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    ラグビー部に残された数々の応援歌やエール
    応援歌第三『あゝ青春』
    作詞:名取康(50期)
    作曲:北中音楽部


    一  あゝ青春の意気高く 希望は碧き天を突く
    雄風名あり六稜の 健児の力ここに満つ
    精華ラガーの血と熱を 見よや牢固のスクラムに
    二  あゝ堂々の歩を進む 我等が英気敵を呑む
    勇姿颯爽六稜の 健児の力こゝに凝る
    精華ラガーの血と熱を 見よや果敢のタックルに
    三  あゝ青春の意気はいま 曠野萬里に漲れり
    英気あふれる六稜の 健児の心こゝに凝る
    精華ラガーの血と熱を 見よや勝利の栄冠に
      ピューマ ふれー
    ライオン うぉー
    タイガー ひゅー

    演奏  楽譜(J)  楽譜(E)


    「北野のうた」より
    野口藤三郎(53期)

    当時の北野のスポーツは全校ラグビー。昼休みの時間は昼食もそこそこに職員室に駆けこんで練習用ボールを奪いあったものだ。「全校ラグビー?どういうことだ?」と思う人もあるだろうが、北野のラグビーは天王寺とともに大阪名物だった。体操の授業で山田祐二(タロコ)をはじめ、加藤波夫(ナミチャン) 、村上行雄(カンパン)の3先生が熱心に教え、それこそ北野の生徒でラグビーをやらぬ者はなかった。

    名取康(音楽部キャプテン)もその一人で応援団の一員。ラグビーのための『応援歌』を創るんだと三日三晩徹夜してこの詩を創って翌日持参し、

    「おい、野口!ピアノを弾け。」

    と命令して、音楽部員一同(当時四年の佐藤捨己、二年の藤末宏、鈴木洸、それと野口藤三郎等)で寄ってたかって作りあげたのがこの曲である。むろん原曲の構想は名取先輩。

    歌詞にラグビーの固有名詞が多く、この曲が忘れられた今も、ラグビー部では歌い継がれているという。(日高成氏(60期)談) むろん、作詞が音楽部のキャプテン、作曲が音楽部一同ということで、稚拙ではあるが我々音楽部員(オーケストラ・コーラス)にとって忘れてならぬ曲である。


     

    応援歌『またごんせ』


    一  北野のラガーがタックルされるなら
    それこそ西から満月が出る 出る
    残念か 残念か 残念なら またごんせ
    二  北野が敵にトライをされるなら
    それこそ地球が三角に成る 成る
    残念か 残念か 残念なら またごんせ


     

    応援歌『カチカチ山』


    一  勝ち勝ち山の神主が おみくじ引いて申すには
    いつも北野は勝ち勝ち カチカチ
    二  負け負け山の神主が おみくじ引いて申すには
    いつも(OOO)が負け負け マケマケ


     

    エール『獰猛の意気』


    獰猛の意気熱烈に 魂ここに火となりて
    熱風こがす火の柱 血潮わきたつおのが腕
    王者の誉、勇ましく 歴史に栄えある幾歳の
    六甲山下そそり立つ 我が北野の健男子
     フレ北野 フレ北野 フレ フレ フレ
       フレ北野 フレ北野 フレ フレ フレ

    参考●六稜ラガークラブ『ラグビー部50年史』 pp.4-5 (1973)
       『創立120周年記念音楽会プログラム』p.29 (1993)
    Last Update: Feb.26,1998