第7話 ウクライナ キエフ

2009年12月19日



▲美しい教会群…って、どれがどれだっけ??

2008年3月に出張した際の雑感です

出張で訪れるまでは全くイメージわかないところであったが、町へ入ってみると予想以上にヨーロッパ的雰囲気。代理店の面々も含めウクライナ人は非常に気の よい人たちで、一晩食事と杯傾ければ打ち解けやすいようである。ただ、彼らは我々日本人が歴史と伝統あるウクライナのことを当然の如く詳しく知っているだ ろうと思っていたことは意外であった。当方が我々は通常の学習ではウクライナも含めてロシアかソ連というまとまりでしか学習しておらず、ウクライナについ てはほとんどの日本人が明確なイメージ持っていないと話すと驚いていた。

町は何となくロシアよりもずっと西欧的な雰囲気が漂い、モスクワなんかよりもずっと居心地が良い感じがする。

路上に立つ検問警察官の数もモスクワに比べ少 ないように見え、そういう意味でも何となく漂う雰囲気が柔らかい。モスクワのような緊張感が無い。キエフ大聖堂という言葉だけは聴き覚えがあった通り、町 の中心には美しい教会が沢山ある。でもこれらは第二次大戦時にナチとの戦争でほとんどが壊されて再建したという悲しい歴史もある。ナポレオンのロシア遠征 もここを通っていったそうである。まあロシアと西欧の中間にあるという地理的条件から仕方ない運命かもしれない。それが今もってロシアよりも西欧寄りの立 場を明確にする一つの歴史的背景なのかもしれない。

町を救った英雄たちの像。
右はOlgaという領主の奥さん。旦那が殺された復讐で、侵入者をとうとう駆逐してしまったという才色力全備?の如何にも強いロシア人(ウクライナ人)女性の典型?!ウクライナにキリスト教を広める支援をしたことでも有名。
しかし、ウクライナ美人はロシア人も認めるほど可愛いくて、通常性格は温厚。