鹿児島アツアツ日記 第3話

2008年8月23日


桜島の中心で、何を叫ぶ?


▲これが桜島です

桜島といえば、大根?噴火?長渕剛オールナイトライブ?
……人によってイメージはさまざまでしょう。
私の友人はこの夏休みに屋久島を訪れたそうですが、鹿児島での滞在は、乗り継ぎまでのたった5時間……ちょっぴり寂しかったです。もっと鹿児島の良さを アピールしなくては!と編集長の魂に火がつきました。
ということで、今回は桜島特集です。

鹿児島港からフェリーで15分。人口約5,800人の桜島は、活火山でできた島です。島といっても、鹿児島湾(錦江湾)にポツリと浮かんでいるわけでは なく、薩摩半島の対岸である大隈半島と繋がった”半島”なのですね。その証拠に、鹿児島湾の北側をぐるりと半周もすれば、陸路でも桜島(東側からの上陸) に行くことができます。ただし陸路の場合は高速道路(九州道)を利用しても1時間以上かかります。

鹿児島港と桜島港を結ぶフェリーは、なんと24時間運行!昼間の多いときで10分間隔という便の良さのため、桜島以外にも大隈半島への移動に利用する人 も多く、1934年から運行が続いています。2000年には、桜島大橋の建設の話もあったのですが、結局は着工未定で現在に至るそうです。
ちなみに、運賃は大人150円小人80円、車両は3mで830円を下限として、以降1m長ごとに運賃が変わります。
桜島フェリー情報はコチラ。http://www.sakurajima-ferry.jp/(桜島フェリーWebサイ ト)


▲鹿児島港
夏は電飾した納涼観光船が運行します(右端のフェリー)

▲1階は車搬送フロアです
2階には、うどん屋もあります

▲桜島港
15分の船旅は、あっという間

桜島観光、まずは叫びの肖像から。
2004年8月21日、故郷鹿児島で、のちに伝説となるオールナイトライブを決行した長渕剛。その記念モニュメントとして建てられたのが、この「叫びの 肖像」。
そういえば、私が鹿児島に行くことになった時、ある友人の送別の言葉が「叫びの肖像をナマで見られるなんて、うらやましい!」だったような……


▲叫びの肖像の前で、○○を叫ぶ

▲会場跡地からは鹿児島が一望できる

ということで、私も叫んでみました。
警備員さんが2人いて、不法侵入?できないよう金網で囲まれています。かなり厳重な感じで、写真撮影をお願いするのも申し訳ない気分。
とても眺めが良くて風通しも良いので、一休みでもできるといいのですが、モニュメント以外は何もない更地なので、撮影だけ済ませて帰るしかない雰囲気。 もったいないですよね。何か活用できないものでしょうか……長渕ミュージアムとか?(笑)

さて次は、海辺の龍神露天風呂をご紹介しましょう!
男女混浴の露天風呂があると聞いていたので、どんなところかと楽しみにしておりましたが、これはこれは大変なオモシロ体験でした。
旅館のロビーを抜けて、温泉入口の券売機で券を購入し(1人1000円)カウンターに出すと、白い浴衣を渡されます。え?白い浴衣? そうですよね、不 安になりますよね。私は男女混浴と聞いていたので水着を持っていってましたが、カウンターのお姉さんからは「浴衣のみの着用で大丈夫です」との答え。
半信半疑で龍神露天風呂へ向かい、露天風呂専用の更衣室で着替えました。が、まだ疑いは晴れません。だって、コレ、絶対に透けるやろ~!? でも、更衣 室に居合わせた外人さんもトップレスで浴衣着用してるし(下は水着着用してましたが)、私もそれに倣って下だけ水着着用で挑みました!


▲ふるさと観光ホテル

▲温泉入口

▲この奥には龍神様が祀られています

▲この眺め、一見の価値あり

▲オットコマエな編集長

いやぁ~、絶対に透けてましたよ。私は腰までお湯に浸かりましたが、老若男女、皆様は遠慮なく肩まで浸かってました。温泉が熱めなので腰まででも十分温 まります。弱塩水のお湯はしょっぱいです。すぐ目の前は鹿児島湾で、海水に足を浸すこともできるので、人目さえ気にならなければ、海を眺めながらゆっくり と楽しむことができるのではないでしょうか。なんとも神秘的な温泉で、少し清められた気がします。
他のお客様がいらした関係で、龍神様が宿るという樹齢200年の巨木を撮影することはできませんでしたので、温泉の様子は、ふるさと観光ホテルのホーム ページでご覧下さい。
あ、男性の方は水着なり、水着のアンダーウェアなりを着用されたほうが良いかと思います。

最後は、有村溶岩展望所です。
1946年に起こった桜島の大噴火の溶岩流の上にある展望所で、黒々としたゴツゴツの溶岩があちこちに見られます。展望所からの眺めは迫力があり、当時 の様子を少しだけ伺うことができます。桜島のあちらこちらに噴火時の避難壕がつくられているのがとても印象的でした。


▲桜島ならではの眺めが楽しめます

▲桜島を眺む撮影ポイント

▲この先に展望台があります

皆様、第3話はお楽しみいただけましたでしょうか? 今回は桜島の南側の名所をご紹介しましたが、他にも魅力がいっぱいです。ぜひ鹿児島に遊びに来てく ださいね! 次回もお楽しみに。