【連載】壽妃が見たオオサカ
北野でAETを体験して
Juhi Gore
(大阪府立北野高等学校AET講師)
北野高校の生徒たちはとても聡明です。北野で2、3ヶ月教えているうちに一年生のある生徒はエルニーニョ現象について私と討論しましたしまた別の生徒はLouise Woodward Trial(アメリカで赤ちゃんを殺してしまった英国人ベビーシッターの事件)について私の意見を求めてきました。生徒たちは私の会話のクラスに関しては、ちょっとてこずっていたようですが、学習能力は平均よりも高いのです。
私は最初から全ての生徒は大変真面目だろうと思っていましたが、それ以上でした。教えはじめた最初の2週間までは生徒たちは照れていて静かでした。でも第3週めからは生徒たちは廊下で大きな声で挨拶してくれるくらい仲よくなって、私に大阪弁や学校のスラングを教えてくれました。(たとえばジュヒ先生ちわーす!なんてね)私は北野の生徒がみんな好きです。白状してしまうと、英語のプレゼンテーションの時に私のスピーチや話し方の癖を上手に真似する勇気と自信のある子たちがいてその子たちはとっても好きでした。生徒たちが昼休みに職員室にまできて、5〜10分くらい色々なこと、とりとめもないことを私と話して行くのが、これもまたとても楽しくて感動的なことでした。
しかしながら授業に関してはもっと向上してほしい面があります。私が生徒たちに質問した時答えを生徒同士では囁きあっているのに、先生に向かって答えるということには抵抗があるようなのです。学校では無表情で(われ関せず…と言う顔して)座っているのではなく、積極的に自分の意見を発表することを、もっと生徒に教えるべきではないでしょうか?同時に私は、英語の読み書きのレベルと同じくらい高いレベルで英語を話すことができるようになることが大切だと思います。この観点からすれば英会話については二年生にも三年生にも時間割の中に組み入れられていることが重要と思われます。
私にとって北野高校で教えた一年はとても貴重でした。私がたくさん教えたという事だけでなく先生や生徒たちからたくさん学びました。こんな特別な一年にしてくれて誠にありがとうございました。