六稜ト-クリレ-【第9回】

    六稜NEWS-040605

    「バーバーショップ♪カルテット・ショー」
    カレイドスコープ
    (坂口和彦さん@90期・敏子さん@98期)

    reporter:川島 弘(64期)

      五月晴れのような爽やかな6月5日(土)久しぶりに北野高校へ出かける。目的は新しくできた六稜会館での「六稜トークリレー」第9回目の催し「バーバーショップ♪カルテット・ショー」を聴こうと思って。


      「バーバーショップ・コーラス」の
      解説をする坂口和彦さん(90期)

      ご存知の通り六稜会館建設募金の話が出たとき、造るのはいいが運営はどうするんだ、などいろいろ論議が出た会館を見ようと思った。
      それと120周年の行事「ベートーベンの第九」のコーラスに参加したとき、今回出演の坂口和彦君(90期)がコーラスの指導をされ、そのとき大変才能のある人だと思い、どんなコンサートになるだろうかという興味もあって行くことにした。

      活気のある十三商店街のアーケードを通り抜け、その昔、岡島吉郎先生につれられスケッチをした十三公園を通り、校門を入るとすぐ右側(西側)に「文化発信拠点」をめざす真新しい六稜会館(地上3階・地下1階)がある。
      一階は約180m2の「エントランス・ロビー」。今回は受付となっていて会費500円を払ってエレベーターで三階の「六稜ホール」へ。パンフレットによると“ギリシャの円形劇場をモチーフにした野球場の観覧席のようなシートが三段…”とある。私は何故か〔階段教室〕を思い出した。
      約200名のお客さま、家族づれも多い。客席の奥壁は傾斜のある板壁、すべり台のようでもあり、さっそく子供たちは見つけ、登り、すべり懸命に楽しんでいる。開演前、進行司会のT君が「このフロアーにはトイレはありません。一階です」と気にされてかアナウンスしきり。
      “カレイドスコープ”は2002年結成の日本初の混声(男2・女2)のアカペラ・コーラス・グルーブ。メンバーの坂口夫妻は「自分たちのコーラスの原点は北野高校での部活動だ」という。賛助出演は“フォア・ローゼズ”男声4声コーラス。


      カレイドスコープ

      フォア・ローゼズ

      「歌うことを楽しむ」このグループは曲目の解説を交えながら、さらに坂口夫妻の漫才もどきのコントもあり、同窓会館ならではの家族的な楽しい雰囲気で進 行。お客さまの中には稜声会(北野高校コーラス部OB・OGの会)や淀川混声合唱団の方も多く“みんなで歌う”コーナーも盛り上がり2時間余のコンサート も無事終了。ただし若干注文をつけると、マイクはセッティングされていたが(会場のせいか)何故か音に拡がりがない。無伴奏であるが故になお「響き」がほ しいと思った。

      多目的な小ホール?は企画によってそれなりに設備的に補正する必要がある。この六稜会館は、尊い寄付による六稜人の母校愛の結晶であり、広く地域社会に開かれた「文化発信拠点」をめざす…とパンフレットにもある。
      コンサート終了後、外階段に出ると青空のもと真下にプールが見えた。水泳部練習中。校舎、グランド、体育館、運動部の部室など昔の面影を求め歩いてみる。 ふと50数年前にタイムスリップする。焼け野原だった十三の街、床が傾斜している講堂、銃弾の痕の残るタイル張りの校舎、男女共学になったので急場づくり の料理教室や女子便所など、すべてセピア色した写真の風景が目に浮かぶ。

      今日は青い空に白い校舎。その蔭で譜面台に向かってフルート練習中の女生徒。すれ違いに挨拶をする生徒が嬉しい。校門を出る。シャルル・アズナヴールの「帰り来ぬ青春」を思い出しながら…。

    Last Update: Jun.21,2004

 六稜トークリレー Talk Relay