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	<title>ワールドアイ　ノルウェー</title>
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		<title>４か国語習得法</title>
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		<pubDate>Tue, 23 Oct 2007 03:49:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワールドアイ ノルウェイ]]></category>

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		<description><![CDATA[北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【番外編2】 ▲ノルウェーはすっかり秋。婚約者は 秋休みを取って、狩り旅行に行きました ▲森では自生するブルベリーが食べ放題 【その2】私なりの語学習得法 前回私と語学の関わりについ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【番外編2】</strong></p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="260" align="right">
<tbody>
<tr>
<td align="right"><img src="../../../worldeye/norway/moco-ext02-1.jpg" alt="秋のノルウェーで狩り旅行" width="240" height="320" /><br />
<span>▲ノルウェーはすっかり秋。婚約者は<br />
秋休みを取って、狩り旅行に行きました<br />
</span><br />
<img src="../../../worldeye/norway/moco-ext02-2.jpg" alt="森では自生するブルベリーが食べ放題" width="240" height="320" /><br />
<span>▲森では自生するブルベリーが食べ放題</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>【その2】私なりの語学習得法<br />
前回私と語学の関わりについて述べたが、今回は私なりの語学習得法を披露したいと思う。</p>
<p>コンセプトは、「好奇心に従って、そして忍耐強く」である。そして、いい意味でのあきらめ、外国語の完全習得は不可能というスタンスも大事なように思う（できることだけやる。言語で現地人と渡り歩こうとは思わず、本当の勝負は自分の専門分野で！）。</p>
<p>そしてはっきりいって、語学習得は自分にとってどのくらい必要なのかを見極めることも必要だろう。こちらで得られるかぎりの日本からの情報によると、時代はどこもかしこも英語／英会話の必要性を訴えているように思うが、果たしてそうか。英語が話せなくとも、人生は十分に魅力的であると思うし、日常生活や職場で全く外国語が必要でない人も多くいると思う。いいと思う。しかし一方で外国語習得によって世界が広がるというのもまた事実だ。つまり自分は真剣に外国語を習得したいのかどうか考えること。そして、習得したいと決めたら、何がなんでもすること。辛いことがあろうと目標は見失しなわない事。動機をはっきりさせ、常に自分を励ますことが重要だろう。</p>
<p>レベルにもよるけれど、日常生活になるべく語学を入れてゆくことは大切だと思う。映画，海外テレビドラマ等を原語で見たりするのである。テレビの二重音声は意外に役に立つ。内容はもちろんはじめは分かりづらいかもしれない。しかし続けていれば、段々とましになってくるはずだ。そしてなによりお勧めはラジオでの学習である。映像に頼らないので、耳が鍛えられる。NHKラジオは語学学習の宝庫だ。それを有無を言わず決まった時間に毎日聞く（同じ物が一日二回放送されるはずだ）。音声の質にこだわらないというのも大事だ。なぜなら実世界では雑音のもとで相手の言うことを聞かなければならないことがざらにある。</p>
<p>私はイタリア語を日本でラジオとテレビで聞き、問題集で自習して、語学学校には通わなかった。学費が高すぎると思ったからだ。３ヶ月毎日勉強し、現地に飛び、大学に編入できた。あとは実践で学んだ。</p>
<p>DVDを原語で見、原語のサブタイトル（字幕）を表示させ、リス二ングを補うのもいいだろう。こういったことは勉強というより娯楽なので続くと思う。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td><img src="../../../worldeye/norway/moco-ext02-3.jpg" alt="隣町は有名な観光地ベルゲン" width="320" height="240" /><br />
<span>▲隣町は有名な観光地ベルゲン</span></p>
<p><img src="../../../worldeye/norway/moco-ext02-4.jpg" alt="南トロンドラグ地方（トロンヘイムの属する）の農場風景" width="320" height="240" /><br />
<span>▲南トロンドラグ地方（トロンヘイムの属する）の農場風景</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>そして次なる合い言葉は、「アホになる」である。時に、言葉を話せない＝知的レベルが低いといった誤解を海外では受けることがあるが、そういった外部の反応はなるべく気にしない。はじめの頃は話題が何なのかさえもわからず現地人の間で孤立することはあると思う。でもそのときは聞く期間なのであって、ひたすら聞く。なにも言うことが無くても聞く。すると次第にリスニングがついてくる。少しずつ話せるようになると、まちがってもどんどんしゃべって、みずからアホになって言語を習得するのだ（結構エネルギーがいるので、元気がないときは黙って聞いているのもいいと思う）。その時本当にアホなのはあなたではなく、あなたをアホとしか判断できない相手がアホなのであって、目標に向かって進むあなたはカシコなのだ。</p>
<p>私の実感としては、３か国目はより楽に習得でき、４か国語目はさらに楽にというのはあるのではないかと思う。何か国語かのベースがあると、次の原語へのアプローチがたくさんあるからである。例えば、日本語の「国際的な」は英語で「international」、イタリア語で「internazionale」、ノルウェー語で「internasjonal」、発音は異なるけれども、言語的にははっきり言って全部同じだ（もちろんまったく違う単語も多くあるけれど）。<br />
わたしの語学レベルは完璧にはほど遠く、実際この夏に書き終わった修士論文（英語）では、四苦八苦していたというのが現状で、話せる話せない（できるできない）の判断も自分次第なのかなと思ったりもする。私のノルウェー語はかなりボチボチではあるが、いちよう就職試験もノルウェー語でパスしたし、敢えて前向きな意味で、そうなっていくという思いも込めて自称４か国語話せますということにしたい。</p>
<p>２回に渡って偉そうに持論を展開してまいりましたが、人は性格もそれぞれ、語学習得法もそれぞれということで、みなさんが自分にあった学習法を発見し、生活に彩りや、将来の可能性を広げるきっかけになればいいなあと個人的には思う次第であります。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>４か国語習得法</title>
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		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/norway/?p=27#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 23 Sep 2007 03:47:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワールドアイ ノルウェイ]]></category>

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		<description><![CDATA[今まではノルウェーの事実について私の目線で語らせていただいたつもりですが、第７歩の今回は少し様子を変えて、語学の習得について書かせていただきたいと思います。私自身、語学が私の世界と可能性を広げてくれたという思いがあります [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><span>今まではノルウェーの事実について私の目線で語らせていただいたつもりですが、第７歩の今回は少し様子を変えて、語学の習得について書かせていただきたいと思います。私自身、語学が私の世界と可能性を広げてくれたという思いがありますので、これからのみなさんの輝かしい将来のために参考になればと思っています。</span></p>
<p>【その１】私と語学<br />
こちらで生活していると、「何語を話すのですか？」という質問をうけることがあるが、それに対する私の答えは、「日本語、英語、イタリア語、ノルウェー語を話します。」である。４か国語を操ると言えば、（私事ながら）なんだか超人の様に響くが、決してそうでなく、必要であれば誰でも実現可能なのではないかと思う。なぜならこれらの言語は私が歩んできた道の時々に必要な言語であって、はじめから４か国語取得という目標を持って進んできたというより、結果的にそうなっただけだからである。</p>
<p>とはいえども、私の語学との出会いは比較的幸運なものであった。日本語は兎も角として、初めて外国語に接したのは小学３年生の時。近所にアメリカ人の女性が日本人の旦那さんと共に越してきて、英会話教室を開いたことがきっかけだ。子供だったので、特に英語に興味があった訳でもなんでもないが、近所の仲良しのお友達が通うことになって、誘われて私も参加することになった。週に一回、お宅に通ってセサミストリートの本を使って単語の発音をしたり、アメリカのお菓子を出してもらったり、アメリカの風習に従って季節ごとに工作してみたり、はっきりいって遊んでいただけだが、それでも日本語をほとんど話さなかったその先生と不思議とコミュニケーションが取れていた。２年ほどのこの経験で私の中で外国語は、なんだか新しくて楽しいものとして定着し、外国人に対する恐れみたいなものも拭い去られた。外国語を学ぶ上での土台のようなものはこの時に出来上がっていたのかもしれないし、英語の発音はこの頃が一番よかったように思う。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="600">
<tbody>
<tr>
<td><img src="../../../worldeye/norway/moco-ext01-1.jpg" alt="セサミストリートのキャラクター達" width="600" height="116" /><br />
<span>▲セサミストリートのキャラクター達～勉強を通り越して、楽しく学べる。<br />
photo(c)<a href="http://www.sesame-street.jp/" target="NEW">セサミストリート・オフィ シャルサイト</a> </span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>それから中学高校とふつうに英語を勉強し、北野高校時代は成績はふるわず、授業にそれほど情熱も持っていなかったが、個人的には英語は常に好きであった。私は北野高校入学が１１０期、卒業が111期とあるように、４年かけて卒業したのだが、そういうと留学でもしていたのかなと思われる方もいるかもしれないが、実際は半年ほど学校に行かなかった頃があって留年したのみだ。大学受験のための勉強というものに非常に疑問を感じていたし、中学３年生の時に母を亡くし、また多感な時期とも重なって、夢を追いかけるのに学歴は必要ないと若気の至りで高校を辞める旨主張して長期欠席し、バイトをして演劇のレッスンと英会話教室に通っていた。結局現実を知り、高校卒業はどんなことをするにしても必要だという思いに至り留年を決意するのだが、そのバイト時代にも突然得た収入の多さに高校生としてはとまどって、その使い道の一つに英会話教室を選んでいたのは今となっては興味深い。大手のその英会話教室で、高校に戻ってからも計一年くらい、週に二回カナダ人やオーストラリア人の先生に習っていた。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco-ext01-2.jpg" alt="琉球大学時代に訪れた竹富島。友人と砂浜で(2003年3月)" width="320" height="240" /><br />
<span>▲琉球大学時代に訪れた竹富島。友人と砂浜で(2003年3月)</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>語学好きのように見える私だが、私の中で常に一貫した語学に対する姿勢はツールとしての語学である。もともと理系の人間で文系に進学することは考えたことがないので、語学を専門にするという道はありえなかった。語学は自分を表現する、また自分の幅を広げてくれる手段であって、最終目標ではない。</p>
<p>一番英語を勉強したのは琉球大学時代であったと思う。</p>
<p>決められたことを勉強する高校時代と異なって、大学は自分の興味に従い専攻を決め、他学部の授業でも興味さえあれば取りにいけるので、そういった自由に学ぶ姿勢が私は大変気に入っていた。結果として、国を変えて３つも大学を渡り歩くことになったのも、大学（University）で専門を持ちつつ、学部を超えて自由に学べる環境が私にはとても居心地良かったからだ。大学の英語の勉強は北野高校時のそれより平易であったが、より実践的で興味深かった。それに加えて、自分なりに目標設定しTOEIC等の資格試験を受けたりしていた。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="280" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td><img src="../../../worldeye/norway/moco-ext01-3.jpg" alt="イタリア留学時代に訪れたスペインはビルバオにて。グッゲンハイム美術館にて(2004年12月)" width="240" height="320" /><br />
<span>▲イタリア留学時代に訪れた<br />
スペイン・ビルバオグッゲンハイム美術館にて(2004年12月)</span></p>
<p><img src="../../../worldeye/norway/moco-ext01-4.jpg" alt="▲発展途上国の都市計画を学ぶため、授業の一貫で訪れたインド。大学院（ノルウェー理工科大）での教授とクラスメイト(2005年9月)" width="240" height="180" /><br />
<span>▲発展途上国の都市計画を学ぶため、授業の一貫で訪れたインド。大学院（ノルウェー理工科大）での教授とクラスメイト(2005年9月)</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>初めての留学先をイタリアに決めた時も、英語がそれなりに出来たとしても英語圏の国での勉強というものにそれほどこだわっていなかった。まず自分の興味ありきで、イタリアの古い歴史をもつ建築と都市計画に惹かれていたので、ではということで、イタリア語学習を開始した。大学３年修了時に休学し、その春から留学準備とイタリア語学習を開始し、その秋にはミラノ工科大に編入していたので、我ながら短時間でよくやったというべきだろう。（学習法については次号）</p>
<p>日常会話は全く問題なくとも、大学で使うイタリア語はもちろん非常に難易である。学び急いだための語学力不足で、授業が思ったように理解できず、結果として目標としていた学位取得はならず、２年でイタリアを去ることとなったが、イタリア語を話せることは、私の世界をより大きくし、様々な彩りを添えていることは間違いない。イタリア映画を原語で見ることができ、イタリア人と会話し、イタリアを旅行してもぼったくられない。そしてなにより、イタリアにおいて人生の伴侶を見つけたことは何ものにも変え難く、感謝すべきことであると認識している。</p>
<p>その人生の伴侶の国、ノルウェーへ進学する可能生を探っていた時、私の専門分野のマスターコースではノルウェー語で学ぶコースと英語で学ぶコースがあったが、ここはイタリアでの経験を踏まえ、より長く関わってきた、英語でのコースで学ぶことを決めた。その英語でもコース開始時は多少の困難がつきまとったが、一年くらいすればそれも慣れてきた。英語圏の国に住んだことがないので、意外に普段の会話（ギャグやスラングを含む）に弱かったりしたが、それもじき慣れた。ノルウェー語は修士の勉強の合間に多少コースに通ったり、独学したりでなんとかそれなりになってきている。まだまだペラペラとは言い難いが、今後の課題としたい。</p>
<p>次回は私なりの語学習得法を具体的に紹介します。お楽しみに。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco-ext01-5.jpg" alt="この夏婚約者と共に訪れたチベット・ギヤンセ。ノルウェーの大学院でクラスメイトだったチベット人の友人（写真左）のおかげで、この旅が実現した(2007年7月)" width="320" height="240" /><br />
<span>▲この夏婚約者と共に訪れたチベット・ギヤンセノルウェーの大学院でクラスメイトだったチベット人の友人（写 真左）のおかげで、この旅が実現した。　(2007年7月)</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>第６歩 仕事の仕方</title>
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		<pubDate>Sat, 01 Sep 2007 13:20:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワールドアイ ノルウェイ]]></category>

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		<description><![CDATA[今回は日本との違いに目をみはるノルウェー人の仕事の仕方について書いてみたい。 ノルウェーの一般的な会社の就業時間は8時～16時で、週37.5時間だ。日本の多くの企業の終業時間が9時～17時であっても実際の労働時間はもっと [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignright" style="margin: 10px;" src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/norway/moco06-1.jpg" alt="カジュアルないでたちのノルウェー首相、イェンス・ストルテンベルグ氏" width="240" height="320" />今回は日本との違いに目をみはるノルウェー人の仕事の仕方について書いてみたい。</p>
<p>ノルウェーの一般的な会社の就業時間は8時～16時で、週37.5時間だ。日本の多くの企業の終業時間が9時～17時であっても実際の労働時間はもっと長 いのとは異なって、ノルウェーでは定時に仕事を終える人は実に多い。わがパートナーも某企業でエンジニアとして働いているが、たいていは4時半には帰宅 し、余暇を楽しむ。</p>
<p>そして日本人にはうそにしか聞こえないかもしれないが、ノルウェーでは夏休みは5週間ある。子供の学校の夏休みではなく、大人の夏休み、つまり有給休暇で ある。たいていの人は2、3回に分けて(例えば、6月と8月とか)取ることが多く、国内外に旅行にでかけたり、ヒュッテで過ごしたりする。実にのんびりし たものだ。</p>
<p>多くの人が休暇をとる夏には、学生達がそれを補うが如くサマージョブを1～2か月かけてすることも多い。多くの企業が学生のサマージョブを受け入れてい る。よって一般消費者からいわせれば、夏は思ったように機能していない会社が多いというのも現状である。どこどこ会社の誰々さんと連絡をとりたいと思って も「あ～、彼(女)は今休暇中で……」と言われることが多い。ヨーロッパの関係者と夏には(ビジネスで)なかなか連絡が取りづらい経験をした方も多いので はないだろうか。</p>
<p><img class="alignright" style="margin: 10px;" src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/norway/moco06-2.jpg" alt="ノルウェーの夏はベリーの季節" width="240" height="320" />つまり、こちらの社会は自分の権利(5週間の夏休み)のためには、多少の不便(夏は何もできない？)もがまんしようという世の中なのである。日本の便利追 求型の社会とはだいぶ異なる。私自身は日本型社会、消費社会に慣れ親しんだ人間としてこちらの社会に多少なりとも不便さを感じるのが正直なところなのだ が、ノルウェー人をみていると人間らしく生きているなと感じることは多い。人間らしく、働ける分だけ働き、そして遊ぶ。その遊び方も自然と親しみながらな のだ。</p>
<p>私が従事していきたい建築等の物づくりの現場では、このノルウェー的働きかたと、日本的働き方の違いによって、結果としてどのような差がでてくるのかに私 は非常なる興味を持っている。今まで学生としてその業界と関わって来て、学生だけ見ていても差は大いに感じた。日本の学生なら設計製図の提出前、徹夜は基 本で、よりいいものを作ろうと提出直前まで努力をするのだが、ノルウェー人は大事なプレゼン前でも前日夜8時頃には帰っていく。私にはどんなに忙しくても プライベートを楽しむ権利があると言わんばかりだ。これはあくまで私が出会った人たちの話であって一般論とは異なるのかもしれないが、それくらいノル ウェー人はリラックスしていると思う。</p>
<p><img class="alignleft" style="margin: 10px;" src="http://rikuryo.or.jp/worldeye/norway/moco06-3.jpg" alt="仕事後に所有のボートにのって楽しむ人" width="320" height="240" /></p>
<p>このノルウェーで就職し、こちらのやり方になれ親しんでゆくと、もう日本流では仕事ができなくなるかもしれないと私は内心おびえている。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>夏のノルウェー</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/norway/?p=23</link>
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		<pubDate>Sat, 30 Jun 2007 15:32:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワールドアイ ノルウェイ]]></category>

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		<description><![CDATA[北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第5歩】 ▲古都トロンハイムから港町ホウゲスンへ ▲ホウゲスンの町並み 港町らしく何となく神戸っぽいが 町の規模的には10分の1以下と小さい ▲6月中旬に行われたホウゲスン・ロック [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第5歩】</strong></p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco05-1.gif" alt="古都トロンハイムから港街ホウゲスンへ" width="320" height="320" /><br />
<span>▲古都トロンハイムから港町ホウゲスンへ</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco05-2.jpg" alt="ホウゲスンの町並み" width="320" height="240" /><br />
<span>▲ホウゲスンの町並み<br />
港町らしく何となく神戸っぽいが<br />
町の規模的には10分の1以下と小さい</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco05-3.jpg" alt="ホウゲスンロックフェスティバル" width="320" height="240" /><br />
<span>▲6月中旬に行われたホウゲスン・ロックフェスティバル<br />
(イギリスのバンド、キーンのパフォーマンス)</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco05-5.jpg" alt="スクーデネスハーベンの町並み" width="320" height="240" /><br />
<span>▲スクーデネスハーベンの町並み</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p><span> みなさまご無沙汰いたしておりました。修士論文を無事書き終わり、学業も終了し、改めてお伝えしたく思います。<br />
先日パートナーの仕事の都合でトロンハイムからホウゲスンという小さな港街に移り住みました。</span></p>
<p>ホウゲスンはベルゲンとスタバンゲルの間に位置する人口3万人規模の街である。かつては漁業で栄えたが、現在はノルウェーの最も大きい産業である石油・天然ガス産業に携わる人が多い。というのも70年代に北海油田で石油が発見されてから、ノルウェーは世界第三番目の原油国となったが、その産業の要をになうのは、北海油田へのアクセスの便利さからスタバンゲルである。スタバンゲルから船で2時間程度、同じローガランド地方として文化を共有するのが、ホウゲスンである。また長年の港町として、船産業も盛んであり、大小様々なボートが行き交う姿には日本人として親しみを感じる。</p>
<p>そんなホウゲスンから今回は夏のノルウェーについてお届けしたい。</p>
<p>夏のノルウェーにはいろいろなイベントがある。緯度が高いので夏至の頃は太陽がほとんど沈まず、冬の寒く暗い時期と比較して、人々は自然とハイになる。まるで冬の分を取りかえすかのように、人々は集い、太陽を楽しむ。<br />
ノルウェーでは夏様々なフェスティバルが行われる。ここホウゲスンでは、6月のロックフェスティバル、8月のジャズフェスティバルと国際映画祭が比較的有名だ。</p>
<p>家の外で行われるイベントはなんでも盛んになるといっていいのだが、人々は外にテーブルを出して食事をし、外で多くの時間をすごす。第4歩で紹介したテラスの広さや、また庭の広さなどから可能なことだろう。外食でも好んで、外の席に座る。</p>
<p>日射時間の長さから異常にのびるのが早い芝を刈ったり、また家のペンキ塗りと家まわりのことに多くの時間を費やすのも夏の特徴だ。</p>
<p>ノルウェーを通して伝統的建築は木造であり、この地域では白く塗られるのが基本だ。土台はコンクリートで固められている様だが日本と違って地震がないぶん随分簡易に見える。夏の日差しにはえて、白い家々は美しく映る。</p>
<p>今回足を伸ばしてスクーデネスハーベン(skudeneshavn)という街へ行ってきた。ホウゲスンからは南へ車で1時間程度である。2004年にノルウェーの「夏の街」にも選ばれたノルウェーの夏を象徴するような街である。今年でちょうど150周年を迎えるこの街の建物は当時のもので、文化財保護のもと修復されている。現在はその40%が夏の家(sommerhus)として機能し、年を通しての住人は少ないが、夏には活気を取りかえす。ノルウェーも日本と同じく地方の過疎化の問題を抱えるのだが、そうした地方の過疎化を少しでもましにできる形として長期滞在や観光は存在する。長期滞在を可能にするのは5週間の有給として与えられるノルウェーの夏休みならでは。ノルウェーの仕事の仕方、休暇の仕組みについては、また回をあらためて書く事にしたい。</p>
<p>気温が30度以上にはめったにならない過ごしやすい夏を持つノルウェー。夏は多くの人々にとって待ち望んだ季節であるのだ。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="600">
<tbody>
<tr>
<td><img src="../../../worldeye/norway/moco05-6.jpg" alt="トロンハイムのオラウ゛フェスティバル(8月初旬)での一コマ" width="240" height="320" /><br />
<span>▲トロンハイムのオラヴフェスティバルでの一コマ<br />
(8月初旬)</span></td>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco05-4.jpg" alt="家のペンキ塗り" width="240" height="320" /><br />
<span>▲家のペンキ塗りは夏の恒例イベントノルウェー人は家のことはなんでも自分でしてしまう(スクーデネス ハーベンにて)</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p><span></span></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ノルウェー現代住宅事情</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/norway/?p=21</link>
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		<pubDate>Thu, 22 Mar 2007 15:29:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワールドアイ ノルウェイ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.rikuryo.or.jp/world_eye/norway/?p=21</guid>
		<description><![CDATA[北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第4歩】 ▲伝統的ノルウェー住宅～ヒュッテ(山小屋) ▲天気のいい夏はテーブルを運んで外で食事をすることもある ※写真は現在私が住むアパート。一階にも関わらず テラスに柵などは無く [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第4歩】</strong></p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco04-1.jpg" alt="伝統的ノルウェー住宅～ヒュッテ(山小屋)" width="320" height="240" /><br />
<span>▲伝統的ノルウェー住宅～ヒュッテ(山小屋)</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco04-2.jpg" alt="猫の置物のカーテンに映った影(撮影5月)" width="320" height="240" /><br />
<span>▲天気のいい夏はテーブルを運んで外で食事をすることもある<br />
※写真は現在私が住むアパート。一階にも関わらず<br />
テラスに柵などは無く外部空間と一体感が持てる。<br />
それでも治安がいいので今までに困った事はない。</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>こちらでは若くしてマンション購入を検討する人が多い。寒い冬にはどうしても家で多くの時間を過ごす事になるし、外食産業が日本ほど盛んでないので、パーティーや飲み会は家でもよおすことが多く、また家族で過ごす時間を大切にするノルウェーでは、結果として人々の家に対するこだわりは日本のそれより一般的に大きいように思う。また結婚という制度にこだわらずマンションの共同名義での購入もしやすいし、政府としても持ち家を推進する税制制度を取っている。</p>
<p>さて、日本とノルウェーの住宅の相違点は、基本的に夏を旨としてデザインされる日本の住宅と、太陽がなかなか沈まない夏、寒く日が短い冬に代表されるノルウェーの気候に適するように作られるノルウェーの住宅との間に大きく現れる。ノルウェーの伝統的建築工法は木造の壁式構造、つまり丸太小屋である。世界どこでも近代素材と工法が建築にもちいられるようになった現代の住宅において、その差は小さくなってきて入るが、それでも生活習慣と気候の違いから様々な差はある。光を取り入れる窓周辺の違いは顕著だ。ノルウェーでは窓は基本的に全て二重窓で、多くの家庭がブラインド(低い太陽高度で差し込む光を遮るためと夏の白夜に人工的に夜を作り出し眠れる環境を作るため)もしくは遮光効果のあるカーテンを設置している。日本との共通点は、背が高い民族であるにもかかわらず、天井はさほど高くないという点だろうか。寒く長い冬に部屋を常に暖かく保つためには、天井は高過ぎない方が効率的だからだ。<br />
私とノルウェー人パートナーも典型的20代カップルとして、マンションの購入を検討していた。その際に出会ったあるプランを参考にして、ノルウェーの現代住宅事情を見てみよう。これは飽く間でも現代の新築物件であり、伝統的暮らし方に、流行や近代的暮らし方が影響しているといってよいと思う。</p>
<p><img src="../../../worldeye/norway/moco04-3.gif" alt="あるマンションのプラン（わたしたちの購入物件とは異なります。方角は下が北。ノルウェー語、stue: リビングルーム、kjokken:  台所、soverom: 寝室、dusj:シャワー、bad: 浴室、vask: 洗う部屋、hall: 玄関）" width="480" height="700" /></p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco04-4.jpg" alt="伝統的ノルウェー住宅～ヒュッテ(山小屋)" width="320" height="240" /></p>
<p><img src="../../../worldeye/norway/moco04-5.jpg" alt="猫の置物のカーテンに映った影(撮影5月)" width="320" height="240" /></p>
<p><img src="../../../worldeye/norway/moco04-6.jpg" alt="猫の置物のカーテンに映った影(撮影5月)" width="320" height="240" /><br />
<span>▲大きな窓とテラスを各住居に実現させるために<br />
ギザギザの外周となった現代マンション。<br />
一番下のホテルは一棟ごとに独立させる手法を<br />
取っているが、やっぱりポコポコ感は否めない。</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>プランをみるとわかるように、まずテラス(ベランダ)が非常に大きく、しかも二か所もとられていることから、いかにテラスがこちらでの生活に重要かがわかるだろう。日本だと下手をすれば、洗濯物干しにのみ使用されてしまいがちなテラスだが、こちらでは食事をしたり、グリルをしたり、日光浴をしたりと日常生活(特に夏)に大きく密着している(ノルウェー人は外で食事をするのが大好きだ。日光を浴びられる日は存分に浴びようという気持ちはこちらでの冬を経験すれば痛いほど分かってくる)。</p>
<p>そして、入り口の玄関はあるにはあるが、日本のそれの様に段差はなく、まわりとの境目が曖昧だ。(ちなみにノルウェーでは日本と同じように室内では靴を脱ぎます。その点は良かったですね)。そして注目すべきは二つの浴室と洗濯物室である。さほど広くないマンションなのに、浴室が二つもあり、にも関わらず湯船がないことには要注目だ。一つの浴室はメイン(夫婦、カップル)の寝室からのみアクセス可能になっており家族間のプライバシーが保たれることはかなり評価できる。この物件はけっこう値が張るにも関わらず湯船がないということは、寒い国であるにも関わらず湯船は文化上重要だと認められていないことを示している。洗濯しそれを干すための部屋もある。つまり洗濯機(もしくは乾燥機も)があり、干すスペースがある。なぜノルウェーでは洗濯物を外に干さないかを考察してみたが、<br />
1.一日のうち天気がかわりやすい。<br />
2.主婦が存在しないことが多いので、天気がかわっても洗濯物を取り込めない。<br />
3.空気が乾燥しているので、室内干しでもちゃんと乾く。<br />
以上ではないかと思う。</p>
<p>テラスの確保といい、いかに冬の少ない光を存分に室内に取り込むかは、北欧の建築が常に直面しているテーマだ。解決策として、建築の太陽光線の方角の表面積を多くとることにすると、結果として、建物はギザギザの外周をもつことになる。よって最近の新築マンションは外からみるとポコポコギザギザしていることが多い。これを私は勝手にノルウェー建築ポコポコ問題と名付け、そのデザインとの統合性をこちらで建築設計をしていく者として考えていかなければならない課題として捉えている。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>ノルウェーの男と女</title>
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		<pubDate>Thu, 22 Feb 2007 15:25:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワールドアイ ノルウェイ]]></category>

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		<description><![CDATA[北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第3歩】 ▲雪景色のトロンハイムより (撮影2007年2月10日) ▲私と彼が婚約した時の図(2006年12月) ノルウェーでは婚約時から結婚指輪をはめる。 それでも法 律的にはサ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第3歩】</strong></p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco03-1.jpg" alt="雪景色のトロンハイムより(撮影2007年2月10日)" width="240" height="320" /><br />
<span>▲雪景色のトロンハイムより<br />
(撮影2007年2月10日)</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco03-2.jpg" alt="私と彼が婚約した時の図(2006年12月)" width="320" height="240" /><br />
<span>▲私と彼が婚約した時の図(2006年12月)<br />
ノルウェーでは婚約時から結婚指輪をはめる。<br />
それでも法 律的にはサンボーエよりも弱い立場である。</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco03-3.jpg" alt="猫の置物のカーテンに映った影(撮影5月)" width="320" height="240" /><br />
<span>▲猫の置物のカーテンに映った影<br />
(強い陽射しが得られる5月撮影)</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>今回はノルウェーで生活をしていて、私自身がおもしろいなあとおもった制度を紹介したい。</p>
<p>今現在私は一人暮らしをしているのだが、ノルウェー滞在一年目は彼氏と共に住んでいた(現在彼は仕事の都合で他の街に住んでいる)。その一年目の頃に、滞在許可書申請や病院等で自己の情報を書き込む際、社会的立場の表記がおもしろいと思った。</p>
<p>日本だと『未婚もしくは既婚』の二択で済まされそうなところが、こちらだと、シングル、サンボーエ、既婚、離婚、重婚(これはアラブとかの特殊な文化の人用)、パートナーシップと選択肢があるのである。<br />
ノルウェー語をあまり介さなかった私としては、選択肢の意味もわからず未婚(シングル)を選んでしまいがちだが、実は私の立場は、サンボーエ(同居を意味する)なのであった。きっとこれは日本語にすると内縁(の夫、妻)といったなんとも湿っぽい、ネガティブなイメージを喚起させる単語にされてしまうのかもしれないが、こちらだとあっけらかんとした単なる事実であって、どちらかというとポジティブなイメージだ。法律的にも婚姻とほぼ同等の権利が約束されているので、20年連れ添っているのに、サンボーエのままという人も実に多い。</p>
<p>言いたかったのは、私は単に彼が住んでいた家に越したのであって、二人の関係性に関して、互いに一筆たりとも書いていないのに、自分の社会的立場が変わっていた点である。確かに私の場合、越してくるという決意はそれだけのものを含んでいたので、決して間違いではなく純粋に現象をあらわしていると言えると思う。</p>
<p>私は異国に越してきたので、そういう決意みたいなものを持っていたが、普通のノルウェー人の場合、そこまでの議論なしに、同棲することが多いように思う。<br />
第二歩で前述したように、学生でも経済的に親から自立していて、また単身者用アパートが非常に限られているので、友人等とシェアする人が多く、それならカップルでというのは自然な運びだ。結果としてそのまま結婚せずに、サンボーエでいる人が多い。子供が出来ても結婚しない人は多い。これはヨーロッパ(一部の国をのぞく)ではだんだん常識になってきているが、日本ではそうは親御さんが許さないというのが実態ではないだろうか。</p>
<p>しかしその自由な発想のもとに、ノルウェーの出生率(女性が一生のうちに子供を生む数)は回復し、現在1.89である。それにひきかえ日本は1.29である。つまりノルウェー人は結婚しないし、しても離婚率が高いにも関わらず、子供はばんばん生まれているのである。普段の生活でも子供を多く見るので、数字以上に多いように感じる。それを支えるのは、もう一つのおもしろ制度、育児休暇制度によるところが多いと思う。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="280" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td><img src="../../../worldeye/norway/moco03-4.jpg" alt="イースターの卵ペイント" width="240" height="240" /><br />
<span>▲イースターの卵ペイント<br />
（わが婚約者の作）</span></td>
</tr>
<tr>
<td><img src="../../../worldeye/norway/moco03-5.jpg" alt="ロロスのお祭りで踊るノルウェー人カップル" width="240" height="320" /><br />
<span>▲世界遺産の地ロロスのお祭りで<br />
踊るノルウェー人カップル<br />
(毎年2月開催)</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>基本的にノルウェーには主婦が存在しない。ひと昔前の世代には多くいたようだが、今の働き盛りにはほぼいない。ではノルウェー人女性は日本人女性と比べて極端に、体力があり、パワフルで、意志が強く、育児と仕事を両立してきたのだろうか？</p>
<p>違うと思う。単にシステムの差だ(そのシステムがある、ないによって、伝統的価値感への揺さぶりの差、また男性の考え方の差としてあらわれ、女性の自身に対する考え方が違うというのはある)。4月執筆予定の第5歩「仕事の仕方と男女平等」でもまたその辺りは述べたいと思うが今回は育児休暇制度について書こう。</p>
<p><strong>ノルウェーの育児休暇制度:</strong><br />
カップル(もしくは夫婦、つまり子の親。結婚してなくてもいいのが味噌。ここにもサンボーエの効果)で合計して、100%の給料で10か月の有給もしくは80%で12か月の有給が与えられる。そのうち子供の出生後の二週間は両方の親が同時に取ることが出来、カップルで合計の10か月もしくは12か月のうち、計一か月は男性がとらなければその一か月分は消滅する。<br />
この制度は、雇い主の負担と政府からの補助金双方で成り立っている。雇い主は一時的に戦力を失い、その間の経済的負担もあるが、国民全員が享受できる権利として、また社会として出生率確保の重要性から、雇い主側もこの負担を負うことを、政府・国民の双方から求められ、どの会社も実行に移している。</p>
<p>日本では育児休暇制度は存在するのに、使用されない。特に男性の場合はそういう傾向が非常にあるが、こちらでは女性よりは一般的に短い期間であっても、男性も普通に育児休暇を取るのである。一生仕事をしていき、家庭も築きたい一人の普通の女性として、私がこの事実を知った時、思わずほくそ笑んだことを認めておこう。</p>
<p>ノルウェー人の国民性として、純粋に幸せを求めるというのがあると思う。非常に人間的で、素朴である。幸せでいることを自然に追求し、まわりの人がそれを追い求めるときも決して反対せず、とても喜んでくれる。形式にこだわらず、世間体が薄い。その結果や女性の経済的独立も伴って離婚率は高い。</p>
<p>日本とノルウェーとどっちがいいというようなものでもないが、多様な生き方を認めることと、人に無理強いをしないこと、多くの人が幸せに生きているようにみられることを考えると、ノルウェーって住みやすい国だなと思わずにいられない。初めに書いた社会的立場の選択肢の一つ「パートナーシップ」は、同性のカップルに法律的な保証、生き方の選択肢を与えていると思う。</p>
<p>いろいろな国の人と接してみて、生き方の差は人種の差によるものだけでなく、人の心は同じでも制度によってあらわれる結果が変わってくるのだと私は理解している。</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
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		<title>私が住む街トロンハイムについて</title>
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		<pubDate>Thu, 22 Feb 2007 15:24:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワールドアイ ノルウェイ]]></category>

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		<description><![CDATA[北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第2歩】 みなさん、こんにちは。2007年の第一回目は、私が住む町 Trondheim について書かせていただきたいと思います。 ▲ニダロスドーメン(ニダロス大聖堂) ▲ニードゥエ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第2歩】</strong><br />
<span> みなさん、こんにちは。2007年の第一回目は、私が住む町 Trondheim について書かせていただきたいと思います。 </span></p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco02-1.jpg" alt="ニダロスドーメン(ニダロス大聖堂)" width="320" height="240" /><br />
<span>▲ニダロスドーメン(ニダロス大聖堂)</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco02-2.jpg" alt="ニードゥエルヴェン川辺" width="320" height="160" /><br />
<span>▲ニードゥエルヴェン川辺<br />
ポップな色合いの家並みがかわいい</span></td>
</tr>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco02-3.jpg" alt="NTNUグロスハーゲンキャンパス" width="320" height="240" /><br />
<span>▲私が通う NTNUグロスハーゲンキャンパス<br />
キャンパスも緑いっぱい</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>トロンハイムはノルウェー中部に位置する第三の街で人口は20万人、人口の六分の一が学生の学術都市だ。歴史的には、カトリック時代に重要な教会であった （ちなみに現在のノルウェー王国の国教はプロテスタント系キリスト教）ニダロスドーメンを擁する。<br />
当時のトロンハイムはヨーロッパ中からこの教会に巡礼にやってくる重要な都市であったようだ。そのニダロスドーメンを街の要に、街中をフィヨルドへと続くニードゥエルヴェン川が横断し、美しい水辺空間を生み出している。<br />
川辺にある木造の建物群は以前船着き場として利用されていたもので、現在は修復され、住居や事務所、レストランとして利用されている。日本では天皇皇后陛下が2005年の5月に訪問されたこともあり知名度があがったのではないだろうか。</p>
<p>さて、もう一つのトロンハイムの要は私が通う <a href="http://www.ntnu.no/indexe.php" target="NEW">NTNU(ノルウェー科学技術大)</a>である。<br />
ノルウェーにある4つの国立大の一つで(公立の college にあたる学校は各地にあるが、国立の university  は4つだけ)、理系に秀でた大学だ。日本との提携校(交換留学システム。共同研究はまた別)は京大、大阪府立大、東工大、東大、鳥取大、早稲田大…と、北野生の進学に奨励されているような大学であるのも興味深い(北野時代、上記大学に入る能力がなかった私としてはなんとも複雑な思いですが)。<br />
こうして理系のトップ校を首都におかず、第三の街に持ち続けているのは、ノルウェー政府の地方分権推進の結果ともいえる。優れた大学があるということは、そこに研究所があり、産学提携のための企業があるということで、地方分権に一役買っているのだ。</p>
<p>私自身27歳で学生だというと、日本ではなんとも肩身が狭いが、ここトロンハイムではそうでもない。というのも、こちらでは教育を受けるのは大学も含めてただであり、博士課程に至っては研究者として日本円にして年間750万円ほどのお給料がでるので、世界中からこぞって学生がやってくるからである。結果としては、私自身は修士課程在籍中だが友人はやたらと博士課程在籍中とか、それ以上の学歴を持っている人たちが多いという状況になり、また極めて国際的なメンバーで構成されている。これがノルウェーの縮図だとは全く思わないが、私が今置かれている環境はこんな感じだ。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td><img src="../../../worldeye/norway/moco02-4.jpg" alt="学友は国際色豊か" width="240" height="240" /><br />
<span>▲学友は国際色豊か<br />
スコットランド人、イタリア人の友人とともに<br />
（昨年のとあるパーティの席で）</span></td>
</tr>
<tr>
<td><img src="../../../worldeye/norway/moco02-5.jpg" alt="ニドレエルベ港周辺エリア" width="320" height="240" /><br />
<span>▲新しく開発されたニドレエルベ港周辺エリア</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>奨学金システムについては6月執筆予定の第七歩にて詳しく述べたいと思うが、ノルウェー人で大学に通う学生はほぼ100%国から奨学金を得ており、そのため親から経済的に独立している。結果として、のびのびと学びたいものを心ゆくまで学んでいるように見える。また家庭の経済事情により進学をあきらめる必要もないので、みなに平等な機会が与えられているといってよいだろう。</p>
<p>また人口20万人から想像できるように、街は非常にコンパクトで、街と自然が近い。自然と親しく暮らす事はノルウェー人の国民性とも言えるが、街からバスで15分ほどの私の家からそのままクロスカントリースキーをつけて、山スキーに行くことができる。</p>
<p>街がコンパクトだと、単純に通勤・通学の時間が短縮されるし、仕事や学校の後一度家に帰ってから、また別の用事ででかけたりもしやすく、わたし自身は気にいっている。</p>
<p>なんとも歴史的な感じのするトロンハイムにももちろん新しいスポットもある。<br />
ここ10年くらいに開発されたニドレエルベ港(nedreelvehavn)周辺エリアがそれだ。昔船のドックだったエリアがレストランやショッピングセンターとしてよみがえった。修復された建物も多く、建築的にも興味深い。</p>
<p>結論として、トロンハイムは学ぶのには最適な街と言えるだとう。<br />
<a href="../../../worldeye/norway/episode01.html"><br />
</a><span></span></p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>ノルウェーについての基礎知識</title>
		<link>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/norway/?p=8</link>
		<comments>https://www.rikuryo.or.jp/world_eye/norway/?p=8#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 22 Dec 2006 15:23:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[ワールドアイ ノルウェイ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.rikuryo.or.jp/world_eye/norway/?p=8</guid>
		<description><![CDATA[北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第1歩】 みなさんこんにちは。今月からノルウェーについての連載を担当することになった吉田素子と申します。若干27歳、未だ学生、北野高校時代は卒業に4年かか り、また非常に不遇な成績 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><strong>北へ２００７～白夜とフィヨルドの国から【第1歩】</strong><br />
<span> みなさんこんにちは。今月からノルウェーについての連載を担当することになった吉田素子と申します。若干27歳、未だ学生、北野高校時代は卒業に4年かか り、また非常に不遇な成績だった私ではありますが、逆にその立場を活かして、こうしてみなさまに異国の地からお伝えできることを喜びに感じます。<br />
この連載を通して、ノルウェーという国をタイトルにある『フィヨルドと白夜の国』といった漠然としたものから、より具体性を帯びた魅力的な国へ、また私た ちがノルウェーから何らかを学び、日本での暮らしに反映させてゆくことの手助けとなればと思っています。どうぞよろしくお願い致します。</span></p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="260" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco01-1.gif" alt="Norwayの地図" width="240" height="240" /></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>はじめに、ノルウェー(Norway)という国名は字の如く北への道の意である。ノルウェー語でのノルウェーNorgeも同意であるので、当連載のタイト ルも『北へ』と名付けさせていただいた。</p>
<p>さて、ノルウェーの正確な位置をご存じだろうか。今割と注目を集めている北欧だが、よくデンマークやスウェーデンと場所がこんがらがっておられる方がいる ようだ。ノルウェーは北ヨーロッパの一番西で、国の西と南を海岸線に囲まれ、形はおたまじゃくし型と覚えていただければありがたい。<br />
ノルウェーも日本と同じく南北に長い国でその長さは1752kmである。それゆえに、地域差は大きく、地域によって話す言語にも幅があるところも日本との 共通点であるだろうか。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="../../../worldeye/norway/moco01-2.jpg" alt="フィヨルドでカヤックをする人" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲フィヨルドでカヤックをする人<br />
（トロンハイム、2006年6月）</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>国境を接する国はスウェーデンだけだと思われがちだが、フィンランド、ロシアとも北の方で接している。<br />
地図を見てもらえれば分かる通り、ノルウェーの海岸線は非常に入りくんでいて、これがかの有名なフィヨルドである。フィヨルドというと学校では「氷河に削 られたV字谷」と習うと思うが、こちらでのフィヨルドのイメージは少し異なる。教科書通りなのは、フィヨルドの中でもダイナミックで有名なそれであって、 フィヨルドの多くの部分は単に陸に深く入り組んだ海であり、写真のように穏やかだ。</p>
<p>緯度の高さにより、夏には日が長かったり(場所によっては日が沈まなかったり:白夜)、冬は日が異常に短かったり(もしくはまったく太陽が見られなかった り)するノルウェーであるから、それは暮らしにも多いに変化を付ける。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="RIGHT">
<tbody>
<tr>
<td align="RIGHT"><img src="../../../worldeye/norway/moco01-3.jpg" alt="クロスカントリースキーを愉しむ著者" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲復活祭の休暇にクロスカントリースキーを愉しむ著者（ノルウェー中部フォルダルまで遠出して、2006年4月）</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>例えば、夏に夜遊びしすぎちゃったなあと思って、帰宅途中夜中2時ころに日が昇りはじめると不馴れな日本人としては興ざめであるし、冬至近くは日が昇るの が10時、沈むのは2時半くらいであり、こうも日照時間が短くては正直精神状態に支障をきたす。夏はエネルギーに溢れ、活発になり、冬はどうも家でじっと しがちになるのは、一般的らしい。しかし冬には冬の楽しみ、蝋燭の火や暖炉の火を囲み親しい人と室内で過ごすことや、クロスカントリースキーやオーロラを 見るといった屋外での楽しみもある。オーロラはいつも見られるわけではないが、オーロラや朝焼け夕焼けといった空の表現や雪が与える淡い色の種類の多さに は目を見張るものがあり、私にとってはこれも冬の楽しみの一つだ。</p>
<table border="0" cellspacing="0" cellpadding="0" width="340" align="LEFT">
<tbody>
<tr>
<td align="LEFT"><img src="../../../worldeye/norway/moco01-4.jpg" alt="フィヨルドでカヤックをする人" width="320" height="240" /><br />
<span> ▲トロンハイムの町並み</span></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>また言及すべきは人口の少なさである。ノルウェーの人口460万人は大阪府の約半分、日本全体の約30分の一である。初めて聞いた時は耳を疑ったが事実で ある。ということで、こちらではめったに人込みに出会うこともないし、通学通勤の満員電車とも無縁である。しかしつまり、こちらでの優れた社会制度は見習 える点が多いが、それはこの人口の少なさの上に成立っているのであって、それをそのまま日本に持ってきても通用しないということである。</p>
<p>ノルウェーの物価は高い。2006年発表の世界で一番暮らすのに高くつく街はノルウェーの首都オスロであった。(ちなみに2005年は東京であったような のでいい勝負か)理由の一つはやはり税金の高さだろう。消費税は物によるけれど高い物で25%だ。スーパーマーケットに並ぶものの物価は感覚的には日本の 2倍近い。</p>
<p>寒くて高いのに、ノルウェーが住みやすい国である理由はなんであろうか。それは税制制度や福祉制度に代表される社会制度とノルウェー人の国民性だろう。<br />
次回からの連載で建築士卵である私の立場も活かして、その秘密をひも解いていければと思う。<span></span></p>
]]></content:encoded>
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