杭州の春-6

2013年10月11日

杭州の春 その二 西渓湿地国立公園: 国家AAAAA級旅遊景区  日本のお盆に似た清明節に人々は先祖の墓へ詣でる。10年前には祝日ではなかったが3日も休めるようになった今、全国的に小旅行のシーズンでもある。 清明季節 雨紛紛・・・ と謡われる如くこの時期はよく雨が降る。良い天気に恵まれた日を選んで西渓湿地公園へ向かう。ホテルのフロントが“湿地公園まで23元ぐらい、さもないと不便ですよ”というので初乗り10元(大連8元)のタクシーで出かけた。 昨日、一昨日と高速道路から眺めた3,4階建ての建物のてっぺんや最上階が三角、六角、八角などの風変わりなのは何だろうかと気になって仕方がない。思い切ってタクシーの運転手に聞いてみた。 “あの建て方は市内では許されません。茶農が好んで建てますね。最上階は倉庫、納屋に当たります。茶農の中には年収10万元以上の者もいます。せいぜい月収4000元のこの稼業よりずんと豊かですよ。政府もずっと優遇策を取ってきましたしねえ。” 話してるうちに湿地公園に到着。43元だった。4月4,5,6日は清明節休暇だから少し高いのだとか。 4月1日から10月末までの開園。牡丹、虞美人草など花祭りや端午節にはドラゴンレースなどが開催され賑やかそう。他には湿地の生物、生態科学コース、食事付きコース、宿泊コースなどもある。別荘や荘園もあり嘗て文人墨客が好んでこの地を訪れたという。標準の文化歴史コースは園内を電瓶船(バッテリー)で廻るのだが 船着場15,6箇所中4,5箇所コースが標準だというのでこれにする。各船着場には露店が名物やみやげ物を並べて手ぐすね引いて客を待っている。昼どきに又臭豆腐を食べた。揚げたてのあつあつを食べるので食中毒の心配はなさそうだから。 昔の暮らしを再現した道具類の中に、子供の頃、母が洋服を縫ってくれたあの 蛇の目ミシンそっくりのドイツ製足踏み式マシンを見つけた。時折ベルトが外れ私も手伝ったことさえ昨日のことのように思い出され懐かしかった。 蚕、繭玉,糸繰り機の展示もあった。嫁入りの様子からふと日本の潮来を思った。この地の嫁入り船は父親と兄だけが見送る慣わしだそうで、理由は書かれていない。