：刺激を求めるHSC→石橋をたたいて渡る（一応慎重派）<br />
✓HSSでないHSC：刺激を求めないHSC→石橋をたたいたうえでやはり渡らない（慎重派）<br />
✓HSSでHSCでない：石橋をたたかずに渡る</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>６．HSCには育てにくいタイプの子もいる</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">✓感情反応の強い子、HSSの子<br />
✓ちょっとしたことで傷つき、おおげさに騒ぐ。被害妄想が強い。かんしゃくが強い。文句が多い。落ち込みが激しい、等。<br />
✓「実は傷ついているのかも」と考えることが必要。「傷ついていること」をうまく言葉で表現できず、それを行動で表現している可能性がある。<br />
✓専門家として心配なのは「気づいていても表に出さない子」。育てにくい子は長い目で見れば心配のない子。成長につれて心配はなくなる。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>７．ニューロダイバシティーについて</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">ニューロダイバシティー：「神経多様性」<br />
✓「生物多様性」と同じく、神経の発達にも多様性がある。多様な種が存在することに意味がある（単一種は、環境が激変すれば絶滅する）。<br />
✓自閉スペクトラム症（アインシュタイン、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ等がそうだと言われている）、ADHD（同じくエジソン等）、HSC、あるいは定型発達、さまざまな違いはあるが、それぞれ必要な人材で役割がある。HSCは、全人類にとって良くないことを、人一倍敏感な感性で教えてくれる存在で、故に、そういうDNAが人類に残されてきた。そこには、病気であるかないかとか、障がいであるかないかとかの区別はない。単なる「違い」「多様性」である、という考え方。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>８．HSCの育て方</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">✓「甘やかすから、わがままになる」のではない。親の関わり方は、子どもの状態の「原因」ではなく「結果」→「親の関わり方が原因」と誤解しないように。<br />
✓自己肯定感を育てる<br />
「自己肯定感」：<br />
・私は存在価値がある<br />
・私は必要な存在<br />
・私は大切な人間<br />
・私は生きていていい<br />
・私は私でいい<br />
✓最も大事な「自己肯定感」の育成（0～3歳）を土台にして「しつけ」、「しつけ」（3～6歳）を土台にして「勉強」（6歳～）が可能になる。手遅れはなく、気付いた時からやり直せば、育て直しはできる。<br />
✓日本には自己肯定感が高くない子が増えている（自分なんて存在価値ない、自分はいらない人間、自分はいない方がまし、等）。そういう子に、しつけや勉強をさせようとしても身につかない→まず、自己肯定感を育てることが大事。<br />
✓HSCが自己肯定感を持ちにくい4つの理由<br />
✓しつけの影響を受けやすい<br />
→できていることをしっかり伝え、フォローの言葉を必ず添える<br />
✓自分に厳しい<br />
→いいところを見つけてほめる<br />
✓手のかからない、いい子になりやすい<br />
→手のかからないいい子のほうが心配。感情を出してきた時こそしっかり傾聴する<br />
✓集団生活が苦手<br />
→人と同じことを無理強いしない（HSCは慎重派。人より動作が遅い傾向あり）。無理強いすると自信を失う</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>９．HSCの自己肯定感を育てる6つの方法</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">✓子どもを信じる。受け入れる<br />
✓子供の気持ちに共感する<br />
✓スモールステップを設定する。ステップを細かい段階に分ける<br />
→最初から100を目標とすると、できずに挫折する可能性が高い。<br />
10→20→30と目標を上げていき、達成都度ほめるとモチベーションが上がる。<br />
✓心の安全基地を作っておく<br />
→退路を断つと不安をあおる。逃げ場所を用意する<br />
✓その子のペースを尊重する<br />
→HSCは普通の子とペースが異なる。動き出すのに時間がかかるときがある。子のペースや歩幅に合わせて動き出せば、意外とスムーズにいくことがある<br />
✓少し背中を押してみる<br />
→できると思えるときには、思い切ってやらせる。ただし、無理強いはしない</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>１０．親の自己肯定感も大事</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">親の自己肯定感が決して高くない、むしろ、低い、との切実な相談や質問がある。親の自己肯定感が低ければ、子どもの自己肯定感を育てることも難しくなる。<br />
✓境界線を引く<br />
→人は人、うちはうち<br />
✓自分のことをほめてくれる人を一人は持つ<br />
→子供のことだけではなく、親もほめる<br />
✓自分を自分でほめる練習も必要（リフレーミング：枠組みを変える＝別の見方をする）<br />
→毎日子育てに悩んでいるということは、それだけしっかり子育てに向かい合っている証拠。そういう自分をみとめることにより、子どものことをみとめられるようになる。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>１１．最後に</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">✓本日はHSCについて話したが、HSCや一部の子を特別扱いしてくれといっているつもりは全くない。HSCに必要な支援は、すべての子どもに必要な支援である。<br />
✓みんなが嫌と思っていることを、ひといちばい敏感な感性で教えてくれ、社会をよくすることのヒントを与えてくれるのがHSC/HSPという存在。HSC/HSPのみならず、いろいろな特性に配慮することが、すべての子どもや人がすごしやすく生きやすい社会をつくることになる。HSCであってもなくても、すべての人が、すべての子どもたちが、すごしやすい社会になることを念じる。</p>
<h2><strong>質疑応答</strong></h2>
<p>住本治さん　88期</p>
<p>Q：　還暦を過ぎると、ほぼHSPのように敏感になるが、「受容」の部分で不快になることはあまりない。「受容」のグラデユエーション、あるいは、反応の年齢による変化はあるのか</p>
<p>A：　HSCは特性であり生涯変わらない。ただ、もともと敏感であったのが、年齢とともに、マスクがとれて表面化することはあるかもしれない。トラウマがあって、二次的に敏感になる場合があるが、特定のものにだけに敏感になるものであり、HSPのような全般的な敏感さとは異なる。誰でも敏感であれば、敏感の分布は正規分布（真ん中が一番多い）になるはずだが、そうとはならず、両方（敏感か敏感でないか）に分かれる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　多様性の統計学的、あるいは、数字的な分布は、疫学的に測定されているのか</p>
<p>A：　全世界のどこでも人口の１５％～２０％という研究結果がでている。HSCは曖昧なものではなく、科学的に研究されている概念。出てきて間もない概念で、これからという部分はあるが、いろいろな研究者が研究している。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　再度、まんがの本の紹介を</p>
<p>A：　「HSCの子育てハッピーアドバイス」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　HSCの特性について、「受容」は持って生まれた特性で変わらないというのは理解するが、「反応」は感情や社会的な影響で変わるのではないか</p>
<p>A：　アーロン氏も、HSPでも社交的な環境に育った場合には社交的になることはあると書いている。ただし、「反応」も生まれつき人によって違いがある。びっくりする、涙もろい、というのは生まれつきのものであり、同じ環境で育った兄弟でも異なる。外側の共感的な反応は変わるかもしれない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　HSS、HSP/HSCの２軸があるとの了解。２：８法則等の生存戦略について、HSS、HSP/HSCの分布についても同じことが言えるのか</p>
<p>A：　HSSとHSP/HSCの軸は異なり、４種類のタイプがある。HSSはアーロン氏ではなくズッカーマンという人が提唱する概念。HSSについての統計は、まだそれほど出てきていない。精神医学では病気を探求してきたが、HSS、HSC／HSPは病気ではなく気質。これまで、気質は精神医学でほとんど扱われてこなかったが、これから研究が深まっていく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>浦勇和也さん　88期</p>
<p>Q：　空気がよめないのもHSCということ理解した。「S」の度合いはあるのか</p>
<p>A：　ある程度のグラデュエーションはあるかもしれないが、HSC/HSPの分布は体重や身長などの正規分布にならず、両端が多い「どっちか」。ただし、いろいろな子がおり、中間に位置する子もいる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　視力が良い悪い、知力／IQ／EQとの高い相関関係はあるのか</p>
<p>A：　視力は生まれつきのものもあるが、環境の影響が大。HSCは持って生まれた性格なので、少し異なる。HSCは、アレルギー等の体質的なものに似た概念ではないか。知力／IQ／EQも育った環境の影響を受けるので、同じではない。HSCでも成績の良い人とそうでない人はいる。しかし、人の気づかないことを気づく等、ほかの特性と相まって、リーダーとなったときに才能として活かされることがある。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　病気と性格の定義は。</p>
<p>A：　治療や支援が必要とされるものが病気、その必要がないものは病気ではないと考えている。性格は持って生まれたものと環境によってつくられるものだが、病気でなくとも、トラウマ等で二次的に傷ついた場合には、カウンセリングや治療が必要になることがある。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　東大生の３人に１人は学習障がいと聞いたことがある。HSCもしっかりとした自己肯定感を持たせれば、とても優秀な子たちではないか</p>
<p>A：　その通り。SDGSとか、ある意味、人類が大きくかわる時に、HSP/HSCは社会に大きなヒントを与えてくれる存在といわれている。HSP/HSCの知恵や感性を活かせるような社会になっていくことが、人類が存続していくために大事。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>河野次郎さん　90期</p>
<p>Q：　HSCという言葉は、明橋さんの翻訳本が出る前に、娘が関連する本を見つけて買ってきたときに知ったが、本日こういう話を聞かせていただき納得した。本人がHSCと気が付いても、コントロールやセルフメデイケーションをどうやればよいか、また、家族はどうすればよいか。</p>
<p>A：　非HSPが多数派を占める中で、HSPは自分を責めている。HSPは特性ということを知ることによって救われるし、自分を肯定しなおすことができる。また、そういうことを家族が理解することにより、家族の適切なかかわり方がわかる。帽子のサイズが合わない場合、普通の人は自分の頭のサイズにあった帽子を選ぶが、HSPは帽子のサイズにあわせて自分の頭を削るということをやってきている。HSPは、むりやり周りの環境に合わすのではなく、自分にあった環境を選ぶことが大事。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今井美登里さん　80期</p>
<p>Q：　Small Stepを設定してほめる場合、「あまやかす」のはマイナスイメージがあるが。</p>
<p>A：　ほめる前に、自己肯定感を育てるためには「愛着」が大事。一緒にすごす、食事をする、話をすることで、自己肯定感がうまれる。今の子は、昔と異なり、「愛着」の部分が希薄で、親と一緒にいる安心感を持てていない。昔より土台ができていないだけに、否定のことばには気をつける必要がある。子育てハッピーアドバイスの大事なメッセージでもあるが、「あまえ」は受け止めることは大事だが、「あまやかす」はいけない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>山近紗知子さん　111期</p>
<p>Q：　町田市の小児科クリニックに勤務している。HSCにも遺伝的な要素はあるのか</p>
<p>A：　遺伝病というほど濃くはないが、遺伝的なもの。父母のどちらかが敏感な方でDNAにかきこまれたもの。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　不登校生の８割がHSCとのことだが、HSCだからこその声掛けの仕方があれば教えてほしい。</p>
<p>A：　私の場合、初診の際にHSCのチェックリスト（２３項目）を書いてもらう。HSCと分かれば、親や子ども本人にもいいところを伝えつつ説明する。生まれつきのすばらしい性格であることを説明し、必要に応じ、子育てハッピーアドバイスの本を紹介する。イラストでマンガのように子どもでも読め、理解することにより、子どものエンパワメントに役立つ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>栗山敏さん　90期</p>
<p>Q：　明橋さんの話には愛がある。HSCの比率は昔も今も変わらずとのことだが、数が増えているとの感覚がある。遺伝子が社会的なストレッサーに触れて行動にでるという了解だが、遺伝子の比率は変わっていないのか。</p>
<p>A：　HSCの研究が始まったのが２０年そこそこ。それ以前の統計はない。ただ、人間だけでなく、いろいろな種で敏感な個体と敏感でない個体の２種類が存在し、どの種でも、敏感なものが少数派で、敏感でないものが多数派ということが確認されている。なぜなら、大胆なものは良く死に、敏感なものは生き残るから。４：１というのは、「生存戦略」として一番適切な比率ではないか。最近増えてきたとか、現代病とかではないと考える。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>葛野正彦さん　88期</p>
<p>Q：　ニューロダイバシテイーの話で、自閉スペクトラムやADHDから優秀な人が輩出されたとの話があったが、HSCと「ギフテッド」との関係はどうか。</p>
<p>A：　HSCと重なるところがある。HSCの中でも特異な才能に恵まれた人を「ギフテッド」といい、これも持って生まれたダイバーシテイーの１つ。「ギフテッド」は、まだ学術的に認められる概念ではないが、児童青年精神学会でもシンポジウムが組まれ、学会の中でも、病気ではないが、特性としての理解が必要なジャンルとしてようやく認められるようになってきた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>園山陽輔さん　75期</p>
<p>Q：　子どもを育て、孫の姿を見てきた視点から話を聞いていたが、心を打たれたのが「自己肯定感」ということ。過去できたことができなくなった等、自分の生きている意味や役割は何かと「自己肯定感」を問いながらすごしており、これからもすごすと思う。子どもだけでなく、これから老いていくものも「自己肯定感」を問いかけ、自己を肯定しながら生きていかないといけないと思う。</p>
<p>A：　子供だけでなく、お年寄りの心のケアーにも関わっている。自分が価値があると思えないことは、非常に苦しいもの。そういう気持ちが持てない人が、自分の存在確認のために、外でやらかしてしまうことがある。そういうものの背景にあるのも「自己肯定感」の問題といわれている。どの年代にとっても、自分の役割をもち、生きている価値を確認できることが、メンタルヘルス上、非常に大事なこと。</p>
<p style="text-align: right;">（講演録作成　葛野正彦　88期）</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/12/2022-11-12東京六稜倶楽部（ＨＳＣ）PPT-.pdf" target="_blank">2022年11月-六稜講演会</a>(2MB)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>【238回】10月「iPS細胞の事業化と再生医療の現在と未来」</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5806</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5806#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 07 Sep 2022 00:52:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

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		<description><![CDATA[横山　周史さん＠99期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年10月15日（土）14時～15時30分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>54名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>横山　周史さん＠99期（株式会社リプロセル　代表取締役社長）</p>
<p style="padding-left: 30px;">1987年　北野高校卒業<br />
1991年　東京大学工学部工業化学科　卒業<br />
1996年　東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻博士課程修了（博士号取得）<br />
1996年　マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社<br />
1997年　スリーエムジャパン株式会社入社<br />
2004年　株式会社リプロセル　取締役として入社し2005年から代表取締役社長就任<br />
（現在に至る）</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「<strong>iPS細胞の事業化と再生医療の現在と未来</strong>」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>ヒトiPS細胞は2007年京都大学の山中伸弥教授により世界で初めて発明され、その後、ヒトiPS細胞の研究及び事業化の取り組みが世界中で進んでおります。iPS細胞を使った再生医療の臨床試験も行われており、加齢黄斑変性、パーキンソン病、虚血性心筋症等の患者を対象に、実際に患者さんへの投与が行われています。私は、株式会社リプロセルの代表として、これまで18年間、再生医療やiPS細胞の事業化に取り組んでまいりました。本講演では、iPS細胞の事業化の事例や再生医療について、現場の視点でお話ししたいと思います。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>紹介者は同期の神宅謙一郎さん。北野高校ハンドボール部でのクラブ活動や最近の同窓会活動を通して、横山さんの真面目で誠実な人柄を表すエピソードがいくつか紹介された。新しいアイデアを元に、新しく事業を興して成功させるのは1000に3つと言われるほど難しい仕事だと言われる。再生医療の最先端分野において、起業からたった10年で株式上場を果たし、さらに世界に拠点を持つグローバル企業へと成長させ、現在も活躍されている横山さんのお話を伺いたい。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>自己紹介</strong></span></h2>
<p>実は、私は医者でもなければ医学分野の研究者でもない。北野高校卒業後は、東京大学工学部合成化学科へ進学した。東京大学工学部応用化学科（専門は無機化学）ではディーゼルエンジン排気ガスの浄化触媒の開発をテーマにした研究を行い、博士号を取得した。しかし博士課程修了後は研究者の道を選ばずマッキンゼーアンドカンパニーインクジャパンへ入社し、経営コンサルティングの仕事に携わった。その後スリーエムジャパンへ入社し、ディスプレイ領域の新規プロジェクを立ち上げる仕事に従事していた。そのうち、再生医療の分野で東京大学と京都大学が共同で大学発のベンチャー企業リプロセルを起業する事となり、私は経営部門の責任者としてリプロセルに参加、ビジネス面のトップリーダーとして創業の時から現在まで再生医療やiPS細胞の事業化に取り組んでいる。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>１．株式会社リプロセルの会社紹介</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">・リプロセルのミッションは「日本で発明されたiPS細胞技術を世界で花開かせること」。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・社名のリプロセルはreprogramming cellの略でiPS細胞を意味する。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・2003年の創業当時はES細胞を中心に研究試薬ビジネスを展開していた。研究支援事業で利益を上げつつ、再生医療の事業化を目標に研究や実験を継続させた。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・2007年山中教授がヒトiPS細胞の発明に成功した事をきっかけに、経営をiPS細胞の事業化にシフトさせた。（世界初のiPS細胞事業を開始）</p>
<p style="padding-left: 30px;">・2013年JASDAQに初めて上場。その後、アメリカ・イギリス・インドでいくつかの会社を買収し現在は世界の4つの拠点でグローバルビジネス展開を行っている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・2021年 臨床用iPS細胞事業（ヒトの再生医療）を開始。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・リプロセルを創業したのは東大の中内啓光先生と京大の中辻憲夫先生。起業の元となったのは、中辻先生の発明（受精卵からES細胞を分離・分化誘導して細胞の株を作成する手法、日本初の技術）。この発明を再生医療分野においてビジネス展開する為に、中内先生と私が参加してベンチャー企業を立ち上げた。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・北野高校で同級生だった阪大の水口裕之君はiPS細胞から肝臓を作成する研究分野では日本の第一人者で、彼とリプロセルとの共同研究により、再生肝臓を製品化する事業を展開している。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>２．iPS細胞とは</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">・ヒトの細胞であればどのような細胞でも作り出せる多機能性幹細胞（pluripotent stem cell）にはいくつかの種類があるが、ここではES細胞とiPS細胞について述べる。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・ES細胞とは胚性幹細胞（embryonic stem cell）。受精卵が数回分裂したものが胚盤胞、胚盤胞の内側にある細胞を取り出して培養したものがES細胞。ES細胞を得るのには人工授精の過程で廃棄される受精卵を有効活用するが、生命の源である胚を壊して作るという倫理問題を含むため実用化が難しい。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・iPS細胞とは人工多機能性幹細胞（induced pluripotent stem cell）。皮膚など体の中にある細胞にリプログラミング因子と呼ばれる特定の遺伝子を導入すると、成熟した細胞がES細胞と同じくらい若返り、多機能性を持つようになる。iPS細胞は胚の滅失に関わる倫理問題がない上に患者自身の体細胞から作り出せば、拒絶反応のない細胞を作り出せる。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・私がリプロセルに入社した当時は、ES細胞の倫理問題を解決すべく、人工的に作り出せるヒトの多機能幹細胞の研究が世界中で行われており、リプロセルでも京大の中辻先生を中心に研究を進めていた。実は中辻先生の研究室と山中伸弥先生の研究室は隣同士で、同じ課題に取り組んでいたが、山中先生がマウスによる人工多機能性幹細胞の発明に成功し、山中先生によってiPS細胞と名付けられた。山中先生は次の段階としてヒトのiPS細胞を作成するのに苦労されていたが、中辻先生が発明しリプロセルが商品化していた培養液を採用したところ、ヒトの細胞へのリプログラミング因子の導入に成功、遂にヒトのiPS細胞が誕生した。後に山中先生がノーベル賞を授賞された際の論文にはリプロセル関係者の名前が掲載されている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・iPS細胞の大きな特徴は、どんな細胞も作り出せる多能性と高い増殖能力。この特徴から成立するiPS細胞のビジネスは、iPS細胞から人工細胞を作りヒトの体に移植するビジネス（<strong>再生医療</strong>）と移植せずに治療方法の確立や創薬の為の実験に利用するビジネス（<strong>創薬応用</strong>）。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・iPS細胞から新しい細胞を作り出すのはとても簡単で、iPS細胞を、細胞分化を誘導する培養液に浸しておくと、色々な細胞に形を変えはじめる。培養液の成分（ホルモンや栄養分）の組成は細胞の種類によって異なる。心筋細胞なら20日くらいの培養で細胞の拍動がはじまる。他に、様々な神経細胞、肝細胞、小腸細胞、膵臓細胞などの開発に成功している。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・がん細胞を除けば、そもそもヒトの体を作っている細胞（体細胞）にはそれほど増殖能力があるわけではない。ところがiPS細胞は高い増殖能力を持つ。１つの細胞は１週間で10倍、２週間で100倍に増える。理論的には１年間培養を続けると10<sup>52</sup>個にまで増え続ける。この極めて高い増殖能力は、再生医療をビジネス化するのには欠かせない性質である。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・再生医療のビジネスモデルとして臓器移植医療を考えると、従来のモデルでは１人のドナーから提供される臓器の数は増やせないので、慢性的なドナー不足問題が起こる。これでは産業化するのは不可能と言える。ところがiPS細胞を使ったビジネスモデルでは、１人のドナーから提供されるiPS細胞を増殖させて細胞加工を行えば、短期間で色々な種類の臓器をたくさん提供できる。つまりドナー不足問題が解消され、産業化が可能となる。私たちの会社は細胞加工技術で作った人工細胞を医薬品（再生医療商品）として社会に提供する役割を担う。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>３．iPS細胞の創薬応用</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">・現在、多くの製薬会社やバイオベンチャー企業の現場でiPS細胞を利用した創薬が行われている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・アルツハイマー認知症を例に解説する。一番良い研究材料は、発症している患者の脳の神経細胞なのだが、実際に患者の脳細胞を外科的に取り出すことは不可能。そこで患者の血液からiPS細胞を作り、そこから出来る患者由来の脳神経細胞を疾患モデル細胞（病体モデル細胞）とし、創薬の研究材料とする。またiPS細胞を使えば、短時間で沢山の疾患モデル細胞が作り出せるので、創薬速度を早めることが出来る。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>４．iPS細胞と再生医療市場の現在と未来</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">・世界の再生医療の市場規模は2020年では2兆円だが、2030年には17兆円、2050年には53兆円規模まで急成長すると予測されている。（経済産業省2012年データ）将来、全世界的な高齢化が進むと考えれば、これらは無理な数字ではないと言える。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・再生医療製品は、どの国でも、国が医薬品として承認しないと販売できない。世界市場で販売されている製品数は、欧州全域の44製品、米国では29製品、韓国は23製品。国の規模を考慮すれば韓国は再生医療大国と言える。ところが日本ではまだ7製品しか承認されていない。（2019年12月データ）</p>
<p style="padding-left: 30px;">・再生・細胞治療製品の開発規模（製品化が近い臨床試験を含む）の現状を比較すると、最も大規模で行われているのが欧米で、米国が238件、欧州は100件、中国が54件、日本は35件。(2020年データ)</p>
<p style="padding-left: 30px;">・日本の開発規模が世界に追い付いていない背景は、大手企業を除いたバイオベンチャー企業（セラピーと診断を含む）の数を比較すると良く分かる。日本の80社に対し、欧米大陸ではそれぞれ1000社前後の企業が設立されている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・iPS細胞の技術は日本で発明されたが、日本のバイオ分野の研究開発規模は小さく、世界に比べて遅れを取っている。そこで、私たちは企業買収を進め、日本・米国・英国・インドと再生医療の重要拠点を抑えたグローバル企業展開を行い、世界規模で研究開発を進めている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・実は、再生医療の現場では人工臓器や人工組織を外科的に移植するのはごく一部で、大半は細胞そのものを注射などで体内に投与して治癒させる細胞移植が行われる。（免疫細胞移植、iPS細胞由来T細胞移植）</p>
<p style="padding-left: 30px;">・再生医療の症例を世界的にみると、圧倒的に多いのが癌疾患で、次に多いのが中枢神経系の疾患。ただし現状ではiPS細胞を利用した治療の症例は少ない。（まだ臨床試験段階）</p>
<p style="padding-left: 30px;">・世界で最も再生医療が実践されている疾患は血液の癌（白血病）である。体内に免疫細胞（遺伝子組み換えをしたCAR-T白血球）を投与して癌細胞を攻撃させる癌免疫細胞療法。血液系の癌疾患以外の固形癌にもこの手法が応用できないか世界中で研究が行われている。</p>
<p style="padding-left: 30px;">・15年前に誕生したiPS細胞の研究は世界中で行われており、再生医療の技術は日々進歩している。世界的に見ても、その多くが臨床試験段階で、まだ症例数は少ないが、将来は広く実践される医療技術の1つとなるだろう。</p>
<h2><span style="text-decoration: underline;"><strong>５．リプロセルの再生医療パイプライン</strong></span></h2>
<p style="padding-left: 30px;">製薬業界におけるパイプラインとは新薬候補の事。新薬候補の数を「パイプラインが〇個ある」と表現し、どれだけ多くのパイプラインを持っているかが、その企業の発展と存続を決める重要な要素となる。リプロセルは中枢神経系疾患に関する再生医療パイプラインを持っている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="padding-left: 30px;">１）ステムカイマル</p>
<p style="padding-left: 60px;">・対象疾患は脊髄小脳変性症。運動を制御する小脳や呼吸等を制御する脳幹の神経が変性し、徐々に歩行障害・嚥下障害・言語障害が現れる原因不明の疾患。国内の患者数は約3万人。20歳前後から60歳前後まで幅広い年代で発症する。現在の医学では治療法はない。</p>
<p style="padding-left: 60px;">・リプロセルでは脂肪由来間葉系幹細胞（MSC）を用いた治療方法を開発中。これは脳の疾患を腕からの点滴だけで治癒するという画期的な治療方法である。</p>
<p style="padding-left: 60px;">・間葉系幹細胞はヒトの体に自然に備わっている体性幹細胞の一種。ヒトの骨髄・脂肪・歯髄・へその緒・胎盤などに存在する。骨細胞・脂肪細胞・神経細胞が老化すると、間葉系幹細胞が自己分裂を起こし細胞分化して新しい細胞になって入れ替わる。また間葉系幹細胞には傷ついた組織にとって栄養となる成分を放出する性質がある（パラクライン効果）。皮下脂肪からMSCを分離・精製し、拡大培養してから静脈投与によって患者に移植すると、MSCから放出される栄養成分が変性した脳細胞を修復するというアイデア。</p>
<p style="padding-left: 60px;">・臨床試験は日本・台湾（共同研究）・米国で行う体制をとっている。日本国内では2022年5月に臨床試験が終了し、ある程度の効果が確認されている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="padding-left: 30px;">２）iPS神経グリア細胞</p>
<p style="padding-left: 60px;">・対象疾患は筋委縮性側索硬化症ALS・横断性髄膜炎TMなど、治療が難しいとされる各種神経系疾患。</p>
<p style="padding-left: 60px;">・米国Qセラ社の技術を応用。胎児由来の組織から分離・精製した神経グリア細胞が、該当する疾患の治療に有効であることが確認されている。神経グリア細胞を得るのに米国Qセラ社では中絶胎児が有効活用される。リプロセルでは、iPS細胞の技術を使って皮膚の細胞から神経グリア細胞を合成し、研究を続けている。（動物実験段階）</p>
<h2><strong>質疑応答</strong></h2>
<p>今井美登里さん　80期</p>
<p>Q：　iPS細胞は培養液に浸すと細胞分化を起こすと話されていましたが、培養液の中で何が起こっているのでしょうか？</p>
<p>A：　具体的に説明しますと、プラスチックのプレート（ディッシュ）にiPS細胞を撒いて、その上からスポイトで培養液をかけてインキュベーターにいれて37度に保ちます。培養液にはビタミンなどの栄養分やホルモンが含まれていて、それらが細胞膜を通過して細胞の中に入ると、細胞核にある遺伝情報を元にたんぱく質が合成され、細胞分化が始まります。どの細胞に分化させるのかは培養液の成分で制御します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>家正則さん　80期</p>
<p>Q：　iPS細胞の培養液の成分はどうやって調べるのでしょう？</p>
<p>A：　iPS細胞と子宮の中の受精卵（ES細胞）は同じように細胞分化すると仮定して、子宮の中にある色々な成分が細胞分化にどのように作用するかを調べます。実験ではマウスの胎児を使います。例えばマウス胎児の脳の中にある栄養分を調べると、脳の各成長段階で脳の形成にはどんな栄養分が必要だったのかがわかります。そのデータを元に同じ栄養分を合成した培養液を用意し、その中で本当に脳が形成されるのかを調べていきます。細胞の形成には色々な栄養が必要ですから、成分の解明には膨大な量の実験が必要です。このひたすら地道な実験が世界中の研究室で行われています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>家正則さん　80期</p>
<p>Q：　１人のドナーから提供されたiPS細胞を増殖させて、人工細胞をたくさん作って市場に流通させると、品質は一定に保たれるでしょうが、移植を受けたレシピエント（患者）全員が単一のDNAを取り込むことになります。そうすると将来的に人類のDNAの多様性が損なわれるのではないでしょうか？</p>
<p>A：　移植されるのは身体のごく一部ですからその心配はありません。移植した人工細胞は増殖せず一代限りで死滅します。それにドナーのDNAが生殖器官に取り込まれることはありませんので、ドナーのDNAを継承した個体は産まれてきません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>清徳則雄さん　79期</p>
<p>Q：　御社は希少疾患をターゲットに経営されていますが、それでは大きな収入が見込めず、企業としてこれから大きく成長するのは難しいのではないかと思いました。なぜ、御社では癌やアルツハイマー認知症など患者数が多い疾患を扱わないのですか？</p>
<p>A：　大手企業との競合を避けるためです。再生医療分野の良い所は、疾患が異なれば絶対に競合しないことです。つまり世の中の疾患の数だけビジネスチャンスがあると言えます。私たちは大手企業が手がけないような、神経系疾患に特化した企業を目指しています。希少疾患のような小さなマーケットでも疾患の数を積み上げていけば成長が見込めます。私たちは社員数116名の小さい会社ですが、会社の規模が大きくなれば、それなりに身の丈に合った大きなマーケットをターゲットにする計画です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>萩原浩之さん　86期</p>
<p>Q：　私はかつてｒRNA（リボソームRNA）の研究を行っていました。お話を伺ってiPS細胞を作る際、リプログラミング因子（遺伝情報）を導入するのにsRNA(スモールRNA)を用いた手法を活用できないものかと考えました。実際はどのような方法で遺伝子を導入されているのでしょうか？</p>
<p>A：　現在ではiPS細胞の改良が進み、導入する遺伝子は4つ以上に増えています。細胞に遺伝子を導入する方法はいくつかあります。京都大学ではDNAを直接導入していますが、世界的な基準ではこの技術は時代遅れになりつつあります。私たちはmRNA（メッセンジャーRNA）を使っています。これはモデルナ・ファイザー社がコロナワクチンを作成している技術とほぼ同じ技術です。実はRNAを使用しているのは私たちぐらいで、詳しくお話しできませんがsRNAよりもmiRNA(マイクロRNA)など色々なRNAを使っています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>家正則さん　80期</p>
<p>Q：　かつて理化学研究所が発表したスタップ細胞はその後どうなりましたか？</p>
<p>A：　未だにスタップ細胞が再現できたという研究報告はされていません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>清徳則雄さん　79期</p>
<p>Q：　iPS細胞由来の臓器を移植した時、拒絶反応は出ないのですか？</p>
<p>A：　従来の臓器移植と同じで、人工細胞であってもDNAが異なれば免疫拒絶反応は起こりますので数年間から一生にわたって免疫抑制剤を投与し続けることになります。ただ費用がかかりますが、自家細胞（パーソナルiPS細胞）で作った人工臓器であれば免疫拒絶反応は起こりません。原理的に癌の免疫療法では自家細胞でなければ治療できません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>家正則さん　80期</p>
<p>Q：　万能細胞と言われるiPS細胞から作り出せない細胞はありますか？</p>
<p>A：　「iPS細胞からはヒト（クローン）は作れない」とは言われています。厳密にいえばiPS細胞で卵子と精子を作り受精させて母体に入れればヒトが形成されますが、これは最後の一線を超えてしまった研究になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>雫石潔さん　75期</p>
<p>Q：　iPS細胞は増殖力が強いとの事ですか、増殖する過程で癌化はしないのですか？</p>
<p>A：　正常な細胞が遺伝子変異を起こして増殖するのが癌細胞ですが、iPS細胞は遺伝子変異を起こさずに増殖します。実際にこんなことはしませんが、仮にiPS細胞そのものを人体に入れると増殖はしますが、癌化せず良性腫瘍となります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>横山公一さん　78期</p>
<p>Q：　私は加齢黄斑変性症にかかっています。私がiPS細胞を使った治療を受けられるのはいつごろになりますか？</p>
<p>A：　加齢黄斑変性症はいちばん最初にiPS細胞の臨床試験が開始された疾病で、すでに人への投与（網膜移植）が行われていますが、まだ臨床試験が終わっておらず、市場には流通していません。今すぐの治療を希望されるなら、髙橋政代先生が中心となって行っている神戸アイセンターの臨床試験に応募すれば、実際に移植を受けられる可能性があります。</p>
<p style="text-align: right;">（講演録作成　野田美佳　94期）</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/11/東京六稜倶楽部資料_横山周史99期-2022.10.pdf" target="_blank">2022年10月-六稜講演会</a>(10MB)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>【237回】9月「水産物消費の現状と魚食の意義～明日の日本に豊かな「食」を残すために～」</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5792</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5792#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 29 Jul 2022 06:52:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

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		<description><![CDATA[佐野　雅昭さん＠93期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年9月17日（土）14時～15時50分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>47名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>佐野　雅昭さん＠93期（水産科学博士（北海道大学）「サケマスの世界市場に関する研究」）</p>
<p style="padding-left: 30px;">1962年　大阪市生まれ<br />
1981年　北野高校卒業（93期）<br />
1985年　京都大学法学部卒業　株式会社富士銀行入行<br />
1987年　富士銀行退職　東京水産大学修士課程進学<br />
1990年　東京水産大学修士課程修了　農林水産省入省<br />
1994年　同退職　東京水産大学助手<br />
2001年　同退職　鹿児島大学水産学部　助教授<br />
2006年　鹿児島大学水産学部　教授<br />
2019年　漁業経済学会会長～現在に至る</p>
<p style="padding-left: 30px;">著書：</p>
<p style="padding-left: 30px;">「<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B5%E3%82%B1%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B8%82%E5%A0%B4%E2%80%95%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E9%A4%8A%E6%AE%96%E6%A5%AD-%E4%BD%90%E9%87%8E-%E9%9B%85%E6%98%AD/dp/4425880218" target="_blank">サケの世界市場～アグリビジネス化する養殖業</a>」　成山堂　2002<br />
「<a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E6%95%B4%E7%90%86%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6%E6%B0%B4%E7%94%A3%E7%B5%8C%E6%B8%88-%E5%BB%A3%E5%90%89-%E5%8B%9D%E6%B2%BB/dp/4892900184" target="_blank">ポイント整理で学ぶ水産経済</a>」　北斗書房　2008<br />
「<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E6%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%95%8F%E9%A1%8C-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E4%BD%90%E9%87%8E-%E9%9B%85%E6%98%AD/dp/4106106124/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&amp;qid=&amp;sr=" target="_blank">日本人が知らない漁業の大問題</a>」　新潮新書　2013<br />
「<a href="https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784541041425" target="_blank">わが国水産業の環境変化と漁業構造</a>」　農林統計協会　2017<br />
「<a href="https://honto.jp/netstore/pd-book_31315481.html" target="_blank">転換期におけるわが国漁業の構造変化</a>」　北斗書房　2021　　等</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「<strong>水産物消費の現状と魚食の意義～明日の日本に豊かな「食」を残すために～</strong>」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>日本人の「魚離れ」が止まらない。特に若い世代において、水産物の消費が急速に縮小している。彼らはもはや食生活においては「ガイジン」なのだ。他方、先進諸国では健康志向や環境配慮の高まりから水産物消費が大きく伸張しており、日本産水産物の輸出も急激に拡大している。その品質が評価され、高級水産物のかなりの割合が海外に流出しているのだ。また発展途上国でも水産物消費が拡大しており、日本産のサバ類やマイワシなど安価な大衆魚が低価格を武器として大量に輸出され始めた。このように世界中で水産物の争奪戦が起こりつつある中、日本人だけが水産物消費を減らし、畜肉消費を増加させている。なぜこうした状況が起こるのだろうか。またこの状況を放置しておいて良いのだろうか？我々が水産物消費を失ってはならない理由は大きく2つある。日本は人口が多い割に国土や農地が狭く、陸上で生産される食料だけで自給率を高めることは難しい。他方、不安定化する国際情勢、日本の経済力の衰微、地球規模の気候変動などにより、食品輸入は不確実性を増している。既に地球上の人類の1割強が飢餓状態にある。今後、食料不足は確実に深刻化するだろう。日本がいつでも好きなだけ食料を輸入できる時代は終わりつつある。しかし日本には海がある。日本の食料安全保障にとって、広大な周辺海域から産み出される質の高い大量の水産物を上手に食料使用していくことは極めて重要な課題なのだ。と同時に、それが可能な恵まれた自然条件を有していることは、日本が永遠に失うことのない最大のストロングポイントの1つでもある。この自然の恵み＝食料確保における強みを生かすことで、日本は未来の食料問題から解放されるだろう。</p>
<p>また世界無形文化遺産にも登録された「和食」の核心は季節性や地域性に富む水産物である。地域的な水産物の伝統的な消費スタイルを維持することは、日本が世界に誇る貴重な生活文化や健康長寿社会を守ることにも繋がる。しかし今やそれも風前の灯火となりつつある。これまで当たり前のように享受してきた水産物を食べる喜びや和食の豊かさは、今我々が相当に努力しなければ日本社会から永遠に失われるだろう。長寿社会もいつまで持つかわからない。「魚食」という素晴らしい行為を後世に丁寧に伝えその喜びや豊かさを受け渡すことは、今を生きる我々世代の責務ではないだろうか。</p>
<p>こうした理由から、「魚食」を維持することは日本社会において大きな意味を持つ。しかし政策はこうした状況に無関心などころか、むしろ末期的な「食」の状況を加速する有様である。我々消費者一人一人が強く意識し具体的に行動しなければ、未来の子供たちの「食」は確実に貧相なものとなるだろう。</p>
<p>なぜ若者は魚を食べないのか。どうしたら魚をもっと食べるようになるのか。そもそも魚を食べる意味とは何か。日本の未来に魚食文化やそれを支える社会資本を遺すためにはどうすればよいのか。一緒に考えたい。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>本講演録は、質疑応答を含めた講演の概要である。詳細については、添付する講演で使ったPPTのPDFを参照ください。また、事前宣伝でかなり的確に講演内容を述べられているので、この事前宣伝を補強する点と質疑応答を中心に、この講演概要を纏める次第である。講演は以下の３点について行われた。</p>
<p>A.水産物消費の現状と魚離れ<br />
B.漁食に意義と価値<br />
C。日本の海の水産資源（時間の関係で割愛）<br />
D.豊かな「食」を遺すには</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>1</h3>
<p>まず、同期の高橋徹さんより佐野さんの紹介があった。高校時代は陸上の短距離でインターハイに出場した経験のあるハイレベルなアスリートでもあった。</p>
<h3>2</h3>
<p>佐野さんは、法学部を卒業して旧富士銀行に入社したものの、子供の頃から魚のことが忘れられず2年で退社、東京水産大学（現東京海洋大学）大学院に編入して、卒業後農水省に就職。やはり、魚とのかかわりを持ちたいと東京水産大学に戻って教鞭をとり、さらに海の近くに住みたいことと、生産現場の近くで仕事をしたいという理由から、2001年に希望して鹿児島大学に赴任したという滅法な魚好き。</p>
<h2><strong>A</strong><strong>：水産物消費の現状と魚離れ</strong></h2>
<h3>3</h3>
<p>著書の中にも紹介のある、「<a href="https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E6%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%95%8F%E9%A1%8C-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E4%BD%90%E9%87%8E-%E9%9B%85%E6%98%AD/dp/4106106124/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&amp;qid=&amp;sr=" target="_blank">日本人が知らない漁業の大問題</a>」（新潮新書　2013）については是非読んでほしいとの要請があり、日本人の魚離れ、これがもたらす次の世代への影響を、佐野さんは危惧している。魚がもたらす素晴らしい、そして何より健康的な日本の食生活が失われるかも知れないという深刻な問題に我々は直面していると、佐野さんは警鐘を鳴らしている。</p>
<h3>4</h3>
<p>1994年から25年間で比較すると魚の消費量は40％減少した。一方、肉類の消費は20％増加している。日本人の肉食化傾向が明確になっている。特に若い世代の肉食化が顕著であり、20才代でたったの５％、一方70－80才代で31％とその差が甚だしく、若い日本人は肉食人種と言っても過言ではない。また、「歳をとったら魚に戻る」と安易に考えてはいけない。データーからも若い頃の嗜好は、ずっと続いて漁食に戻ることはない。この魚の消費の減少は、日本で魚のマーケットがなくなることを意味し、魚を捕る人、サプライチェーンの消滅を意味するかもしれない。</p>
<h3>5</h3>
<p>この現象の原因は以下の理由によると考えられる。</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">①都市化 Urbanization     伝統的な和食の機会減少。マンションで魚を焼けない。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">②グローバル化 Globalization     輸入のサーモン、サラダ用ツナ缶などを食べる</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">③資本主義化 Capitalization    作る食から、買う食へ。食を通しての一家団欒の消滅。</div>
<p>こういった大きな時代の変化で、我々は日本の魚文化、魚食の楽しみの伝統が、次の世代に伝えられていない。</p>
<h2>B<strong>: </strong><strong>漁食の意義と価値</strong></h2>
<h3>6</h3>
<p>漁業の意義と価値を理解することが重要である。</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">①日本の海は広くて深い。8割が1000ｍ以上の深さを持ち、体積では世界で4番目で、巨大で豊富な魚資源がある。しかも魚自体は、勝手に生まれて、勝手に育って、勝手に次の世代を作ってくれるタダの自立後進性資源である。獲ってくる、運搬するのに金がかかるだけで、この日本の魚資源は世界の注目を集め、そしてうらやましがられている。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">②魚の養殖が資源確保の一つとされているが、養殖は解決策とならない。それは、養殖には大量の小魚が必要となり、将来の世界的な食糧不足でエサが足りなくなり、採算が取れなくなることは明らかだからだ。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">③自然の漁業は、地球表面の7割を占める海に太陽光が降り注ぎ、これが漁業資源に変換されたものであり、無限の埋蔵量と言える。但し、贅沢を言ってはダメ。例えば現在サンマは不漁だが、イワシは在豊漁であり、これを食べる努力をする。欧米では、健康に良い、資源は豊富ということで経済性のある魚を食べ、肉を止める人が増えている。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">④一方、陸は平面でしか生産できず、農業生産には限界がある。既に世界の9人に一人は飢餓、今後25％にまで増える。しかも、肉の生産には大豆、トウモロコシといった、本来人間が食べるべき穀物の膨大な量が必要である。また、現在の円安が象徴的に示すように、日本の経済力低下が予想される。こういった事情から、今後日本人、特に若い世代の肉食化という贅沢は許されなくなる。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">⑤牛に関して言うと、地球は牛の惑星ということができ、膨大な数の牛が飼育されている。牛は人間の９倍の穀物を食べ、地球の飢餓問題を考えると深刻な事態である。更に、それだけ大量のえさを食べるので、その排泄物はゲップと併せて大量の温暖化ガスを生産している。牛、ひいては牛肉は、地球・人類にとって良いことは何もない。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">⑥欧米ではカロリーの高い牛肉を食べてアルコールを飲む食事は短命の要因と認識されている。世界が健康的でもある魚資源に注目し、ライフスタイルを変えているのに、日本の若者だけが肉食に走るのは愚かというしかない。</div>
<h2><strong>Ｃ：豊かな「食」を遺すには</strong></h2>
<h3>7</h3>
<p>日本の魚は鮮度を重要視しており、これを成就するため、生産者、流通、市場などが大変な努力をして作り上げてきたサプライチェーンである。そして魚には季節感があり、日本人はその魚に季節の変化を感じてきた。更に、地域性があって、北海道と言えば毛ガニと言うように各地域の名物を作り出してきたし、各地でそれを味会うことができる。また、多様性にも飛んでいる。どこに行っても同じである肉とは、本質的に異なる食文化を作り上げてきた。</p>
<h3>8 <strong>講演の終わりに</strong></h3>
<p>日本の生活の素晴らしさは自然との共生にある。この自然がもたらす魚という素晴らしい食材を見直し、再評価しなければいけない。昔の日本人がそうであったように、食事が明るく、楽しいものである漁食の守護者となる気持ちが大切である。これにより、新鮮な魚を食することのできる生産者、サプライチェーンを後世に残してゆかねばならない。これは、食料安全保障だけではなく、地域社会の保全、食文化の存続、そして生活の充実につながってゆく。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>質疑応答</strong></h2>
<p><strong> </strong></p>
<p>広本治さん　88期</p>
<p>Q：　多様性について言えば和食にも肉が入っているのではないか。</p>
<p>A：　食に海外由来のイタリア料理、中華料理等があって多様性があるのは良いことと思う。魚について言うと、昔は様々な水産物を食べ、種類も豊富であった。しかし、近年全国的なスーパーチェーンでは採算性を重視して、水産物を売れるものに絞り込んでいる。輸入物のサーモンが数多く並ぶのはその好例。</p>
<p>一方、地方の中小スーパーではローカリティーを追及して、多種・多様路線を取って人気を博しているところもある。２割の市場規模が確保できれば、種類としては生き残れるだろう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>Q：　シノバクテリア（多賀注：酸素発生型の光合成を行うラン藻）と言った、バイオマスはどうか。</p>
<p>A：　どこまで食の範囲を広げていくかの問題だ。そこまで行くなら、植物プランクトンを活用した方が良い。これは無尽蔵である。但し、今のところ産業界が興味を示さず、投資意欲が湧いてこない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>林利弘さん　75期</p>
<p>Q：　林さんは日立市に住んでいるが、港に上がった魚は築地に回されてしまい、日立市民の口に入らない。魚離れと言うが、美味しい魚を食べる機会を奪うシステムが問題ではないか。実際、港の魚を扱う道の駅もつぶれそうである。一方、常陸那珂のように魚が水揚げされて観光客で潤う港もあるのだが．．．</p>
<p>A：　小売店の競争の世界であり、運営に関しては個々の業者に任せているのが現状で、コントロールするのは難しい。政治、政策に期待しても無駄で、何もしてくれない。イノベーターとして気の利いた魚屋さんがいると、鮮魚を仕入れて地元に販売してくれるのだが．．．　東京に鮮魚を扱う量販店があり、成功している。もっとも、誰にでもできるビジネスではないが。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>雫石潔さん　75期</p>
<p>Q：　雫石さんは、築地に長く勤めていて、養殖魚が魚の保全に有効と思っていたが、そうではない事を認識した。海水温が高くなる、酸性化と言ったことは問題にならないか。</p>
<p>A：　心配ない。太陽エネルギーが無くならない限り、海に降り注いだエネルギーは、食物連鎖で変換されて魚になる。ただし、現在サンマは獲れないが、イワシは獲れる。これを食べればよいということになる。</p>
<p>養殖について言うと、マグロ1kｇ作るのに11kｇのサバが必要。餌自体が減少しているし、食べ物としてアフリカに輸出されているので、値段が上がっており採算が取れなくなっている。養殖をやるなら、餌を必要としない養殖が必須。例えば、中国のコイやフナ、あるいはアサリと言った2枚貝。ノルウェーのサーモンは安いが、あれは屠殺した牛馬の廃棄物、骨を粉砕したもの、あるいは鳥の羽根を処理したものを与えている。最近のサーモンは鳥の油の味がするほどである。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>五十君興さん　88期</p>
<p>Q：　捕鯨についてどう考えるか。</p>
<p>A：　特別視する必要はない。日本の主張は正しいと思う。鯨は大量の魚を食べる。漁業被害が深刻になってきている。数が増えているミンククジラなどは獲った方が良い。但し、シロナガスクジラ、マッコウクジラなどは保護すべきである。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>香川敬生さん　93期</p>
<p>Q：　温暖化の影響はないか</p>
<p>A：　水産学的には今のところ極端な問題は起こっていない。また、まだそこまで魚を獲っていない。北海道の酒の定置網にぶりが掛かったりしているという現象は起こっている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>多賀正義さん　76期</p>
<p>Q：　若い人の魚離れは深刻なのには驚いた。将来、牛肉や豚肉が食糧危機で飼育できない、従って高価になって食べられないから、経済的な理由で魚に回帰してくることは考えられるか。</p>
<p>A：　世界は、現在その方向に動いている。現在、日本は水産物の輸出国になっている。高価な食材、例えば高級白身魚、ホタテ貝などは高くて日本人が食べることができなくなり、日本での消費が減って、生産者は海外への輸出に活路を見出している。一方、日本人は東南アジアで獲れた何の魚か判らない白身魚を安いからという理由で食べているのが現実。日本はもはや豊かな経済大国ではない。だから、素晴らしい日本の魚は海外のリッチな人が大金を払って買ってゆく。これは、魚だけでなく他のグレードの高い果物、例えばリンゴの富士、イチゴなどもこの例である。政治は何もしてくれないどころか、グローバライゼーション、新自由主義と称してこの流れを奨励しているほどである。期待しても無駄で、消費者が努力してこの流れを止めなければならない。後世に素晴らしい漁食を遺すために。<br />
&nbsp;</p>
<p style="text-align: right;">（講演録作成　多賀正義　76期）</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/09/2022年9月-六稜講演会.pdf" target="_blank">2022年9月-六稜講演会</a>(3MB)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?feed=rss2&#038;p=5792</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>【236回】8月「気候変動により激甚化する水害からどのようにして命と暮らしを守るのか」</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5765</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5765#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 27 Jun 2022 06:15:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5765</guid>
		<description><![CDATA[池内　幸司さん＠88期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年8月20日（土）14時2分～15時30分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>63名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>池内　幸司さん＠88期　(東京大学大学院工学系研究科教授)<br />
<address style="padding-left: 30px;">1957年大阪府生まれ。北野高校88期。<br />
1982年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了後、旧建設省入省。<br />
2006年内閣府（防災担当）参事官、2009年国土交通省河川局河川計画課長、2013年近畿地方整備局長、2014年水管理・国土保全局長、2015年技監、2016年顧問。<br />
2016年～ 東京大学大学院工学系研究科教授、2018年～2022年 東京大学地球観測データ統融合連携研究機構 機構長も兼任。京都大学・神戸大学・横浜国立大学・筑波大学・日本大学の客員教授、東京工業大学非常勤講師、中央大学兼任任講師なども歴任。専門は河川工学・水災害リスクマネジメント。旧建設省、国土交通省、内閣府などで長年、水害対策を中心とした自然災害の防災対策や河川環境の保全・復元、川まちづくりなどを担当。本省及び現場で多くの災害対応や水辺づくりを経験。2011年津波防災地域づくり法の制定、2014年土砂災害防止法改正、2015年水防法改正なども担当。「ニュースウォッチ９」、「クローズアップ現代＋」など多くのテレビ番組に出演。主な著書等に「水害列島日本の挑戦」（日経BP社）（共著）、「ハザードマップ活用基礎知識（不動産流通研究所）（監修）など。社会資本整備審議会専門委員や、内閣府、国土交通省、気象庁の検討会などの委員も務める。</p>
<p>博士（工学）、技術士（総合技術監理部門、建設部門）</p>
</address>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「気候変動により激甚化する水害からどのようにして命と暮らしを守るのか」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>2020年球磨川水害、2019年東日本台風災害、2018年西日本豪雨災害など、近年、豪雨災害により多くの人命が失われるとともに、大きな経済被害が発生しています。「これまで経験したことがないような大雨」というフレーズが日常的に聞かれるようになりました。まさに、異常な状態が常態化しつつあり、水害に対する備えを気候変動に適応した形で的確に行っていくことが求められています。このような状況を踏まえ、本講演では近年の豪雨災害の特徴と教訓、気候変動によって激甚化していく水害の状況について述べ、これらを踏まえて、日頃からどのように備えれば良いのか、災害時にどう行動すれば良いのかなどについて具体的に解説いたします。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>約40年にわたり主に国交省などで水災害対策を中心とした自然災害の防災対策に携わってきた。かつては、災害発生時には官邸に速やかに参集する立場にあり、よく自転車で駆けつけていた。6年前から東京大学工学部社会基盤学科で、教育・研究等を行っている。近年の豪雨災害の特徴と教訓、激甚化する水害の状況、日頃からどのように備え、災害時にどのように行動したらよいのかなどについてお話する。</p>
<h2><strong>（１）近年の豪雨災害の特徴と教訓</strong></h2>
<h3><strong>１．豪雨災害の発生状況</strong></h3>
<p>近年、雨の降り方が変わってきており、2020年球磨川水害、2019年東日本台風災害、2018年西日本豪雨災害など毎年のように甚大な豪雨災害が発生している。これまでの観測記録を上回るような豪雨が各地で広域的に発生している。現地調査を行った2020年の球磨川水害や、NHKの現地取材に同行した本年の埼玉県鳩山町の水害の状況について紹介する。ひとたび浸水被害が起こると、浸水した家財道具の片付け、堆積土砂の撤去、寸断されたライフラインの復旧、膨大な量の災害廃棄物の処理など事後の復旧・復興作業は大変である。</p>
<h3><strong>２．犠牲者の発生状況とその要因</strong></h3>
<p>近年、避難が遅れて自宅で亡くなるケースが増えている。球磨川では洪水流量が川の排水能力を遥かに越え、市街地や河岸段丘の上まで川のようになって流れた。深いところでは、最大浸水深が約10mになったところもある。川から100m離れたところでも流速が３ｍ以上となり家屋が押し流されるような流れとなった。しかし、事前に公表されていたハザードマップの想定浸水区域とほぼ同じ区域が浸水したため、事前に避難して助かった人も多い。実際、優れた防災リーダーの元で水害に対する避難訓練を繰り返し行っていた地域では凄まじい洪水が発生したのにも関わらず１人の犠牲者も出なかった。</p>
<p>浸水している状態では、自動車で避難するのは大変危険である。自動車で走行中にエンジンがストップして立ち往生し、水没して脱出できなくなる事故が増えている。水圧でドアが開かない場合に備えて、窓ガラスの破壊用ハンマーを車に備えておくことをお勧めする。</p>
<h3><strong>３．病院・社会福祉施設等における水害リスクと対策事例</strong></h3>
<p>日本の場合、病院や社会福祉施設などでは、地震対策は充実していても水害を想定した対策や設備が脆弱なところが多い。2018年の西日本豪雨では地域の拠点病院が浸水して孤立。電源喪失で医療機器が使えなくなり、入院患者の命が危険にさらされる寸前に救助された。</p>
<p>2020年球磨川水害では、想定浸水区域内に立地していた老人ホームが浸水し、入所者全員を救出することができず、多くの犠牲者が出た。老人福祉施設は、地価が安い水害・土砂災害のリスクのある地域に建設されることが多い。このような施設では、避難確保計画の策定や避難訓練をしっかりと行うことが重要。電源が必要な医療機器に依存する入院患者・入所者のいる病院や老人ホームの水害時における電源確保対策が必要。</p>
<h3><strong>４.企業・市役所等の被災と2次災害の発生、対策事例</strong></h3>
<p>2019年東日本台風では、北陸新幹線の車両基地が水没し、車両10編成（1編成12両）が浸水被害を受け、新幹線ダイヤの全面回復に約半年を要した。2019年佐賀県豪雨では、浸水した工場から油が流出し、地域一帯の民家や病院を汚染するとともに、浸水が長期化した。2018年の西日本豪雨では、アルミ工場が浸水したことにより爆発し、周辺の家屋が壊れたり火災が発生したりするなどの２次災害が起きている。</p>
<p>水害では地震に比べて、非常用電源も含めて全電源喪失に陥るケースが多い。その一方、ある程度の予測ができ、事前に対応できる時間がある。企業における水害を対象とした業務継続計画（BCP）策定は、地震対策に比べて遅れているので、策定を促進する必要がある。</p>
<p>地域の防災拠点となる市役所等が浸水して、機能支障に陥るケースがある。市役所は、災害時の応急対応に支障をきたさぬよう、防災対策（水害BCPの策定・重要資機材の確保・非浸水区域の代替拠点の確保等）を講じておくべき。</p>
<h3><strong>５．都市型水害のリスク</strong></h3>
<p>2019年台風19号の際には、多摩川は堤防決壊寸前で、荒川、利根川も氾濫の危険があり首都圏が水没する可能性があった。川崎市の高津区では、多摩川の支川の平瀬川が、多摩川との合流部付近で氾濫し、死者が発生した。河川敷に近い浸水危険地域の市街化が進んだことが問題だが、十分な規制ができていなかった。武蔵小杉駅前では下水道の排水樋管から多摩川の洪水が逆流して浸水。47階建てのマンションの配電盤が水没して電源喪失。住人はエレベータやライフラインが使用できず、不便な生活が続いた。建築基準を水害リスク考慮したものに見直していく必要がある。不動産取引時における水害リスクの説明の義務化は大きな前進である。</p>
<h3><strong>６．ハザードマップの有効性と限界</strong></h3>
<p>ハザードマップの利活用が大変重要。2020年の球磨川の水害では実際の浸水区域とハザードマップがよく合っていた。他の大河川の水害でもよく合っていた。全国約約21,000河川の内、ハザードマップが整備されているのは大河川を中心とした約2,000河川で、約19,000の中小河川ではハザードマップ整備の手が回らず、ハザードマップの空白域となっている。ハザードマップの空白域であっても、川が流れている平地には水害リスクがあると考えたほうがよい。デジタル標高地図、浸水実績を確認しておく。災害履歴図や旧地名も水害の歴史を反映しているので参考になる。</p>
<h3><strong>７．大雨特別警報の誤解</strong></h3>
<p>大雨特別警報解除後に河川が増水することもあるので注意が必要。大河川では、上流部に降った雨が下流部まで流下して洪水が発生するまで、半日から2日程度の時間差がある。大河川の下流地域では、雨が降り止んでから洪水になることも少なくない。大雨特別警報が解除された後、たとえ晴れていても油断せずに、雨の情報だけでなく洪水予報等の情報にも注意して欲しい。後述のキキクルなどを活用して欲しい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>（２）気候変動を踏まえた今後の水害対策のあり方</strong></h2>
<p>時間雨量50㎜以上の大雨の発生件数が35年前に比べて1.5倍に増えている。温暖化による氷床融解、海水の熱膨張、蒸発散量の増加、積雪量の減少などで、水関連災害が増加することが予測されている。パリ協定の目標が達成されて世界の平均気温が２℃上昇に抑えられても、洪水発生頻度は約2倍、４℃上昇なら約4倍になる。</p>
<p>水災害分野における気候変動適応策の基本的な考え方として、「大河川では、100年から200年に一回程度発生する洪水に対しては治水施設等の整備により災害を防止し、想定し得る最大規模の洪水に対してはソフト対策を重点に「命を守り」、「壊滅的被害を回避」する。」とした。水防法を2015年に改正し、想定し得る最大規模の洪水等の浸水想定区域を指定するとともに、それに基づき市町村が、ハザードマップを作成・公表することや、地域防災計画において避難施設・避難路、避難訓練の実施に関する事項を定めることを義務付けた。</p>
<p>家族とともに身の回りのリスクを洗い出し、具体的な避難行動を相談し、実践することが大事。資料の「重ねるハザードマップ」と「わがまちハザードマップ」は、是非見て、どこに避難するかを具体的に考えておいて欲しい。災害時は「キキクル」を見て欲しい。いずれもネットで検索すると簡単に見つかるはず。</p>
<p>災害時の警戒レベルの表示を統一した（レベル3の赤色で高齢者等避難、レベル４の紫色で全員避難、レベル5の黒色で緊急安全確保）。紫色のレベル４までに避難して欲しい。</p>
<p>気候変動により激甚化する水害の状況を踏まえれば、過去の降雨実績等に基づいた治水計画を気候変動を踏まえたものに見直していく必要がある。河川管理者等だけではなく、流域の関係者全員が協働して、流域全体での取り組みを総合的に行うことが必要。発電ダム等の利水ダムを治水に活用させていただくとともに、水田・ため池等を活用した流域における貯留機能の確保対策を進めている。また、まちづくりにおける居住や都市機能の水害リスクの低い地域への誘導、リスク情報の空白域の解消、企業・病院・市役所等における水害BCPの策定、保険での水害リスク対応、不動産取引時における水害ハザードマップの説明の義務化など対策を進めている。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>（３）まとめ</strong></h2>
<p>今後、洪水発生頻度は約2～4倍になる。水害を自分事としてとらえることが重要。ハザードマップのチェックは是非やってほしい。ハザードマップを見て、水害時に自宅がどれくらい浸水するのかということを具体的に想像して欲しい。避難場所や避難経路を想定して実際に歩いてみる。災害時の情報入手には、キキクルを利用する。年に一度でもよいので、実際にやっていただくことが何よりも重要である。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>参考資料</p>
<p><strong>・<a href="https://disaportal.gsi.go.jp/maps/?ll=35.371135,138.735352&amp;z=5&amp;base=pale&amp;vs=c1j0l0u0t0h0z0" target="_blank">重ねるハザードマップ</a></strong>（水害、土砂災害他、自分の家の周辺の状況を見ることができる）</p>
<p><strong>・<a href="https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/index.html" target="_blank">わがまちハザードマップ</a></strong>（中小河川の情報もあるが、解像度は市町村による）</p>
<p><strong>・キキクル</strong>（災害時にリアルタイムで活用）<a href="https://www.jma.go.jp/bosai/#pattern=default" target="_blank">1</a>・<a href="https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#zoom:6/lat:38.232600/lon:137.674088/colordepth:normal/elements:flood" target="_blank">2</a>・<a href="https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#zoom:5/lat:33.998027/lon:135.000000/colordepth:normal/elements:land" target="_blank">3</a></p>
<p>・<a href="https://www.river.go.jp/index" target="_blank"><strong>川の防災情報</strong></a>（近隣河川の増水状況と予則情報）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>質疑応答</strong></h2>
<h4>広本（88期）：東京の東部に自宅がある。高層階なので一週間分の備蓄は用意しているが、ゴムボードは用意したほうが良いですか？</h4>
<p>池内：水害時に事前の避難が間に合わなかった時、浸水している中を自力で無理に避難する行為はとても危険。被災した時には水とトイレ（と可能なら電源）が確保できれば何とかなると思う。浸水している中を無理に避難せず、自宅の高いところにとどまって自衛隊・消防等による救出を待って欲しい。</p>
<p>東京東部の江東デルタ地帯は特に水害の危険性が高い。荒川下流部で氾濫した場合、水が引くまでに4週間以上かかる場合がある。地下鉄網の浸水対策の必要性を訴えてきたが、メトロさんは浸水対策に真摯に取り組んでおられる。</p>
<h4>萩原（86期）：淀川には巨大放水路はないのでしょうか？　放水路の見学はできますか？</h4>
<p>池内：春日部の首都圏外郭放水路は中小河川の氾濫を抑制するために整備されたもので大河川の洪水対策のためのものではない。東京、大阪の大河川では放水路は完成している。現在の荒川下流部はもともとの旧荒川（現在の墨田川）の放水路。現在の淀川本川下流部も放水路である。氾濫が多かった神田川や寝屋川ではトンネル状の地下調節池や地下放水路を整備している。首都圏外郭放水路は予約すれば有料で見学できる。</p>
<h4>中田（88期）：わがまちハザードマップは解像度不足ですが。</h4>
<p>池内：わがまちハザードマップは市町村により、PDFベースのところと拡大可能になっているところがある。わがまちハザードマップでカバーしている中小河川の中には、重ねるハザードマップに統一して拡大表示できるよう作業が進行中の河川もある。</p>
<h4>稲垣（94期）：勉強になりました。中学生の防災授業を予定しているが、助言を頂けますか？</h4>
<p>池内：水害が発生するような大雨の時には、がけ崩れなどの危険性が高まっていることも多い。そのためにも、自宅周辺や避難経路上の土砂災害のハザードマップもあわせて見ておくこと。そして自宅からの避難経路を実際に歩いて、土砂災害の危険箇所をチェックしてみるのが良い。</p>
<h4>漆畑（89期）：長時間飛べるハイブリッドドローンを災害時に役立てる可能性について、相談に伺いたいのですが。</h4>
<p>池内：事前にアポをとってください。</p>
<h4>雫石（75期）：スーパー台風はくるでしょうか？</h4>
<p>池内：今後、温暖化が進むと台風の強度が増加し、風害と高潮災害の危険性が増大すると予測されている。高潮のハザードマップには、気圧低下に伴う吸い上げと強風による吹き寄せまでは考慮されているが、越波が考慮されておらず改善方策を検討中。</p>
<h4>家（80期）：治水行政に長く貢献され敬意を表します。国交省として危険地域からの移転推進、河川整備の大規模長期計画、などの施策の対費用効果などを評価した長期戦略はどうなっているのでしょう？</h4>
<p>池内：治水は数百年スパンの事業。秀吉や家康が行った治水対策を継承しているところもある。大河川においては長期的な河川整備の基本方針を策定するとともに、費用対効果分析を行って、具体的な河川整備計画を策定し、それに基づき治水事業を進めている。洪水を完璧に防ぐことはできない。堤防を高くしすぎるのはよくない。堤防を高くしすぎると決壊したときの被害が大きくなる。堤防を強くすることと、河道の流下能力の向上で対応。水害リスクの高い地域の住宅の移転対策も行っている。オランダでは10000年に1度程度の発生頻度の高潮を防御できる堤防を国策として整備している。</p>
<h4>園山（75期）：「つなみてんでんこ」で自分の命は自分で守るということですね。</h4>
<p>池内：災害時は自分の命は自分で守ることが重要。日本では、明治三陸地震津波や昭和三陸地震津波などの数十年から百数十年に一度程度の頻度で発生する津波に対しては堤防で守るが、東日本大震災のような最大クラスの津波は、堤防で守ることはできないので、避難対策やまちづくりで人命を守り被害をできるだけ軽減するという方針です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: right;">【記録担当　家正則（80期）、講演者修正済み】</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/08/220828　配布用六稜同窓会.pdf" target="_blank">220828　配布用六稜同窓会.pdf</a>(5.8MB)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>【235回】7月「氣と健康　ー太極拳を通して見た世界ー」</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5739</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5739#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 02 May 2022 07:59:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5739</guid>
		<description><![CDATA[堀　仁彦さん＠88期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年7月16日（土）14時00分～15時30分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>48名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>堀　仁彦さん＠88期　(陳式心意混元太極拳主宰)</p>
<address style="padding-left: 30px;">1957年生まれ<br />
1976年　　　 北野高校卒業<br />
1982年　　　 京都大学経済学部卒業　三菱商事入社<br />
1986-1999年　この間、中国（広州/北京）に合計9年間駐在<br />
2000-2003年  三菱商事と英国のANGLIAN WATER社の合弁会社COOとして出向（中国北京駐在）<br />
2009年       特殊焼却炉メーカーのプランテックに出向営業統括執行役員（大阪駐在）<br />
2012-2016年  同社社長（2011年に三菱商事退社）<br />
2016-2018年  環境企業であるREMATEC&amp;KSN LTD.（タイ）のCOO(武術歴)</address>
<address style="padding-left: 30px;"> </address>
<address style="padding-left: 30px;">中学時代：<br />
剛柔流空手を始める</address>
<address style="padding-left: 30px;"> </address>
<address style="padding-left: 30px;">高校時代：<br />
少林寺流空手錬心舘に通う（高校でクラブ活動はやらず）</address>
<address style="padding-left: 30px;"> </address>
<address style="padding-left: 30px;">大学時代：<br />
１－２年極真会館芦原道場に所属し京大に極真会の倶楽部設立<br />
３－４年芦原会館京都道場に所属。K1創始者石井和義氏に師事1993年:北京駐在時代に陳式太極拳第10代の名人馮志強老師に師事</address>
<address style="padding-left: 30px;"> </address>
<address style="padding-left: 30px;">2012年:馮志強老師逝去に伴い、陳式太極拳第11代張禹飛老師に師事<br />
2014年:陳式太極拳第12代及び陳式心意混元太極拳第３代を継承現在、仙台から神戸迄７か所の教室を運営し気功・太極拳の普及に努めている<br />
→日本北京陳式太極拳協会太極会HP<br />
<a href="https://hunyuantaiji.web.fc2.com/" target="_blank">https://hunyuantaiji.web.fc2.com/</a></address>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「氣と健康　－太極拳を通して見た世界－」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>中国の駐在員時代に気功と太極拳に出会い、その体得、普及に努めてきましたが、今回はそのエッセンスを紹介し、実演を通してそのエッセンスを皆さんと共有していきたいと考えています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>①太極拳に於ける気功<br />
伝統太極拳に於ける気功は築基の気功と言い体内に気を蓄積するものです。この蓄積された気を内気と言います。その気功を行えば一つには健康になり、一つには力が強くなるというものです。この内気の力を勁と呼びます。</p>
<p>⓶気功・太極拳に於ける意念の意味<br />
気功・太極拳で非常に大事な概念が意念と呼ばれるものです。意念とは強い意識です。この意念を持って気を動かすので重要な概念になります。</p>
<p>③太極拳の動作がゆっくりな理由</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">＊築気の気功で得た内気を意念（強い意識）を使って体中に流すという意味があります。意念を使って流す為動作がゆっくりと丁寧になります。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">＊内気の力である勁を養い、出力するが、最初はゆっくりでないと出てこないという事情があります。</div>
<p>④太極拳の定義、本質<br />
太極拳とはそもそも道教に伝わる気功をベースにした武術です。この理論的定義と言えるものが「太極拳論」として残っており、太極拳を修練する人は常に、この定義に照らし合わせて練習をしていきます。</p>
<p>⑤太極拳論のキーワード<br />
この太極拳論の重要なキーワードは「太極」、「捨己従人」です。</p>
<p>太極：無極より生じ静動の機、陰陽の母<br />
捨己従人：自分を捨てて、相手に従う</p>
<p>⑥総括<br />
太極拳を追求していけば「愛」に行きつきます。北野高校の書道教師であった合気道の十段の阿部醒石（本名：阿部俊一）先生のお言葉に突き当たる事になりました。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>本講演録は、質疑応答を含めた講演の概要です。詳細は、講演会で使用した添付PPTのPDFをご参照ください。</p>
<h3>1.太極拳に於ける気功</h3>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">１）北京駐在時に乾燥がひどい為、咳がとまらず体調を崩したが、気功を紹介してもらい1ヶ月で治った。紹介してくれた人が太極拳の先生で、その人と組手をやったことが太極拳を始めるきっかけで、その人の先生に太極拳を学ぶことになる。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">２）太極拳は武術であり健康法でもある。武術の定義は自分を守ること。具体的には病気や暴力から守ることだが、本日は健康に焦点をあてて話をしたい。西洋医学は分析に次ぐ分析で最終的に菌（ヴィルス）に行きつくが、中国の健康の考えは部分では無く全体（ホリステイック）でみるというもの。健康は風船のようなもので、空気がいっぱいになれば元気になり、空気が抜けてしわができれば病気になる。気功をやるとエネルギーが増大する。空気が抜けた風船にもう一度空気を入れ、エネルギーを回復・蓄積するのが気功。太極拳は気功をベースにしないと成り立たない。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">３）体内に蓄えられた気（内気）が増えると勁となり、これが太極拳の力となる。これは加速に頼らずタメも要らず、歳とともに増大する。勁を核とすることで武術となる。若い時だけ出来るのは武術では無い。</div>
<p style="padding-left: 30px;">【実演１】</p>
<p style="padding-left: 30px;">気の力はどのようなものか<br />
①　押してくる相手を内気で受ける<br />
②　受けて内気で押す<br />
③　内気による勁で制する（相手に触れるだけ）<br />
④　寸勁により相手を飛ばす</p>
<h3>2.気功・太極拳に於ける意念の意味</h3>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">１）太極拳イコール気功であり、気功の大事な概念が意念（強い意識）。意念の概念は日本には無く、当然、日本の武術にも無いが、「意到氣到＝意が到る所に気が到る」と言われるように、意で気を動かし、氣が動くと相手が動く。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">２）一般に流布している太極拳は、動作・套路（型）が気功であるという認識が無く、意念を用いずに動いている場合が見られるが、本来の太極拳の套路は意念を使う。意念で気を動かし、勁という力を出しながら套路をやる結果として、身体中に気が流れ健康になる。</div>
<p style="padding-left: 30px;">【実演２】</p>
<p style="padding-left: 30px;">意念の使い方<br />
①　意の押し合い<br />
②　意で打ってきた挙への対応<br />
③　指一本で相手を制す</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>3.太極拳の動作がゆっくりな理由</h3>
<p>内氣の力である勁を養い出力するが、意念が先行し体が動くため動作がゆっくりとなる。慣れると早く動けるが、ゆっくりと力が出せれば早くするのは難しくない。歳を取るほど気がたまるので力が強くなる。私は今65歳だが、教室の若い人よりも力がある。</p>
<p style="padding-left: 30px;">【実演３】</p>
<p style="padding-left: 30px;">ゆっくりした動作で力を出す<br />
①　早い動作の場合<br />
②　遅い動作の場合</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>4.太極拳の定義、本質</h3>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">１）仏教の本山から出た少林寺に対し、太極拳は道教のメッカである武当山の道士から出たもの。宋代に出来たといわれているが、学問的には明の終わりから清の初めに確立されたと思われる。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">２）理論的定義と言えるのが「太極拳論」だが、原文はA4一枚程度の短いもの。これが太極拳の定義となっている。著者である王宗岳の人物詳細は不明。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">３）日本では柔道の乱取りや背負い投げ等の技など末節から入り中枢に至るが、中国では最初から中心（コア）に入り、技はトッピングの位置づけ。太極拳は一般的には踊っているように思われているが、本来はコアである気功から入る。太極拳の内弟子は気功（＝力）をつけることから始める。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">４）中心になるのが太極であり、それを極めるのが太極拳である。「太極は無極から生じる」とされ、無になれば、相手の考えていることや動作の始まりやわずかな動きが分かる（「動静の機、陰陽の母」と言われる所以）。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">５）無極から陰陽（両儀→四象→八卦と広がる）に分かれるが、無極に帰る。動でも静でもなく、その両方を含む。無極を深めるにはじっと立ち雑念を絶つ。意念を丹田に置き気を丹田にたくわえ無極を極めれば健康につながる。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">６）太極拳同士が戦ってもお互い無極同志（攻めない）なので戦いにならない。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">７）空手はヒッテイングポイントで当たらなければ力が出ないが、太極拳はどこで当たっても力が出る。ためや引きを使わず間合いも必要なくどこからでも使え有利である。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">８）太極拳論に「四両（500g）で千斤(500kg)を墢く」「老人能く衆を禦する」とあるように、力のあるものが勝つのではなく、相手の動きを予測することにより、スピードによらず、力の無い人や老人でも相手を制することができる。力はあくまで保険。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">９）「己を捨て人に従」えば、相手に負けるように思われるが、逆に相手が自分の言うことを聞いてくれる。反語のようなもの。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">１０）太極拳論は形而上の理論や精神論と捉えられがちだが、相手を想定した実践の技術（スキル）論である。</div>
<p style="padding-left: 30px;">【実演４】</p>
<p style="padding-left: 30px;">自分を捨てて相手に従う<br />
①　押してくる相手に力で対抗する<br />
②　押してくる相手に従うことにより、相手を制する</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>5.太極拳論のキーワード</h3>
<div style="padding-left: 7em; text-indent: -7em;">１）太極　　：太極を追求し自分のものにするのが太極拳。套路だけでは太極拳では無い。太極を感得するには無極を達成する必要がある。無極が深い人ほど浅い人のことが分かる（座禅で見えない筈の後ろの人の動きが分かるのと同じ）。</div>
<div style="padding-left: 7em; text-indent: -7em;">
<p>２）捨己従人：自己を捨てずに頑張っても、自我が出る（気が反発しあう）だけで相手と一体とはなれない。頑張らないことを頑張る、頑張らない練習をすることが大事。自分を捨てれば、相手と気が一体になる為、相手の行動の起こり（太極）が分る。一つずつ分かれて見える波も実は全部海で繋がっているように、すべての気はつながっている。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>6.総括</h3>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">１）捨己従人を更に進めていくと、天地人の気の一滴を全うし天地に従うことになる。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">２）天地に従うと自分の気・天地の気が一体化し、天地のことが分かるようになり、天地の気が使えるようになる。気功はその目的が天地人一体とうたわれており、相手が目の前にいる太極拳でも同じように天地人一体となることが大事。私は、今でも無極を磨くために組手をするが、相手を倒すためのものではなく、相手を制するため。相手がいる時に無極になるのは、実際は難しい。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">３）相手を受け入れるというのが大事なポイント。これが太極拳の本質でもある。嫌というのは相手の自我が嫌なだけで、その人そのものを嫌ではない。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em;">４）究極は自分を捨てる「愛」が到達点。阿部先生に感謝。</div>
<p style="padding-left: 30px;">【実演５】</p>
<p style="padding-left: 30px;">相手と一体となる<br />
力を使わず気で相手を意のままに制する</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><strong>質問</strong></h2>
<h4>１．峯和男様（65期）</h4>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">Q.太極拳にも日本の武術の免許皆伝的なものはあるか？</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">A.ある。その人がどのような系列で来たかを記載した「嗣書乃至拝師帳」というものがある。中国の武術は秘密主義で、師を仰ぐ徒弟と一般的な学生は峻別され、徒弟には技術を開示するが学生には開示しない。日本人で中国の免許皆伝は私のみではないか。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">Q.日本のような段位はあるのか？</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">A.中国の武術には流派がたくさんあること、また、太極拳は、家伝のみで外伝はしないこと、口伝であり心授（しんしょう）で一般世間には明かされない世界であることより元々段位等は無かったが、日本から逆輸入するかたちで、現在は中国の武術協会が段位を決めている。私は中国の先生が勝手に申し込み七段と聞いている。太極拳として一般的に流布しているものは、中国政府が日本のラジオ体操を見習って色々な太極拳の流派をもとに制定した「国家制定太極拳」。しかし、各流派はコアである気功を秘伝として開示せず、「国家制定太極拳」には本来の太極拳の核となるべき気功が無い。色々な流派の様々な技が入っており、梅と桜を一緒にやっているようなもの。私の教室は気功がメインで13の気功を教えているが、2か月あれば半分はマスターできる。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">Q.太極拳を極めた人は長生きをするか？</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">A.寿命は人により異なるが、一般的に長生きされている。普通は気が減って病気になり亡くなる人が多いが、太極拳をされている方は、亡くなるまで病気をせずにお元気（完全燃焼＝ピンピンコロリ）で、これも太極拳の魅力の一つ。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">Q.渋谷に西野流呼吸法をやっている西野先生という方がおられる。太極拳や空手等いろいろな武術をマスターし道場を開かれており、気で10人程度の人を飛ばすのを見たが、今日の実演を見て思い出した。同じか？</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">A.西野先生は存じ上げている。内気（体内に蓄積した気）を使う。私の先生は10人以上、私は3-4人なら大丈夫。</div>
<p style="padding-left: 30px;">【実演６】</p>
<p style="padding-left: 30px;">2人を気で飛ばす実演<br />
私の教室では、套路（型）を八式にまとめているが、覚えるのが苦手という人は全部覚えなくても良い。覚えているところだけが気功になる。本日は、特別に秘伝の気功のいくつかを披露する。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="padding-left: 30px;">【実演７】</p>
<p style="padding-left: 30px;">秘伝の気功<br />
①　上丹田（目と目の間）から気を集め丹田に落とす<br />
②　そのまま中丹田に気を落とす<br />
③　丹田に気を落とす</p>
<p style="padding-left: 30px;">ポイントは、気功を行う時に意念を強く持つこと。気は物理的なもの。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h4>２．山田豊実様（79期）</h4>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">
<p>Q.理論物理学者の保江邦夫さんは合気道の達人だが、「究極の世界の構造の本質は愛」、「合気道の本質は力を入れずに相手を自由に制すること」と仰っており、湯川秀樹さんの晩年の理論を説明されている。本日の堀先生の講演内容や実演と全く一緒。大阪に教室があれば、是非行きたい。</p>
</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">A.大阪にはＪＲ茨木市駅前に教室があるので是非ご来駕いただきたい（注：Ⅳ．講師紹介の「日本北京陳式太極拳協会太極会」HPご参照）</div>
<p>参考までに、医療に気功を取り入れている人が２人いる。</p>
<p>①　矢山利彦氏<br />
九州大学医学部卒。「気の人間学」という著書あり。<br />
施術に気功を施した患者としない患者で術後の回復の早さを比較（対象2-3百人、5年間のデータ）したところ、気功を施した患者の方が回復が早いという結果が出て、学士会の会報に発表されている。また、西洋医学に偏らないホリステイック医療を実践されており、気功道場も持たれている。<br />
②　帯津良一氏<br />
東京大学医学部卒。東京女子医大勤務後、気功道場を併設する帯津病院を開院。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>最近、気功への理論的なアプローチがされるとともにデータも取られるようになり、気功に科学的なメスが入れられ始めた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h4>３．雫石潔様（75期）</h4>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">Q.趣味で能をやっている。世阿弥は「丹田が大事」という。すり足・腰の使い方等も武術と一緒で、舞台に立つためには丹田をキッチリしないとフラフラする。やはり丹田は大事か？気を出すのは丹田からか？</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">
<p>A.丹田は大事。丹田は物理的にある。<br />
陳式太極拳では丹田を回転させることにより体当たりと同じ効果を出す。触れるだけで相手を制することができる。太極拳では「上から吊るされるように歩け」と言われている。</p>
</div>
<p style="padding-left: 30px;">【実演８】</p>
<p style="padding-left: 30px;">丹田の実在の確認と丹田を回転させることによる体当たり効果</p>
<p style="padding-left: 30px;">①　丹田の存在<br />
②　丹田を回転させることにより肩を触れるだけで相手を飛ばす</p>
<p>&nbsp;</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">Q.能でも同じく「天から吊られたように立て」という。やはり能も中国から来たのだろうか。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">A.空手をやっていた時に、中国福建省福州の南少林で僧に出会った。彼らの白鶴拳が空手の三戦（さんちん）と殆ど同じだった。三戦は気功であり、中国から日本に伝わった古伝の空手は気功を使っていたのだろう。</div>
<p><strong> </strong></p>
<h2><strong>実演の相手をさせて頂いた感想（あくまで個人的なものとしてお受け取り下さい）</strong></h2>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">1.最初の実技で、当方は一生懸命押しているのに、根がしっかり生えた大木を押すがごとくぴくりともしいないのに驚く。大山全く鳴動せず。逆に気で押され、あっという間に飛ばされて何が何か分からない状態。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">2.勁の力を実感。肩に身体の一部を触れられただけで、なぜか体全体が飛ばされる。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">3.自分では真っすぐに拳を出しているつもりなのに、相手の意念により拳の出る方向が微妙にずれる。映像では分からなかったと思うが、たぶん10CM以上ずれていたと思う。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">4.一番驚いたのが「捨己従人」で気を一体化しての対応。<br />
悉く当方の既成観念と逆の対応をされ、本来「こうすればこうなるはず」と想定して動いている身体のバランスが全く崩れ、相手の為すが儘にならざるを得ない状態に陥る。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">5.飛ばされて痛いかと問われれば、まず、エッという驚きの感情が先にたち、それが頭の中でしばらく続く（実際には瞬間）。その後に痛さが後追いしてくる感じ。</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>今回の講義で「太極拳論」で太極拳の本質を教えて頂いたが、太極拳は本来人間が持っている競争心や闘争心、欲望といった精神的本能（それから派生する肉体的なものも含め）を分析/見極めた上で、それとは全く逆の対応・対処を奥義として確立した大きなパラダイムシフトの賜物では無いかと感じた次第です。（88期　葛野正彦）</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/07/気と健康20220715改訂4.pdf" target="_blank">気と健康20220715改訂4</a>(0.25MB)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>【234回】6月「視覚障害支援者として実践していること　皆さんに知ってもらいたいこと」</title>
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		<pubDate>Mon, 02 May 2022 07:52:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

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		<description><![CDATA[髙橋和哉さん＠95期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年6月25日（土）14時13分～15時30分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>34名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>髙橋和哉さん＠95期　(<a href="http://gpw.sakura.ne.jp/" target="_blank">特定非営利活動法人グローイングピープルズウィル</a>　代表)</p>
<p style="padding-left: 30px;">1965年大阪市中津生まれ</p>
<p style="padding-left: 30px;">北野高校95期卒業　水泳部</p>
<p style="padding-left: 30px;">1988年　立命館大学　理工学部　土木工学科　卒業<br />
1988年～1997年 　パシフィックコンサルタンツ株式会社　道路設計<br />
1991年～1993年　青年海外協力隊休職参加（ケニア　道路設計）<br />
1998年～2000年 　国際協力事業団（現　国際協力事業機構）<br />
2001年～2015年　社会福祉法人　視覚障害者支援総合センター<br />
2010年　首都大学東京（現都立大学）大学院　都市環境科学研究科博士前期過程　修了<br />
2015年～　特定非営利活動法人 グローイングピープルズウィル</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「<strong>視覚障害支援者として実践していること　皆さんに知ってもらいたいこと</strong>」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>私は、コロナ禍で話題となったエッセンシャルワーカーと言えます。これまでの講演者の方々（学者、医者、科学者等）と違い、この講演を通して同窓生の皆さんに教授することはありません。皆さんに縁遠い視覚障害者の世界を私の経験を通してお話しをさせていただくことで、障害福祉の現状を知っていただき、このような業界にも関心を持って、疑いの眼を持っていただければありがたいと思っています。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>紹介者は同期生の徂徠千代子さん(旧姓 北野さん)。髙橋君とは塚本小学校からずっと同窓生だったが、特に親しくはなかった。夫（95期の徂徠雅夫さん）の仕事関係でパリに駐在していた頃に使い始めたSNS（ミクシィ）で髙橋君と再会し、そこで彼が発信していた情報から福祉や障害支援の業界について知るようになった。帰国して東京で暮らすようになった時、髙橋君の勧めで視覚障害者のガイドヘルパーの資格を取り、現在も微力ながらGPWで視覚障害支援の仕事を手伝っている。&nbsp;</p>
<h3>１．現在の法人を立ち上げた経緯―土木から福祉へ</h3>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・新北野中学から北野高校まで水泳部に所属していた。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・北大恵迪寮に憧れて北海道大学を受験したが失敗し、立命館大学の理工学部土木工学科に進学した。大学では指導教官（道路計画　巻上安爾先生）に勧められるまま、PCKK（パシフイックコンサルタンツ(株)）に入社し西日本事業部の道路課で働いた。家が塚本（高校の近く）だったので、会社にはロードバイクで通った。当時としては珍しいフレックス制の会社だったので、「どうせ早く帰れないのだから」と、早朝出勤して15時から17時は泳ぐために会社を抜けていた。今から思えば扱いづらい若手社員だったと思う。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・PCKKに在籍中、3年間にわたり休職して青年海外協力隊に参加し、ケニアで測量の仕事を教える活動をしていた。PCKK退社後は国際協力事業団（現 国際協力事業機構）に移り2年間マラウイで働いた。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・こんな私が土木から福祉の道へ入ったのは父の影響がとても大きい。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・北海道生まれの父（髙橋實）は、幼少期に失明した全盲の視覚障害者なのだが、見えないのに豚や馬を乗りこなしていたし、耳から覚えてピアノやギターやドラムなどの楽器の演奏を楽しんでいた。上京して日本大学へ進学、大阪の毎日新聞に入社し、55才で定年退職するまで全盲の記者として勤務していた。定年後は上京し、数年かけて杉並区に社会福祉法人 視覚障害者支援総合センターを設立、2017年に理事長を退任し、現在は大阪で元気に余生を送っている。彼のライフワークは、大学門戸開放、職域開拓、公務員点字受験など。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・私は、福祉制度がない時代から公私の別なくずっと闘って障害を克服してきた父の姿を見て育ったので、視覚障害者を特別な目で見たことはなかったし、ましてや支援しようとは考えもしなかった。しかし「障害のある人の誰もが父と同じように生きられるわけではない」という事に初めて気付いたのが神戸の震災に遭遇した時だった。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・PCKKの神戸支社に勤務していた頃、1995年1月17日に阪神淡路大震災が発災し、神戸の街が壊滅状態になった。私は阪神高速神戸線の復旧工事や各地の液状化現象への対応など沢山の仕事に追われ、ほぼ一年間休みなく働いていた。この時、公園で避難生活を送る人たち、特に障害を持った人たちが大変不自由な思いをして暮らしておられる様子を見かけて、視覚障害者の社会的に弱い立場というものに初めて気付かされた。せめてボランティア活動に参加してお手伝いしたかったのだが、自分の仕事に忙殺されて何もできない苦い思いだけが残った。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・2001年から父が設立した社会福祉法人 視覚障害者支援総合センターで働いた。そこでは点字が出来る人を対象にした点字出版事業を行っていた。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・ここでの仕事で、全国の視覚障害者164万人のうち、点字が使える人はたった3万人弱（全体の2％）しかおらず、残りの98%にあたる161万人は活字も点字もできないまま暮らしていることを初めて知って大きなショックを受けた。そして神戸の震災の時に役に立てなかった苦い経験を経た事から、今度こそ何か自分に出来ることないか？と考えるようになった。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・「自分にはたまたま道路設計の知識と経験がある。視覚障害者がストレスなく外出できる社会を目指すには、自分の専門知識が役に立つはずだ。」と考えて、大学に入り直し、新しく事業を立ち上げる為にいくつか資格を取るなどして数年かけて準備した。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・当時、私がやりたいと考えていた視覚障害者のための活動は、お金にはならない。しかし収入を得なければ活動できない。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・そこで、2015年に特定非営利活動法人グローイングピープルズウィル（GPW）を設立し、法律に則った収入が見込める事業（自立支援給付制度の登録事業者）を行いつつ、やりたかった中途視覚障害者のための活動を始めた。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>２．障害福祉制度―自立支援給付制度</h3>
<p>自立支援給付制度とは、障害者が必要なサービスを受けられる制度。障害者が利用するサービス費用の一部を行政が障害者に対し個別に給付する。障害者は事業者と個別に契約してサービスを受ける。医療保険制度や介護保険制度と同様に、サービス利用者の自己負担金は低く抑えられる。事業者はサービスを提供する事で事業収入が得られる。事業収入が得られるサービスは法律で定められている</p>
<h4>１）計画相談支援事業</h4>
<p>相談支援員（介護保険制度におけるケアマネージャーに相当）が専門性を活かして、個々の視覚障害者のニーズにマッチしたサービスを助言、サービスの組み合わせを提案する。</p>
<h4>２）同行援護事業</h4>
<p>ガイドヘルパーが視覚障害者の外出を支援する。</p>
<h4>３）福祉有償運送事業</h4>
<p>視覚障害者を自家用車で移動・送迎する。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>３．障害福祉の現状―応益負担から応能負担への移行</h3>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・2006年に成立した障害者自立支援法は廃止され、2017年障害者総合支援法が施行された。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・応益負担とは、利用者の支払い能力に関係なくサービスの費用負担を1割に固定して課していた。サービスをたくさん利用すればするほど負担費用は大きくなるため、障害の重い人ほど大変な思いをしなければならなかった。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・応能負担とは、同じサービスを利用しても支払い能力の低い人の費用負担は低く抑えられ、支払い能力の高い人ほど費用負担が高くなる。障害者は負担金の心配をせずにサービスを受けられる。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・資本主義社会は応益負担で成立しているが、障害福祉の世界では障害者を社会全体で支える応能負担という考え方や制度が重要になってくる。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>４．障害福祉の現状―医療モデルから社会モデルへの移行</h3>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・医療モデルでは障害を個人の問題と捉え、医療やリハビリで障害者を援助する。社会に合わせられるように障害者自身に努力を強いる。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・社会モデルでは、障害は個人にあるのではなく、社会の側にあるという考え。社会の不備を無くす工夫を重ねる努力をして、多くの人の”生きにくさ”を減らす世の中を構築する。ユニバーサルデザイン（UD）。インクルーシブデザイン。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・階段を例にする。医療モデルでは、下肢障害者は訓練を乗り越えた人しか昇降できないが、社会モデルでは階段をスロープに改造することで、障害者だけでなくベビーカー利用者やキャスター付きバック利用者にも便利に昇降できるようになる。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>５．まちづくり事業―土木の専門知識を視覚障害者のために活用</h3>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・私が若い頃からやってきたのは走行車のための道路設計だった。移動に制約のある人が、ストレスなく歩行外出できるような道路作りを勉強し直すために、2010年首都大学東京(現 都立大学)大学院 都市研究科学研究科へ入学し、まちづくりの分野の第一人者である秋山哲男教授の元で修士号を取得した。現在も研究活動を続けている。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・研究テーマ「横断歩道口方位定位ブロックの開発」</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・本年度、JR国分寺駅北口において最終的な社会実験を行い、実装する予定。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・他にも杉並区のまちづくり事業に設計段階から多数にわたり参加している。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>６．まちづくり事業―ユニバーサルデザインのはき違えを無くす</h3>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・街で見かける触知案内図は、実は視覚障害者にはほとんど役立っていない。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・点字が読める人はたった2％、たとえ点字が読めてもかなり高い空間認識能力がないと理解できない、設置高が不適切な場合が多い。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・本当に必要とされる触知案内図は、点字を使用しない、携帯できる（自宅で見られる）、わかり易い、現地の変更がすぐに反映される、高価でないことがポイント。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・視覚障害者の行動を正しく知らないため、お金をかけていても実際は役立たないものは結構ある。社会がもっと障害者に関心を持てばこのような無駄遣いも減るはず。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>７．まちづくり事業―スマートフォンとICTの活用</h3>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・ICT（情報通信技術）を活用した視覚障害者の画期的な移動手段が考案されている。</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・shikAI(シカイ/視界)QRナビゲーションシステムは、駅構内の点字ブロックに表示したQRコードをスマートフォンカメラで読み取ることで現在地から目的地まで正確な移動ルートを導き出し、音声で目的地までナビゲートするシステム。東京メトロ９駅に敷設されている。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>８．その他のGPW法人の活動</h3>
<p>私は東日本大震災や熊本地震で視覚障害支援活動を行った。その経験から実感したのは、視覚障害支援者として災害に備えるのに重要なのは、防災訓練以上に、地域の視覚障害者の方と普段から付き合って信頼関係を築いておく事と、誰がどんな障害を持っているのか、何人いるか、どこに住んでいるかなど、具体的で正確な情報を持っている事。そのためにも平素から地域の皆さんとの地道な交流活動を大切にしている。</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・高齢視覚障害者のストレッチ教室</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・zoomによるフランス語教室</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・料理教室</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・高野山と酒蔵見学会</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">・スマホ講習会（ボイスオーバーの練習）</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>質疑応答（敬称略）</h3>
<p><strong>中村豊四郎（81期）：私は公共交通施設の案内表示を設計・デザインする仕事をしてきました。視覚障害者の方が外出される時、スマホが手放せないというお話は良く理解できます。一方で公共の場所では歩きスマホが社会問題となっています。視覚障害者の方を含めて誰もが安全にスムーズに移動できるような仕組みについて何かヒントを頂けないでしょうか？</strong></p>
<p>回答：あちこちの自治体でいわゆる”歩きスマホ条例”が制定されていますが、どれも視覚障害者の事情は考慮されていません。杉並区では、視覚障害者の支援団体が、視覚障害者の公共の場所でのスマホの使い方に関するルール作りに取り掛かっている所です。</p>
<p><strong> </strong></p>
<p><strong>雫石潔（75期）：点字が使える人がたった3万人弱という事ですが、盲学校では点字は教えないのですか？</strong></p>
<p>回答：視覚障害の原因疾患の第１位は緑内障、第2位は網膜色素変性症、第3位は糖尿病網膜症で、成人してから発症される方が多いです。そして、その大多数がロービジョンの方です。昔は医療事故による未熟児網膜症で失明する子供の数が多かったのですが、現代では医学が発達し、そのような子供は殆どいなくなりました。従って盲学校で学ぶ生徒数もごくわずかです。そこでは点字も教えますが、点字教科書と同様に拡大文字の教科書を使った授業が行われています。また、40代50代になってから点字を学ぼうとしても、細かい点字を触読する指の感覚がどうしても衰えていますので、音情報を活用する方が便利なのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>清徳則雄（79期）：視覚障害者の方はスマートフォンを使ってどのような事ができますか？ 音情報の活用例を教えてください。</strong></p>
<p>回答：練習が必要ですが、文字の読み上げ機能（ボイスオーバー機能）を使いこなせれば電話を掛けられますし、メールの発着信が出来ます。ネット検索もできます。株の売買には松井証券のホームページがUDで音声を頼りに操作しやすいといわれています。現在は、視覚障害者にとって情報格差を補うにはスマートフォンやiPadは絶対必要なものです。</p>
<p><strong> </strong></p>
<p><strong>雫石潔（75期）：ボイスオーバー機能についてもう少し教えてください。</strong></p>
<p>回答：この機能は、iPhoneに標準装備されています。「設定→アクセシビリティ→読み上げコンテンツ」で正しく設定すれば、誰でも使えます。ただ一旦ボイスオーバー設定にすると、元に戻すのが難しくなりますので、本日ご出席の皆さんは注意していただきたいと思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>牧武志（73期）：GPWで行われている携帯型触知案内図の取り組みについて教えてください。</strong></p>
<p>回答：現在改築中のセシオン杉並では据え置き型の触知案内図は完全に撤廃して、携帯できる案内図を受付で配布する予定です。具体的には、点字ではない簡単な文字や図形を使ったB4サイズのエンボス紙の案内図となります。将来的にはICTを活用した誘導の方が効果的だと思います。このような取り組みは全国的に行うと縛りが多く、前に進めませんので杉並区の公共施設に限定して行っています。</p>
<p><strong>        </strong></p>
<p><strong>園山陽輔（75期）：私は緑内障を発症し、現在は2級の重度障害者に認定されています。今日のお話で取り上げられたような視覚障害者向け支援サービスが受けられる場所はどこで調べれば良いのでしょうか？私は大阪市内在住です。</strong></p>
<p>回答：サービスを提供している事業所は沢山あるはずです。地域によると思いますが、お住まいの地域の区役所に問い合わせてみて下さい。</p>
<p>大阪でしたら<a href="http://www.lighthouse.or.jp/" target="_blank">社会福祉法人　日本ライトハウス (lighthouse.or.jp)</a>をお勧めします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>伊藤裕章(95期)：私は兵庫県の後期高齢者医療広域連合で医療保険関係の仕事をしています。<br />
行政では視覚障害者の方には点字で書かれた紙の保険証をお渡ししてきましたが、本日のお話でほとんどの方が、点字が使えない事を知り驚いています。政府の方針でマイナンバー制度が推進され、マイナンバーカードに保険証を紐づけすれば、これまで以上に便利に医療サービスが受けられる体制が整いつつあります。そういったことを踏まえて、視覚障害の方にとって本当の意味で使い勝手の良い保険証の在り方についてご意見をお聞かせ下さい。</strong></p>
<p>回答：現在のマイナンバーカードの仕組みは視覚障害者のことはあまり考慮されていません。将来的に考慮されたとしても、マイナンバーカードを利用するには、スマホを使いこなすスキルが求められるでしょう。視覚障害者は情報障害者とも呼ばれています。特にご高齢の方がスマホを使いこなすのは容易ではありません。今は過渡期なのでしょうが、全ての視覚障害者の方が等しくスマホを活用できるような社会になれば、マイナンバーカードはとても便利なツールだと思います。</p>
<p><strong> </strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>【記録：野田美佳（94期）】</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/07/2022年6月講演資料.pdf" target="_blank">2022年6月講演資料.pdf</a>（7.7MB）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>【233回】5月「人生100年時代に応じた身体づくり。認知症対策を中心に。」</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5707</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5707#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 27 Mar 2022 05:54:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5707</guid>
		<description><![CDATA[髙田　義弘さん＠93期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年5月21日（土）14時13分～15時30分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>88名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>髙田義弘さん＠93期　(元野球部キャプテン/神戸大学大学院人間発達環境学研究科　准教授)</p>
<address style="padding-left: 30px;">1962年大阪市十三生まれ<br />
1981年北野高校93期卒業　野球部主将<br />
1982年神戸大学教育学部　体育科入学<br />
1987年神戸大学大学院教育学研究科修了<br />
1989年神戸大学教養部助手<br />
1996年アメリカスポーツ医学研究所（文科省在外研究員）</address>
<address style="padding-left: 30px;">現在　神戸大学大学院人間発達環境学研究科　准教授　博士（健康科学）</address>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「人生100年時代に応じた身体づくり。認知症対策を中心に」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>メタボ、フレイル、サルコペニア、ロコモ、認知症と健康不安に関する言葉が氾濫しています。特に高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加し「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7％、約602万人となっており、6人に1人程度が認知症有病者と言えます。そのため認知症対策は喫緊の課題です。人生100年時代、健康で長生きするためにはいつどのような運動を行えば良いのか。子どもから高齢者まで年代に応じた運動についてお話しさせていただきます。特に中高年以上のメタボ対策の重要性と認知症予防、筋力低下予防について血糖値（糖尿病）との関連から最新のデータをもとに解説致します。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>自己紹介：十三生まれ。十三中学（66期松山先生）、北野高校（57期清水さん）、神戸大学（69期善積さん）と北野の先輩に師事した野球一筋の人生。アトランタ・シドニーオリンピックではアメリカスポーツ医学研究所の一員として野球・テニス選手の体力測定・動作解析研究に参加。趣味は献血。</p>
<h2>（１）身体づくりは子供の時代から</h2>
<p>健康とは肉体的・知的・精神的・社会的に健全な状態のこと。近年子供の体格は良くなってきたが基礎的運動能力が顕著に低下傾向にある。運動不足、偏った栄養、テレビやゲームでの睡眠不足が背景に。子供の一日歩数は27600歩（1979年）から17000歩（1999年）に減少、現在はさらに少ない可能性。子供たちに時間・空間・仲間が無くなり、外で遊ぶ習慣が減っている。そのため脳の発育発達にも影響が出てきている。運動習慣のある子は達成意欲が高い傾向にある。神経系は6歳までに成人の90％が形成されるので、3歳から小学生までに鍛えることが肝要。幼少時に五感を高め、集団活動の中で様々な人間関係を経験する機会を確保することが重要。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>（２）中高年はメタボ・脚力の衰え・認知症対策</h2>
<p>がん、脳卒中、心臓病に加えて、生活習慣に起因する糖尿病への対策が重要。メタボ、フレイル等怖い言葉だが、適切に対策すれば防げる。皮下脂肪に比べて、内臓脂肪は付きやすく減りやすい。ウォーキングがメタボ防止に有効。メタボは糖尿病につながる。運動習慣、食習慣悪化で内臓脂肪が増えるとアディポネクチン（超善玉ホルモン）の分泌が低下し問題を起こす。糖尿病は網膜症、腎臓、心臓、脳梗塞、脚など体の様々な部位に影響を及ぼす。空腹時血糖値だけでなく、1～２ヶ月の血糖値の平均値を表すHbA1cという指標も重要。「終末糖化産物指標AGE量＝血糖値×持続時間」もリスクの指標となる。健康な人は、血糖値を下げるインスリンと筋収縮作用で糖を筋肉内に取り込み血糖値が低下する。さらに糖と一緒に蛋白質も取り込むので筋肉もつきやすい。血糖値を下げるインスリンの感受性が低下すると血糖値が上昇した際になかなか血糖値が下がらず、血糖値を下げるために過剰にインスリンが分泌される。過剰に分泌され使われなかったインスリンは、脂肪細胞の合成を促進するので、インスリン分解酵素で分解する必要がある。このインスリン分解酵素が認知症の原因物質のひとつであるアミロイドベータも分解するが、インスリンの分解を優先するので、糖尿病患者でインスリンが過剰に分泌されるとアミロイドベータ分解まで手がまわらず、アミロイドベータが蓄積されやすく認知症につながる。</p>
<p>糖尿病発症リスクのあるラット実験では、ケージ内運動有無の糖尿病発症を検証。運動を行うと筋収縮作用で血糖値が下がり、糖尿病の発症が抑えられた。一方運動しないラットは糖尿病を発症し、持久力、筋力が弱く、アミロイドベータ量も1.8倍多い。糖尿病ラット5匹ではそのすべてで電気ショック体験の50日後に学習記憶の喪失(認知症の発症)が確認された。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>（３）60歳以降は貯筋に励もう</h2>
<p>血糖値を下げるには食後の運動習慣に加えて筋トレで筋肉貯金が必要。ロコモ診断の目安として大股2ステップ長を身長で割った指標が1.3以下だとロコモ兆候と診断。神戸市健康体操教室では「くねくね体操（運動神経を向上）」と「スロースクワット（筋力強化）」を推奨。筋肉合成のため運動後48時間以内のタンパク質摂取を推奨。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>質疑応答</h2>
<p>香川（93期）：　アミロイドベータの溜まった5匹のラットは50日後には電気ショック記憶を失っていたとの実験ですが、何匹のラットのうちの5匹だったでしょうか？</p>
<p>高田：　5匹中の5匹です。一匹検査に6万円かかるので5匹しかできませんでしたが、近々安くなる可能性があり、検体を増やすことができると期待しています。</p>
<p>雫石（75期）：　血糖値スパイクは短時間なので、そんなに問題ないのでは？</p>
<p>高田：　インスリンが出るのを分解するのに酵素が使われ、アミロイドベータに手が回らなくなるのが問題。血糖値については常時モニターできる機器も開発されています。</p>
<p>宮本（93期）：　運動後どんなタンパク質をとればよいでしょう？</p>
<p>高田：　私は薬局のあるホームセンターで購入でき、吸収しやすいGrass-fed Protein（乳製蛋白）を専用さじで一杯分を牛乳に溶いて、摂っています。</p>
<p>家（80期）：　血糖値測定器を2週間つけ毎時測定してみたら、血糖値の上下がリアルに見えるようになり、これは拙いと怠け者でも心を入れ替えるきっかけになりました。</p>
<p>高田：　7000円くらいでネット購入できるので、こういうハイテク機器を使って食生活改善のきっかけにするのは良いと思います。</p>
<p>西尾（66期）：　南仏で740㎞歩いたりしてきたが、コロナ禍と加齢で最近歩く気力が衰えてきた。教えてもらった体操をやってみたい。</p>
<p>高田：　神戸では高齢者スポーツ教室で何かイベントを企画してみたい。</p>
<p>今井（80期）：　室内で足首にウェイトをつけて生活していますが、筋力アップに効きますか？</p>
<p>高田：　効果はありますが、すり足になりがちなので転倒などに気を付けてなさってください。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>資料</h3>
<p><a href="https://www.bing.com/videos/search?q=%e3%81%8f%e3%81%ad%e3%81%8f%e3%81%ad%e4%bd%93%e6%93%8d%e9%ab%98%e9%bd%a2%e8%80%85&amp;docid=608000797703081258&amp;mid=870ECFFCBBACD06B2795870ECFFCBBACD06B2795&amp;view=detail&amp;FORM=VIRE" target="_blank">くねくね体操高齢者向け・トレーニング用</a> &#8211; Bing video</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://www.youtube.com/watch?v=C_DszYtESTk&amp;t=101s" target="_blank">高齢者向け・トレーニング用</a> &#8211; YouTube</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>スロースクワット</p>
<p><a href="https://www.bing.com/videos/search?q=%e3%82%b9%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%af%e3%83%83%e3%83%88&amp;&amp;view=detail&amp;mid=8EDB2C0F87E1721A03968EDB2C0F87E1721A0396&amp;&amp;FORM=VRDGAR&amp;ru=/videos/search?q%3D%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88%26qs%3Dn%26form%3DQBVDMH%26%3D%25e%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86%25E%26sp%3D-1%26pq%3D%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88%26sc%3D8-8%26sk%3D%26cvid%3DCA0B24469C824EBB94D77A6A4FD84800" target="_blank">【ダイエットにおすすめ】全身の脂肪を燃焼するスロースクワットの正しいやり方</a> &#8211; Bing video</p>
<p><a href="https://www.youtube.com/watch?v=fk5bsBQol8w" target="_blank">【ダイエットにおすすめ】全身の脂肪を燃焼するスロースクワットの正しいやり方</a> &#8211; YouTube</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="https://my-best.com/1506?utm_source=google&amp;utm_medium=cpc&amp;utm_campaign=external-dsa&amp;gclid=Cj0KCQjwvqeUBhCBARIsAOdt45aLR3KMt-Xd_WAbiuUD0RgVN65gn4KTT7Rl9jE6WHVQahqUpOmqSpcaAklrEALw_wcB" target="_blank">血糖値測定器の情報</a>：</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>記録担当　家正則（80期）</p>
<p>&nbsp;</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/06/東京六稜倶楽部22年5月資料.pdf" target="_blank">東京六稜倶楽部22年5月資料.pdf</a>(2.7MB)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?feed=rss2&#038;p=5707</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>【232回】4月「アナウンサーとして30年、北野魂が役立ったこと」</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5704</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5704#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 27 Mar 2022 05:53:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/?p=5704</guid>
		<description><![CDATA[有働由美子さん＠99期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年4月16日（土）14時00分～15時50分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>342名（再放送：74名）</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>有働由美子さん＠99期　(フリーアナウンサー、日本TV「news zero」メインキャスター)</p>
<address style="padding-left: 30px;">鹿児島で放送記念日（3月22日）に生まれる。その後、姫路→西宮→大阪と移り、豊中第十六中学卒（１期生）1991年　神戸女学院大学（文）卒</address>
<address style="padding-left: 30px;">
1991年　NHK/関西TV/TV大阪等に内定も海外志向よりNHK入局。大阪放送局配属<br />
1994年　NHK東京アナウンス室配属　「おはよう日本」、「サンデースポーツ」、「スタジオパークからこんにちは」等担当<br />
2001～03年　「NHK紅白歌合戦」紅組司会2007～10年　NHKアメリカ総局（ニューヨーク）特派員<br />
2010年　NHK「あさイチ」メインキャスター<br />
2012～15年　「NHK紅白歌合戦」総合司会<br />
2018年　NHK退社（27年勤務）</address>
<address style="padding-left: 30px;"> </address>
<address style="padding-left: 30px;">その後半年かけ記者キャスターとしての目を養うべく、</address>
<address style="padding-left: 30px;">・東日本大震災被災地の地元の人に話を聞きに一人で東北沿岸を巡る<br />
・イスラエル・パレスチナ、キューバ、南スーダン（難民キャンプ）を現地ジャーナリストとともに取材</address>
<address style="padding-left: 30px;">半年後フリーアナウンサーとして「news zero」(日本TV)のメインキャスター就任</address>
<address style="padding-left: 30px;">東京大学大学院の災害情報を扱う研究室の研究員でもある</address>
<address style="padding-left: 30px;"> </address>
<address style="padding-left: 30px;">オリンピックキャスター計7回（NHK時代6回、民放1回）、被災地の現場取材等経験多数</address>
<address style="padding-left: 30px;"> </address>
<address style="padding-left: 30px;"><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%AF-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9C%89%E5%83%8D-%E7%94%B1%E7%BE%8E%E5%AD%90/dp/4101213267/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=1NUCA5VK5Y5HW&amp;keywords=%E3%82%A6%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%AF&amp;qid=1652423221&amp;s=books&amp;sprefix=%E3%82%A6%E3%83%89%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%AF%2Cstripbooks%2C151&amp;sr=1-1" target="_blank">著書：「ウドウロク」（新潮社）</a></address>
<address style="padding-left: 30px;">雑誌連載：「マイフェアーパーソン」（文藝春秋）</address>
<address style="padding-left: 30px;">TV/ラジオ：日本TV「news zero」、ニッポン放送「うどうのらじお」</address>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「<strong>アナウンサーとして30年、北野魂が役立ったこと</strong>」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>省略</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>
<h2>3つの「北野魂」について</h2>
<h3> 1.疑うこころ、とらわれないこころ；</h3>
<p>入学後の倫理/足立先生の授業の第一声が「なんで君たち犬じゃないの」「なんで君たち机をかじらないの」。キョトンとするも、それまで親の教えや世の中の常識を当然のことと捉え、まわりの空気に流されて生きてきたが、年を重ねるにつれ、世の中のルールにとらわれない思考や発想が非常に奥深く大事なことだと分かった。</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">▶3か月の新人研修を経て大阪放送局に配属され、“社会の闇”を取材した時のこと。<br />
覚せい剤に明け暮れソープランドで働く母親に養子縁組した非行に走った少女（A子）を取材した時のこと。A子が住んでいた阿倍野のキリスト教施設での取材を終えた翌朝、駅のホームで電車を待っている時の会話で、「売春やめた方がええよ」（有働さん）、「なんで？」（A子）、「なんでって、売春はあかんやろ」（有働さん）、「なんで？たこ焼き屋でバイトするにもシスターに頭をさげてもらってやっと働ける。お母さんにもお金送らなあかん。それなのに、なんで？」（A子）と問いつめられた。<br />
売春がなぜだめなのか、理論的に説明・説得できる言葉を持ち合わせていなかった。<br />
知識も見識も無いのに、社会の悪からA子を救えるんじゃないかという気負いだけが先走った。昨今の「戦争はだめ」「殺人はだめ」の話も同じ。自分の考えを言葉で表すのは難しい。自分は言葉を本当に突き詰めているのか。「疑うことが大事」と足立先生が言っていたのはこのことか、と認識した。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>2.ものおじしない心；</h3>
<p>全校生が集まる全体集会で一人が手を挙げ、「食堂のおばちゃんがうどんを出すときに汁に指をいれてんのがいやや」と主張するのに驚くとともに、「とりあえず手を挙げる」という姿勢、「言ってみてもいいんだ」ということを学ぶ。</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">
<p>▶NHK入社4～6年で「おはよう日本」を担当していた時、バブル崩壊でつぶれた地方のミニゴルフ場で、地元の人は一回500円で毎日プレーできるとの紹介をした時のこと。キャスターの「500円だったら練習出来てうまくなりそうですね」とのコメントに、何か返そうとして「ゴルフは練習しても下手は下手ですから」と言ってしまった。言わんよりは言う。</p>
</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">▶同番組で、当時科学技術庁長官だった田中真紀子さんが「私スーパーに買い物に行くのよ」とコメントされたので、とっさに「トマトはいくらかご存じですか」と質問。「1個500円」というあり得ない返事をされ、恥をかかせてしまった。予定していたインタビュー時間を長々とオーバーしてしまったこともあり、大変申し訳なく、個人的に田中さん宛てに詫び状を書き科学技術庁に届けたが、この手紙がNHKにばれて怒られた。</div>
<p>北野魂＝手を挙げて聞く。偉い人にも聞く。聞きたいことは聞く。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>3.自分らしく生きる；</h3>
<p>授業中いつも寝ているか漫画を読み、しかも、部活もやりながら成績抜群の生徒がおり、「上には上がいる」ということを学ぶ。それは目指さないことにして「自分らしく」を目指した。</p>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">
<p>▶大阪放送局の新人時代。放置自転車に罰金を課すという堺の条例を紹介する現場中継を担当した時のこと。有働さんの発想で、カメラマンが自転車を放置する人、有働さんがそれを見つけたおばちゃんの役で「ちょっと、あんた。なんでこんなとこに放置してくれてんの」とコント風にやり、大目玉をくらった。目立とうというより「自分らしく」との思いだった。</p>
</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">▶公共放送であるＮＨＫのアナウンサーは「品良く清楚」というのが定番だった当時、紅白歌合戦で着けた目立つ衣裳も、同じく「自分らしさ」から出たもの。生まれ持ったところもあるか？</div>
<div style="padding-left: 1em; text-indent: -1em;">
<p>▶「君たちの時間は限られている。だから、その時間を他の誰かの人生を生きることで時間を無駄にしてはならない。それは他の人の考え方と生きていることになるから」とのスティーブ・ジョブスの言葉はNHKを辞める決め手になった言葉。これは、まさしく北野で足立先生が35年前に言っていたことである。</p>
</div>
<p>3つの「北野魂」を紹介した。北野で非常に深いことを学んでいたんだ、ということを改めて認識した。今からでも、むしろ、今だからこそ、もう一度北野の授業を受けたいと思う。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>質疑応答（事前アンケート）</h2>
<p><strong> </strong></p>
<h4>１．Q．老後に向けどのような準備をしているか？</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">A.　独身だとセーフテイーネットが無い。最低限のたくわえを備えることと、70歳まではどんな形でも働きたいと思っている。若い起業家の人たちと将来何ができるか話をする機会がある。しかし、若い人は資金がない。北野卒業生の人脈やネットワークはすばらしく、人や仕事の壁を乗り越えていける。ぜひ、北野の人脈を活用できるよう検討いただければ。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>２．Q.　休みの楽しみは？</h4>
<div style="padding-left: 3em; text-indent: -3em; margin-bottom: 15px;">A.  寝ること。小説を読むこと。ビール（無くなればウィスキーの水割り）。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>３．Q.　アナウンサーを目指した動機</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． そもそもは新聞記者を目指していたが、これからはTVジャーナリズムと考えテレビ局を受けた。NHKには記者志望で試験を受けたが、マイクの通りのテストがあった。記者/制作/アナウンサー/放送管理/技術等の部署があったが、当時のNHKには職種間の壁を取りはずし放送を見直す動きがあり、最終面接手前でアナウンサーの打診あり。「アナウンサーも考えないこともないか」との思いで入局。</p>
</div>
<h4>４．Q. 関西弁と標準語での苦労話</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． NHKでは「標準語」とは言わず「共通語」という。<br />
入社から3年間「ただ原稿を読むオカザリになるな」との教育を受け、アナウンサーとしてはアクセントを間違えてたびたび苦情が来ることも。「有働さん用の電話人員が必要」とまで言われるほど苦労した。共通語を学ぶには、音だけで伝えるラジオ放送を聞くのが良いと教えられ、ラジオ第一放送で勉強した。今でも関西の人としゃべると関西弁になり、大阪に帰り家族と大阪弁を話したあとは、怪しい共通語になる。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>５．Q.　仕事の服装で心がけていることは？</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">A． すべてスタイリストに任せている。自分の服は、地震等が起こってもすぐに現場に駆けつけられるよう、ほぼ黒/白/灰色。オシャレからは程遠い。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>６．Q. 「news zero」のキャスターとして準備、勉強していること。自信を持つためにどうしているか？</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． なるべく深く知るように、朝起きてネットでチェックの他、書籍・論文等で勉強している。ただし、放送では、「深く」より「とにかくこれだけは知っておいて欲しい」ことを専門家に聞くよう心がけている。基本はニュースでありキャスターは２割。２割で何が出来るかを考えている。<br />
自信をもってやっていることは殆ど無い。無いので、なるべく多くの現場の声を聞くようにしている。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>７．Q. 放送にたずさわるものとして、ロシア・ウクライナのプロパガンダ報道に対する考え方</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">A． ウクライナが正、ロシアが悪というのが本当に良いのか常に考えている。西側の情報も含めてあやしいと思いながら、これホンマ？情報の出はどこ？と常に問いかけている。大事なことは現場のことを聞くこと、元の情報をしっかりつかむこと。<br />
「なんで？ホンマ？」という発想の関西人はジャーナリズムに向いていると思う。</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>８．Q. 北野時代で一番つらかったこと。楽しかったこと。</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">A． ＊つらかったこと；<br />
・ラジオ体操第二。第二をつくった先生がめちゃくちゃ厳しく、なんでこんなこと一生懸命やらなあかんのかと思った。<br />
・剣道部の部活。基礎練・うさぎ跳び等、練習がハードでしんどかった。でも、今でも仲が良いのは剣道部の仲間。<br />
P.S.:剣道部の話題に合わせて同部出身の有働さんから150周年記念事業寄付応援<br />
メッセージ：「北野の後輩たちは、困ったり立ち止まったりした時に、先輩がこれだけやってくれていると思ってくれる。北野生だったという誇りを胸に寄付をお願い。<br />
歴史が古いということは卒業生が多いということ。少額でもぜひ寄付をお願いしたい」</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;"><span style="color: #ffffff;">A．</span> ＊楽しかったこと；<br />
・全員参加した体育大会。200M走で陸上部に勝った！</div>
<h2><strong>Ⅸ．質疑応答（当日参加者）</strong></h2>
<p><strong> </strong></p>
<h4>１．Q. 講演で話が出た殺人や売春等の「してはならないこと」について、有働さんの答えは見つかったか？</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． 殺人の背景はケースバイケースと思う。しかし、命は一度なくなればもどせないという一点で、どういう理由があろうと許せない。売春は絶対にだめとは思わない。全否定ではない。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>２．Q．「生徒集会のうどん」の話の中で出たような行きすぎたエピソードも多いと思うが、自分でほめられる話は？</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． 手を挙げて良かったのは、打率でいえば2割7分。<br />
アメリカの取材で役立った。小学校からＥＣＣに通っていたものの、アメリカに赴任してニューヨークの英語が分からなかった。しかし、市長のスピーチに手を挙げ前に出て質問したりしているうちに、1年半後には分かるようになった。海外では「彼女謙虚でいいね」は通じない。その時は恥をかくかもしれないが、手を挙げないと覚えてもらえないし、チャンスが減る。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>３．Q．有働さんは、正直で嘘がつけないし言葉に安心感がある、半面、空気が読めない人がいるが、有働さんはそうではなくチャーミング。秘訣は？</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． 何かあればすぐに謝ることを心がけている。思いを言語化する。<br />
空気をよんでいないと思われるが、本人はよんでいるつもり。失敗して痛いし悩む。<br />
でも、「敢えて行く」。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>４．Q．米国出張時に、当時米国に駐在していたNHKの編集長にお会いすることがあり「オレが有働を『おはよう日本』に引っ張った」と仰っていた。また、「彼女は絶対おもしろいと思った」とも言っていた。</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． その通り。「おはよう日本」の鬼編集長と言われていた人。「どんどん変化球でやってくれ」と言われた。本人はそれまで「正統派」と思っていたが「変化球やったんや」と思った。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>５．Q. もっと早く独立したほうが良かったと思うか？</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． そう思う。しかし、勇気がなかった。<br />
辞表提出当日まで迷っていた。そろそろ若手に仕事を譲らなければならないことは分かっていた。自分も若い時にチャンスをもらったし、会社員の立場からも、今後下がってくれ、全部引けと示唆されるのも理解していた。<br />
ただ、管理職として、局の人事管理や財政管理は不得意。それならばと地方局勤務も考えた。NHKにいてこその「有働さん」とも考えたが、組織にどっぷりつかっている自分がおり、このままでは自分の人生を閉じていくことになるのではと考えた。<br />
独身で身軽ということもありJump higher、今後はやりたい仕事をやる！と決めて決断した。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>６．Q．独立して世界が広がったこと</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． ＮＨＫを辞めて分かったが、ＮＨＫという組織の中での思考だった。世の中や放送をこうしたらもっと良くなるとの思いはあったが、縛られている自分がいた。これが楽だが楽しくない。自分が小さくなっているのを感じていた。<br />
それが故に、日テレとは双方からやめられる契約を結んだ。NHKを辞めて4年経つが、まだ小さくなっている。まだ縛られることに安心している。これから残りの時間、自分が何を感じるのか、自分のカンで何を大事にするかを考えながら、自分のやりたいことをやりたい。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<h4>７．これからチャレンジしたい領域</h4>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">
<p>A． 亡くなった樹木希林さんに、「結婚は理不尽」「損得でいえば損」「思い通りにはならない」「努力が裏切られる」けど「だからこそ、あなたのために、一回結婚してみなさい」と言われた。<br />
これからは、何が正しいかということを考えていく時間にしたい。<br />
一線を退いたタイミングのことも考えている。現在、東大大学院の人と防災を研究している。日本は防災技術が進んでおり、防災をかたちにして、戦争・災害が起こった時に防災技術を輸出して世界に貢献できないかを考えている。</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>【講演記録：88期　葛野正彦】</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td>なし</td>
</tr>
</tbody>
</table>
]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>【231回】3月「人生100年時代、健康寿命を延ばし幸せに生きよう」</title>
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		<pubDate>Mon, 13 Dec 2021 02:03:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[tokyo]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[2022年度]]></category>
		<category><![CDATA[講演録]]></category>

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		<description><![CDATA[森　惟明さん＠65期]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<table cellspacing="12">
<tbody>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅰ．日時</th>
<td>2022年3月19日（土）14時00分～15時50分</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅱ．場所</th>
<td>Zoomによるインターネット開催</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅲ．出席者数</th>
<td>55名</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅳ．講師</th>
<td>森　惟明さん＠65期　(高知大学名誉教授)</p>
<address style="padding-left: 30px;">1961年　京都大学医学部卒｡大阪北野病院でインタ−ン修了。<br />
1961年　アメリカ合衆国臨床医学留学資格ECFMG試験合格。<br />
1967年　京都大学大学院修了（脳神経外科学）医学博士。<br />
1969年　京都大学脳神経外科助手。<br />
1971年　シカゴノースウエスタン大学脳神経外科レジデント。<br />
1975年　京都大学脳神経外科講師。<br />
1979年　京都大学脳神経外科助教授。<br />
1981年　高知医科大学（現高知大学医学部）脳神経外科初代教授｡<br />
1992〜1999年　厚生省特定疾患難「治性水頭症」調査研究班班長。<br />
1992年　第２回高知出版学術賞受賞。<br />
1996〜2000年　高知県医師会理事。<br />
1999〜2001年　国際小児神経外科学会倫理委員会委員長。<br />
2000〜2001年　国際小児神経外科機関誌Child’s Nervous System編集委員。<br />
2000年　高知大学名誉教授。<br />
<a href="https://www.amazon.co.jp/s?i=stripbooks&amp;rh=p_27%3A%E6%A3%AE+%E6%83%9F%E6%98%8E&amp;s=relevancerank&amp;text=%E6%A3%AE+%E6%83%9F%E6%98%8E&amp;ref=dp_byline_sr_book_1" target="_blank">著書多数</a>。</address>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅴ．演題</th>
<td>「人生100年時代、健康寿命を延ばし幸せに生きよう」</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅵ．事前宣伝</th>
<td>2019年の厚生労働省発表による日本人の<strong>「平均寿命」</strong>は、女性87.45歳、男性81.41歳でした。一方、健康上、日常生活を制限されることなく生活できる期間である<strong>「健康寿命」</strong>は女性75.38年、男性72.68年でした。平均寿命と健康寿命の差は女性で約12年、男性で約９年。つまり、その期間は誰かの手助けが必要となるわけです。最近、高齢の方から、「これほど長生きするとは考えてもみなかった」「老後の準備をしてこなかった」「今後どのように過ごせばよいか」などという言葉をよく耳にします。わが国は世界に先駆けて<strong>「超高齢社会」</strong>（高齢者人口が21％をこえる社会）のフロントランナー となりました。長い老後を快適に過ごすためには、90年を超える人生設計をしなければならなくなりました。</p>
<p>これからの高齢者は、いろいろな前人未到の領域に踏み込み、冒険をしつつ生きていくことになります。最近、<strong>「人生100年時代」</strong>を迎え、ただ一度しかない人生をどう生きるかが大きな問題となりつつあります。</p>
<p>長生きは神からの贈り物と言われますが、高齢になると生きるためのエネルギーも低下するため、前向きに生きていくのは大変です。高齢者をサポートする社会システムの構築も容易ではありません。</p>
<p>高齢者の心と体の健康を願っても、世間では「高齢者は病気がちだ」「高齢者は社会のお荷物だ」という目で見られがちです。このような<strong>「エイジズム」（年齢差別）</strong>の風潮を否定できない中、高齢者はどこに長生きの意義を見つけたらよいのでしょうか。</p>
<p>これは非常に難しい問題です。問題解決のためには、従来からの高齢者の概念を、自立して健康に生活し、新しい社会貢献も可能だという<strong>「サクセスフルエイジング」（成功加齢）</strong>と言う考え方へ転換することが大切です。</p>
<p>最近は医師でなく一般人でも望みさえすれば、インターネットや書物などで比較的容易に多くの健康情報を入手できる時代です。医学の進歩の情報を知っているかどうかが健康に大きく関わってきました。すなわち、<strong>「健康リテラシー」</strong>を身につけて、健康情報を知り自分の健康管理に活かすことが重要になってきました。情報格差が健康格差につながる時代になりました。</p>
<p>本講演では、超高齢社会で高齢者がいかにして健康寿命を延ばし、<strong>「Well-Being」</strong>（身体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態<strong>）</strong>で人生を送るかにつきに述べます。</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅶ．講演概要</th>
<td>本講演録は、質疑応答を含めた講演の概要です。詳細については、添付する講演で使ったPPTのPDFを参照ください。</p>
<h3>1.</h3>
<p>先ず、同期の峯和夫さんから森さんの紹介がありました。森さんの経歴はIV　講師　を参照ください。</p>
<h3>2.</h3>
<p>冒頭、従来の人生50年というこれまでの日本人の概念から、現代は100歳までの人生を考える時代になってきて、長寿を謳歌するだけではなく、それは老・病と言った苦悩も伴うことを強調された。2016年にロンドン大学のグラットン教授が「Life Shift」（100年時代の人生戦略）という本を出し、第1、第2の人生という単純な構図ではなく、Multi-Stage のLife Shift、即ち組織に囚われない自分自身の働き方、人生戦略を提案した。</p>
<h3>3.</h3>
<p>また、米国ハーバード大学シンクレア教授の著書「Life Span」(老いなき世界)では、100歳を超える人生も理論上可能としながらも、先生は「老いがあって、そして寿命があって初めて、人間は人生を意義あるものと捉えることができる」と喝破された。</p>
<h3>4.</h3>
<p>では、加齢に伴う体と心の変化にどう向きあって行けばよいのか。確実に加齢によって体の機能は低下する。そして心も変化して、喪失感を感じて気力が失せ、また鬱の症状も現れてくる。WHOによれば、健康とは、身体的、精神的、そして社会的に満たされた状態を指し、これはWell-beingの定義と同義である。しかし、2019年の日本人の平均寿命と健康寿命は、男でそれぞれ41歳と72.68歳、女性で、87.45歳、75.38歳である。このように、両者の差は男で8.73年、女で12.07年と終生健康を維持するのが難しいことが判る。この健康寿命と平均寿命の差を縮小することが、老後を健康、即ちWell-beingで生きる上でのキーとなる。このためには、たとえば毎年重要な予定を入れて、そのときまでは健康に生きようと努力する姿勢が必要である。そして、生活習慣を改善して健康促進因子を増やし、危険因子を減らしていく努力が必要である。</p>
<h3>5.</h3>
<p>具体的にこのSuccessful Agingを成就するには、マッカーサー財団（終戦後のGHQのトップであったアメリカ陸軍将軍ダグラス・マッカーサーが創設した財団）の研究によると、①　病気・ケガを避ける　②　精神機能の高い水準　③　社会との繋がり　という３要素が重要と指摘している。［2000年刊行の「Successful Aging」（年齢の噓）より］</p>
<h3>6.</h3>
<p>促進要因として、大事なことは、運動、食事、睡眠、口腔ケアー（歯周病に注意）、心のケアーが挙げられる。ジムなどに通う「意識した運動」だけでなく、日常生活でこまめに動くことが大切である。食事については、“You are what you eat.” と英語で言われ、中国でも古くから「医食同源」と言われるように、バランスの取れた良質な食事を心がける。そして、心の平安、心身一如である。</p>
<h3>7.</h3>
<p>危険因子としては、「フレイル」（虚弱）「サルコペニア」（筋肉減少症）「ロコモ」（運動器症候群）の３つのリスクが危惧される。これらは、３つの歯車が相互に絡み合ったようなもので、一つが狂うとリスクを促進させる。詳細については、下記の森氏著書を参照されたい。　URL: <a href="https://www.amazon.co.jp/s?i=stripbooks&amp;rh=p_27%3A%E6%A3%AE+%E6%83%9F%E6%98%8E&amp;s=relevancerank&amp;text=%E6%A3%AE+%E6%83%9F%E6%98%8E&amp;ref=dp_byline_sr_book_1" target="_blank">著書多数</a>。</p>
<p><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/03/image3.png"><img src="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/03/image3.png" alt="image3" width="450" height="253" /></a><br />
<a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/03/image1.png"><img src="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/03/image1.png" alt="image1" width="450" height="253" /></a></p>
<h3>8.</h3>
<p>特にフレイルは、体重減少、疲れやすい、歩行速度の低下、握力減少、身体活動量の5項目のうち３項目が該当するとフレイルと考えられる。こうなると要介護に陥る恐れがある。また、この間に入院すると体力がもとに戻らなくなることもある。従って、日ごろから以下の健康リテラシーを身につけることが重要である。<br />
かかりつけ医を持つ</p>
<p>・医師・病院の選択<br />
・医師と患者の協働作業<br />
・質の高い医療を受ける<br />
・医療関連機能障害の回避</p>
<h3>9.</h3>
<p>これにより、Complete Well-being、健康で豊かな人生を送る秘訣は、老いと上手に付き合い老化を先送りする。できるだけ現役で働き続け、社会と繋がりを持って前向きに生き、その中で良好な人間関係を保つことが肝心である。特に「利他の心」の持つ重要性も強調された。</p>
<p><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/03/image4.png"><img src="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/03/image4.png" alt="image4" width="450" height="253" /></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>10.</h3>
<p>結びとして、“<strong>Living well and dying well !”　</strong>の言葉を皆様に贈ります。そして右がそのための処方箋である。</p>
<h3> 11.</h3>
<p>最後に今回の講演の内容は、「健やかな老後をめざして」という著書に詳しく述べられているので、是非参考にしてほしい。依頼されて、2022年春号の広告にも掲載する予定である。その広告を添付します。</p>
<p><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/03/image5.png"><img src="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2022/03/image5.png" alt="image5" width="450" height="253" /></a></p>
<h2>質疑応答</h2>
<div style="border-bottom: 1px solid red;"><strong>西尾大次郎　66期</strong></div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ｑ：私は四国お遍路、そしてフランスでのサンチャゴ巡礼を行ってきた。ここで歩いてきた人の写真を見ると、皆穏やかな顔をしている。歩くことは穏やかさ、心の平穏が得られると思うが、先生はどうお考えですか。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ａ：運動を楽しむ人はWell-beingが満たされた顔をしていると考える。特に、宗教者は顔が優しく、高僧と呼ばれる人は柔和で、接していても心温まる思いがする。Well-beingの３つの条件が満たされているためであろう。手前みそだが、私も第1回日本Smile Contest で全国からの投票で優勝した経験がある。</div>
<div style="border-bottom: 1px solid red;"><strong>雫石潔, 75期</strong></div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ｑ：断食の話が出たが、どのような方法があるか。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ａ：断食については、賛否両論がある。しかし、人間の歴史を考えると、狩猟時代は狩りができたときしか食べられず、常に飢餓の状態にあった。その経緯から今の人間が作られてきた。現代は飽食の時代で、食欲もあって過食、ひいては肥満、結果として生活習慣病を患う時代となった。肥満が体に良いはずはないので、適度な断食は健康にとって良いことと考える。しかし、やせこけた人が断食するのも問題なので、かかりつけ医の意見を聞いた上で実施してほしい。</div>
<div style="border-bottom: 1px solid red;"><strong>峯和夫、65期</strong></div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ｑ：薬についてはどのように考えるか。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ａ：多くの薬（5剤以上）を飲むのは体にとって良くない事が多い。極端な言い方だが、薬は基本的には毒と考えるべきである。できるだけ服用を避け、最小限にとどめる。従って、なるべく病気にならないようにする。日本には「薬神話」があって、薬を出さない医者はやぶ医者という考え方をする人がいるが、これは誤った考えである。Health Literacyを学んでほしい。</div>
<div style="border-bottom: 1px solid red;"><strong>藤田浩一、77期</strong></div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ｑ：私は、断食と逆で時々暴飲暴食をして体に負荷をかけた方が良いと思っている。腹八分目では、慣れで腹が小さくなる気がするが、先生の考えはどうですか。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ａ：断食と逆で、食べ過ぎるとお腹もびっくりして、これは働かないといけないと動かざるを得なくなる。頻回にこれをやると多分病気になるが、敢えて言うと、ときにこれをやると食欲を満たし、消化器に適度なストレスを与えるという点で効果があるといえるかもしれない。極端に走らず、帳尻を合わすよう上手くやることが大事。日常生活で人間、適度な緊張を持って、思い出したり考えたりすることが大切で、のんびりとボーと生きていてはいけません。</div>
<div style="border-bottom: 1px solid red;"><strong>多賀正義、76期</strong></div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ｑ：男の健康寿命と言うのは72歳程度とあるが、先生が実際に診断していて72歳で要介護になる人は多くいますか。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ａ：これは統計に基づいて発表されたものを引用したまでで、健康寿命は人によって差異がある。しかし、70歳を過ぎると不調を訴える人が増えるのは事実である。</div>
<div style="border-bottom: 1px solid red;"><strong>平野裕幸、76期</strong></div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ｑ：こういった健康寿命はみんなにアンケートを取って、各々の健康状態を聞き、それを集大成したものと理解しているが、その点は如何でしょうか。</div>
<div style="padding-left: 2em; text-indent: -2em; margin-bottom: 15px;">Ａ：その通りで、日本では内閣府が細かい質問を無作為で抽出した人に健康状態についてアンケートをして、その結果をまとめたものである。内閣府のWebsiteを見ると詳細に報告されているので参考にしてほしい。あくまで統計上の事なので、実際の各人の健康寿命は様々である。</div>
</td>
</tr>
<tr>
<th align="left" valign="top" width="100">Ⅷ．資料</th>
<td><a href="http://www.rikuryo.or.jp/activity/tokyo_club/wp-content/uploads/2021/12/人生100年時代と健康寿命-講演スライド.pdf" target="_blank">人生100年時代と健康寿命-講演スライド.pdf</a>(2MB)</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>&nbsp;</p>
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