Finding our home

2013年3月10日

パロスベルデスにあったS社の借り上げ住宅に家族が住む機会が与えられたのは、25年もむかしのことです。

その社宅に2年住んだあと、もっとアメリカに居たかった私たちはhomeを探し始めました。

You can tell when a house isn’t loved,we were saying to each other when we left the house before yours.

「この家は愛されなかったね、たいせつに喜んで住んでもらえなかったんだ」

最初に見た家そして2軒目もそうでした。家を去るときに、そのように印象を話しあったものでした。

Saved the best for last, our realtor said.

「極めつけの家が出ました」と、ある日、不動産屋が電話をしてきました。

Turns out you can tell when a house is loved,too.

不動産屋がつれてきてくれたこの家には愛が滲み込んでいました。私たちと同じく4人のこどもたちを育て上げた

持ち主の老夫婦はペットの連れて行けない高齢者住宅に移るので、この家を売却するのです。ガレージにこどもたちの背比べのきずが何本も着いていました。ペパーという名の老テリア犬もこの家もとても好きです、売ってくださいとoffer購買希望をいれました。すでに3家族が名乗りをあげていたにもかかわらず、老夫婦は私たちの希望を優先してくれました。

あれから23年が過ぎ、私たちのこどもたちもそれぞれ独立して近くに住んでいます。

朝起きると庭に何かあたらしいものを発見します。りすやはちどりや青い鳥がくることもあります。天気の良い日は庭に洗濯物を干したりガーデニングをしたり、テーブルを出してアフタヌーンティーを楽しみます。今は桜が咲いています。

いまでもいつでも住みごこちのいいこの家に居場所のあるしあわせを感謝します。