六稜ト-クリレ-【第22回】 reporter:辻村善生(90期)

    六稜NEWS-050813

    六稜ト-クリレ-【第22回】
    「ほむら野に立つ~私を救った北野生」広実輝子さん


    ▲3Fロビーではミニ展示が併設された
    ▼戦後、愛媛県宇和島沖で引き揚げられた紫電改

    戦争とは、勝った・負けたで議論するものではない。勿論、評論家のように正当化(美化)・批判するものでもない。弱者の悲鳴・悲痛・憎しみ・怨念のみが残 るものです。人が人を殺す?罪もない一般人までも大量に殺す?木造家屋は効率よく焼夷弾で焼き尽くし、そして焼き殺す?戦争を早期終結させるために?実験 のために?原子爆弾を投下して、一瞬の内に人間を消してしまう?この世から特定の民族を抹殺する?・・・。有史以来、人間は戦争の繰り返しでありました が、第二次世界大戦を最後に、人間である以上、これは、もう絶対に繰り返してはならないことです。地球の為に、人類の為に、そして全ての生き物の為に。

    私は、戦後生まれの人間ですが、今は亡き母から、岡山大空襲の時のことを、当時小学生で風邪をひいて防空壕の中で苦しんでいるところを、あるおじさん?か ら“そんなところにいたら焼け死ぬぞ”と引っ張り出されたらしく、高熱にもかかわらず今は亡き祖母と逃げ惑う中、機銃掃射に攻撃されるも九死に一生を得た と聞かされておりました。勿論、生家は焼夷弾で全焼、その防空壕に残った方々は老若男女皆様、悲惨な最期を遂げられたとのことでした。

    広実輝子さんの戦争体験談を拝聴して、亡き母も同じ体験をしたのだと感慨に咽び泣きました。さて、現在に至っては、テロそして戦争のロボット・IT化など いまだに平和な世の中ではありませんが、戦後生まれの我々は、この戦争という事実を責任をもって後世に伝えていかなければならないと改めて痛感致しまし た。戦争は忘れた頃に再び起こるものであれば、戦争を未然に防ぐ為に。国を超え、民族を超え、平和の為に。


    Last Update: Aug.27,2005
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