午後の紅茶はダージリン〜杏の英国修行日記【第13話】 初めに戻る つぎ

大学始まる


ついに学校が始まりましたー・・・・。3点リーダ(いや、4点ですけど。何故これが4点かと言うと、私の好きな某シリーズ映画で使われるのは、必ず4点リーダだからです。何の映画かは、どうぞ皆様、大いに推測して下さい。ひょっとして、これがいわゆる「読者への挑戦!」ってやつですかね・・・・やっぱ違いますか)が表しているのは、情報過多で脳内消化不良気味な私の状態です。こう書くと非常に病人チックですが、相変わらずハチャメチャに元気です。しかしこの段落、本末転倒的にカッコが大きくて分かりにくいですね。

防虫シート
▲棚&引き出しに防虫シートを敷く
一緒に写っているのは懐中電灯です…って分かりますよね


まず9月23日に寮にチェックイン。一年間寝食を共にする部屋と、ドキドキの対面です。洗面台が前回より広いことにエクサイトした後、一晩かけて荷物を整理。まあ今回は荷物少なめだったので、一番手間が掛かったのが、棚&引き出しに防虫シートを敷くことでした。

翌日から一週間は丸々オリエンテーションで、説明会ありーの、ワークショップありーの、登録会ありーのと、イベント盛り沢山。私は2つの学部に属しているため、単純にオリエンテーションの数も倍になり、なかなか忙しく大学内をウロウロしなければいけませんでした。しかしここで、お約束のハプニングが発生したわけです。

それは、翌々日行われる演劇学部の説明会の場所を確認しようとして掲示板を見に行った時のこと。人数が多いので、一年生達はグループに分けられ、それぞれのグループがそれぞれの場所で説明を受けるシステムになってたんですね。で、どのグループか確認しようと、人波にもまれながらも、自分の名前を名簿中に探しに行ったわけです。

[以下心の声]
(ざわざわざわざわ←周囲の音)お、名簿発見。やっぱ人数多いんだなー、細かい字でびっしり表にされてる。こりゃ自分の名前見つけるの大変そうだな……名簿一巡。ない。あっれー、見逃しちゃったよ。まあ文字小さいし、英文字だしな。もう一回……一巡。んー、今回もミスしたか。いやはや、やっぱり慣れない環境で緊張してるのかな?焦らない焦らない……一巡。おっかしいなってか、名前ないんだよ名簿に。あっれーじゃないよ本当にないんだよ。
[心の声終了]

演劇学部の建物
▲演劇学部の建物
名簿は玄関を入って、すぐ右手に貼り出されてました


いやいや、さすがにビックリですよ。もう周りの皆が「あ、私Aグループだー」とか「Dグループの人誰かいるー?」とか言ってるのが、羨ましい通り越して苛立たしくてしょうがない。ともかくここは落ち着け、と自分に言い聞かせて、学部の事務室へ。簡潔な説明を頭の中でリハーサルし、心を鎮めて、ドアをノック。コンコン・・・・返事なし。聞こえなかったかな、もう少し強くノックしてみよう。コンコン・・・・やっぱり返事なし。あ、ひょっとしたら電話中で、声出せないのかもしれないな。ちょっと待ってからの方がいいかなーと思いつつ、ふと上を見上げると、ドアの上部に貼り紙が。・・・・オフィス閉まってるじゃん。

そんな訳で、この「名簿に名前無し事件」はチキンな心臓に大きな打撃を初っ端から与えてくれました。まあ、次の日オフィスに行ったら、いとも簡単にグループに割り当ててくれたんで、特に被害はなかったんですけどね。まあそんなこんなで、オリエンテーション編終了です。次回からは大学生活(授業編)について書くつもりです。

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Last Update: Oct.23,2007