杭州の春- 1

2013年6月3日

昨年5月から始めた連載の筈ですが、アップできず久保様はじめ皆様のお陰で昨年12月にようやく「秋の大連1」をアップしてもらいました。その後、自分のPC能力のなさに落胆するあまり勝手ながらずいぶんとご無沙汰してしまいました。
ですが、これではいけないなと気を取直して、72歳でHSK(漢語能力試験)の受験という試練を自分に与えて発奮。元気が出たところで、桜を追いかけて杭州へと旅にでました。「大連の秋2」、「大連の冬」もおいおい追加してゆきたいと思います。来年のことを先走って言うと鬼が笑う、去年のことを遅ればせに言うと・・・・・。
みなさま 心新たに旅のことなどから書き出します。どうぞよろしくお願いします。
杭州の春 その一
日本の櫻は例年より早い開花だというのにこちらでは迎春花、玉蘭(白木蓮)がやっと満開。いつもよりぐんと遅い櫻に痺れを切らして4月初め, 予てより計画してきた杭州、水郷烏鎮、西塘、紹興への旅を実行した。いつものようにネットで格安チケットを予約しようとすると途中で「不可」になる。とうとう友人にSOS発信。彼女がやっても結果は同じだからと春秋航空(民間の)へ電話してくれた。すると70歳以上は売れないという返事。粘り強い彼女は諦めるどころか会社からのFAXに私の健康状態など書き込んで返信。支払いは彼女の口座から引き落とすという条件でなんと杭州直行便の特殊旅客航空券を税込み500元(正規の料金の6割引き6000円余)で手に入れてくれた。70歳以上お断りの差別は国営航空でもあるのか調べて見なくてはなどと思いつつ杭州をハブにして動き回ろうと出かけた。
空港のカウンターで予約番号に従って発券してくれるが、彼女の眼が点になった。YUKIYOがYUKIUO 私のせいではないぞよとドキドキしながら別の
カウンターへ行くと、なんとボールペンで横にYOと書くだけ。
電子チケットはええ加減だでよ。