タイからサワディクラップ〜JICAシニア海外ボランティアだより【第9話】 初めに戻る つぎ

年始アカ族ホームステイ



▲ホームステイしたアカ族の家

10月29日に健康診断の為一時帰国し、ボランティア活動を続けて良いとの判断を医者から受け、11月29日にタイに戻り活動を再開しました。
日本ボケして、なかなかタイに戻ってもボランティア活動をハイテンションに持っていくのは大変で、どうもタイ人の「マイペンライ」ペース(気にしないで)が身に付き、マイペースでボランティア活動を進めている、今日このごろです。

最近の主な出来事を書いてみます。

12月25日午前:天然資源・環境省次官がREO8に来所、新分析棟竣工式及び表彰状授与式

▲新分析棟竣工式
前列中央が天然資源環境省次官、二列目左端が筆者
昨年末竣工した新分析棟の竣工式に次官が来所され、それに合わせて、職員数人がREO8の活動状況を紹介した。
また次官より功労賞と努力賞の表彰状を授かった。妻は、昨年7月30日ペチャブンで近隣5県の主婦に日本での家庭ごみの分別収集の紹介をしており、それに対して功労賞を頂いた。私には、努力賞であった。


12月25日午後:JICA勉強会 地方分権についてのボランティア勉強会
バンコックのJICA事務所で大阪市立大学大学院法学研究科 永井史男教授をお招きして「タイの地方自治と地方分権」に付いての勉強会が開かれ出席した。
主席者は約40名、主旨は次の通り。タイの1997年憲法は、地方自治・地方分権についてもっとも包括的かつ先進的な条項を含んでおり、タイの地方分権は、これにより進みだした。
その結果、中央から地方に245業務のうち180業務を権限移譲中である。しかし、公衆衛生、学校、都市計画などは移譲されていない。中央行政公務員は、100万人(内、中央省庁に30万人、地方行政に70万人)、地方自治公務員は30万人である。私の所属する天然自然・環境省第8地域事務所も地方行政機関である。

12月30日-1月4日:年末年始チェンライ旅行
12月30日パヤオで高齢者福祉活動中のシニアボランティア仲間とチェンライで30に日会って宿泊。

▲ドイ・トゥング王立ガーデン
翌大晦日は、朝ドイ・トゥングに行って王立の綺麗な花園を見ました。その後ドイ・メーサロンで、高齢者向け保健医療・福祉サービスのコーディネータ家族と待ち合わせました。ドイ・メーサロンは、茶畑が有名で茶祭りをやっていました。茶祭りでは、アカ族も民族衣装を着て、出店していました。その夜は、コーディネータの知り合いのアカ族の当日完成した家にホームステイさせて頂きました。

▲ドイ・メーサロン茶畑

▲アカ族の女性の衣装


▲精霊の門
何か不気味な感じのする門でした
アカ族はタイの先住民族ではなく、中国やビルマからこの国に移住してきた民族です。この国に入植した歴史は新しく、まだ100年ほどしか経過していないそうです。この民族は他の民族同様に、中国の雲南省、ビルマ、ラオス、及びタイ北部にまたがって広く分布しており、現在、北部タイの山岳地帯には300余のアカ族の村があり、約5万人が暮らしています。伝統的にすべてものに精霊が宿り、精霊が人を幸せにも不幸にもするとしたアニミズム(animismは、生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方)の信仰を続けているが、アカ族の村の入口には、パトォー・ピーと呼ばれる、日本各地の神社にある鳥居にそっくりの門が,建っていました。この門は触ると穢れるので、決して触らないように言われました。この村は送電されていませんが、水車を回して、自家発電をしていました。

夕食はアカ族の夕食をとりました。また、タイも12月と1月は涼しくなりますが、チェンライ、チェンマイの北部タイは、朝晩は10℃以下になり寒く家の中にテントを張って眠り、新年を迎えました。

▲アカ族の夕食

▲寒いので家の中のテント

元旦の朝は、寒い朝でしたが、子供達が元気にコマ回しをして遊んでいました。私が50年前に村で遊んでいたことを思い出しました。朝食を食べて、記念写真を撮りました。

▲アカ族の子供のコマ遊び



▲アカ族の皆さんと
右から三番目の女性がアカ族に嫁いでおられる役人
日本人コーディネータと一緒に働いていて、
今回ホームステイに招待してくれました
次の目的地フア・マエ・カム・Highland Agriculture Stationに向かい、その後メコン側に沿った町、チェンコンに二泊。3日はチェンライの同期のボランティアを訪ねて、その家で昼食を御馳走になりました。その後近くのバンドゥ温泉に浸かって、その後マサージ。ナガヒルリゾートに宿泊し、楽しくて、寒かった北部タイの5泊6日の旅でした。

1月5日:REO8新年会、ラチャプリ工業省新年会
配属先のREO8で、夕方からプレゼント交換をやる新年会に参加しました。また、同じ日にラチャプリの工業省事務所より電話が有り、新年会をやるので、来てくれとのことで、挨拶がてら新年会の梯子をしました。


▲REO8新年会
筆者は前列中央

▲中・高等学校謝恩会
テーマはHugs and kissesでした

1月16日:ラチャブリカナクローン中・高等学校English Program謝恩会
妻が教えているラチャプリの中・高等学校でEnglish Program(すべての教育を英語でやる特別コース)の高校生の謝恩会に私も招待されて、参加しました。
タイに来て1年4ヵ月になりますが、スーツで出席したのは、日本大使館の新年会、タイ首相を招いた日本大使館地球温暖化会議、それと昨年のこの謝恩会の3回のみで、今回がタイに来て4回目でした。どこに行くにもネクタイとスーツの要らない楽な国で、気に入っています。

1月19日:東工大吉川教授のREO8での講演
The 2nd ASEAN University Network 地域会議が、タイで1月21-22日New & Renewable Energyについて開催され、招待公演される東工大吉川教授に、REO8で廃棄物からの燃料と電気の生成に付いて、講演頂きました。参加者は,近県の公務員約40名でした。

今回の便りでは、年始のアカ族ホームステイが最大のイベントでしたが、ボランティア活動は、処分場環境評価の為に処分場の浸出水、地下水、処理水等をサンプリングして分析を1月末に実施する計画を立てて進めています。早いもので、1年4ヵ月経ちましたが、やっとボランティア活動も軌道に乗ってきたと思っています。



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Last Update: Feb. 8,2009