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	<title>ワールドアイ　スイス</title>
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		<title>第55話　世間は狭し楽し</title>
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		<pubDate>Mon, 26 Apr 2010 08:54:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[50話以降]]></category>

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		<description><![CDATA[今回より、新シリーズが始まります。一住民から見たポラントリュイという町、アジョワという地方、ジュラという州、そしてスイスという国を、年々薄くなりつつある？「日本女性というフィルター」を通してあらゆる角度から語りたいと思い [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div id="attachment_446" class="wp-caption alignnone" style="width: 586px"><img class="size-full wp-image-446" title="Sekenbanashi-0" src="http://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/wp-content/uploads/2010/04/Sekenbanashi-0.JPG" alt="Sekenbanashi-0" width="576" height="432" /><p class="wp-caption-text">▲夏は飲み食いしながらここで何時間でも世間話・・・。右から、義妹、夫、義父。</p></div>
<p align="left">
<p align="left">今回より、新シリーズが始まります。一住民から見たポラントリュイという町、アジョワという地方、ジュラという州、そしてスイスという国を、年々薄くなりつつある？「日本女性というフィルター」を通してあらゆる角度から語りたいと思います。四方山話へのお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。</p>
<p align="left">
<p align="left">
<div id="attachment_449" class="wp-caption alignleft" style="width: 310px"><img class="size-medium wp-image-449 " title="Sekenbanashi-3" src="http://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/wp-content/uploads/2010/04/Sekenbanashi-3-300x225.jpg" alt="③	私がロマンさんに日本語を教えているティールーム。和風に言うと「喫茶店」だろうか。パン屋・ケーキ屋も兼ねている。特に土曜の朝は、席を見つけるのが困難なほど混む。" width="300" height="225" /><p class="wp-caption-text">▲私がロマンさんに日本語を教えているティールーム。和風に言うと「喫茶店」だろうか。パン屋・ケーキ屋も兼ねている。特に土曜の朝は、席を見つけるのが困難なほど混む。</p></div>
<p>時は15年以上遡る。「Salut !　ハイジの国から」で言えば、第一話から第六話ぐらいだろうか。フランス語がまだ不自由だった頃、そして・・・知り合いがほとんどいなかった頃、人の集まりが大の苦手だった。それがたとえ自分の夫の家族や友達だったとしても。私自身について直接質問されたり、日本に興味を示してくれるならまだ会話が成り立ちやすいし、入りやすい。しかし、そんな甘い時間は長くは続かず、皆は安心して話せる「世間話」へと移っていく。例えば、夫の母がこんな話題を提供したとする。</p>
<p align="left">「ねえ、〇〇って知ってる？　私の妹の義母の兄なんだけど・・・」</p>
<p align="left">日本語であったとしても、「うん？」と考え込み、頭の中で一生懸命家系図を描かなければ、瞬時に関係が分からないであろう。他の人達は通じ合っているらしく、「へえ、そう、そんなことがあったんだあ～！」と話が弾みまくる。</p>
<p align="left">正直に告白すると、私は最初、このような「世間話」が嫌で嫌でたまらなかった。〇〇さんのことはおろか、夫の叔母の顔もおぼろげなのである。皆が楽しそうに笑う中、私は一人取り残され、薄笑いを浮かべるしかなかった。</p>
<p align="left">スイス到着後１年間ほど、まだフランス語での会話についていけない頃は、夫の英語による通訳に頼るしかなかった。しかもそれは話が弾めば弾むほど頻繁ではなくなる。やっと訳してくれた頃には別の話題が盛り上がろうとしており、今更、前の話を出せる雰囲気ではない。たとえ先の話がどんなに面白かったとしても、ガスがすっかり抜けた炭酸飲料を飲んでいるような気分を味わうこと度々であった。コンプレックスも入り混じり、「こんな程度の低い話、どうだっていいんだ！」と、ひねくれて考えていたこともあった。</p>
<p align="left">
<p align="left">そんなこんなで・・・苦節、数年。</p>
<p align="left">
<div id="attachment_450" class="wp-caption alignright" style="width: 190px"><img class="size-medium wp-image-450  " title="Sekenbanashi-4" src="http://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/wp-content/uploads/2010/04/Sekenbanashi-4-225x300.jpg" alt="Sekenbanashi-4" width="180" height="240" /><p class="wp-caption-text">▲お気に入り、カフェ・ビストロの「シェ・ステフ」。経営者がステファンという名前である。以前、私はスイスロマンドＴＶに出演したが、その時のインタビューロケはここの三階（ホテル）で行われた。冬の朝早いこともあって閑散と見えるが、夏は道路まで張り出して椅子とテーブルを並べ、カフェテラスが大繁盛である。</p></div>
<p align="left">フランス語も人並に話せるようになり、友人知人も日に日に増えた。二人の子を出産、育児。ブルー期間を克服してからぼちぼち仕事を始め、地域に密着した文化活動に頭も手足も突っ込んでいる。スイス人を前にして、「自分はあくまでも日本人だが、同時にポラントリュイ人、アジョワ人、ジュラ人でもある」と豪語できるまでになった。環境にどっぷり浸かると人間とは恐ろしいもので、あれだけ嫌だった「世間話」が逆に面白くてたまらないばかりか、自分から率先してやるようになっているのである。</p>
<p align="left">「私の友達のお子さんの担任の先生が、気分屋でねえ・・・」</p>
<p align="left">などと。</p>
<p align="left">
<p align="left">州全体でも人口がたった6万9千人あまり。知り合いの誰かさんと別の誰かさんが何かしら繋がっている。友人知人が多くなるということは、それ以外の人とも間接的に繋がっていると感じ、安心するのがジュラ州の特徴ではないだろうか。他の州の人と話していても、そこに行き着く。大阪という、一応大都会から来た私には、こうした田舎特有の世間の狭さが窮屈に感じたこともあったが、今ではちょうどいい湯加減の温泉に身内だけで浸かっているような、ほっとする環境になってしまった。驚くことに長年暮らしていると、この「世間」は、ジュラという地方だけでなく、スイスという国、ひいては世界にまで広がっていくのである。</p>
<p align="left">
<div id="attachment_447" class="wp-caption alignleft" style="width: 310px"><img class="size-medium wp-image-447" title="Sekenbanashi-1" src="http://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/wp-content/uploads/2010/04/Sekenbanashi-1-300x225.jpg" alt="Sekenbanashi-1" width="300" height="225" /><p class="wp-caption-text">▲初対面のヴァレー州在住女性の学友で、現在スイスロマンド国営ＴＶの番組ディレクター、ロマン・ゲラさん。休暇と仕事で年に何度も日本に行くという、大の日本びいき。彼の計らいでＴＶ局を案内してもらった時の写真である。</p></div>
<p align="left">例えば、こんな話がある。</p>
<p align="left">仕事を通じて出会ったヴァレー州在住女性との何気ない会話。彼女とは初対面、私が切り出した世間話である。</p>
<p align="left">私「ヴァレー州出身の綺麗な女性アナウンサーがいますよね。あの人の恋人はジュラの出身ですよ。私の日本語レッスンの生徒でもあってねえ・・・△△って名前。この人もＴＶ関係者で・・・」</p>
<p align="left">ヴァレー女性「ああ、△△ね。同じカレッジで学んでたわ。彼、元気？」</p>
<p align="left">
<p align="left">もう一つ、凄い出会い。沖縄で、ラ・ショー・ド・フォンというヌーシャテル州の町出身者に共通の友人の紹介で会った時。</p>
<p align="left">私「隣村に住んでいる友達（日本人）のご主人がラ・ショー・ド・フォン出身でねえ。××っていう名の・・・」</p>
<p align="left">その人「××？　ああ、知ってるよ。彼と幼稚園に一緒に通ってたんだ。懐かしいねえ～」</p>
<p align="left">沖縄で、ですよ！　東京じゃなくて、沖縄！</p>
<p align="left">しかもその後、この男性、私がフランス語で自伝を寄稿した文学集に同じく寄稿していた芸術家の友人だったことも分かり、運命の不可思議さに私は頭をひねるばかりであった。</p>
<div id="attachment_448" class="wp-caption alignright" style="width: 235px"><img class="size-medium wp-image-448" title="Sekenbanashi-2" src="http://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/wp-content/uploads/2010/04/Sekenbanashi-2-225x300.jpg" alt="Sekenbanashi-2" width="225" height="300" /><p class="wp-caption-text">▲沖縄・万座ビーチにて。右が、沖縄で出会ってびっくりのラ・ショー・ド・フォン市出身の男性。左は、共通の友達、沖縄在住写真家・ダニエル・ロペス氏。彼はポラントリュイ近郊の村出身である。この日、命全開の（笑）二人は那覇市栄町商店街代表として沖縄名物ボートレース「ハーリー」に出場した。</p></div>
<p align="left">このような偶然を、私は「ジュラ・マジック」と呼んでいる。</p>
<p align="left">
<p align="left">土地を遠く離れてもこれなのだから、ジュラ内部、そしてポラントリュイの町中では網の目のように人脈が絡み合っている。「ああ、☆☆と知り合い？　僕もなんだ」共通の友人知人がいると、初対面でも話が弾んでくれるのが嬉しい。日本の某長寿TV番組で「友達の友達は皆、友達だ。世界に広げよう、友達の輪ッ！」と司会者が言っているが、それを地で行っているのがジュラ人ある。特にポラントリュイとこのアジョワ地方は、ジュラの中でもフランスに近く、平地も多いせいか、人がオープンで明るい。時にはびっくりするほど率直であるが、私のような外国人にはかえってやり易い。</p>
<p align="left">
<p align="left">「Bonjour !」「Bonjour ! Ça va ?」ペラペラペラペラ・・・。</p>
<p align="left">町ですれ違えば挨拶は伝統的礼儀。いや、立派な文化と言えようか。知り合いで尚且つお互い時間がちょっぴりあれば、立ち話に発展。カフェにでも入ればいいのに、立ったまま延々としゃべっている。通りすがりの人に話の内容が聞こえても平気なのだ。もちろん、狭い旧市街に何軒もあるカフェは朝から大繁盛。それぞれのカフェには常連がいて、店の人と挨拶だけでなく抱擁・キスもするほど親しいということが分かる。ちなみにスイスの挨拶用のキスは、頬に三回。若いイケメン男性とする時は、「スイスに住んで良かった」と心の中でほくそ笑む私である。女性だと同性同士でもするが、男性同士は普通、握手である。</p>
<p align="left">
<div id="attachment_451" class="wp-caption alignleft" style="width: 235px"><img class="size-medium wp-image-451" title="Sekenbanashi-5" src="http://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/wp-content/uploads/2010/04/Sekenbanashi-5-225x300.jpg" alt="Sekenbanashi-5" width="225" height="300" /><p class="wp-caption-text">▲青空市場が立つ木曜の朝に写真撮影したため隠れてしまったが、ここも人気のカフェ・ビストロ、老舗の「ドゥ・クレ」（二本の鍵という意味）である。この店のビールは種類が多く、ビール通を唸らせる。去年、レストラン部分がリニューアルオープンし、従来の「飲み屋」の他に優雅な空間も作り出した。</p></div>
<p>挨拶も会話も、人間関係を円滑にする。今の日本では知らない人に話しかけられると悲しいかな、身構えてしまいがちだが、ジュラは違う。とりあえず話を聞こう、何か聞かれたら教えてあげよう、困っている人なら助けよう、という本来の人の優しさ・思いやりが自然に備わっているような気がする。最先端技術を取得し、流行に乗り遅れないようにする心がけることもある意味大事だが、物質の有無よりも人間同士心を通い合わせることこそが幸せをもたらす第一条件である、と後世に伝えていきたいものである。</p>
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		<title>第54話 ポラントリュイだより： スイス・ジュラの年中行事～冬支度編</title>
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		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:07:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[50話以降]]></category>

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		<description><![CDATA[8月半ば。湿気王国・大阪から帰ってきて、気温差に震え上がることもあるが、晴天が広がればしめたもの。故郷シックに陥らず、楽しいジュラ生活が再開する。 8月15日は、カトリック州のみが休日、聖母被昇天祭である。この日の朝、ポ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img style="margin: 10px;" src="../../../worldeye/swiss/marquis54-0.jpg" alt="ホワイトクリスマスだった2008年" width="600" height="350" /></p>
<p>8月半ば。湿気王国・大阪から帰ってきて、気温差に震え上がることもあるが、晴天が広がればしめたもの。故郷シックに陥らず、楽しいジュラ生活が再開する。</p>
<p><img class="alignleft" style="margin: 10px;" src="../../../worldeye/swiss/marquis54-2.jpg" alt="奇跡の聖母像" width="240" height="320" />8月15日は、カトリック州のみが休日、聖母被昇天祭である。この日の朝、ポラントリュイでは、聖職者達と参列者が、普段は聖ピエール教会に安置されている聖母子像をかつぎ、駅の裏手からロレットチャペルまで行進する。</p>
<p>06年の聖母被昇天祭は、とりわけ魅力的であった。というのは、当時の司教・ジャン=マリー・ヌスバウムさんが、バチカンと懇意の仲であったということもあり、ジュラ出身の新旧スイス傭兵が、特別に、祭りに参列したからだ。普段、バチカンに行かない限りは、せいぜいテレビの中で見るぐらいだった傭兵さん達を間近で見て大感激。勿論、ミサ後に話しかけに行くことも忘れなかった!</p>
<p>この後、ジュラの「熱い」夏は、8月末にムーチェ市と1年交代で開かれるブラッデリーという大きな祭りで終幕する。6月頃から各週末、各市町村単位で行われていた中小規模の祭りも、この頃には尽きる。冷たい季節の到来と共に、人々の心は身も心も冬に向かっていく…。</p>
<p>11月1日、やはりカトリック州のみ休日の「諸聖人の大祝日」。この祝日のフランス語訳である「Toussaint」は、「全聖人」というような意味であるが、一般家庭にとっては、聖人というよりは各々の先祖を供養する日になっている。我が家では、夫の父母の家に行き、祖父母の墓参りをすることが多い。</p>
<p><img class="alignright" style="margin: 10px;" src="../../../worldeye/swiss/marquis54-1.jpg" alt="2006年8月15日、聖母被昇天祭のミサ" width="320" height="240" />これといった陽気な行事もなく、何となく湿っぽい気分になりそうな11月であるが、ポラントリュイを中心とするアジョワ地方は違う。そう、豚を食べて食べて食べまくる祭り、聖マルタン(サン・マルタン)祭りが近づくからである!<br />
村々では豚の屠殺、そして豚肉食品作りが始まり、その様子がテレビで放映されたりする。サン・マルタンの独特な騒ぎ具合は<a href="../../../worldeye/swiss/episode47.html">第47話スイスグルメ話～アジョワ名物編</a>で書いたので、ここでは繰り返さない。ちなみに、この文章は11月末に執筆を始めたが、その2週間前も、豚肉コース料理全7品を平らげながら、踊り歌い狂った筆者である。</p>
<p>豚祭りが終わり、12月に入ると、町全体がイルミネーションで彩られ始め、子供達には一年に一度の楽しみがある。<br />
12月6日。日本では12月24日の夜にやって来るサンタクロースの方が一般的だが、スイスでは、サンタクロースの原型と言われる聖ニコラ(サン・ニコラ)がやって来る日である。<br />
<img class="alignleft" style="margin: 10px;" src="../../../worldeye/swiss/marquis54-9.jpg" alt="聖ニコラと次女" width="240" height="320" />聖ニコラは聖人には珍しく、殉教せずに天寿を全うした。肉屋にさらわれ塩漬けにされていた子供を復活させたり、貧しい娘に持参金を恵んだりした、という ような伝説から、子供の守護聖人、そして彼の死んだ日、すなわち12月6日にプレゼントを持ってくる聖人として親しまれるようになった。<br />
私の娘達も、幼い頃は信じていたものである。ボランティアでサン・ニコラの扮装をして子供達を訪ね歩いてくれる女性(!)にプレゼントを言付けて訪問を お願いしたこともある。また、町のデパートでは、聖ニコラの握手会もある。こういうイベントでは、ピーナッツやみかん、チョコレートという「三点セッ ト」(<a href="../../../worldeye/swiss/episode50.html">第50話～クリスマス編その1</a>を参照)をくれたりする。<br />
しかしながら、サン・ニコラに会うことは、子供達の修業の一環でもある。なぜなら、彼は一人ではやって来ず、「鞭打ちじいさん」と呼ばれる全身黒装束の 男を伴っており、良い子でなければ彼が持っている藁の鞭で打たれると言われている。（注・勿論、実際に子供を傷つけたりはしないが）陰気な黒尽くめの男が 藁を片手に傍で立っているのを見つけた途端、小さな子は震え上がり、プレゼントをもらうのも忘れて泣きじゃくるのである。</p>
<p>各市町村ではこぞってコーラスやミサ曲などのコンサートが行われたり、クリスマス市も(ポラントリュイは小さいながら)立つ。こう書き連ねてみると、何だ、冬もそう陰気じゃないどころか、楽しくわくわくするようなことが一杯じゃないかと元気になってくる。</p>
<p><img class="alignright" style="margin: 10px;" src="../../../worldeye/swiss/marquis54-10.jpg" alt="コーラス系のコンサートが多いのも、この季節の特徴" width="320" height="240" /></p>
<p>去年はホワイトクリスマスだったが、今年はどうか。スイスにしては異常とも思えるほど暖かな秋が続いた後、冬になってもまだ肌を刺すような日はめったにない。この暖冬が続くのか、それともいきなりドカ雪が降るのか。優秀な天気予報官と神のみぞ知るの</p>
]]></content:encoded>
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		<title>ポラントリュイだより： スイス・ジュラの年中行事～目白押しの祝日編</title>
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		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:06:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[▲ジュラ州モンセヴェリエ村祭り(6月23日) （ジュラ州旗があちらこちらに翻り、人口僅か500人の村が活気を増す）世間ではもう秋の気配漂うというのに、執筆上は春から夏にかけての行事について述べることになり、季節違いもいい [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis53-0.jpg" alt="モンセヴェリエ村祭り" width="600" height="400" /><br />
<span> ▲ジュラ州モンセヴェリエ村祭り(6月23日)<br />
<span> （ジュラ州旗があちらこちらに翻り、人口僅か500人の村が活気を増す）</span></span><span>世間ではもう秋の気配漂うというのに、執筆上は春から夏にかけての行事について述べることになり、季節違いもいいところである。筆者の遅筆をどうぞご勘弁 下さいませ。<br />
</span><br />
復活祭休暇（スイスの州によって違うが、2週間から3週間の学校休暇）が終わってしまうと子供達は嫌々ながら通学を始める。しかし、カトリック州、とり わけジュラ州の児童や先生方が文句を言うのは贅沢というものである。というのは、これから夏休みまで、どちらかと言えば楽をさせてもらえるからだ。1～2 週間に1回という割合で祝日や連休が待っている。</p>
<p>2009年度のカレンダーから拾ってみよう。5月1日はメーデー。しかし、我が夫が働くベルン州某Ｍ市は、この日も仕事である。そうでなければ学生のよ うに三連休となっていた。その20日後、5月21日木曜日からは昇天祭の四連休が始まる。これも、前回の記事「復活祭編」で述べた通り、移動祝日である復 活祭によって決まる。正確には、復活祭から数えて6回目の日曜日の後の木曜日に昇天祭がある。金曜日は公的には祝日ではないが、学校や企業はこの金曜も休 みにするところが多い。復活祭でキリストの復活を祝い、40日後、昇天を祝う。聖書中の、キリストの弟子達による福音書に忠実に祝日が決められているあた り、「スイスの国教はキリスト教」と称する所以である。<br />
<img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis53-1.jpg" alt="スイスジュラ州のカレンダー2009年5月6月" width="600" height="200" /><br />
昇天祭の10日後、キリストの弟子達に聖霊が降りてきて宿ったという聖霊降臨祭（ペンテコステ）がある。この日は日曜だが、翌月曜日は休日であるため、 三連休となる。ポラントリュイでは、この日曜日に小学4年生のカトリック児童が初めて聖体拝領をする儀式がある。カトリック教会では聖餐を「聖体の秘跡」 といい、パンとワインがキリストの体と血に変化し、それを信徒が分け合うことがミサの中心的儀式である。ただ、実際我々が口にする聖体は、パンではなく、 円くて薄ベったい煎餅のようなものである。ほんのり甘く、さっぱりと美味しい。</p>
<table border="0" width="350" align="right">
<tbody>
<tr>
<td width="320" align="right"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis53-2.jpg" alt="アイスクリームケーキ" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲2007年、次女リサの初聖体拝領を祝って<br />
<span> ケーキはレストランにお願いして作ってもらった<br />
ヴァシュランクリーム入りのアイスクリームケーキである</p>
<p></span> </span> <img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis53-3.jpg" alt="聖体の祝日" width="240" height="320" /><br />
<span> ▲聖体の祝日<br />
<span> 普段は駐車場となっている広場でミサをしてから旧市街を歩いた。警察の協力で、この時は旧市街の交通が制限される。泉の向こうに白い祭服を着て立っている のが、次女を含めて初聖体拝領を済ませたてほやほやの子達である</p>
<p></span> </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>我が家では、2007年、次女がこの日に初聖体拝領をした。ミサ後は、予約しておいたレストランで、家族でお祝い。お祝いされる子供は、洗礼代母や代父 や家族から、大きなプレゼントをもらえる。</p>
<p>夏休み前の祝日はこれで終わりか・・・と思いきや、カトリック教会では、復活祭の60日後、つまり今年では6月11日に聖体の祝日（フランス語では Fête-Dieu）がある。ポラントリュイでは、この日の朝10時に野外ミサ（晴天の場合）があり、先日、初聖体拝領を終えた児童が全員参加する。ミサ 後は、聖体を掲げた司祭を先頭に、参列者全員が町を練り歩き、旧市街の中ほどにある「良きサマリア人の泉」前にて再び儀式がある。</p>
<p>バーゼル司教の支配以来、カトリックが根付き、特別信心深くあってもなくても、生活の一部になっているカトリック暦。夏休み前の祝日はこれで終わ り・・・と思いきや、ジュラ州にはまだある。ジュラ全民が誇る、独立記念日6月23日である。</p>
<table border="0" width="330" align="left">
<tbody>
<tr>
<td width="240"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis53-4.jpg" alt="ジュラ州旗" width="240" height="320" /><br />
<span> ▲ジュラ州の州旗<br />
<span> 左のカギ型のものは、司教杖を表す。かつてバーゼル司教に治められていた地域だからである。右側は、7つの地方を表すが、このうち3つの地方（ドレモン、 アジョワ、フランシュ・モンターニュ）しかジュラ州には含まれていない。残りのムーチェ、コーテラリー、ラ・ヌーヴヴィル、ラウフェンは、様々ないきさつ から、最初の三つの地域がベルン州残留、ラウフェンはバーゼルラント州を選んだ。このことから、ラウフェン以外の地域には、現在でも独立分離派が色々な意 味で熱い視線を向け、ジュラ問題を継続させる大きな原因となっている</p>
<p></span> </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>ジュラ州に足を踏み入れると、各市町村に必ずといって良いほど、「6月23日通り」という名の通りがある。これは、1974年6月23日、ジュラ州設立 を承認する地方投票が行われ、9割近くが投票し、結果として州設立が認められた日だからである。現在のジュラ州が形成されるには、それからまた何度かの地 域別投票・国民投票を経なければならなかったが、1979年1月1日より、晴れて、ジュラ州はベルン州より独立した。<br />
独立を記念し、6月23日はジュラ州のみが祝日。ドレモン近郊のモンセヴェリエ村では、毎年この日に村祭りが開かれ、政治家が演説する。<br />
過去、反ベルン支配を掲げた過激な闘争もあり、現在もくすぶり続けるジュラ独立の経緯については、いつかあらためて書いてみたいと思う。</p>
<p>7月に入れば、6週間の夏期休暇。筆者は家族と共に嬉々として日本に帰り、蒸し暑さもなんのその、日本滞在を満喫する。8月に入ると早速祝日が登場する が、下半期の祝日は上半期ほど多くはない。以降は、次回の話題としたい。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>ポラントリュイだより： スイス・ジュラの年中行事～復活祭編</title>
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		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:05:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[▲2006年3月4日から5日にかけて降った60年ぶりの大雪で、ポラントリュイはすっかりマヒ状態 雪かきをしなければ車も動かせない。 （ジュラ＝大雪という印象らしいが、近年のポラントリュイでは年間を通じてほとんど雪が降って [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis52-0.jpg" alt="クリスマスパーティの楽しみ：手作りデザート" width="600" height="320" /><br />
<span> ▲2006年3月4日から5日にかけて降った60年ぶりの大雪で、ポラントリュイはすっかりマヒ状態<br />
雪かきをしなければ車も動かせない。<br />
<span> （ジュラ＝大雪という印象らしいが、近年のポラントリュイでは年間を通じてほとんど雪が降っていない）<br />
</span> </span> クリスマスからは、学校、そして多くの会社も休みで、スイスの家族は揃ってスキー休暇に出かけたりする。<br />
12月31日、日本で言う大晦日は、スイス・フランス語圏では聖シルヴェスターと呼ばれる。（ローマ教皇であり聖人に列されたシルヴェスター1世の命 日）この日の夜は、家族や友人達を含め、大勢で集った方が楽しいかも知れない。11時59分を過ぎるとカウントダウンが始まる。零時きっかりには花火を上 げ、「新年おめでとう！」と、皆が抱き合い、キスし合う。私は家族でしか祝ったことがないが、この瞬間だけは、見知らぬ人にもキスして良いそうである？！<br />
日本のような、「正月らしい」風情はスイスにはまったくない。それに、1月3日から店も会社も休暇明け、平常通りに営業を始める。学校だけが、その週末 までかろうじて休みである。</p>
<table border="0" width="340" align="right">
<tbody>
<tr>
<td align="right"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis52-1.jpg" alt="「王様ゲーム」ができるパン" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲「王様ゲーム」ができるパン<br />
（公現祭のころ、スーパーやパン屋で売られている）<br />
別にたいした遊びではない、と思いつつも<br />
自分の取り分を選ぶ時は結構真剣になってしまう<br />
</span></td>
</tr>
<tr align="right">
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis52-2.jpg" alt="玄関前を雪かきした" width="240" height="320"/><br />
<span> ▲我が家の前。60cmは積もっていた<br />
生まれて初めて雪かきをし、玄関から<br />
道に出る通路を作った！</p>
<p></span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>カトリック・プロテスタントでは、1月6日は公現祭（Epiphanie）と言い、休日ではないが、生まれたばかりのイエスを東方の三博士が訪問したこ とを記念する。ほとんど祝いらしい祝いはしないが、各家庭では主として買って来た写真のようなパン、またはガレット・ド・ロワ（王様ケーキ）を分けて食べ る。そして、自分の取り分の中に小さな王様人形が入っていた人が冠をかぶり、命令をすることができるという他愛ない遊びがある。</p>
<p>1月、2月はかなり寒く、冴えない天気が続き、春はまだ遠い気分である。謝肉祭（フランス語でCarnaval・カーナヴァル）の仮装パレードやどん ちゃん騒ぎの翌日からは四旬節といい、復活祭まで祈りと断食の46日間だが、現在ではそれを実行する人は一般市民にはほとんどいないと断言できる。<br />
3月、春らしくなってきたかと思いきや、いきなりドカ雪が降ったりするので油断はできない。どんなに暖かくなっても、自動車の冬用タイヤは4月までキー プしていた方が無難である。標高が高い地方では、雪は季節を問わず降ることがある。<br />
暖冬が続いていたスイス、「地球温暖化の影響なのね！　昔はこんなに降ったのに……」と、スイス人の誰もが憂いを口にしていたここ数年だが、今年に限っ て言えば、文字通りの厳寒、ポラントリュイでも何度も雪が降り、毎日零度前後、冬らしい冬とは言え、少しうんざりしていた。そのこともあり、春を待つ行事 でもある復活祭は、今年は特別楽しみにされていた。<br />
復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。クリスマスは毎年同日だが、復活祭 の日によって他のすべてのキリスト教行事の日程が決まる。<br />
イエス誕生を祝うクリスマスと並び、いや、それ以上に、十字架に架けられ処刑されたイエスが三日目にキリストとして復活したことを記念する復活祭は、キ リスト教徒にとって大切な行事である。去年のクリスマスイヴのミサで、司祭が「クリスマスは復活祭の始まり」と言い、「もう復活祭の話かい」と参列者の間 でウケた。真の意味は、復活祭なくしてクリスマスは成り立たない、ということだ。イエスが十字架に架けられ、処刑され、復活しなければ、神の子としてのイ エスの誕生日＝クリスマスを祝う意味がない、ということだ。</p>
<table border="0" width="240" align="right">
<tbody>
<tr>
<td align="right"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis52-3.jpg" alt="「イースター・エッグのなる木" width="240" height="320" /><br />
<span> ▲義母が飾りつけた<br />
「イースター・エッグのなる木」<br />
<span> スイスのお母さんのアイディアの豊富さには驚かされる</p>
<p></span> </span> <img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis52-4.jpg" alt="多産であるウサギも復活祭のシンボル" width="240" height="320" /><br />
<span> ▲私の住むアパートの管理人の<br />
奥さんによる飾りつけ<br />
<span> 躍動感溢れ、多産であるウサギもまた復活祭のシンボルとなっている<br />
</span> </span></td>
</tr>
<tr>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis52-5.jpg" alt="定番のウサギチョコ" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲この時期、どこへ行っても<br />
プレゼントは「ウサギチョコレート」<br />
左が「デカ卵を背負ったウサギ」<br />
右が「耳垂れウサギ」</p>
<p></span> <img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis52-6.jpg" alt="卵型のイースター・ケーキ" width="240" height="320" /><br />
<span> ▲友人家族からいただいた<br />
卵型の「イースター・ケーキ」<br />
見た目はこってりだが、メレンゲが多く<br />
ふんわり、あっさりしていて美味しかった</p>
<p></span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>復活祭に関する習慣について少し述べておく。「イースター・エッグ」と英語で言った方が日本人には分かりやすいだろうか。学校や家庭では卵の殻に様々な 色で模様を描いたり、卵（我が家では卵ではなくチョコレート）を庭や家に隠して子供達が探すというゲームもある。卵は、もともとヒナが卵から生まれること をイエスが墓から出て復活したことに結びつけたもの、また、冬が終わり草木に再び生命が甦る喜びを表したものと言われている。<br />
クリスマスギフト用のチョコレートがようやく商店からなくなったと思っていたら、今度は復活祭用チョコレートの登場だ。どのスーパーにも山積みで置いて あり、ウサギ型、卵型（卵にトリュフチョコが植わっているという凝ったものである）など、大きさも包装も様々。どうせあちこちでもらってくるので、我が子 には敢えて買わない。親戚の子供達のために大量に購入し、復活祭当日まで壊れないように保管しておく。</p>
<p>復活祭前の金曜日は、イエスが処刑された日、ということで肉類は食べず、魚を食べるという習慣がある。ミサでは司祭が地に伏し（最初見た時はびっくりし たが）、十字架に架けられたイエスのための嘆きを表現する。復活祭前夜に当たる土曜のミサは非常に長い。私は2006年、この日に洗礼を受けたが、普段の 2倍以上の時間がかかるミサであった。残念ながら、復活祭の日曜ミサに出席したことがないのでどんなものかは書けない。いつも義父母に招かれ、家族で集 まって食事をするからである。チョコレート探しゲームはこの日。<br />
どういう祝い方をするにせよ、春の復活を喜び祝い家族で集まることは、クリスマスに続き、何物にも替えがたい幸せをもたらしてくれるのである。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ポラントリュイだより： スイス・ジュラの年中行事～クリスマス編その2</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/?p=119</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/?p=119#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:05:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[非常に季節外れの話題で恐縮だが、時の経過に筆者の執筆ペースが追いつかない、ということでご勘弁願いたい。 ▲ティラミス、キャラメル、チョコレートケーキなど、手作りデザートを食べ比べられる のもクリスマスパーティの楽しみ（そ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><span> 非常に季節外れの話題で恐縮だが、時の経過に筆者の執筆ペースが追いつかない、ということでご勘弁願いたい。<br />
</span></p>
<table border="0">
<tbody>
<tr>
<td align="right"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis51-0.jpg" alt="クリスマスパーティの楽しみ：手作りデザート" width="600" height="320" /><br />
<span> ▲ティラミス、キャラメル、チョコレートケーキなど、手作りデザートを食べ比べられる<br />
のもクリスマスパーティの楽しみ（そしてまた体重が……） </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<table border="0">
<tbody>
<tr>
<td>
<table border="0" width="340" align="right">
<tbody>
<tr>
<td align="right"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis51-1.jpg" alt="家族ミサの模様1" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲家族ミサの模様～この年は、5大陸出身の子供達が<br />
それぞれ民族衣装を着てミサを彩った</p>
<p></span> <img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis51-2.jpg" alt="家族ミサの模様2" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲アジア出身の子供達の引率係として、真冬なのに<br />
《浴衣》を着て参列する筆者。(恥ずかしながら、<br />
着物を一人で着られません…）でも勿 論、「おぉ<br />
《キモノ》は素晴らしい！」と言われましたが(笑)<br />
</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>クリスマスイヴ。日本では町に若いカップルが溢れる日であろうか。スイスでは、この日の夜は、たいてい、家族が集まって食事をする。学校は休暇に入り、 会社は早めに終わり、店も六時前には閉まるところが多い。我が家では数年前から夫の末妹の家に集まり、夕食を食べ、彼女の義母の手作りクリスマスケーキを 食べるという夕べが慣例行事になった。その後、行きたい者は午後10時から深夜に及ぶクリスマス礼拝に行く。<br />
ポラントリュイでは、小さい子がいるから夜遅いクリスマス礼拝はちょっときついわ、という家族のために「家族礼拝」が午後5時から催される。教会内に は、普段の礼拝では考えられないほど多くの人でびっしり埋め尽くされ、椅子をいくら詰めて並べても足りないぐらいである。赤ん坊は泣くし、退屈して歩き回 る幼児もいるが、咎める人もなく、「これぞ本当の家族」という暖かい雰囲気に包まれている。</p>
<p>余計なお世話かも知れないが、ヨーロッパの一人旅は、できればこの時期は避けた方がいい。外も寒いが、心も寒くなるからである。クリスマスマーケットは あるものの、たいていの店は閉まり、また、地元民は家族で寄り集まっているため、異邦人としての孤独を嫌と言うほど味わうことになる。また、たまたま空い ているレストランがあって、「クリスマスメニュー」を食べたいと思っても、店内はやはり家族単位でお祝いをしているテーブルがほとんどで、一人では入りに くいことこの上ないと想像する。日本ではカップルが待ち繰り出してはしゃぐクリスマスは、欧米では「家族のための行事」なのである。ここでも、「ああ、こ こはキリスト教国なんだ」と気づかされる。</p>
<table border="0" width="340" align="left">
<tbody>
<tr>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis51-3.jpg" alt="Crèche de Noël" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲クリスマスツリーの下には、プレゼントと共に、<br />
馬小屋でのイエスの誕生と祝いをモチーフにした<br />
人形(フランス語でCrèche de Noël)が置かれる。<br />
写真はペルーの工房で作られた陶器製のもの</p>
<p></span> <img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis51-4.jpg" alt="等身大の人形" width="320" height="400" /><br />
<span> ▲木彫りで等身大のマリア、ジョゼフ、そして<br />
飼い葉桶に入ったイエスの人形。ヴァレー州<br />
シオン市の街中で見かけた小屋の中で</p>
<p></span></td>
</tr>
<tr>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis51-5.jpg" alt="ビュッシュ・ド・ノエル" width="240" height="320" /><br />
<span> ▲ビュッシュ・ド・ノエル<br />
クリスマスの季節デザートで、丸太の形を<br />
したケーキ。普通は（木肌の色を模した）<br />
チョコレートやモカが主流だが、これは<br />
生クリーム版。夫の妹の義母の手作り。<br />
</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>そんな性質を持つクリスマスだからこそ、たとえ住人であっても身寄りのない者、独身者は淋しさが身にしみる時期である。ポラントリュイでは、そんな人々 のために、「みんなのクリスマス」というパーティが、赤十字主催で開かれる。市、キリスト教団体、ロータリークラブ、銀行なども協賛しているため、 COOP（コープ=スイスでMigrosと並んで庶民の味方的存在のスーパーマーケット）レストランを借り切っての、盛大なパーティを催すことができるの である。<br />
プログラムによると、バンド演奏を聴きながら食前酒を飲み、無料で食事が振舞われるそうだ。サンタクロースがやってきて参加者にプレゼントをくれる。参 加資格は自由。一人では勿論、家族で参加してもいい。連休明けの新聞に載せられるこのパーティの写真を見ると、お年寄り、そして外国人の家族が映っている ことが多い。孤独にひっそり過ごすより、ここに来れば暖かい場所で大勢の人と分かち合いながら温かい料理が食べられる。寒く厳しい冬の夜の希望の灯が、こ こにある。</p>
<p>一夜明けて、クリスマス。目が覚めると「メリークリスマス！」（フランス語でJoyeux  Noël）と、家族でキスし合う。さほど信仰熱心でなくてもキリスト教徒にとってはイエスの誕生を祝う大切な日である。そしてプレゼント交換。子供達は、 既に数日前からクリスマスツリーの下に置かれているプレゼントを開けずに我慢しているが、やっと包みを解くことができる嬉しい日でもある。</p>
<p>クリスマスの日の過ごし方は家族様々であろうが、我が家は、夫の母方の親戚が催すパーティに行く。村々を見下ろす丘の上に建つボーイスカウトハウス （キッチン付）で、一年に一度、母方が一堂に会する大切な一日である。遠くに住む親戚とは、ほぼこの日しか会えない。夫の母は七人兄弟姉妹で、毎年持ち回 りで一人とその家族がオーガナイズすることになっている。（つまり、七年に一度、役が回ってくるのである）<br />
お役目に当たった家族は、会場の飾りつけから肉料理の注文を担当する。そして他の家族も、一人最低一品、サラダやデザートを持っていく。</p>
<table border="0" width="320" align="left">
<tbody>
<tr>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis51-6.jpg" alt="おば達の個性溢れる飾りつけ" width="240" height="320" /><br />
<span> ▲夫の母方の親戚が一堂に会する<br />
クリスマスパーティ。毎年、おば達の<br />
個性溢れる飾りつけが登場。</p>
<p></span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>難しいことは抜きで、ただ寄り集まって、食事をしてひたすらおしゃべりに興じる。一年に一度しか会えない人とは尚更、近況報告をし合い、子供の成長を愛 でる。毎年のように赤ちゃんが生まれ、家族の輪が更に広がっていくのが手に取るよう分かる。<br />
たとえ年に一度でも、クリスマスという行事を名目に定期的に集まることにより、家族の絆が親から子、孫へと自然に伝わっていくのであろう。縁あって、ス イスの地で大家族の一員に加えてもらったからこそ、この伝統を絶やさないようにしたい。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ポラントリュイだより： スイス・ジュラの年中行事～クリスマス編その1</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/?p=116</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/?p=116#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:04:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[ワールドアイ・スイス連載も、50回を迎えることとなりました。日頃ご愛読下さっている皆様に、心より感謝いたしま す。50回を節目に、心機一転、新たな気持ちで執筆に取り組みたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいた [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><span> ワールドアイ・スイス連載も、50回を迎えることとなりました。日頃ご愛読下さっている皆様に、心より感謝いたしま す。50回を節目に、心機一転、新たな気持ちで執筆に取り組みたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 </span></p>
<table border="0">
<tbody>
<tr>
<td align="right"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis50-1.jpg" alt="ポラントリュイのイルミネーション" width="600" height="320" /><br />
<span> ▲ポラントリュイのイルミネーション<br />
決して派手ではないが、個人的には、こういった大人しい飾り付けのほうが好み。人口6600人の古都にふさわ しく奥ゆかしい情景 </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<table border="0">
<tbody>
<tr>
<td>
<table border="0" width="220" align="right">
<tbody>
<tr>
<td align="right"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis50-2.jpg" alt="日めくりカレンダー" width="200" height="200" /></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>「スイスは、どんなに外国人や異文化を受け入れても、やはり根本的に、むしろ絶対的にキリスト教国なんだ」と強烈に感じる時がある。それは、祝日、そして 年中行事に関してである。<br />
キリスト教とは、イエス・キリストを救世主と信じ、また、イエスや使徒達の言行を記した新約聖書を信じる宗教である。そして、キリスト教国とは、国が公 式に指定しているかどうかに関わらず、イエスの生涯、誕生から復活までを中心に1年の行事が成り立ち、祝日もそれに準じている国である。ちなみにスイスの 法定祝日10日のうち、8日までが、キリスト教関係である。（残り2日は元旦と8月1日の建国記念日）スイスに26ある各州は、1年に8日まで独自の法定 祝祭日を自由に指定できることが出来る。この中には、州毎の独立記念日（ジュラ州は6月23日）、聖母マリア昇天祭などカトリック独自の祝日などがある。</p>
<p>スイスでは、信仰の自由は認められているが、「自分は無宗教だから」とか「自分はイスラム教徒だから」などという個人的理由から祝日を無視することは出 来ない、というのが現実である。例えば、「自分はキリスト教徒ではないので、復活祭前の金曜日が祝日と定められているが、断固反対し、登校して勉強する、 または会社に働きに行く！」とは誰も言わない。万人が喜んで休日を楽しんでいる。<br />
2002年の統計では、スイス国民の41.8%がカトリック、35.3％がプロテスタント、イスラム教徒が4.3％、そして無宗教は11.1％となって いる。イスラム教徒は、ほぼ大多数が移民やその家族、または彼らの子孫だと言って間違いはない。カトリックとプロテスタントの人口率は、登記上そうなって いるだけで、実際に信仰しているか、教会に通っているか、ということは、また別問題である。<br />
また、後に述べることになるが、カトリック多数州と、プロテスタント多数州では、祝日が同じではない。カトリックの方が、若干、祝日の数が多い。プロテ スタントの州に会社があるのなら、例えカトリック教徒であろうとも、自宅がカトリックの州にあっても、休暇を取らない限りは、働きに行かなくてはならな い。</p>
<p>スイスで最も大切な行事と言えば、1年に2度、クリスマスと復活祭である。1年の始まりは暦上では1月1日であるが、ここでは、イエス・キリストの誕生 を祝うクリスマスの話題から始めるとして、12月の行事から話を進めたいと思う。</p>
<table border="0" width="260" align="left">
<tbody>
<tr>
<td align="left"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis50-3.jpg" alt="娘が作ってくれたアドヴェント・リース" width="240" height="240" /><br />
<span> ▲娘が作ってくれたアドヴェント・リース </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>厳寒の季節ではあるが、町や村はイルミネーションで飾られ、店々のショーウィンドウもクリスマスにちなんだ個性的な飾りつけで彩られることで、何となく 温かな気分になる。日照時間の少ないこの季節、せめて人工の光でも浴びないと、精神衛生上良くない。<br />
日本でもクリスマス商戦と言うが、この時期は、スイスでもクリスマスツリーを初めとして、行事にちなんだ飾りつけに使うきらびやかなデコレーション、ま た、形も色も様々なろうそくが商店の棚を占めるようになる。このろうそくのうち、単なる飾りではなくキリスト教的な意味を持つものがあるので、ご紹介しよ う。</p>
<p>フランス語ではAvent（アヴァン）、英語ではAdvent（アドヴェント）、日本語では「待降節」または「降臨節」と言われる、イエス・キリストの 降誕を待ち望む期間がある。カトリックなど教会歴を用いる教会では、この第一日曜を一年の始まりとする。スイス人が信仰心に富んでいるかどうかは別とし て、一般家庭で、11月30日に最も近い日曜日からクリスマスイヴまでの4週間、ろうそくを4本用意し、輪型にまとめた常緑樹の枝や葉などでな装飾した盆 の上に、備え付ける。第一日曜日に1本目に火を灯し、第二日曜日には2本目、と、火を灯すろうそくを増やしていく。カトリックなど教会歴を用いる教会では この第一日曜を一年の始まりとする。優しいろうそくの明かりは、長く寒い冬を迎えたばかりの人々を癒してくれるが・・・何よりも大事なことは、火の用心！ 　である。</p>
<table border="0" width="280" align="right">
<tbody>
<tr>
<td align="right"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis50-4.jpg" alt="お誕生日会のお土産" width="240" height="240" /><br />
<span> ▲娘の誕生日に来てくれた子供たちにあげたお土産<br />
この季節、あちこちでこのような包みをもらうので、<br />
家中がピーナッツだらけになる。<br />
（みかんとチョコレートはあっという間になくなるのだが…）</p>
<p></span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>クリスマス前後によく食される三大菓子と言えば、ピーナッツ、みかん、そしてスイスらしくチョコレートである。娘二人の誕生日が11月末と12月初めと いうことで、誕生会のお土産として、写真のような包みを作って、招待した子供達に渡している。スーパーなどでは、みかんを除いたピーナッツ＆チョコレート などの菓子がもう袋詰めにされて売られている。<br />
この時期、チョコレートの売り上げも凄い。ただでさえ、スーパーや食料品店ではチョコレートコーナーが幅を利かせているが、これに、「クリスマス仕様 パッケージ」チョコレートが加わる。そのきらびやかさは、目の毒、とでも言おうか。私の夫も含め、スイスには甘党の男性が多いが、この時期は、美味しくバ ラエティに富んだ味のチョコレートの食べ過ぎで、男女とも体重が確実に増える。食いだめして冬眠したまま越冬し、春にやせ細って目覚める動物はいいが、我 々人間は寝てばかりいられないのが、運のつき。しかも、毎日甘い物を食べるので痩せることはない。冬が終わりに近づいた時、だぶついた我が身に呆然とし、 頑固な贅肉を落とすのに四苦八苦するだけである。</p>
<table border="0">
<tbody>
<tr>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis50-5.jpg" alt="ポラントリュイのイルミネーション" width="600" height="320" /><br />
<span> ▲カトリック教徒志願者のためのアーヴェントパーティ。持ち寄りパーティだったが、見事に甘い物ばかりが並ぶ！<br />
</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ポラントリュイだより： スイスグルメ話～野外編～</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/?p=114</link>
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		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:03:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[またまた最初に断っておくが、このエッセイにおける「スイス人」とは、「ジュラのスイス人」像であるので、必ずしもスイス人全体に当てはまらないかも知れない。 スイス人は、概して、散歩や山歩きを愛している。と言っても、専門店で山 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>またまた最初に断っておくが、このエッセイにおける「スイス人」とは、「ジュラのスイス人」像であるので、必ずしもスイス人全体に当てはまらないかも知れない。</p>
<p>スイス人は、概して、散歩や山歩きを愛している。と言っても、専門店で山登りグッズを買い込み、重装備で「さあ、登山をするぞ！　○○山に登るんだ！」という意気込みは感じられない。ちょっとその辺に行ってくるわという気軽さでホイホイ出かけるのである。<br />
義父母の例を紹介しよう。既に隠居の身の彼らはスイスの南西部、ヴァレー州での山歩きを生きがいとしている。ジュラからヴァレーまでは車で片道3時間近 くかかるので、1週間単位で借りられるアパートを予約してから行っている。彼らは不動産業者が仲介している、やたら高いシャレーなどには泊まらず、友人知 人が「お友達値段」で貸してくれるアパートが空いている時を狙って行く。</p>
<table>
<tr>
<td>
<img class="alignleft" src="../../../worldeye/swiss/marquis49-1.jpg" alt="" width="340" height="230" />
</td>
<td>
<img class="alignleft" src="../../../worldeye/swiss/marquis49-2.jpg" alt="" width="340" height="223" />
</td>
</tr>
</table>
<p>ヴァレー泊まりの時は、やはり「小旅行」。多少気合は入っているが、地元ジュラでは、フットワークも軽く、天候の良い時は、ほぼ毎週山や森林の散歩に出 かけている。彼らの持ち物の中には、たいてい、パンとソーセージが入っている。ジュラの各市町村が管理する森林には公共のピクニック場があって、火さえ起 こせば、簡単にバーベキューができるからだ。お腹がすいたら施設を見つけて火を起こし、持参してきた食べ物を焼く。施設がなくても、石を円形に積んで枯れ 木を拾って火をつけると、見事な焚き火となる。木の積み方にもコツがあるらしいから、長年の経験が物を言うのだろう。自然の真っ只中でほおばるソーセージ は、たとえ安物でも、多少焦げていても、屋内より数倍美味しいに決まっている。</p>
<table>
<tr>
<td>
<img class="alignleft" src="../../../worldeye/swiss/marquis49-3.jpg" alt="" width="340" height="240" />
</td>
<td>
<img class="alignleft" src="../../../worldeye/swiss/marquis49-4.jpg" alt="" width="340" height="240" />
</td>
</tr>
</table>
<p>日本人が遠足で弁当を持っていき、ビニール風呂敷の上できちんと座って食べるのとはまた趣が違う。スイス人は、自宅で手をなるべく煩わせず、購入した食 品をそのまま焼き、少々歪な岩だろうが倒れて腐りかけた木の上だろうが、平気で座るか、座れそうなところがなければ立ったまま食べる。野外では無礼講状態 である。<br />
この法則に忠実にのっとっているスイス人は、とにかく野外での食事が大好きだ。大阪に比べて日照時間は確実に少ないかと思われるが、過ごしや すい晴れた夏の日は、必ず屋外で食べる。庭がない家は、バルコニーで。とにかく外気に触れていたいのだ。ちょっとお金をかけて、本格的なバーベキューの道 具や鳥の丸焼きができる器具を買う家庭もある。それだけ使う頻度が高いということなのだろう。</p>
<table>
<tr>
<td>
<img src="../../../worldeye/swiss/marquis49-6.jpg" alt="" width="341" height="256" />
</td>
<td>
<img class="alignleft" src="../../../worldeye/swiss/marquis49-7.jpg" alt="" width="320" height="240" />
</td>
</tr>
</table>
<p>また、何かの式典や結婚式のアペリティヴも、季節を問わず、野外で催されることが多い。寒がりな私、冬の野外アペリティヴ出席は恐怖に近いものがある。しかし、グラス片手にハムやチーズの切れ端を摘みながら歓談する楽しさを優先してしまう。<br />
この連載を執筆している今は12月。平均気温は0度以下にまで下がっているが、気分の上では野外バーベキューをしたくてたまらなくなってきた！</p>
]]></content:encoded>
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		<title>ポラントリュイだより： スイスグルメ話～パーティ編～</title>
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		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:03:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[スイスは地域や言語によってメンタリティが異なるが、私が住んでいるジュラに限って言えば、人々はパーティをこよなく愛している。何か機会があれば家 族、親戚、友人などが寄り、長時間にわたって飲み食いする。さあ、夕方になったから [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #006633;"> </span></p>
<p>スイスは地域や言語によってメンタリティが異なるが、私が住んでいるジュラに限って言えば、人々はパーティをこよなく愛している。何か機会があれば家 族、親戚、友人などが寄り、長時間にわたって飲み食いする。さあ、夕方になったからそろそろ・・・と思っていても誰かが必ず「じゃあ場所を変えて、うち で！」と提案し、ぞろぞろ移動。（意志の強い人はここで退散）誰かの家の居間に入れば、酒とつまみ（パン・ハム類・チーズ・ナッツ類など）が登場する。暗 くなり、「じゃあそろそろ帰りますよ」と、玄関口、または外でお見送り。そこで「そうだ、あれ、どうなったっけ」と新たな話題が出たらさあ大変。よほど寒 くない限り、立ち話に花が咲きまくり、決して数分では終わらない。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="270" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-1.jpg" alt="" width="256" height="168" /><br />
<span>①我が家のクレープパーティ。</span><br />
<span>「火傷をしないように、自己責任でね」（笑）　それぞれが自分のクレープ作りに勤しむ。</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>スイスに来たばかりの頃はフランス語が不自由だったため、長話が退屈でしょうがなかった。年月を経て多少はフランス語会話が何とか形になってきても、大 都会の典型的核家族の中、しかも一人っ子として育った私、この大人数での「パーティ社交」が苦手だった。しかし、住めば都というのか、郷に入れば郷に従え というのか、こちらの暮らしが長くなるに連れ、「パーティ命」とまではいかなくても、「パーティが当たり前」、同じ参加するなら楽しまなけりゃ損々！と性 格改善？に至った。<br />
この回では、行事としてのパーティとその食事についてお伝えする。</p>
<table border="0" cellspacing="20" cellpadding="20" width="600" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-2.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>②マルキ明子特製のお土産</span><br />
<span>チョコレート・みかん・ピーナッツは、クリスマスシーズンのお菓子「三点セット」である。</span></td>
<td width="300" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-3.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>③豚ちゃんのパイ皮の中身はハム。</span><br />
<span>ブタの足一本分入っている。お祝いの席での定番料理の一つ。 </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>スイスでは、子供が大きくなっても、時には大人になっても「誕生パーティ」をやっている。我が家の場合は、子供が友達を家に呼んでの誕生会は小学6年生 までと言い渡してある。しかし、家族内ではおそらく娘が独り立ちするまでやっていると思う。<br />
友達を呼ぶ誕生会では、クレープが我が家のお決まりメニュー。そしてゲーム（太っ腹にも景品ありですぞ）をし、帰り際、菓子袋を渡す。娘達2人ともクリ スマスシーズンに近いので、菓子もクリスマス仕様である。<br />
成人すれば、20，30，40，50，60歳・・・と、節目節目のパーティがある。これは誰が催すのかというと、親ではなく自分である。やる気満々な人 は25，35・・・と5飛びでもやる。同い年の私と夫は、30歳と40歳の誕生会に家族と親しい友人を大勢招いて楽しんだ。</p>
<table border="0" cellspacing="20" cellpadding="20" width="600" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-4.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>④夫と私の40回目の誕生日</span><br />
<span>ケータリング業者にハムを渡してパイ皮で包んで焼いてもらい、じゃがいものグラタンと数種類の野菜も注文。給仕の女性2 人も派遣！</span></td>
<td width="300" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-5.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>⑤こちらは同じく40歳の誕生日<br />
<span>デザート三種類。真ん中は「黒い森ケーキ」である。</span></p>
<p></span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p style="text-align: left;">日本同様、結婚式の内容は人それぞれになってきている。子供ができても同棲を続け、籍を入れない人、入籍を済ませ身内だけで食事会という人もいれば、伝 統にのっとって、入籍→教会で挙式→アペリティヴ→場所を移動してレストランなどで食事会、そして朝まで歌い踊り騒ぐ、という私と夫の結婚式のようなパ ターンを踏襲する人もいる。その「伝統的」結婚式については第４～６話「一年がかりの結婚式」をご参照に！</p>
<table border="0" width="600">
<tbody>
<tr>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-6.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>⑥友人の結婚式（入籍＋身内でのパーティ）に招かれた時のアペリティヴ。</span><br />
<span>一口サイズで色々な種類があったが、春巻きが絶品！<br />
夕食会に招かれていなかったらもっと食べたかった（笑）</span></td>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-7.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>⑦結婚式での夕食会にて、メーンディッシュ。</span><br />
<span>牛フィレ肉に、フランス語圏では最高格のモリーユ茸ソースがかかっている。</p>
<p></span></td>
<tr>
</tr>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-8.jpg" alt="" width="192" height="256" /><br />
<span>⑧こちらは、別の友人の結婚式</span><br />
<span>５段ケーキはアイスクリーム！　他にもフルーツサラダやティラミスなど、既にお腹が一杯でも無理して食べたくなるデザー トばかり。</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>その他、パーティと言えばキリスト教国では当然、クリスマス。カップルでいちゃつくことがメインイベントの日本と違い、本場のクリスマスは家族で過ご す。（だから、スイスで家族のいない人はこの季節、かわいそうである。店もすべて閉まり、家族同士で寄り合っているので友人すら招いてくれない。レストラ ンは開いているところもあるが、独りで食事も・・・。ポラントリュイではそんな人を含め、誰でも来れる「皆のクリスマス」というパーティが12月24日の 夜にCOOPレストランで催され、身寄りのない人、外国から単独で来た家族などが出会う場となっている）<br />
ジュラのクリスマス・イヴ料理は七面鳥とは決まっておらず、ごく普通の家庭料理に舌鼓を打つ。「今年も早かったねえ～子供達、大きくなったわね～」とし みじみ語り合いながら過ごし、早めにお開き。クリスマスの特別礼拝に行く人がいるためだ。 毎年クリスマス当日は、夫の母方の親戚がシャレーに集まり、賑やかにパーティ。1年にこの日しか会わない人もいるので、貴重なひと時である。</p>
<table border="0" cellspacing="20" cellpadding="20" width="600" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-9.jpg" alt="" width="256" height="341" /> <span>⑨毎年恒例のクリスマスパーティ。</span><br />
<span>12月25日は主人の母方が一堂に集う。ハム＆グラタンという定番メニューに、各自が持ち寄ったサラダとデザート。<br />
そ れぞれの家庭の味が楽しめる。</span></td>
<td width="350" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-10.jpg" alt="" width="320" height="240" /> <span>⑩クリスマスイヴは義妹宅でのパーティが恒例。</span><br />
<span>義妹の義母がいつもケーキを差し入れてくれる。<br />
手作りケーキの素晴らしい出来ばえに、ただ驚くばかり！</p>
<p></span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="270" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-11.jpg" alt="" width="256" height="210" /><br />
<span>⑪お祝いの巨大なぶどう型パン。</span><br />
<span>２年前の復活祭前夜にカトリック洗礼を受けた著者。<br />
その時に教会からいただいたもの。</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>スイスはキリスト教国と言えど、教会に頻繁に通っている人、洗礼を受けても教会に行かない人、途中で信仰を捨ててしまう人など様々である。 ジュラ州はカトリック教徒が大多数。子供が生まれれば洗礼→小４で初聖体拝領と初懺悔→中２で堅信、と段階を経て晴れて正式なカトリック教徒となる。初懺 悔以外は、パーティがつきものである。家族と子供の洗礼代母・代父だけを呼んで身内だけの食事会が一般的である。（写真⑬）</p>
<p>様々な理由はあっても、結局、人々は「家族や親しい友人と楽しく飲み食いし、しゃべる」ことを人生の喜びの一つと考えてからこそ集い、その幸福を子孫に 伝えようとする。日本人が忘れかけている人と人とのぬくもりある交流や、伝統や文化を大切にしていこうという心が、ジュラには生きている。</p>
<table border="0" cellspacing="20" cellpadding="20" width="600" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-12.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>⑫ヴァシュランアイスクリームケーキ</span><br />
<span>姪で洗礼代子でもあるノエミの初聖体拝領のパーティにて。</span></td>
<td width="350" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis48-13.jpg" alt="" width="320" height="240" />v <span>⑬長女ジェシカの堅信式後のパーティ（２００８年９月）</span><br />
<span>レストランの一室を借りてコース料理を振舞った。 </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
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		<title>ポラントリュイだより： スイスグルメ話～アジョワ名物編～</title>
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		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:02:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[「アジョワ」（Ajoie）という地域名は全世界的には馴染みがないし、スイス人でも知らない人の方が多いかもしれない。しかし、その「知る人ぞ知る」 アジョワは、一年に一度、ある行事に参加する人々により、異常なまでに人口が膨れ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><span style="color: #006633;"><br />
</span> 「アジョワ」（Ajoie）という地域名は全世界的には馴染みがないし、スイス人でも知らない人の方が多いかもしれない。しかし、その「知る人ぞ知る」 アジョワは、一年に一度、ある行事に参加する人々により、異常なまでに人口が膨れ上がるのである。</p>
<p>スイスのカレンダーを見ると、各日に聖人の名が記されている。11月11日は聖マルタン。聖マルタンは動物をいさめたり憑いた悪霊を払ったりしたことか ら動物の守護聖人としても聖別されているが、その日辺りの週末（11月の2週目の週末）、アジョワ地方は「聖マルタン祭り」に突入し、豚料理一色に染ま る。<br />
この週末に備え、各農家は多くの豚を屠殺する。祭りの由来は聖人というよりも（豚自身は聖人の恩恵をちっとも受けていない！と嘆いているだろうか）、元 々はこの時期に農家は収穫を終え、長い冬に備えて食べ物の貯蓄準備に入ることから来ているそうだ。干し肉やソーセージなど長期間置ける加工食品を作る。大 切な命の源の豚君には犠牲になってもらうが、頭から足までしっかり食べてあげる。</p>
<p>この週末は、聖マルタンのための特別コースメニューを用意するレストランや特設会場がほとんどだが、聖マルタンの「メッカ」と呼ばれるシュヴネ （Chevenez）村に行く人は予約をした方が無難である。本式のメニューでは10数品目あるが、シュヴネ村の特設会場ではその半分。地元アクロバット チームによるダンス・ショーや、バンドによる民謡演奏（といっても日本と比べるとかなり賑やか）付きである。半・メニューと言っても、小食の日本人には多 いぐらいである。私達が食した皿をご紹介しよう。</p>
<p>まず、豚の頭を煮込んで出た汁を固めたゼリーに包まれたパテ（写真①）。しっかり固められていて、ご覧のように皿を回しても落ちない！</p>
<table border="0" width="680" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-1.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>①フリスビーにしても大丈夫？<br />
回転させても落ちない、パテのゼリー固め</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-2.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>②豚の血入りソーセージ<br />
見て地獄、食べて天国かどうか？</span></td>
<td width="350" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-3.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>③ソーセージの皮を切ると、中途半端に<br />
固まった中身がどどっと飛び出してくる </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>二品目は、見た目グロテスク、味は・・・かなり癖があるが、「臓物大好き」な方は大丈夫だろう。豚の血のソーセージである（写真②③）。これだけでは辛 い、という人のためにリンゴのコンポートが添えられている。私は最初は一口しか食べられなかったが、リンゴのコンポート（リンゴを小さく切って砂糖をお好 みの量で入れ、長時間煮る）を大量につけて毎年少しずつ食べる量を増やしていき、去年、ついに一本丸ごと食べることができた！（私もやっと正真正銘のア ジョワ人になった……笑）赤い野菜はテーブルビートと呼ばれる根菜の一種である。<br />
その後、口直しにシャーベット（アルコール入り）が出る。特設会場の舞台上ではミュージシャンが音楽を演奏し、食事の合間に客は歌って踊りまくる。こう して腹を少しばかり減らしてから次の皿に挑むのである。</p>
<p>お次はドイツ語圏でもお馴染みの、塩漬けキャベツの千切り煮込み、シュークルット（ドイツ語ではザウアークラウト）。一緒に煮込む定番食品は、ラードと 呼ばれる脂肪の多い肉、ロース肉、そしてアジョワ産ソーセージ（これがまた美味！）とじゃがいもである。<br />
デザートは店によって異なる。クリームブリュレという、日本でもお馴染みの、カスタードクリームをガスバーナーで焦がした一品は万人向けであろう。これ だけの料理を食する間、大量のワインが消費されているのは、書くまでもない。酔っ払ってもいいように、特別バス（有料）が一晩中Chevenez村とポラ ントリュイの間を往復している。</p>
<table border="0" width="350" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-4.jpg" alt="" width="256" height="341" /><br />
<span>④口直しのシャーベット</span><br />
<span>この年は「ケ・セラ・セラ」の歌詞が配られ全員で合唱</span></td>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-5.jpg" alt="" width="341" height="256" /><br />
<span>⑤こんな風に騒いでも踊っても椅子の上に立ち上がってもすべて<br />
無礼講！踊らにゃ損、損！騒ぐだけ騒いだら今度は 食べまくる！</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-6.jpg" alt="" width="256" height="192" /> <span>⑥シュークルットにたどりついた頃には、正直、<br />
小さな私のお腹？はもう一杯。拷問の一品。</span></td>
<td width="350" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-7.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>⑦お腹が一杯でも「これぐらいの量なら大丈夫<br />
かな？」と、つい食べてしまうクリームブリュレ。 </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>最後に、豚肉料理はあまり・・・という人のために、アジョワでは様々な魚も食べられていることをお知らせしよう。写真⑧は、第38話「陶器の村、ボン フォル」でも紹介した池の傍に立つ看板であるが、このように、鯉やパーチ、カワカマスという魚や写真⑨のようなマスのムニエルも名物である。レストランの メニューには、肉料理と並んでほとんどと言っていいほど、魚料理もお勧め品として出ている。スイス旅行中、肉に飽きた人は、是非アジョワでお試しあれ！</p>
<table border="0" cellspacing="20" cellpadding="20" width="270" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-8.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>⑧本当にこんな色？　と疑いたくなる、ボンフォル池に生息の魚達。この地方の名物は鯉のフライ。臭みもなく、からっと揚 がっていて美味。<br />
</span></td>
<td width="350" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis47-9.jpg" alt="" width="256" height="192" /><br />
<span>⑨我らがWebmaster谷さんをお招きした時。<br />
サンチュルザンヌの川沿いのレストランで谷さんが食されたマ スのムニエル。 </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
]]></content:encoded>
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		<title>ポラントリュイだより： スイスグルメ話～家庭料理編～</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/swiss/?p=107</link>
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		<pubDate>Sun, 28 Feb 2010 07:01:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[万国共通、人々の好奇心は普通、食文化に注がれるのではないだろうか。行ったこともない国の歴史や政治などちんぷんかんぷんという人でさえ、その国の人 が何を食べているのだろうということには結構関心があったりする。 今回は、私が [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>万国共通、人々の好奇心は普通、食文化に注がれるのではないだろうか。行ったこともない国の歴史や政治などちんぷんかんぷんという人でさえ、その国の人 が何を食べているのだろうということには結構関心があったりする。<br />
今回は、私が日頃親しんでいる、スイスの食生活について述べたい。</p>
<table border="0" cellspacing="10" cellpadding="10" width="270" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis46-1.jpg" alt="" width="256" height="197" /><br />
<span>①ヴァレー地方で食べたチーズフォンデュ<br />
<span>厚めのフォンデュ鍋の手前、角切りパンを、<br />
しかと目に焼き付けていただきたい</p>
<p></span> </span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis46-2.jpg" alt="" width="256" height="193" /><br />
<span>②家族と野外チーズフォンデュ<br />
<span>ジュラの各村には必ずといっていいほど森の中にバーベキュー施設付きの<br />
小屋があり、ハイカー達の憩いの場となっ ている。</p>
<p></span> </span></td>
</tr>
<tr>
<td><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis46-3.jpg" alt="" width="341" height="256" /><br />
<span>③我が家のラクレット風景</span><br />
<span>ワールドアイ編集長をお招きした時の写真。手前の袋は茹でたじゃがいもの「保温袋」<br />
</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>スイスを代表する食べ物と言えば、チーズ、チーズと言えばチーズ・フォンデュと言われるぐらい、現在では定番となっている。日本でもチーズフォンデュが 食べられるレストランがぽつりぽつりと増えてきているが、残念なことに、「正式な」食べ方はなされていない。<br />
正式とは何か、それは、専用のフォークに角切りにしたパンを突き刺し、フォンデュ鍋の中でぐつぐつ煮立っているチーズをからめて食べることに他ならな い！（←強調）日本で見られるように、茹でた野菜やミニソーセージなどをからめると、水分がフォンデュの中に徐々にしみ出し、しばらくすると水っぽい哀れ な味のチーズと化してしまう。乱暴な言い方だが、敢えて「邪道」と呼ばせてもらおう！　例外的に、パンに加えて心持ち堅めに茹でたじゃがいもを出している のは、チーズで有名なグリュエール村のレストラン。これは美味であったし、チーズも水っぽくならなかったと記憶している。そして、この料理には面白いルー ルがある。パンをチーズの中で失くしてしまうと、その人は、罰として次に飲むワインをおごらなくてはならないのだ。</p>
<p>もう一つの典型的チーズ料理と言えば、ラクレット。これはフォンデュほど知られていないが、我が家を訪れた日本人には100％大好評である。対して、前 出のチーズ・フォンデュには白ワインとキルシュ（さくらんぼ酒）が入っているので、アルコールの苦手な方はそうたくさんは食べられないだろう。また、スイ スアルプスがそびえるヴァレー（ドイツ語でヴァリス）地方の家庭で出されるチーズ・フォンデュには、キルシュがたっぷり入っているということを付け加えよ う。（東欧出身者がウォッカや96度！という蒸留酒をまるで水のようにがぶがぶ飲んでいるのを見たことがあるが、冬が長い地方の人々は厳寒に耐えるために 飲兵衛となってしまうのだろうか？）</p>
<p>さて、ラクレットは、専用に作られたチーズを溶かし、茹でたじゃがいもにつけて食べる。おかずとして、ピクルス、酢漬け茸、干し肉、ベーコンなどと一緒 に食べると、栄養のバランスが取れて良い。また、スイス人宅には「一家に一台」ラクレット器がある。大阪人のたこ焼き器のようなものか。写真③のように、 6～8人が一度に食べられる。また、もうちょっとフンパツして、写真④のような大型のラクレット器を持っているご家庭もある。電熱を浴びて溶けたチーズを ヘラでジャジャッと一気に落とす。（写真⑤）しかし、この器具の不具合な点は、誰か一人が給仕係になってしまうことである。その点、「一家に一台」版は、 全員が同時に食事ができて、罪悪感に陥らなくて済む。</p>
<table border="0" width="680" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis46-4.jpg" alt="" width="341" height="256" /> <span>④娘が参加したブラスバンド合宿の夕食</span><br />
<span>茹で上がったじゃがいもを皿に載せて、<br />
列を作ってチーズが溶けるのを待っている子供達。</span></td>
<td width="350" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis46-5.jpg" alt="" width="222" height="256" /><br />
<span>⑤奉仕の精神でひたすら溶けチーズを給仕し続けるバンドのお兄さん </span>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>何ゆえ、スイス人はチーズを大量に食べるのか？　魚介類を食べる習慣があまりない彼らは、本能に従い、カルシウムをチーズから摂取するようになったのだ ろうか。聞きかじりの知識だが、チーズは、乳製品の中でも、カルシウムが最良の形で含まれているということだ。</p>
<p>フォンデュには、まだ種類がある。写真⑦は一般にミート・フォンデュと呼ばれているが、フランス語では「フォンデュ・ブルギニヨン（ブルゴーニュ地方の フォンデュ）」。<br />
サイコロ状に切った牛肉を、鍋の中の熱した油で軽く揚げて、数種類のソース（手作りする家庭が多い）をつけて食べる。ソースは、卵の黄身に少しずつ食用 油を注いで泡だて器（手動が美味さの基本！）で混ぜ、固くなると酢を少し入れて緩め、その作業を繰り返して段々と量を増やしていく。最後にこしょうなどの 調味料で味を調える。このソースをベースにして、タルタルソース（ニンニクとピクルス入り）やオーロラソース（ケチャップ入り）などを作り、料理人のアイ ディアとお手並みが披露される。付け合わせは、御飯（日本の白御飯と違って、玉ねぎで炒めた上に、塩・ガーリック粉などで味付けして鍋で煮込む）や、サラ ダ。準備に時間はかかるが、全員が揃って食べられるという利点がある。牛肉は生でもとろけるように柔らかい高価な部分を選ぶので、誕生日などのお祝いの日 や来客時に食べるだけで、気軽なチーズ・フォンデュと違い、年に一、二度ぐらいしか食べない。<br />
この他、スイス版しゃぶしゃぶの「フォンデュ・シノワーズ」（中国式フォンデュ）や、あまりスイスでは見かけないが、マルキ家の隠し技「フォンデュ・ペ イザン」（農民式フォンデュ）がある。ペイザンは、角切りにした七面鳥の肉に衣をつけ、揚げて食べる。七面鳥肉は鶏肉より軽めなので、調子に乗ってしこた ま食べてしまうと、胃がもたれるという結果に終わる。</p>
<p>次回は、ジュラ（特にポラントリュイを中心としたアジョワ地方）の名物料理をご紹介する。</p>
<table border="0" width="270" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis46-6.jpg" alt="" width="256" height="341" /><br />
<span>⑥さあ、ラクレットをいただきま～す！</p>
<p></span></td>
<td width="350" align="LEFT"><img src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/swiss/marquis46-7.jpg" alt="" width="256" height="341" /><br />
<span>⑦ぐらぐら煮立った油に注意！<br />
<span>小さな子供の手の届かないところに鍋を置きましょう。食べ始めたらなかなか止まらないフォンデュ・ブルギニヨン </span> </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
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