杭州の春-3

2013年10月11日

杭州の春3 清河坊老字街(老字は老舗の意) 夜、300年余りもの歴史を誇る一筋の商店街をひやかして歩く。

煙草屋では ギネスブックに載っている世界一大きいパイプに驚かされた。刀剣屋では 映画の撮影に使われた刀剣の傍に巨大ポスターが掲げられていて、去年見たものだったから ああ、あのシーンでしたと思わず見入ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

大宋沙包: お手玉そっくりの砂袋を木製の人形めがけ投げつけ、当たった数により景品が異なる。10元/10個。この遊びは由緒正しき(?)謂れありとか。すなわち、1127年北宋に金が攻め込んできたので南下を余儀なくされ杭州に都を定め南宋とした。 この時、岳飛は兵を率いて「精忠報国」の志をもって中原を収受船として奸臣秦檜に殺害された。

民衆は民族の英雄を悼んで五穀の袋を秦檜に似せた人形に向かって投げつけたという。これが、のちの世に南宋の遊びとなって今に伝わるという。試してみたが、4個しか当たらず携帯電話につけるアクセサリーをもらった。

龍井茶アンテナショップ: 龍井で新茶を買おうと思っていたから 手もみ茶の実演販売に魅かれて 2両(100グラム)も衝動買いしてしまったが、ホテルの客室に備え付けの茶葉はおいしくないので旅行中とても重宝した。 超老舗: 宋勝餅、龍須(龍のひげ)糖、シルクなどを商う店と共に胡慶余堂、回春堂などの薬舗、大和茶楼、太極茶楼など1100年来の古色蒼然たる超老舗が今なお商い続けていて、ここだけ時が止まったような趣の通りに立ってちょっぴりタイムスリップの感じがした。