六稜トークリレー Talk Relay【第21回】2005年7月2日

    大村皓一さん@68期 
    OOMURA Koichi

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    大村皓一さん@68期

    1938(昭和13)年、上海生まれ。1960年、大阪大学・工学部通信工学科を卒業。1968年、同・大学院博士課程修了(工学博士)。1973年、同・工学部電子工学科助教授となる。
    1982年、CGシステム「LINKS-1」を試作・発表。1983年、全編フルCG映画『ゴルゴ13』の制作総指揮。1985年、筑波EXPO'85・富士通パビリオンで全天周立体映像『ユニバース』のCGテクニカルディレクターを務める。
    1988年、大阪学院大学・国際学部教授に就任。テレビ大阪をキー局とするTX系列(5局ネット)TV番組『Qット!サイエンス』にキャスターとして出演。1994年、世界リゾート博・関西電力パビリオン「リトルトッピーの冒険館」を総合監修。1996年、宝塚造形芸術大学・映像造形学科教授に就任。現在に至る。
    人工知能制作システムソフト開発、プラウザー画面制作ソフト開発、EC(電子取引)システムの開発など、ネットワーク化の進展に伴う分野でのシステム開発・ビジネスモデル開発の指導。また、ミノルタ(株)、(株)富士通研究所、松下電工(株)の各社で顧問として技術指導に携わっている。



    今ではさほど珍しくも無くなったCG(コンピュータ・グラフィックス)技術。「ありえない光景」の殆どはこれで作り出され、ハリウッド映画界では「CG技術を利用していない作品を見つけるのが困難」なくらいにまで普及している。

    およそ20年前、大村氏はその最先端でCG業界を牽引すべく研究開発に没頭されていた。PC資源が、今ほど低廉に利用できなかった当時、およそ「チカラワザ」とも言える並列コンピュータを自作することで、「理論上のお話」のひとつひとつを現実のものにして行った。

    およそ10年前…「あれはオタク達の玩具にすぎない」と揶揄されたPCが、いまや印刷業界を席巻してしまった。写植・版下など…およそ今では死語と化した業態さえある。同じデジタルの革命が、いまや映像産業をも飲み込もうとしている。
    億単位でお金が動く一大装置産業は、今やダウンサイジング化が究極に進み、机の上のPC1台でハイビジョン映像までが作れるような時代となった。

    氏の軸足も、そんな時代の流れに伴って、次第にハードウエア(=如何に作り出すか)からソフトウエア志向(=如何に利用するか、人材育成)へとシフトする。

    有限会社イメージファクトリーは、氏の宝塚造形芸大の教え子たちが起業したベンチャー企業。学生でも入手できる廉価なアプリケーションソフトで、一流プロダクションに負けない映像制作を志向する強力なクリエイティブ集団である。
    email また、財団法人イメージ情報研究所では、大村Gという研究チームを発足。映像技術を基軸に、氏を慕う分野横断的な研究者が集い、スポーツにおける人体の仕組みの解明にメスを入れた。研究の成果は『メジャーリーグvs.日本野球〜スウィング理論の冒険』と題して講談社現代新書から2001年に刊行され、今も彼のもとを訪れる野球人は少なくない。

    生涯を映像に捧げ、人類の視覚と認知にあくなき探求心を抱き続ける「21世紀のダ・ヴィンチ」に、最新デジタル映像のすべてを、たったの90分で、分かりやすく解説いただきます(谷卓司@98期)。

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    Last Update : Jun.19,2005