校舎改築速報
    設計上の特筆点
    旧校舎形態・面影の継承

    校舎及ぴ校地の環境づくりを行なう事が基本方針に則る基本方針となっており、その具体的な目標が何点か挙げられている。まず北野高校で“殉死”があった事を記録する殉難の碑や、弾痕の跡の残る校壁などの戦跡をいかに残していくのか(大阪府下の学校ではもう北野高校しかない)。また、当時の学校建築としてはあまり例のない外部全面タイル貼り等、豪華な仕上げとなっている外壁や、玄関ホールの彫刻タイル等、旧校舎を連想させるモチーフをとり入れ、新しい建物にどう生かすのかという歴史的ストックの継承といったことなどを行なった。


      1.配置計画について

      • ケヤキ並木を軸とした現校舎の方向性を、新校舎の軸として継承する。
      • 新校舎は旧校舎の「囲む空間」と「長い空間」をもつP型プランを継承する。
      • クスの木、その他の樹木を積極的に保存し、クスの木の広場、読書の森として、新しい空間として再生する。

      2.建物計画について(ラフ・スケッチ)


    Last Update : Oct.15,1997