ザーロン湿地公園

2014年4月3日

 

斉斉哈爾はダカール族、錫泊族の狩猟の地であったのでダカール語で天然牧場の意。
旧称卜奎で今なおこの名の通りが残っている。
康熙25年(1686) 卜奎駅站(エキタン)(=古代公文書を運んだ人が馬を乗り換えたり休息をした場所)を置いた。康熙38年には黒龍江省将軍衙門(ヤーモン)をモルゲンから移した後、明月島に移した。
斉斉哈爾の土地は肥沃で森林資源が豊富。半農半牧、玉蜀黍、大豆、水稲、馬鈴薯を作り西東部は平原で羊や牛を飼っている。平坦で広い道路が多く自転車、バイクが多くの庶民の足となっているせいか修理屋をあちこちで見受ける。
中国全土にウオルマートやカルフールなどが進出、牡丹江で2年前になかった大きなマーケットになっていて驚いたがここにもあったあ!庶民の消費スタイルは確実に画一化が進んでいるようでどこへ行っても同じ佇まいに変わっていくのは実に嘆かわしいなあ。
6月23日(晴れ)
斉斉哈爾は丹頂鶴の繁殖地として有名であるから“鶴郷”と呼ばれる。
王君に教わった通りタクシーで大潤発(ザーロン行きバスの始発点)へ。往復20元。舗装道路からと走ること40分で湿地公園到着。標識がないので運転手に帰り車の発車地点を確認。シニアは門票無料電気自動車10元のみ。
ガイドの説明を聞き湿地を歩く。
汗がふきでるので蚊が寄ってくる。耳朶ばかり狙われるので絶えず追い払っていなければならない。一日二回の鶴の「飛翔ショウ」を観んとて大勢の観光客が待つ。あっ。ええっ?もう終わり?わずか1分足らずであっけなく終了。それでも何とか写真は撮れた。帰りのバスがなかなか来ない。くたびれて座り込んでいると脇の溝をもぞもぞと動くものがいる。あ、螻蛄(おけら)
市内に戻り遅い昼食。ライチを買ってホテルに戻ってTVを見るうちうとうと...。夕方ネットカフェへ。“身分証”と言われパスポートを出すと即座に拒否された。
ブス、ブタと胸の内で怒鳴ってみる。と
可愛い店員がウインクして手招きしてくれた。押金(保証金)10元でカードを渡されたが使い方がわからない。手伝ってくれて無事起動OK.次なる目的地満洲里も如家酒店はすべて満室。仕方なく別のホテルを3連泊で予約。メールのチェックもできるが日本語が打てないから返信は書けない。日本語フォントのダウンロードをしてみるが面倒になってやめた。満洲里の向こう一週間の天気はあまりよくないらしい。切符もホテルも準備できた。となると無性にコーヒーがほしくなった。タクシーで新マートへ。ドリップオンコーヒーとクロワッサン擬きで軽い夕食として食べ過ぎの調整日とする。