六稜NEWS-080601
中央電気倶楽部
六稜六四会2008

reporter:河渕(河野)清子@64期


堂島の一角にある褐色のレトロなビル「中央電気倶楽部」。その3階大ホールで、今年も3年に1度の恒例【六稜六四会総会】が6月1日(日曜日)に開催された。

この日の参加者は、88名(男子:63名/女子:25名)。前回の115名に比べればちょっぴり淋しさを感じないでもない。とは云え、この集いは一瞬にして高校生の往時に帰れるのだから素晴らしい。

石田千代輔先生
担任の諸先生方が、ポツポツと世を去られる中、今も尚お元気な石田千代輔先生お1人をお招きすることができた。昔と殆どお変わりなくみえる先生は、ともすると生徒たちと同世代の錯覚に陥るのも不思議だ。 (「先生」って、歳をとらない魔物なのだろうか?)
川本会長挨拶
総会は「なにわことばの集い」主宰である中井正明氏(ニックネーム:タマネギ)の軽妙な司会で始まった。開演に先立ち、先ずここ3年間に亡くなった友への黙祷。六四会々長、川本氏の挨拶。来賓、石田先生のお言葉。学年理事、足立氏(ニックネ−ム:ダック)の挨拶に続いて乾杯!

会場を見渡したところ、いつもなら居るスナップカメラマンが誰も居ない。六稜で鍛えられた報道根性が頭をもたげ、慌てて持参のチビデジカメで主要場面を狙ってはシャッターを切る。後方から「女性は活発やなぁ、来年からは女性ばっかりになるのとちゃうか」と誰かの男性の声が耳に入る。反論する余裕がなかったのは口惜しかったがその暇がない。

足立氏挨拶
飲みつ食らいつ駄弁りつの立食パ−ティが始まった。飲むほどに酔うほどに、声高まり歓声上げ…はもう昔のこと。70代の今では、特に男性陣が品よく歳を重ね品格も1段も2段も上がってきたように思える。場をいつも賑わせてくれる体育系の参加者が今回は少なかったせいか?会場は一見、紳士・淑女?の歓談の場となり時は流れる。幾つになっても学校友達というのはいいものだ。一病息災を自称するメンバ−ではあっても、夫々の心奥には今なお自負と偏見を誇る「六稜魂」?が宿っているようだ。

私は撮影に心を奪われ、司会者の活弁も、会長や学年理事連の言葉もゆっくり聞けず、久しぶりの友とゆっくり歓談も出来ずじまい、お料理も殆ど食べる暇もないまま、「大原御幸異聞レポ−ト」をめぐっての対応に追われたりするうち、校歌斉唱に突入。いつも感じることだがこの曲は男性にはキ−が高過ぎるが、とにかく1〜5番全曲を歌いこなす。声高らかに顔を上げて歌う人、歌詞カードに目を落としてうつむき加減で歌う人、歌詞カードに目を落としてるだけで歌おうとしない人、各人各様も毎回の光景でおもしろい。
北村さん・お開きの挨拶
終わりに学年副理事、北村さん(ニックネーム:ヤンマン)のにこやかなお開きの挨拶で終演の時が来た。予定どおり15時半に終演。宴の打ち切り際の鮮やかさもお見事。

私たち幹事連数名で、後始末後立ち寄ったのはドーチカで唯一開いていた喫茶「キーフェル」。既に同期の先客と合流、そこでまた2時間余も過ごしただろうか?またの再会を約しつつ夫々帰路へついた。


【後記】酸素ボンベ同伴?で会場入りしたとは思えない司会役の中井さんは、この会の後も「水泳部OB会」にも出席とか。入院中の病院から駆けつけたとは思えない会場係の東さん、後半、中井さんを気遣ってマイクをバトンタッチした岩田幹事長(ニックネーム:マゴジャン)も、術後まもないというのに相変わらず万年青年のお元気さ、案内はがきや当日のプログラムまで一手に引き受け黙々と仕上げた今井さん、岡山から一番列車で乗り込み、受付を仕切った楠本さん(ニックネーム:エントツ)、当日も受付で金庫番を固守、宴会もそっちのけだった常任会計係の荒木萬治さん…etc.皆さん六四会愛に燃えた方ばかりです。

中央電気倶楽部・廊下の窓
中央電気倶楽部の廊下窓枠に見慣れたカタチを発見!

思えば昨年から、3回にわたり幹事会で入念な打ち合わせを経ての本番でした。日取りと場所の決定後、予算組み、会場側との諸打ち合わせ、文書作成・印刷係、司会役、受付係、などの役割分担決め、などなど幹事会でのこまごまの案件についての取りまとめを、お体の不調をも顧みず鋭意努力実行された岩田幹事長には、この場をお借りして拍手とお礼の言葉を贈らせていただきますと共に、陰でサポ−トされた男性幹事の方々にもお礼申し上げます。そして及ばずながら幹事の1人としても、今回の総会をつつがなく終えれたことにホッとしています。

Last Update: Jul.1,2008